電話帳利用の問題点

Last-modified: 2009-02-19 (木) 15:31:40

電話帳を利用する時の問題点1. 本名とは限らない
電話帳での登録は本名でなくてもよい。
<例>
 地方では屋号で登録する所がある。
 漢字が難しい名前の場合、その一部をひらがなで登録。
 芸名での登録。(落語家の「三遊亭~」など)
2. ヨミの記載がない
電話帳には個人名の読み方は載っていません。
各ページの肩に書いてある小見出しから類推するしかない。
3. 姓名との間に区切りがない。
電話帳には苗字と名前の間が区切りなく記載されているので
どこからが苗字なのか、名前なのかが解りにくい。
<例> 5文字の姓名を持つ人の場合
○○○○○(全てが繋がっているので区切り場所が分からない。)

CD-ROM版の電話帳の場合の問題点
1. 記載されているヨミは信用できない。
ヨミの記載されているCDのヨミはCDの製作会社の人が
既存の電話帳を元に作ったものならば、その製作会社の人が読んだ
ヨミの可能性が高く、本当にその読み方なのかは
確定できない。
2. 姓名間の区切りはミスがある。
CD-ROMの場合、名字だけで検索ができるように個人名は全て姓名間を
区切っていますが、これもヨミと同様に製作会社側で判断して区切った
可能性が高く、そのまま姓の頻度をとるとおかしな結果になる場合が
あります。
3. 似た字のミスがある。
CD-ROM製作会社はOCR(Optical Character Reader)(スキャナのようなもの)を利用して
電話帳からデータを入力しています。現在のOCRは制度が向上していますが、
電話帳は字が小さいためミスが出てきます。
<例>
 「臼」→ 「日」 [類似の字]
 「江口」→ 「江ロ」 [江口の「口」がカタカナの「ロ」になっている。]
その他の問題点
1. 電話帳に載っていなくても、その名字は存在する場合がある。
2. 屋号や芸名の様に電話帳に記載されているものが
  全て存在する名字というわけではない。