秋田新幹線

Last-modified: 2024-03-17 (日) 07:14:46

登録日:2014/10/1 (水曜日) 08:16:15
更新日:2024-03-17 (日) 07:14:46
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秋田新幹線(あきたしんかんせん)は、盛岡?~秋田間を結ぶJR東日本のミニ新幹線である。
なお、東京~盛岡間で東北新幹線?との直通運転を行っている関係上、一般的には東京~秋田間も秋田新幹線と呼ばれるが、ここではあくまで盛岡~秋田間のみを取り上げる。

【概要】

路線自体は盛岡~大曲?間が田沢湖線?、大曲~秋田間が奥羽本線?である。
田沢湖線は全線、奥羽本線も多くの区間が単線である為、途中駅や信号場ですれ違いを行う関係で待ち合わせする事が多い。開業して以来、田沢湖線内の最高速度は130km/hのままであり、所要時間の短縮には東北新幹線の高速化が必須。
同区間の最高速度の引き上げや、併結する列車をやまびこ→はやて→はやぶさと変更していった事で全体的な所要時間は徐々に短縮されていったが、最新の列車技術を以ってしても東京~秋田間は最短で3時間37分かかってしまう。

因みに現在この問題に加え、赤渕~田沢湖間は土砂崩れや大雨といった自然災害の発生しやすい区間のため、これを解消すべく2021年から新仙岩トンネル建設を含む線形改良計画が進められることになった。

【列車愛称】

  • こまち
    開業時から設定されている。
    一時期一部の列車が「スーパーこまち」なんていう名前になっていた事もあるが、今ではこまちのみとなっている*1
    東京~秋田間15往復と仙台止まりの1往復を合わせて計16往復が運行されている。
    停車駅は大曲?・秋田の2駅、4往復のみ全駅、後は雫石を除く各駅に停車する。なお、仙台?止まりの1往復は仙台~盛岡間は通過せず各駅に停車する。「やまびこ」と併結されていた頃は宇都宮、郡山、福島のいずれかに停車する列車が1往復ずつ存在した。
    雫石ェ…。

【使用車両】

現在の車両

  • E6系
    計算上は最高速度360km/hで営業運転できる最新鋭の新幹線車両。車体は赤
    東北新幹線内では最高速度320km/h、在来線区間は最高速度130km/hで走行している。
    また、東北新幹線内では仙台始発列車以外はE5系との併結運転を行う。
    先頭部分がE3系より長くなったため、編成全体の定員数が減ってしまうことから7両で製造された。
    2014年の鉄道友の会ローレル賞受賞。

過去の車両

  • E3系0番台
    開業当初の車両で、東北新幹線内での営業最高速度は275km/h。
    連結の相手は200系、E2系、E5系と多種に渡る。
    登場当初は5両編成だったが、利用客増加により6両編成となった。
    2014年3月のダイヤ改正にてE6系に統一され、秋田新幹線からは撤退。
    一部の編成は山形新幹線に転用された。
    その後は東北新幹線で細々と使用されていたが、2020年に運用を離脱し翌年廃車となった。

駅一覧

東京~盛岡間については東北新幹線?を参照。
全区間を走行する田沢湖線?との乗り換えは省略。

  • 盛岡?
    東北新幹線・東北本線?山田線?花輪線?、IGRいわて銀河鉄道線?乗り換え。
    起点駅にして岩手県の県庁所在地盛岡市の中心駅。
    秋田新幹線は3階の東北新幹線ホーム、同じ区間を走行する田沢湖線は在来線用の地上ホームと分けられている。
  • 雫石
    日本の新幹線の全駅で停車本数が最小の4往復&新幹線の始発列車が8時33分と最も遅いという珍記録を持っている。
    ここで一部の普通列車は盛岡方面に折り返す。
  • 田沢湖
    駅名の示す通り田沢湖及び乳頭温泉郷や玉川温泉の最寄駅。
  • 角館
    秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線乗り換え。
    年間200万人訪れる東北地方有数の観光地で、「みちのくの小京都」とも呼ばれる角館の中心駅兼最寄駅。
  • 大曲?
    奥羽本線?乗り換え。
    新幹線と幹線の停車駅に加え全国花火競技大会の最寄駅である為、線内では盛岡駅、秋田駅の次に乗降客が多い。
    配線の関係で、ここからスイッチバックで方向転換をして奥羽本線内に入る。
  • 秋田
    奥羽本線(大館・青森方面)・羽越本線?男鹿線?乗り換え。終点駅。
    秋田県の県庁所在地にして秋田県第一の都市。
    夏の灯篭祭りは東北三大祭りの1つとなっている。

【余談】

水曜どうでしょう?の企画「サイコロ3?」において、大曲駅で「秋田新幹線で行く盛岡」の目を出したものの、この時藤村D?がロケ日時点(1997年3月9日)で既に開通していると勘違いしており、目を出した後に新幹線は開通しておらず、おまけに改軌工事で田沢湖線も運休していたことを知る。
ただ、代行バスが出ていたので、仕方なくそれで盛岡まで向かう様相が映された。恐らくメディア作品では秋田新幹線の代行バス運行の様相が記録された唯一の作品と言っていいかもしれない。
ちなみに大泉?はバスで熱を出しました。

追記・修正宜しくお願いします。



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*1 これはE6系とE3系の東北新幹線内での最高速度の違いにより、所要時間に差が出来ていたため。当時の「スーパーこまち」は「はやぶさ」と連結し300km/h、「こまち」は「はやて」と連結し275km/hで運転されていた。