コックピット/CDU/SYS

Last-modified: 2012-06-12 (火) 23:01:27

システム(SYS)ページはAAPページ選択スイッチがOTHERにセットされている場合に、SYS FSKを押すことで表示される。CDU起動Built In Test (BIT)の完了後にSYSページが選択されると初期設定データが表示される。このページとそのサブページは、GPSやINS航法装置のステータスチェックに使用され、またCADC、CDU、HARS、LASTEの様な関連するシステムや、その他の関連する航法入力装置のステータスチェックにも使用される。SYSページはメインページと、そこから分岐する各サブページで構成されている。

SYSメインページ

ページ1

SYS_P1.JPG
  • 分岐LSK これらのLSKを押すことで各サブページへ移動する。
     
  • ページ番号 (R10)
    現在のページ番号/総ページ数で表示される。ページを切り替えるにはページロッカースイッチを使用する。
     
  • スクラッチパッド (L10)

ページ2

SYS_P2.JPG
  • 分岐LSK これらのLSKを押すことで各サブページへ移動する。
     
  • スクラッチパッド (L10)

EGIサブページ

ページ1
組込GPS INS(EGI)サブページ(全4ページ)は、SYSページでEGI LSKを選択することで表示される。このページにはEGIの動作モードが表示され、航法データがINSとGPSシステムのどちらか一方か、もしくは両方から提供されているのかが確認できる。またこのページにはデータの品質(Figure of Merit)とEGIのテスト結果も表示される。

EGI_SP1.JPG
  • EGI INSステータス (L3)
    EGI GPSステータス (中央3)
    EGI Missionization Section (MSN)ステータス (R3)
    これらのステータスには以下のいずれかが表示される。もしこれらのステータスにNかFが表示されている場合、SYS/GPSページやSYS/INSページでこれらの航法装置の状態を詳しく調べることができる。
    • N(未作動)
    • I(初期化中)
    • V(有効)
    • F(故障)
    • T(テスト)
  • FLIGHT DRIVERステータス (中央5)
    現在のフライトドライバーのステータスが表示される。このステータスはNAVページで選択することができる。INSやGPSシステムのどちらかが作動しなくなった場合を除き、通常はBLENDEDにセットされる。しかしもし作動しなくなった場合、INSかGPSのどちらか一つの動作モードを選択したほうが良い。
    • BRENDED: INSとGPSナビゲーションの組合せ。
    • INS: INS単独のナビゲーション。
    • GPS: GPS単独のナビゲーション。
  • EGI INS Figure of Merit (FOM) (L8)
    FOMは装置の性能品質を示す。ここではINSが提供する航法データの精度を示すために使用される。これは1から9の範囲で26mから5,000mの精度を表し、FOMが低ければ低いほどINS提供データの精度が高いことを表す。アスタリスク(*)シンボルはFOMが不明であることを示す。
     
  • GPS Figure of Merit (FOM) (中央8)
    現在のEGI GPSのFOMが表示される。これは1から9の範囲で26mから5,000mの精度を表し、FOMが低ければ低いほどGPS提供データの精度が高いことを表す。アスタリスク(*)シンボルはFOMが不明であることを示す。
     
  • EGI BRENDED(BLD) Figure of Merit (FOM) (R8)
    現在のEGI BRENDEDのFOMが表示される。これは1から9の範囲で26mから5,000mの精度を表し、FOMが低ければ低いほどEGI提供データの精度が高いことを表す。アスタリスク(*)シンボルはFOMが不明であることを示す。
     
  • ページ番号 (R10) ページ1/4。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ2
SYS/EGIページの2ページ目には幾つかのEGI Shop Replaceable Units (SRU)とOperational Flight Programs (OFP)のステータスが表示される。

EGI_SP2.JPG
  • SPUステータス  (L3) EGIシステム処理装置のステータス。
    GPSステータス  (R3) EGI GPS受信機のステータス。
    ISAステータス  (L4) 慣性センサアセンブリのステータス。
    IEステータス   (R4) 慣性エレクトロニクスのステータス。
    PSステータス   (L5) EGI電源のステータス。
    MSNステータス  (R5) 設定可能なアビオニクスインタフェースカードのステータス。
    CHASSISステータス (L6) EGIシャーシのステータス。
    これらのステータスには以下のいずれかが表示される。もしこれらのステータスにNかFが表示されている場合、SYS/GPSページやSYS/INSページでこれらの航法装置の状態を詳しく調べることができる。
    • N: 未作動
    • I: 初期化中
    • V: 有効
    • F: 故障
    • T: テスト
  • EGI OFP ID (L7) ロードされたEGI OFPソフトウェアのID表示。
     
  • EGI OFPステータス (L8) ロードされたEGI OFPソフトウェアのステータス。
     
  • GEM OFP ID (L9) GPS受信機OFPのID表示。
     
  • ページ番号 (R10) ページ2/4。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ3と4
3ページ目と4ページ目にはEGI BITの結果情報のみが表示される。このCDUのシミュレーションではこれらは変化せず機能しない。

EGI_SP3.JPG
EGI_SP4.JPG

INSサブページ

INSページはSYSページでINS LSKを選択すことで表示される。INSサブページからINSナビゲーションパッケージ調整の監視と制御、現在のINSポジションの確認、およびINSのアップデートが行える。これらのサブページはINSの調整時とINS障害の診断の為に最もよく使用される。INSはEGI起動時に自動的に調整を開始する。このページの各LSKを使用することで以下のINSサブページへ移動できる。

