【探索―2:村長に会いに行く】
『探索者は村長に相談。あるいは、村から出たいと懇願に向かう。もしくは、村長に疑いを覚えて、村長宅を漁りに行くことにした』
【1.探索者は何かしらの目的を持って村長に会いに行く。】
・滞在一日目かつ、最初に家に訪れた探索者(あるいは達)は【目星】を行う。
村長の家に初めて訪れた時、【目星】を行う。
→【失敗時】:村長が何かをしたが、それが何かはわからない。
→【成功時】:机の上には『お守り』・『藁人形』が置かれている。
お守りが自分たちに渡された物だと気が付き、それが複数ある。
また、藁人形が探索者分(村に新しく訪れた人数分)用意されていることに気がつく。
上記を確認後、村長には何くわぬ顔でササッとそれらを隠す。
→二回目の【目星、聞き耳、アイディア】判定
→【成功時】:机の引き出しにでも隠したのだろう。
→【失敗時】:どこに隠したのか予測がつかない。最悪村長が持っているのではないかと思う。
※この際、発見できる藁人形は特に害はない。
なくなると村長が困り顔で一日探した後、新しいのをまた作成する。
※この時の藁人形は1日目以降は、
どこかへ(倉庫1の中、あるいは部屋のどこかに隠されているもう一つの倉庫2へ)移動する
※倉庫2の場所はKPで決める。
※お守り→『普通のお守り』。
普通のお守りには、SAN値増加などの特典はない。
儀式を行うことでSAN値増加、あるいは減少の、特典が発生する。
→【村抜けの儀式(真)を自ら行った場合】:お守りが呪われたお守り化する。
→【恋愛成就のお守り化を自ら行った場合】:他人に与えることで、その者のSAN値が増加する。自分は増加しない。
普通のお守りは、村長の机の上に幾つも置かれている。
机の上のお守りは、セッション中探索者の人数以上の『普通のお守りの完成品』はない、あるいは存在しない。
『村長宅』
自宅には数多くのお土産品や村のポスター、古い本、家具が置いてある。
『目星で得られる情報』
・奥には土間の台所がある。食材や調味料がふんだんに揃っている。
・洋服ダンスの中には防臭剤が数多く入っている。
→目星に成功すると、【地域振興ソング←逆再生(※お守り作成ソング)】と書かれたメモを発見できる。
→ラジオを修理し、再生すると、『なにかの呪文(恋愛成就のお守りを作るための呪文)』を覚えられる。
・裏の洗濯場には洗濯機・風呂があり、洗濯機は酷く汚れていることに気がつく。
→【目星】に「成功」することで、その詳細(カビではない黒ずみ)を知る。
→【アイディア】に「成功」することで、それが『血』ではないかと気がつく。
→【医療、応急処置】で判定し、「成功」すると、【それが”血”だと分かる(1d2のSANチェック)】。
→村長に聞いても「料理中の怪我」や「獣に襲われて」としか言わない。
→※そして監視が付くようになる。※村長が目撃した場合も同状態になる。
・本棚には古い本が入っている。
→詳細は【2.本棚を調べる】へ
・本棚の近くには古い大きめのラジオ、そしてラジオよりも一回り大きい機材を発見する。
◆『大きな機材』
→【知識判定】→【成功時】:大きな機材が『無線機』だと分かる。
◆『大きめのラジオ』→故障している
→【修理】して再生する
→大音量で【地域振興ソング(作:村長、歌:村長)】が流れる
→漁っているのがばれる。また、村長と敵対することになる。
→さらに意味不明だが明るい音調と歌に頭が犯され、【3/1d3+3のSANチェック】
→【アイディアまたはオカルト、あるいは神話技能】で判定し成功すると、癒され【1d3+3のSAN値回復】
→【オカルトで成功】:それが声を逆再生しているモノだと分かる。
→【神話技能で成功】:逆再生された呪文のように思える。
※修理する前に、注意深く見ておけばカセットテープを取り出せる。
→修理した途端に流れるのは【砂嵐】になり、【幸運判定】に成功すると、周りの人に気がつかない。
→さらに、タンスで発見した【逆再生:地域振興ソング(お守り作成ソング)】を再生することも出来る。
→【×】逆再生で再生すると【上記:地域振興ソング】が流れてしまう。
※アイディアなどの救済処置が必要。
→【○】そのまま再生すると【恋愛成就のお守りを作るための呪文】が再生される。
→【お守りが作成できない場合】:1d3のSAN値回復。
→【お守りが作成出来る場合は】:恋愛成就のお守り作成成功+1d3のSAN値回復
※ただし、お守り作成ソングを入れてから再生すると【砂嵐】ではなく、
