出題傾向
①伝票問題
・伝票に記入させる問題。
・伝票から仕訳させる問題。
・伝票から元帳に仕訳させる問題。
②決算仕訳では、純利益売上の仕訳と決算にさいして、判明した事柄についての仕訳が出題されている。
最近では、勘定面から損益勘定に振り返る決算仕訳が出題された。
再振替の仕訳、引出金勘定から資本金勘定に振り替える仕訳も出題されている。
③訂正仕訳は、以下の4つが出題される。
1.誤りを発見して訂正する仕訳。
2.示された仕訳について誤りを訂正する仕訳。
3.示された仕訳に誤りがある場合、新たに仕訳する出題。
4.解答欄の金額が示されている問題。
④その他、多様な問題が出題される。
・当座勘定を、当座預金勘定と当座借越勘定の2勘定で示す問題。
・資本金勘定から、引出金・資本金勘定に記入する問題。
・売上原価勘定を用いた場合の決算仕訳。
・取引を引出金勘定と租税公課勘定の空欄に記入する問題。
出題項目
● 伝票問題 → ①主に取引から伝票記入
(出題例)①振替伝票・入金伝票に記入。②振替伝票・出金伝票に記入など。
②取引から一部の伝票の記入面にもとづき、他の伝票に記入。
③伝票から取引を推定し、仕訳または伝票に記入
④伝票から元帳に転記。
●決算仕訳誤りの訂正仕訳 →(出題例)①受取利息勘定から損益勘定へ振替える決算仕訳。
②前払家賃勘定の再振替えの仕訳
●誤りの仕訳の訂正仕訳 →(出題例)・売掛金入金の処理の誤り。
・建物売却の処理の誤り。
・商品掛け仕入れの貸借逆記帳。
・水道光熱費支払いの二重記帳。
●仕訳に誤りがあれば正しい仕訳。
ポイント・注意点
● 伝票問題の、取引から伝票に記入させる問題は、入金伝票(出金伝票)と振替伝票の両方に記入させる問題がよく出題される。
● 入金伝票・出金伝票・振替伝票・仕入伝票・売上伝票の記入法を理解する。
● 各伝票の記入例か面から仕訳する方法、元帳に転記する方法について理解する。
● 一部現金、残額を掛けとする仕入れ・売上の取引の記入には、2つの処理方法があることに注意する。この点についての出題が多い。