  • ALIGN
  • ALT ALIGN
  • POS
  • MISC
  • INSSTAT
  • UPDATE
    INS_SP.JPG

INS ALIGNサブページ

INS_ALIGN_SP.JPG
  • ポジションソース(POS SOURCE) (L4)
    DTCからロードされたデータは、調整ポジションの取得に使用されているため、ここにはAUTO(DTC)が表示される。
     
  • 座標方式選択(L/LまたはUTM) (L5)
    このLSKを押すことで機体初期位置(INIT POSIT)を、緯度/経度かUTM座標のどちらかで表示する。
     
  • 初期位置の緯度/グリッドと回転楕円体 (L7)
    座標方式により初期位置の緯度(L/L)か、グリッドと回転楕円体(UTM)のどちらかで表示される。
     
  • 調整時間とステータス (L8)
    左の数字はINS調整モードの経過時間を示し、右の数字は調整ステータスを示す。ステータス表示にはINIT(初期化モード)、ATTD(有効姿勢情報)、ATTD+HDG(有効姿勢針路情報)が含まれる。
     
  • 初期位置の経度/地域、偏東距離、偏北距離 (L9)
    座標方式により初期位置の経度(L/L)か、地域、偏東距離、偏北距離(UTM)のどちらかで表示される。
     
  • GROUND調整 (R3)
    地上で機体を始動し調整を行う場合、デフォルトでGROUNDが選択される。これは完全なジャイロコンパス調整が行われる。EGIスイッチがONにされると自動的に開始され、この地上調整には平均5分を要する。正しい調整の為には機体が静止していなければならない。
     
  • INFLT(飛行中)調整 (R5)
    地上移動中か飛行中にINSを再調整する必要がある場合に使用される。この調整プロセスではINSで測定した現在地と速度が使用される。飛行中調整を行う前には、ナビゲーションモード選択パネルでEGI STR PTとANCHRを選択解除するか、あるいはHARSを選択した方が良い。EGI INSの調整にはEGI GPSが使用される。このプロセスには5分から10分ほど要する。
     
  • NAV(ナビゲーション) (R7)
    調整が完了すると、点滅するINS NAV RDY告知で示され、NAV LSKを押すことでINSを調整モードから航法モードへ切り替えることができる。
     
  • INS (R9) INSメインページに戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

INS ALT ALIGNサブページ

このページはALIGNページとほぼ同じになっている。ここでは機首磁方位の手動入力と共に、高速調整機能が利用できる。このページでは地上や飛行中の調整機能は利用できない。高速調整はEGI GPSが利用できないか、低精度だが素早い調整が必要とされる場合に使用される。

INS_ALTALGN_SP.JPG
  • ポジションソース(POS SOURCE) (L4)
    DTCからロードされたデータは、調整ポジションの取得に使用されているため、ここにはAUTO(DTC)が表示される。
     
  • 座標方式選択(L/LまたはUTM) (L5)
    このLSKを押すことで機体初期位置(INIT POSIT)を、緯度/経度かUTM座標のどちらかで表示する。
     
  • 初期位置の緯度/グリッドと回転楕円体 (L7)
    座標方式により初期位置の緯度(L/L)か、グリッドと回転楕円体(UTM)のどちらかで表示される。
     
  • 調整時間とステータス (L8)
    左の数字はINS調整モードの経過時間を示し、右の数字は調整ステータスを示す。ステータス表示にはINIT(初期化モード)、ATTD(有効姿勢情報)、ATTD+HDG(有効姿勢針路情報)が含まれる。
     
  • 初期位置の経度/地域、偏東距離、偏北距離 (L9)
    座標方式により初期位置の経度(L/L)か、地域、偏東距離、偏北距離(UTM)のどちらかで表示される。
     
  • 高速調整 (R3)
    この調整モードはGROUNDやINFLT調整より大幅に精度が低下するが短時間で完了する。高速調整は保存された針路データと、最適な有効機首真方位(BATH)に基づいている。一般にこのモードはEGI GPSデータが利用できないか、精度を犠牲にして迅速な調整が必要とされる場合に使用される。(機能していない?)
     
  • MH(機首磁方位) (R5)
    ここには機首磁方位が表示される。もしデータが正確では無い場合、スクラッチパッドにMHの角度(XX.X)を入力し、そしてこのLSKを押すことで変更することができる。(機能していない?)
     
  • NAV(ナビゲーション) (R7)
    調整が完了すると、点滅するINS NAV RDY告知で示され、NAV LSKを押すことでINSを調整モードから航法モードへ切り替えることができる。
     
  • INS (R9) INSメインページに戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

INS POSサブページ

このポジションページには現在のL/LとUTM座標、そして予測横方向経路逸脱量が表示される。

INS_POS_SP.JPG
  • L/L座標 (L3、L4) この2行には現在地の緯度と経度が表示される。
     
  • UTM座標 (L6、L7) この2行には現在地のUTM座標が表示される。
     
  • 横方向経路逸脱量 (L8)
    選択航路(HSIで示される)の左(L)か右(R)の横方向経路逸脱量がマイルで表示される。この表示はポジションソースがBLENDEDかINSの時は9.9NM、GPSの時は5.4NMが上限になる。
     
  • GPS ALT (L9) ここにはEGI GPSで計算された海抜高度(MSL)が表示される。
     
  • ポジションソース (R3) 現在地の測定方法をBLENDED、GPS、INSの中から選択できる。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

INS INSSTATサブページ

このページにはEGI INS表示モード、さまざまシステムへのINSデータ送信ステータス、および姿勢(ATT)モードの選択が表示される。

INS_INSSTAT_SP.JPG
  • EGI INSモード表示 (L3) EGI INSの現在のモード表示。
    • OFF  OFF
    • STBY スタンバイモード
    • GC  EGI INSのジャイロコンパス(通常)調整実行中
    • AA  飛行中調整
    • SH  保存された針路調整
    • NAV  ナビゲーションモード
    • BATH 最適な有効機首真方位モード
    • ATT  姿勢モード
    • TEST Built In Test (BIT)実行中
    • NARF 航法調整リファインメントモード
  • ATT(姿勢)モード (L5) ATTが選択されるとEGIが無効になり、HARSが選択される。(機能していない?)
     