大音量の【お守り作成ソング】が流れることになり、村人・村長に気が付かれる上に追われることになる。
※タンスの中をあさり、壊れていたラジオを流している→「ヤバイ、秘密がバレたかもしれぬ!」
→強制的に裏山に連れて行かれる。
→逃げ切ることは可能。
【2.本棚を調べる】
※村長が居ない場合のみ可能
【目星】判定
→【失敗時】:注意深く探す場合(長時間)を除き、何も気が付かない
→【成功時】:酷く埃を被っている本棚の一箇所だけが、埃をかぶっていないことに気がつく。
→【その箇所の本を手に取る】:村長の日記を手に入れる(一日遅れで書かれている)。
→本の裏には何かがあるのに気がつく。
→他の本を退かすと古いダイアル式の金庫が出てくる。鍵がかかっている。
→日記を見る場合は、【目星、もしくは図書館】。
【成功時】:日記の内容を知り、なおかつ金庫を開けるための番号を知る
【失敗時】:日記の内容しかわからない。あるいは時間をかけることで、金庫の番号を知る。
→日記を更に読み込んだ場合【目星、もしくは図書館】
→【成功時】:恋愛成就のお守りが呪文で作られていることを知る→【0/1d3のSANチェック】。
→作り方が書かれたメモ紙がタンスの裏に貼られていることを知る。
また、呪文もタンスにあることをしる(カセットテープだとは書かれていない)
→【失敗時】:時間をかけることで、上記の情報を知る。
→日記を、またしても更に読み込んだ場合【目星、もしくは図書館】
→【成功】:村長作の【某あの人】の絵についての日記が出てくる。
→【次のページに絵がありそうだが?】
→【見る】;(SANチェックの量は、日記の内容で変動する
→【見ない】特に無し。しかし、その絵からは本能的に恐怖を感じ取る【-3のSANチェック】
→【見ないと選択した後に見た場合】:その絵は紛れも無いあの人です【1/1d100のSANチェック】
→【失敗】:村長作の【某あの人】の汚れて見れなくなった絵が出てくる→【1/1d3のサンチェック】
【金庫を開ける】
→2つの錆びついた鍵と、『村抜けの儀式(真)』の方法が書かれた和紙が入っている。
→【目星】で判定
→【成功】:(1d3-1)個の恋愛成就のお守りを手に入れる。(導入時のお守り処理を、入手した個数分行う。
→他にもお守りがあることに気がつく。だが、それは酷くボロく古い見た目をしている。
→【それも入手した場合】:【下記、目星失敗時】と同じ処理を行う。
→【失敗】:呪われたお守りを手に入れてしまう。
→【幸運】で判定
→【成功時】:咄嗟にお守りを投げ捨てられる。他のお守りに手出しをできなくなる。
→【失敗時】:1d6のSANチェック&昨晩現れた神話生物に魅入られるイメージ、夢の中と同じ量のSANチェックを行う。
※もしも本を退かして金庫を確認した場合、たとえ本をすべてキレイに戻したとしても、
他の部分の埃が薄れていることに気が付かれる可能性がある。技能によっては偽装可能。
【村長の所在について】
『基本的な村長の有無』
・村で何かがおきなければ、基本いつ訪れても家に居る。
・村長が居る間に、村長宅を探索することは非常に難しい。
・探索者が他の場所で何か行動を起こしている為、家に居ないことはあり得る。
・それ以外を理由に家に居ない場合は【幸運判定】を行う。
『例外的な村長の有無』
・裏山を許可なく探索されたことに気がついた場合、絶対に村長は裏山の様子を確認しに行く。
・誰かが発狂している場合、その制圧、その後裏山に向かう為、一日中居ない。
・誰かが神話生物と結ばれたら、三日間居ない
→二日目以降、村に出るたびに【幸運、あるいは目星判定】に「成功」することで、そのことに気がつく。
・訪れた理由によっては、村長は姿を消すことがある。
→この村から【恋を”成就させず”に逃げ出そうとしている】
→どこからともなく察して村長は都合よく姿を消す。
その際、制限時間を設ける。探索には時間を消費する。
制限時間を超えた場合、村長と強制的に【相談】することとなる。
その場合、『村抜けの儀式(偽)』を教えられることになる。
→『村抜けの儀式(偽)』に違和感、あるいは疑いを覚えなければ、
村から出ていきエンディングとなる。※心理学不可能
→村人の対応によってはその限りではない。(村抜けの儀(真)を施されるかもしれない。
※し か し 、 ここでは【村抜けの儀(真)が行われるとは知り得ない為】、プレイヤーは村に残り探索を続けることも可能。