通話する相手を識別する為に使われる、0から9までの数字を組み合わせたものです。
市外局番の最初の「0」は、『国内プレフィックス番号』とよばれており、国内通話であることをしめすもので、海外から日本に電話をかける場合、日本の国番号「81」を最初につけた後、市外局番をかけるもの。
固定電話の電話番号構成
0 +「市外局番」+「市内局番」+「加入者番号」
国内プレフィックス番号 + 1~4桁 + 1~4桁 + 4桁
となっていて、「市外局番」は地域を、「市内局番」は営業所内の電話交換機を表し、各電話会社が「加入番号」について配分をしている。
市外局番 | 市内番号 | 地域一例 |
1桁 | 4桁 | 東京(03)、大阪(06) |
2桁 | 3桁 | 新潟市(025)、横浜(045)、仙台市(022)、札幌市、那覇市(098) |
3桁 | 2桁 | 新発田市(0254)、山形市(0236)、富山市(0764) |
4桁 | 1桁 | 夕張市(01235)、根室市(01532) |
市内局番の先頭にに「0」が使われることはない
市外局番について
市外局番は地域ごとに郵政省で規定、市外局番は総務省が電気通信事業者ごとに指定をしている。同じ市外局番を使う地域内でのNTT電話加入数が多いほど、(電話番号が多く必要な地域ほど)桁数が少なく、市内局番の桁数が多くなる。逆に、NTT電話加入数が少ない地域は、市外局番の桁数は多く、市内局番の桁数は少なくなる。
市外局番の番号は日本の「北」から「南」へいくにつれて数字が大きくなっていく。始まっている。
北海道の札幌市の「11」から始まり、沖縄県の「98」、そして九州・鹿児島市の「99」で終わる。
「市外局番」という名前にはなっているが、同じ市内でも、市外局番が違う番号が使われたり、いくつかの市で同じ市外局番が使われたりすることがある。
電話番号情報の意義
電話番号情報とは、事業者が電話加入契約締結に伴って知り得る電話加入者に関する情報のうち、電話帳に掲載されることになる電話番号、設置場所、契約者名(職業)等に関する情報をいう。
電話番号情報は、電話帳への掲載のほか、電話番号案内(104番)という形で公開されることが前提となっており、個人情報でありながら外部提供が要請されている点に特徴を有する。
電話番号情報の取扱いについても、近時の電気通信サービスの高度化・多様化や個人情報保護の意識の高まり等により、電話帳のCD-ROM化の是非等様々な問題点が生じてきており、議論を整理する必要がある。
過去に使用していた電話番号
過去に使用していた電話番号は、転出などで廃止になった番号は、14ヶ月経過した時点で再利用できる番号として登録され、新規や転入の申し込み時に、登録順に候補番号を3つほど提示し、申込者に選べるようになっている。最低でも14ヶ月は空けるようになっている。
「1☆☆」型の3桁の電話番号
「1☆☆」型の3桁の電話番号は、1から始まる特別な番号に設定されている。緊急性、公共性、安全性の観点から重要な時や、付加サービスに使われている。桁数が短く、ダイヤルもしやすく、覚えやすくなっている。
緊急性を必要とする番号 | 「110番」 | 警察 |
「119番」 | 消防 | |
電気通信サービス | 「104番」 | 番号案内 |
「113番」 | 故障受付 | |
「171番」 | 災害用伝言ダイヤル | |
「184番」 | 発信電話番号通知を行わない | |
「186番」 | 発信電話番号通知を行う | |
既に広く認識されている用途 | 「117番」 | 時報 |
「177番」 | 天気予報 |
「0☆0☆」型の電話番号
「0☆0☆」型の電話番号は、電話会社共通の特殊なサービス番号として使われている。普通の通話は、発信者が通話料を支払うが、フリーフォン番号に電話するときは、着信者が通話料を支払うことになる。(料金着信払い通話)代表的なものは、「0120」フリーフォンサービス。番号は全部で10桁で使われる。「0800」携帯電話・PHSのフリーフォンサービスは全部で11桁で使われる。
「0☆0☆」型番号の中には、市外局番(御殿場市0050など)に使われている番号もある。
「0☆0☆」型の番号 フリーフォンのほかに
「0990」情報料回収代行
「0180」呼数集計(テレゴング)
「0570」統一番号(ナビダイヤル)
「0170」メッセージ蓄積・再生(伝言ダイヤル)
携帯番号の移り変わり
03-0で始まる東京の番号が使われていなかったことから、030が携帯番号となる。その際の料金は距離で決まっており、160Km以内の場合は、03-☆☆☆-☆☆☆☆(7桁)160Km以上遠くに行くと、040-☆☆☆-☆☆☆☆と変化していた。その後、040はいったん使用されなくなり、7桁の電話番号が不足してきてしまったため、080が追加された。080がなくなった後、010、020,040が使われた。
その後、7桁の番号が不足した為、8桁の番号となり、090-☆☆☆-☆☆☆☆と統一された。当時、030だったひとは090-3☆☆☆-☆☆☆☆となり、080だったひとは090-8☆☆☆-☆☆☆☆のように変換された。
そして、現在、8桁の090も不足した為、8桁の080が導入されている。
過去に携帯電話に使用されていた番号の現在の割り当て
「010」国際電話
「020」無料ポケットベル
「050」IP電話
「060」UPTワンナンバーサービス
アメリカの電話番号について
アメリカの電話番号の仕組みは、まず、桁数は市外局番(area code)が3桁、その後に7桁の電話番号というのが全国共通のシステムになっている。アメリカでは携帯電話の番号も、市外局番3桁と7桁の電話番号から成り立っていて、日本のように 080 や 090 のように携帯だとすぐに分るような数字の列はない。
1-800 で始まる番号はアメリカ版のフリー・ダイアル(toll-free)である。
アメリカでは携帯電話の番号も、市外局番3桁と7桁の電話番号から成り立っていて、日本のように 080 や 090 のように携帯だとすぐに分るような数字の列はありません。
日本では数字の語呂合わせなどがフリーダイアルに使われるが、アメリカでは英語のフレーズや語句を電話番号に当てはめたものがビジネス等で多く利用されている。アメリカの電話器には全て2~9の各数字のキーにそれぞれアルファベットも印刷されていて、そのアルファベットを並べれば、電話番号が出来る。(例えば…1-800-ABC-DEFGのアルファベット部分で英語のフレーズや語句を当てはめる)
電話番号の無料検索サービス
電話帳はあいうえお順に、地域に別れて掲載されています。固定電話や携帯電話に着信があった場合に、その電話番号が分からなかったときに、その電話が電話帳に掲載されているか調べることはできません。
そのような時は、インターネットでいくつか提供されている電話番号の無料検索サービスを利用するといいでしょう。
- 電話番号無料検索サービス
ハローページに掲載されている電話番号を電話番号から逆引き検索できるサービスです