  • INSシステムステータス (中央L4~L9)
    以下のシステムのEGI INSデータステータスが表示される。これらのステータスにはV(有効)かF(故障)が表示され、NAV RDYにはこれに加えD(低精度ナビゲーションのみ)も表示される。
    • ADI ATT  ADI姿勢データ
    • HUD ATT  HUD姿勢データ
    • NAV    ナビゲーションデータ
    • NAV RDY  有効ナビゲーションデータ
    • ALTITUDE  高度データ
    • SENSORS  センサーデータ
  • スクラッチパッド (L10)
     

INS UPDATEサブページ

このページでは選択したウェイポイントの上空を飛行する時に、オーバーヘッドINSアップデートを行うことができる。基本的な手順は、飛行先データベースからウェイポイントを選択、PROCEED LSKを押す、既知の地点(目立つランドマークの様な)のウェイポイント上空を飛行する、CDUのMK(マークポイント)ボタンを押す、といった流れで行う。その後に、そのINSアップデートデータを適用するか破棄するかを選択できる。

INS_UPDATE_SP.JPG
  • アップデートウェイポイント (L3)
    このウェイポイントは上空を飛行することでINSアップデートの基点に使用される。AAPのSTEERスイッチを使用することで順に切り替えることができる。
     
  • アップデートウェイポイントへのDIS(距離) (L4)
    この行には選択されたアップデートウェイポイントへの距離(X.X)が海里で表示される。
     
  • アップデートウェイポイント名 (L5)
    選択されたアップデートウェイポイントのデータベース名が表示される。
     
  • アップデートウェイポイントまでの所要時間(TTG) (L6)
    入力したアップデートウェイポイントまでの予測所要時間が表示される。
     
  • アップデートウェイポイント座標 (L7,L9)
    座標方式の設定により、選択されたアップデートウェイポイントのL/LかUTM座標のどちらかがこの2行に表示される。
     
  • 座標方式 (R3) 座標方式のL/LとUTMを切り替える。
     
  • Magnetic Variation 磁差(MV) (R5) アップデートウェイポイントの磁差が0.1度単位で表示される。
     
  • PROCEED (R7)
    これを押した場合、CDUのMKボタンを使用しINSアップデートを実行できるようになる。MKボタンは選択したアップデートウェイポイント上空で押す。
     
  • 標高(EL) (R9) 選択されたアップデートウェイポイントの標高。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

INS UPDATE AC REJサブページ

一度MKボタンが押されると以下の画面が表示される。この画面によって座標や標高が目的の物か確認し、ACCEPT(承諾)とREJECT(棄却)を決定する。

INS_UPDATE_AC_REJ_SP.JPG
  • 座標方式 (R3) 座標方式のL/LとUTMを切り替える。
     
  • ACCEPT INSアップデート (L5) この地点でのINSオーバーヘッドアップデートを承諾する。
     
  • REJECT INSアップデート (R5) この地点でのINSオーバーヘッドアップデートを棄却する。
     
  • アップデートウェイポイント座標 (L7、L9)
    座標方式の設定により、選択されたアップデートウェイポイントのL/LかUTM座標のどちらかがこの2行に表示される。
     
  • 北/南位置誤差 (L6) 北/南の位置誤差が0.1海里単位で表示される。
     
  • 東/西位置誤差 (R6) 東/西の位置誤差が0.1海里単位で表示される。
     
  • 機首磁方位(MHD)誤差(R7)および距離(DIS)誤差(R8)
    EGI INS位置アップデート誤差の機首磁方位の角度と、距離の海里が表示される。
     
  • 標高(EL) (R9) 現在のステアポイント標高が表示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

GPSサブページ

このGPSページはSYSページでGPS LSKを選択することで表示される。このページにはGPSナビゲーションステータスと追加のサブページへの分岐が表示される。これらのサブページはGPS追尾精度(FOM)、Built In Test (BIT)の結果、およびGPSキー設定を確認するために最もよく使用される。

GPS_SP.JPG
  • 初期化(INIT)モードアクションLSK (L3)
    GPS INITモードの選択が行える。INITモード中はアスタリスクで示され、これはEGI GPSシステムの初回起動時や、ミッション中の故障時に再起動された後に表示される。
     
  • ナビゲーション(NAV)モードLSK (L5)
    GPS NAVモードの選択を行える。MAVモード中はアスタリスクが表示される。これはEGI GPS初期化完了後の通常動作モードになっている。
     
  • GPS Figure of Merit (FOM) (中央3)
    GPS FOMが1~9で表示される。数値が低いほどGPSデータが高精度である事を示す。1は26m未満を表し9は5,000mより大きい事を表す。
     
  • 予測水平方向誤差(EHE) (中央4)
    GPSの予測水平方向誤差(EHE)がフィートで表示される。このデータはNAVモードの場合にのみ有効。
     
  • 予測垂直方向誤差(EVE) (中央5)
    GPSの予測垂直方向誤差(EVE)がフィートで表示される。このデータはNAVモードの場合にのみ有効。
     
  • 衛星追跡状態(STS) (中央6、7)
    ナビゲーション・ソリューション算出に使用される衛星の数(0~4)が、ステート5(ST5)かステート3(ST3)に表示される。ST5とST3の合計数は0から4になる。ステート5は望ましい状態を表し、最も高いGPS FOMを提供する。EGI GPSが衛星から位置情報と速度情報の両方を受信している場合、その衛星はステート5に表示される。EGI GPSが位置情報のみを受信している衛星はステート3に表示される。通常、ステート3は最初の衛星捕捉時や、ジャミングもしくはノイズ時に一時的に発生する。
     
