登録日:2012-11-08(木) 14:26:28
更新日:2024-05-12 (日) 16:05:41
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●A.T.フィールドとは
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する用語で、
の略である。
エヴァンゲリオンを象徴するものの1つであり、ストーリー的にも非常に重要である。
使徒、EVA、そしてヒトが持つもの。
そしてヒトが持つもの。
そしてヒトが持つもの。
簡単に言えばA.T.フィールドとは、強力な波紋状のバリアのことで、あらゆる物理攻撃を遮断する、絶対領域である。ちなみに前述の正式名称を直訳すると絶対恐怖領域となる。
重要なのはATフィールドとは、
ということであり、
渚カヲルは『誰にでもある、心の壁』と称した。
後述するが、一般的なバリアと異なり、ATフィールドはATフィールドによって「中和(浸食)」することで無効化?が可能なのだが、神に等しい存在は、ATフィールドを一方的に中和する「アンチATフィールド」なるものを持っており、これに曝されるとバリアどころかヒトのA.T.フィールドまでも完全消滅してしまう。
●A.T.フィールドの活用
使徒を倒せるのがEVAだけと言われているのも、このA.T.フィールドが原因である。
使徒がA.T.フィールドを展開してしまうと通常兵器は何の役にも立たなくなってしまい、核兵器に匹敵するN2兵器をもってしてもせいぜい体表を一部崩すか足止めが精一杯である。*1
EVAもA.T.フィールドを展開し、使徒のA.T.フィールドを中和することにより、初めて使徒に触れ、倒すことが可能になる。
つまり、EVAが中和すれば通常兵器でも倒せるということになり、その一例としてガギエル戦では、A.T.フィールド中和後に艦隊の零距離射撃で見事撃破に成功している。
また、一定の強度までなら、中和せずとも陽電子砲レベルの莫大なエネルギーで強引に突破することも可能。
反対に、ゼルエル?戦の場合は、
「A.T.フィールドは中和してるはずなのに…」
というアスカ?のセリフにもあるが、フィールドや表面が硬すぎたり、何枚も重ねて張れる場合は中和しても効果が薄く、そのままでは倒せない使徒もいる。
第七話?での葛城ミサト?と赤木リツコ?のリアクションを見ると、NERV?外の人間が存在を知っているだけでも驚愕モノの機密とされているようだが、
第一話で碇ゲンドウと冬月コウゾウ?自らNERV外の人間の前で名前を出しており、真相はともかく名前は知られても構わないと上層部は思っている模様。
●作中での活躍
絶対領域であり、何人にも侵されざる聖なる領域のはずではあるが、結構侵されちゃってます。
例
◎サキエル?は暴走初号機に侵食される。
◎ラミエル?は初号機?のA.T.フィールドを可粒子砲で貫通させるが、ヤシマ作戦で貫通返しに合う。
◎サハクィエルは弍号機に切り裂かれる。
◎アラエル?はロンギヌスの槍で貫通される。
◎弍号機もロンギヌスの槍?(コピー)で貫かれる。
◎アルミサエルも貫通後に、触手で零号機に侵食する。
アラエル戦では、あんなでかい槍を第1宇宙速度で投げられたらさすがにA.T.フィールドでも防げないと思われたが、
どうやらロンギヌスの槍にはA.T.フィールドを破る能力があるらしく、コピーにもその能力は受け継がれている。
コピーは一度A.T.フィールドで止められたが、形状を槍に変化すると、ぐりぐりと突破し、弍号機の顔に突き刺さった。
A.T.フィールドは個々によって強さがあるらしく、ラミエル戦では『目に見えるほど強力』と表現されている。
また、サハクィエルはA.T.フィールドを利用して落下時の威力をあげているらしい。
A.T.フィールドという頑丈な壁を前に出しながら落ちる事で、A.T.フィールドの硬度がそのまま威力に繋がるという事だろう。
