簿記の資格は大きく分けて次の3種類です。
①日商簿記
②全経簿記
③全商簿記
があります。ここでは、日商簿記以外の簿記について見ていきましょう★彡
各検定の難易度としては一概には言えませんが、日商簿記1級・全経簿記上級>日商簿記2級>全経簿記1級>全商簿記1級>全経簿記2級>日商簿記3級>全経簿記3級・全商簿記2級>全商簿記3級といわれています。
全経簿記
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主催団体
(社)全国経理学校協会
試験区分
上級・1級・2級・3級・4級の5区分
試験日
① 毎年7月の第2日曜日
② 毎年11月の第4日曜日
③ 毎年2月の第3日曜日
試験科目
上級=会計学/商業簿記/工業簿記/原価計算
1級=会計(商業簿記を含む)/工業簿記
2級=商業簿記
3級=商業簿記
4級=商業簿記
受験手数料
上級=7,000円
1級=3,000円(会計、工業簿記それぞれ1,500円)
2級=1,500円
3級=2,040円
4級=1,530円
受験申込方法
検定試験日の約2ヵ月前より、全国の会員校で申込受付しています。
合格基準
1級~4級は100点満点中70点以上
上級は各科目が40点以上で全4科目の合計が280点以上
合格発表
1級~4級は試験日から1ヶ月以内に各試験会場校で発表
上級は試験日から約2ヶ月後に各試験会場校で発表
全商簿記
全商簿記検定は全国の商業高校の生徒が簿記知識を向上させるために受ける場合が多く高卒の新卒に限り就職では評価されます。一般的に簿記の検定といえば日商簿記なのでそれ以外の場合は就職、転職にはあまり評価対象にはされません。
主催団体
全国商業高等学校協会
試験区分
1級(会計/工業簿記)・2級・3級の3区分
試験日
① 毎年1月の第4日曜日
② 毎年6月の第4日曜日 〔年2回〕
試験科目
1級=会計(商業簿記を含む)/工業簿記
2級=商業簿記
3級=商業簿記
受験手数料
1級 1,000円(会計)
1級 1,000円(工業簿記)
2級 1,000円
3級 1,000円
受験申込方法
在籍する商業高校からの申し込み
合格基準
1級は各科目が80%以上の成績
2、3級は80%以上の成績
合格発表
試験日から1ヶ月以内に各試験会場で発表
その他の簿記の種類
- 農業簿記
農業経営というのは一般的な業種に比べて保有する資産や生産される作物の種類が多いのが特徴。だから、収入や支出の形態も非常に多様なため、農業経営は複雑なものと言える。そこで自分農業経営の実態を正確にとらえるために、キチンと簿記記帳することが大事。農業簿記は、その重要な簿記記帳するための技術! - 林業簿記
第一次産業である林業における簿記のことをいう - 建設簿記
建設業ってのは、大規模な「ヒト」「モノ」「カネ」やを使って、長い期間をかけて仕事を仕上げるのがその特徴であり、建設業簿記はまさにそうした特殊性に 対応している。
→ 建設業経理士検定試験
建設業経理検定は、建設業経理に関する知識と処理能力の向上を図ることを目的として財団法人建設業振興基金が行っているもの。
- 銀行簿記
銀行業で用いられる複式簿記のことであり、銀行の場合は
貨幣が商品となる。「預金」は顧客の要求に応じて返さないといけないので、簡単に言うと「借金」として計上することになる。 つまり顧客から見て「資産」は、銀行側から見ればその反対の「借金」。これは一般企業が使ってる簿記にはまったく当てはまらないコトを意味している。反対の処理をしないといけない。 - 官用簿記
- 組合簿記
- 農協簿記
農業協同組合で使われており農協で使う様々な業種をカバーする簿記のことをいう。農協の業務をカバーする勘定科目を使い、購買や販売等については独自の勘定科目名称を用いる。 - 漁業簿記
漁業における簿記であり、漁場料や餌代といった経費を帳簿につけないといけない。漁業者が自身の経営状況をしっかりと把握し漁業をより効率的に運営するための手段である。 - 英文簿記
→BATIC英文会計
東京商工会議所主催検定試験