  • GPSSTATページ分岐LSK (R3) GPSステータス(GPSSTAT)ページを表示する。
     
  • GPSBITページ分岐LSK (R5) GPSBITページを表示する。BITデータが利用できない場合には機能しない(矢印が非表示)。
     
  • TIMEページ分岐LSK (R7) GPS時刻(TIME)ページを表示する。
     
  • GPSKEYSページ分岐LSK (R9) GPSキー(GPSKEYS)ページを表示する。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

GPS GPSSTATサブページ

このサブページと入れ子のサブページでは、様々なEGI GPSシステムのステータスが確認できる。これらの2ページは情報のみで構成され、V(有効)/F(故障)かY(イエス)/N(ノー)で示される。

GPS_GPSSTAT_SP1.JPG
  • ナビゲーションデータ(NAV DATA)ステータス (L4)
    GPSナビゲーションデータのステータスがV(有効)かF(故障)のどちらかで示される。
     
  • BIT In Progress (BIT INPR)ステータス (L5)
    GPS BITの進行ステータスがN(停止)かY(進行中)のどちらかで示される。
     
  • 初期化要求(INIT REQ)ステータス (L6)
    GPSが時間、位置、アルマナック(軌道情報)のいずれかを必要とする場合、ここにN(初期化不要)かY(初期化必要)のどちらかで示される。
     
  • GPS時刻(UTC)ステータス (L7) GPS時刻のステータスがV(有効)かN(無効)のどちらかで示される。
     
  • アルマナック(軌道情報)要求(ALM REQ)ステータス (L8)
    もしアルマナックデータが必要とされる場合にはYが表示され、不要な場合はNが表示される。
     
  • FILTERステータス (L9)
    GPSフィルターに使用されるカルマンフィルターのタイプが、INS(慣性航法装置モード)かPVA(位置、速度、加速度モード)のどちらかで示される。
     
  • GPSステータス (R3) ここにはGPSのグローバルステータスが以下のいずれかで示される。
    • N(未作動)
    • V(有効)
    • F(故障)
    • I(初期化中)
    • T(テスト)
  • KEY USEDステータス (R5) ここには現在のGPSキーのステータスが以下のいずれかで示される。
    • N(キー未使用)
    • U(キー未検証)
    • I(不正なキー)
    • V(キー検証済)
  • GUK USERステータス (R6)
    年次キーのステータスが確認できる。Y(使用中)かN(未使用)のどちらかが表示される。
     
  • キーパリティ(KEY PAR)ステータス (R7)
    ロードされたキーのパリティステータスがV(有効)かN(無効)のどちらかで示される。
     
  • KEY 2HRステータス (R8)
    この行にはロードされたキーが次の二時間の間に有効かどうか表示される。これはV(有効)かF(期限切れ)のどちらかで示される。
     
  • GPSページリターン (R8) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ2

GPS_GPSSTAT_SP2.JPG
  • BATTERYステータス (L3)
    GPS受信機のバッテリーステータスがV(作動)かF(故障)のどちかで示される。
     
  • 4衛星(4 SAT)ステータス (L4)
    これは望ましいナビゲーションの為に、4基以上のGPS衛星を捕捉しているかどうかを示す。V(少なくとも4基の捕捉衛星)かF(捕捉衛星が4基未満)のどちらかが表示される。
     
  • 受信処理装置(RPU)ステータス (L5)
    EGI GPS処理装置のステータスがV(作動)かF(故障)のどちらかで示される。
     
  • ミッション期間(MSN DUR)ステータス (L7)
    スラッシュの左の数字はGPSキーの有効日数を表し、右側の数字はGPSキーの残り有効日数を表す。
     
  • キーの充足(SUFKEYS)ステータス (R3)
    ロードされたキーがミッション期間中に有効である場合、ここにはYが表示される。そうでなければNが表示され、キーが未定義の場合はUが表示される。
     
  • ERASEFAILステータス (R4)
    最後のキー消去が正常に完了した場合、ここにはYが表示される。失敗した場合にはNが表示される。
     
  • HAS KEYSステータス (R5)
    EGIにキーがロードされている場合、ここにはYが表示される。そうでなければNが表示される。 
     
  • KEYLOAD FAILEDステータス (L8)
    GPSキーがロードされた後、ここでロードが成功したかどうか確認することができる。ロードされていない場合はYESが表示され、ロードされた場合はNOが表示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

GPS GPBITサブページ

このサブページと入れ子のサブページでは、GPSシステムのBuilt In Test (BIT)の結果と、全コードワードの異常が確認できる。これらの5ページには情報のみが表示される。

 

ページ1

GPS_GPSBIT_SP1.JPG
  • KYKステータス (L3) EGI GPSキー回路のBIT結果が、P(合格)とF(不合格)で示される。
     
  • LRUステータス (R3) 列線交換ユニット(LRU)EGI GPS回路のBIT結果が、P(合格)とF(不合格)で示される。
     
  • DPRAMステータス(STAT)WORD 1 (L4) EGIやEGI GPS回路が共有するメモリのステータスワードが表示される。
     
  • DPRAMステータス(STAT)WORD 2 (L5) EGIやEGI GPS回路が共有するメモリのステータスワードが表示される。
     
  • バッテリー電圧(BATT VLT)UNLOADED (L6) 無負荷時のEGI GPSバッテリー電圧が表示される。
     
  • バッテリー電圧(BATT VLT)LOADED (L7) 負荷時のEGI GPSバッテリー電圧が表示される。
     
  • GEM CHECKSUM (L8) EGI GEMのOFPチェックサム。
     
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ2
GPSBITのページ2にはEGI GPS BITの故障インジケーターワードが表示される。ここは地上作業員のみが使用する。