同じ高さと速度でも、ゴムボールが落下するよりも硬い鉄球が落下した方が衝撃は大きい。
アスカは一度だけ武器としても利用しており、群がる戦自の航空部隊を一掃している。
放送当時、視聴者の言葉をシンジ?君が代弁してくれました。
ヒトの持つA.T.フィールドとは、個々を別けるための心の壁であり、自らを形作っているものである。
A.T.フィールドをなくしたヒトは、みなL.C.Lとなり溶けてしまう。
人類補完計画とは、ヒトのA.T.フィールドをなくして、1つになることである。
「みんなのA.T.フィールドが消えていく」
というマヤ?のセリフはそれを指している。
おとなもこどもおねーさんもみんな持ってる。
それがA.T.フィールドである。
●スーパーロボット大戦におけるA.T.フィールド
他作品のバリアと同じ扱いであり、4000以下のダメージを無効にする。
作品によってはシンジやレイ?は隊長能力やエースボーナスで無効ダメージが増えることがある。
その効果はビーム攻撃限定とか射撃攻撃限定といった制約もなく、遠近問わずあらゆる攻撃に適用される。
小隊攻撃や援護攻撃が意味をなさないことが多く、ちまちま削ることは不可能である。
熱血などを使えばさほど大きな問題にはならない。
これについて、エヴァの庵野監督は「コンバトラー?の超電磁スピンで破れるよ」という旨の発言をしている(『電撃PlayStation』Vol.106)。
だがこの出典がネット上ではほとんど広まっていなかったためか、一部ではこの出典よりは入手しやすいであろう、ケイブンシャの『スーパーロボット大戦Fを一生楽しむ本』に収録された寺田プロデューサー?のインタビューが元となったガセネタとして認識されている。
味方でA.T.フィールドを使える意味正しいシステムと言える魚で貫くようなヤツはほぼおらず、EVAのみで無傷で一掃するのも簡単である。
援護防御としても優秀。
ただし、あくまで無効化であって軽減ではないため、貫かれると良くて瀕死であり、一撃で落とされるのも珍しくない。装甲やHPを上げて対策しよう。
また、発生条件に気力(100以上)が必要であることが多く、イベントなどで下がった場合も注意しよう。
防御時のセリフ
「き、効くもんか」
「あんたばかぁ?」
「……無駄よ」
は、人によっては聞き飽きるほど聞くことになる。
もちろん敵として登場する使徒もA.T.フィールドを持っており、同じくフィールドを持つEVAなら原作通りA.T.フィールド中和してダメージを与えられる。
が、それは同時にEVAのA.T.フィールドは使徒に対しては無効化されることを意味するため、
原作とは逆にEVAを使徒にぶつけずにA.T.フィールドを威力で強引に貫通できるスーパーロボット達の必殺技で袋にして倒してしまう戦術がとられがち。
そういう意味では原作と立場が逆転しているとは言える。
このためか、α?ではEVAと使徒のATフィールド中和能力はなかった。
ちなみに、このEVA以外のロボットでも使徒を倒せるというシステム故に、EVA初登場作品であるFや次の登場であるαでは、「EVAが無くても使徒は倒せるのだから、自分が命をかけて戦う必要はないのでは」と考えたシンジが脱走するシナリオが存在する。
Fではこれにより庵野監督提案のブライト?による修正イベントが発生し、アムロがシンジを諭す事に。
αでは街中ですれ違ったロンド・ベルの面々*2が「EVAが味方にいてくれたら使徒との戦いも楽になるのに…」と言っているのを聞いて思いなおし、自分から戻ってくる。
●余談
庵野監督によれば、A.T.フィールドをこじあけるシーンは服をひきちぎるイメージで絹を裂く音を入れており、つまりは〇姦?の恐怖から「絶対恐怖領域」「心の壁みたいなもの」と発展していったとか。
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『ATフィールドが中和出来る方、追記・編集お願いします!!』