GPS_GPSBIT_SP2.JPG
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ3
3ページ目はEGI GPS BITの情報ワードが表示される。ここは地上作業員のみが使用する。

GPS_GPSBIT_SP3.JPG
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ4
4ページ目はEGI GPSの故障IDとワードの表示、そして故障ブロックの切り替えに使用される。ここは地上作業員のみが使用する。

GPS_GPSBIT_SP4.JPG
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ5
5ページ目はEGI GPSの情報IDとワードの表示、そして故障ブロックの切り替えに使用される。ここは地上作業員のみが使用する。

GPS_GPSBIT_SP5.JPG
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

GPS GPSKEYSサブページ

GPSキーページはGPS信号暗号化のON/OFFおよびGPSキー有効日数のセットに使用される。

GPS_GPKEYS_SP.JPG
  • ANTI-SPOOFING (L3)
    ONにセットした場合、ナビゲーション実行時にEGIは暗号化された軍用GPS信号のみを使用する。
     
  • 期間(DUR) (L7)
    スラッシュの左の数字はGPSキーの有効日数を表し、右側の数字は残り日数を表す。
     
  • ZEROIZE (L9) 現在のキーを消去する。
     
  • GPS (R9) GPSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

GPS TIMEサブページ

TIMEサブページでは、現在の日付と時刻のセット、目標到着指定時刻(DTOT)の調整、および現地時間への調整が行える。

TIME_SP.JPG
  • 目標到着指定時刻(DTOT)ADJUST入力LSK (L3)
    このミッション調整時間は、割当てられたDTOTを持つ各ウェイポイントのDTOTに加算あるいは減算される。これはこれらのウェイポイントのDTTGにも反映される。
     
  • 現地(LCL)ADJUST LSK (L7) 現地時間調整が行える。+1200から-1200のHHMMで入力する。
    • HH = 時間
    • MM = 分
       
  • YEAR表示 (R3) 現在のGMTの年の最後の2桁が表示される(システム日付)。
     
  • MONTH表示 (R5) 現在のGMTの月が表示される(システム日付)。
     
  • DAY表示 (R7) 現在のGMTの日が表示される(システム日付)。
     
  • GMT時間表示 (R9) GMTか現地時間がHH:MM:SSで表示される。
    • もしLCL ADJUSTに+/-00:00と表示されている場合、ここにはGMT時間が表示される。
    • もしLCL ADJUSTに+/-00:00以外の数値が表示されている場合、ここには現地時間が表示される。
       
  • スクラッチパッド (L10)
     

REINITサブページ

再初期化(REINIT)サブページは主要な航法装置や飛行制御装置が正常に動作しない場合に、リセットを行うため使用される。また、再初期化を行う前にそれらの装置のLRUステータスを確認することもできる。このステータスは以下で示される。

  • N(未作動)
  • I(初期化中)
  • V(有効)
  • F(故障)
  • T(テスト)
REINIT_SP.JPG
  • REINIT INS (L3) 慣性航法装置(INS)をリセットする。
     
  • REINIT GPS (L5) 全地球測位システム(GPS)をリセットする。
     
  • REINIT LASTE (L7) 低高度安全性およびターゲティングの向上(LASTE)をリセットする。
     
  • REINIT DTSAS (L9) デジタル地形システムアプリケーションソフトウェア(DTSAS)をリセットする。
     
  • R3からR8までは以下のシステムのステータスが表示される。
    • CADC
    • HARS
    • DTS
    • CDU
    • MBC
    • MSN
  • スクラッチパッド (L10)
     

LASTEサブページ

LASTEページはSYSページでLASTE LSKを選択することで表示される。このページにはLASTEシステム、OFPを含む関連するサブシステム、武器投下イベント、および地表面衝突防止装置(GCAS)のステータスが表示される。またここには風データ入力のサブページも含まれる。

LASTE_SP.JPG
  • READYディスクリート (L3) LASTEの準備ができているかYESかNOで示される。
     
  • LASTEステータス (R3) LASTEのステータスが以下で示される。
    • N(未作動)
    • I(初期化中)
    • V(有効)
       
  • Operational Flight Program (OFP)ロードステータス (L5)
    LASTEのステータスによりここには、NOT ATTEMPTED(未試行)、IN PROGRESS(進行中)、SUCCESSFUL(成功)、FAILED(失敗)のいずれかが表示される。
     
  • 初期化(INIT)ロードステータス (L6)
    LASTE初期化ステータスが、NOT ATTEMPTED(未試行)、IN PROGRESS(進行中)、SUCCESSFUL(成功)、FAILED(失敗)のいずれかで示される。
     
  • 直近の実行SERVICEアクション (L7) 最後の実行タスクが表示される。これには以下のものがある。
    • NONE
    • OFFSET MARK
    • LASTE EVENT
    • GCAS EVENT
    • RDY FOR OFP
    • RDY INIT
    • PREP OFF UPDT
    • HOT ELEVATION
    • LOAD PASS
    • LOAD FAIL
    • HACK TIME
  • 武器(WPN)イベント (L8)
    発生しDTSへ転送された武器イベントの合計数が表示される。
     
  • 地表面衝突防止装置メッセージ(GCAS MSGS) (L9)
    発生しDTSへ転送されたGCAS(DTSASとHUD)メッセージの合計数が表示される。
     
  • WINDページ分岐LSK (R9) WINDページを表示する。
     

LASTE WINDサブページ

WINDサブページのページ1と2では、7つの異なるMSL高度の風データを入力することができる。これらの各高度には個別に風向、風速、温度を割り当てることができる。

LASTE_WIND_SP.JPG
  • ページ1のL5、7,9およびページ2のL3,5,7,9
    これらの行のいずれかのLSKを押すことで任意のMSL高度(00~99)を千フィート単位で登録し、その後に風データの入力を行う。
     
  • 現在の風と気温 (R2) ここにはIFFCCが算出した現在の風向、風速、気温が表示される。
     
  • モデルモードオプション (R3)
    このLSKによってBOTH(両方)、WIND(風)、TEMP(温度)、NONE(無し)のいずれかを選択する。この選択はIFFCCが弾道計算にどのデータを使用するか決定する。
     
  • 風の編集(WNDEDIT) (R5)
    いずれかの欄に高度を入力した後(高度をスクラッチパッドに入力した後LSKを押して入力)、WNDEDIT LSKを押すことで風と温度データの入力画面に移動する。最初にスクラッチパッドに風向の磁方位を3桁の数字で入力し、続けて風速を2桁のノットで入力する。この5桁の数値が入力されたら、高度を入力したLSKをもう一度押し登録する。風向と風速が入力された後、気温を摂氏でスクラッチパッドに入力し、その後TEMP LSKを押すことで登録する。
     
  • データ消去(CLR) (R7)
    CLR LSKを押し、CONFIRMメッセージの後もう一度押す事で全ての風データを消去できる。
     
  • LASTE (R9) LASTEメインページに戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

高度を指定し風データをセットするには以下のステップを実行する。

  1. スクラッチパッドに高度(00~99)を千フィート単位で入力し、利用可能な高度LSKを押す。
     
  2. WNDEDIT LSKを押す。
     
  3. スクラッチパッドに3桁の風向(磁方位)、2桁の風速(ノット)の順で5桁の数列を入力し、高度を入力したLSKを押す。
     
  4. スクラッチパッドにその高度の気温(摂氏)を2桁の数字で入力し、TEMP LSKを押す。
     

HARSサブページ

このページから姿勢方位基準装置(HARS)の有効な動作とデータ出力を監視する事が出来る。

HARS_SP.JPG
  • INVALIDステータス (L3)
    ここにはHARSの提供する有効データがYESかNOで示される。もしデータが無効である場合、ここにはYESが表示される。正常に動作し有効なデータを提供している場合はNOが表示される。
     
  • ROLL (L5)
    HARSロールの角度とデータの有効性が表示される。Vは有効データを示し、Fは故障を示す。
     
  • PITCH (L7)
    HARSピッチの角度とデータの有効性が表示される。Vは有効データを示し、Fは故障を示す。
     
  • MAG HEAD (L9)
    HARS針路の角度とデータの有効性が表示される。Vは有効データを示し、Fは故障を示す。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

DTSASサブページ

デジタル地形システムアプリケーションソフトウェア(DTSAS)ページは、SYSページでDTSAS LSKを選択することで表示される。このページではデジタル標高ナビゲーションサポートの確認と設定が行える。最重要なこととして、このページからDTSASやCoordinate Ranging (CR)のモード選択を行うことができる。

DTSAS_SP.JPG
  • DTSAS機能アクションLSK (L3)
    DTSAS機能の有効/無効を選択できる。このLSKを押すことでDTSAS機能のONとOFFが切り替わり、OFFの場合、DTSAS機能は無効になる。
     
  • Coordinate Ranging 座標測距(CR)サブ機能アクションLSK (L5)
    DTSASのCRサブ機能を有効か無効にする。この機能は、CDUウェイポイントページで入力した座標の標高を調べるためにのみ使用される。
     
  • 水平位置の不確かさ(HPU) (L7)
    DTSASが算出したHPU(0~3346フィート)が表示される。もしDTSASがOFFか故障している場合、ここには4文字のアスタリスクが表示される。
     
  • 垂直位置の不確かさ(VPU) (L8)
    DTSASが算出したVPU(0~207フィート)が表示される。もしDTSASがOFFか故障している場合、ここには3文字のアスタリスクが表示される。
     
  • 予測GCAS(PGCAS)サブ機能ステータス (R3) PGCASのステータスがY(有効)とF(故障)で示される。
     
  • Obstacle Warning Cue 障害物警告合図(OWC)サブ機能ステータス (R4)
    OWCサブ機能のステータスがV(有効)かF(故障)で示される。
     
  • Passive Ranging 受動的測距(PR)サブ機能ステータス (R5)
    PRサブ機能のステータスがV(有効)かF(故障)で示される。
     
  • Look Aside Ranging (LAR)サブ機能ステータス (R6)
    LASRサブ機能のステータスがV(有効)かF(故障)で示される。
     
  • OWC回避高度入力LSK (R8)
    任意のOWC回避高度(0~9999フィート)をスクラッチパッドに入力し、このLSKを押すことで登録することができる。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

RESETサブページ

もし以下のいずれかのシステム(NかFのステータスが表示された)を発見した場合、システムのリセットを行う事が推奨される。これらのシステムはこのページからリセットすることができる。(機能していない?)

  • EGI
  • LASTE
  • CICU
  • CADC
  • HARS
  • DTS

各システムのステータスには以下のいずれかが表示される。

  • N(未作動)
  • I(初期化中)
  • V(有効)
  • F(故障)
  • T(テスト)
RESET_SP.JPG
  • EGIリセット (L3) 組込GPS INS(EGI)をリセットする。
     
  • LASTEリセット (L5) 低高度安全性およびターゲティングの向上(LASTE)をリセットする。
     
  • CICUリセット (L7) Central Interface Control Unit (CICU)をリセットする。
     
  • CADCリセット (R3) Central Air Data Computer (CADC)をリセットする。
     
  • HARSリセット (R5) 姿勢方位基準装置(HARS)をリセットする。
     
  • DTSリセット (R7) データ転送システム(DTS)をリセットする。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

DTSサブページ

Data Transfer System データ転送システム(DTS)ページとその入れ子のページでは、DTSシステムステータスの確認と、DTSデータアップロード/ダウンロードの監視が行える。ほとんどの場合、これらはDTS MFCDページを介して行われるが、問題が発生した場合に問題を診断する為にこれらのページを使用することができる。

DTS_SP.JPG
  • DTSステータス (L3) DTSのステータスが以下のいずれかで示される。
    • N(未作動)
    • I(初期化中)
    • V(有効)
    • F(故障)
  • DTS READYステータス (L5)
    DTSがデータを読み取る事が出来る場合、ここにはYESが表示され、そうでない場合はNOが表示される。
     
  • DTSUPLD分岐 (R3) DTSアップロードページを表示する。
     
  • DTSDNLD分岐 (R5) DTSダウンロードページを表示する。
     
  • DTSSTAT分岐 (R7) DTSステータスページを表示する。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

DTSUPLDサブページ

ミッションからのデータをDTSへアップロードするために、DTSアップロード(DTSUPLD)ページを使用することができる。3つの機能選択の内1つを選択すると、アップロードが完了するまでDTSUPLDページタイトルの隣に点滅するアスタリスクが表示される。アップロード完了後にはDTC UPLOAD COMPLETE告知が表示される。

DTS_UP_SP.JPG
  • 全オリジナルデータのアップロード(ALL ORIG DATA) (L3)
    ウェイポイント、フライトプラン、CDU設定、およびLASTE設定の全オリジナルをアップロードする。
     
  • オリジナルナビゲーションデータのアップロード(ORIG NAV DATA) (L5)
    全オリジナルナビゲーションデータをアップロードする。
     
  • 最近のナビゲーションデータアップロード(RECENT NAV DATA) (L9)
    最近のオリジナルナビゲーションデータのみアップロードする。
     
  • CDUおよびLASTE設定アップロード(CDU/LASTE PREFERENCES) (R3)
    ユーザーが作成したCDUおよびLASTE設定をアップロードする。
     
  • DTS (R9) DTSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (l10)
     

DTSDNLDサブページ

DTSダウンロード(DTSDNLD)ページでは3つの主要なデータソースのいずれかで、DTSからのダウンロードを実行することができる。いずれかが選択されると、ダウンロードが完了するまでDTSDNLDページタイトルの隣に点滅するアスタリスクが表示される。ダウンロード完了後にはDTC DOWNLOAD COMPLETE告知が表示される。

DTS_DL_SP.JPG
  • 全データのダウンロード(ALL) (L3)
    ウェイポイント、フライトプラン、CDU設定、およびLASTE設定の全オリジナルをダウンロードする。
     
  • GPS ALMANACのダウンロード (L5)
    全GPSコンスタレーションアルマナックをダウンロードする。
     
  • LRU BIT LOGのダウンロード (L7)
    全ての列線交換ユニット(LRU)のBuilt In Test (BIT)ログをダウンロードする。
     
  • DTS (R9) DTSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

DTSSTATサブページ

DTS_STATUS_SP.JPG
  • データ転送カートリッジID(DTCID) (L3)
    使用されているカートリッジの固有トラッキングコードが表示される。
     
  • DTSソフトウェアのバージョンナンバー(VRSN) (L4)
    使用されているDTSのOFPソフトウェアバージョンが表示される。
     
  • DTS MODE (L5)
    DTSが動作しているモードが表示される。正常動作中はINDXが表示され、故障の場合はNが表示される。
     
  • SELF TEST STATUS (L6、7) 4つのセルフテストワードの3つのグループが表示される。
     
  • BIT TEST (L8、9) 4つのセルフテストワードの2つのグループが表示される。
     
  • DTSステータス (R4) DTSの動作ステータスが以下のいずれかの記号で示される。
    • V(有効)
    • F(故障)
    • N(未作動)
    • I(初期化中)
       
  • DTS (R9) DTSメインページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

LRUTESTサブページ

LRUテスト(LRUTEST)ページでは主要な列線交換ユニット(LRU)のいくつかのテストを行うことができる。これらにはCADC、CDU、DTSが含まれる。もしこれらのLRUシステムのいずれかで問題が発生した場合、LRUテストを実行することが推奨される。

LRU_TEST_SP.JPG
  • EGI TEST分岐 (L3) EGIテストページを表示する。
     
  • Central Air Data Computer (CADC)テスト (L5)
    CADC LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。
     
  • Control Display Unit (CDU)テスト (L7)
    CADC LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。CDUをテストするためには、最初にTEST MODE LSKを押し確認する必要がある。
     
  • データ転送システム(DTS)テスト (R3)
    DTS LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。BIT結果を記録するにはR7のRECORD LSKを押す。
     
  • TEST MODE (L9)
    CDU LRUのテストを実行するために、最初にこのLSKを押す必要がある。これが押されるとY(YES)かN(NO)のどちらかの選択を求められる。CDUキーパッドのYを押した場合、L7のLSKを押してCDU LRUテストを実行することが可能になる。テストを終えるにはEXIT TESTING LSKを押す。これによりCDUのWARM STARTが行われる。
     
  • RECORD (R7)
    DTS LRUがテストされた後、このLSKを押すことでBIT結果を記録する。(機能していない?)
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

LRUTEST EGITESTサブページ

LRUTEST_EGITEST_SP.JPG
  • 全地球測位システム(GPS)テスト (L3)
    EGI GPS LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。
     
  • 慣性航法装置(INS)テスト (L5)
    EGI INS LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。
     
  • EGI Missionization (MSN)テスト (L7)
    EGI INS LRUのテストを実行する。ここにはUN(未試験)、IP(試験中)、GO(試験合格)のいずれかが表示される。BIT結果を記録するにはR7のRECORD LSKを押す。
     
  • STOP MSN (L9) このLSKを押すことでEGI MSN LRUのテストを中止する。
     
  • LRUTEST (R9) LRUテストページへ戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

OFPIDサブページ

Operational Flight Profile Identification (OFPID)ページでは現在のOFPIDソフトウェアのバージョンを確認できる。

 

ページ1

OFPID_SP1.JPG
  • CDUセットアップOFPID(CDU SU) (L3、4) L4にはOFPスタートアップIDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • CDU OFP ID(CDU OFP) (L5、6) L6にはCDU OFP IDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • DTS OFP ID(DTS) (L7、8) L8にはDTS OFP IDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ2

OFPID_SP2.JPG
  • EGI OFP ID(EGI) (L3、4) L4にはEGI OFP IDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • EGI GEM OFP IF(EGI GEM) (L5、6) L6にはEGI GEM OFP IDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • DTSAS OFP ID(DTSAS) (L7、8) L8にはDTSAS OFP IDナンバーとチェックサムが表示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

CADCサブページ

Central Air Data Computer (CADC)ページではCADCで処理される様なフライト環境データやフライトを確認できる。

CADC_SP.JPG
  • FAULTステータス (L3) CADCシステムで故障が検知されたかがYESかNOで示される。
     
  • CADCステータス (R3) CADCのステータスが以下のいずれかで示される。
    • N(未作動)
    • V(有効)
    • F(故障)
    • T(テスト)
  • Pressure Altitude 圧力高度(P ALT) (L4)
    機体の現在の高度が圧力に応じてフィートで表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • Barometric Altitude 気圧高度(B ALT) (L5)
    機体の現在の高度が気圧に応じてフィートで表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • 真対気速度(TAS) (L6)
    機体の現在の真対気速度がノットで表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • MACH (L7)
    機体の現在の対気速度がマッハ数で表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • 指示対気速度(IAS) (L8)
    機体の現在の指示対気速度が表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • 気温(TEMP) (L9)
    外気温が摂氏で表示され、ステータスがV(有効)かF(故障)のいずれかで示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

CDUTESTサブページ

CDUテスト(CDUTEST)サブページでは様々なCDUサブシステムのステータステストが実行できる。このページはCDU故障表示の診断の為に使用される。

 

ページ1

CDU_TEST_SP1.JPG
  • CDUキーボードパネル(DKI)ステータス (L3)
    CDUキーボードのステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • CDU Random Access Memory (RAM)ステータス (L4)
    CDU RAMのステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • CDU programmable memory (EEPROM)ステータス (L5)
    CDU EEPROMのステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • CDU浮動小数点プロセッサ(FPP)ステータス (L6)
    CDU FPPのステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • 姿勢方位基準装置インターフェイス(HARS I/F)ステータス (R3)
    HARSのCDUへのインターフェイスステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • 1553 bus Random Access Memory (1553 RAM) (R4)
    CDU 1553バスRAMのステータスがP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。
     
  • START (R5)
    これらの項目のステータステストを実行する。STARTが押されると各項目がテストされ、その結果がP(合格)かF(不合格)のどちらかで示される。(機能していない?)
     
  • DATA PUMP (R7)
    これは通常OFFにセットされ、メンテナンステストにのみ使用される。
     
  • LRUTESTページ分岐 (R9) LRUTESTページへ移動する。
     
  • Bitball Control (BBCTL)ページ分岐 (L9)
    BBCTLページに移動する。Bitballは地上作業員にCDUの故障を通知する。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

ページ2(機能していない?)

CDU_TEST_SP2.JPG
  • DISPLAY TEST (L3) CDUテストパターンが表示される。
     
  • CODEおよびNAME (L5、6) CDUキーボードで押されたキーのコードと名前が表示される。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

CDUTEST BBCTLサブページ

このページにはメモリ内の第1~第5のbitball(CDUエラー)が表示される。(機能していない?)

CDU_TEST_BBCTL_SP.JPG
  • CLEAR (R7) 全てのbitballを消去する。
     
  • CDUTEST (R9) CDUテストメインページに戻る。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

MXLOGサブページ

メンテナンスログ(MXLOG)サブページでは記録された全てのメンテナンスログの確認が行える。(機能していない?)

MXLOG_TEST_SP.JPG
  • INCR (L3) 次の記録されたログファイルへ進む。
     
  • DECR (R3) 前のログに戻る。
     
  • MISSION DATE TIME (L4) ログ登録の日時が表示される。
     
  • ERASE LOG (L7) 全てのメンテナンスログを消去する。
     
  • WRITE LOG (L9) 機体が75ノット未満で地上にいる場合にメンテナンスログを作成する。
     
  • MXOPT (R7) 地上作業員がログデータ確認に使用する。
     
  • スクラッチパッド (L10)
     

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