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【作成中】ガイドto「フォーゴトン・レルム、1489DR」 【作成中】

Last-modified: 2018-12-26 (水) 23:53:11

フォーゴトン・レルムへようこそ!
素晴らしい魔法と恐ろしい怪物、太古の遺跡と隠された脅威の土地へ!
この世界には霜の巨人に脅かされるアイスウィンドディルの凍土からミス・ドラナーの妖精の国にウォーターディープの路地裏、カリムシャンの砂漠、チュルトの密林、無限に続く洞窟など、あらゆる冒険の舞台が広がっています。

 

このページはD&D5版でフォーゴットン・レルムを舞台にして遊ぶための(非公式)ガイドです。D&D5版の公式キャンペーンの舞台であるこの世界について説明してきます。
 フォーゴットン・レルムはD&Dの古くからあるゲーム舞台の一つです。惑星トリルのフェイルーン大陸の西側がもっとも良く冒険に使われている舞台です。実際のTRPGとしてのゲーム展開に加え、小説「アイスウィンド・ディル」や「ダーク・エルフ物語」、PCゲーム「バルダーズ・ゲート」などの舞台であることなど、多方面から形作られた世界です。

 

【フォーゴトン・レルム世界の歴史概要】
フォーフゴトン・レルム世界の歴史においては、世界全体に影響を与えるできごとが幾つか起きています。それぞれの地域を説明する前に歴史について簡単に説明します。
 フォーゴトン・レルムにおける年の記録はディルランズ地域でエルフと人間の盟約の証として立石(Standing Stone)が建てられた年を基準としており、このことからディル歴(Dale Reckoning;DR)と言われます。また、それぞれの年について数字以外にも「~の年」といった名前がついています。これは事前に予言によってつけられた名前で、後になれば名前とその年のできごとの関連が分かると言われています。
 フォーゴトン・レルム世界の歴史の概要と大きなできごとを記します。

 
  • -35000DRよりはるか前:天地創造の時代、影の時代。時間も何もない霧から宇宙が生まれ、光と闇の双子の女神セルーネイとシャーがトリルの大地とそれを司る女神チョーンティーアを創造しました。双子らの激しい戦いの中で魔法の神ミストリルや様々な神々が生まれ、世界が形作られました。
  • -35000~-30000DR:雷の時代。爬虫類、ドラゴン、水性変身生物、森の民、人間の5つの知的生物が発生し、順番に広大なものの短命な文明と派生種族を残して消えていきました。彼らのことは後に創造種族と呼ばれました。
  • -30000~-24000DR:夜明けの時代。ドラゴンとジャイアントの氏族がその力で陸海空の支配権を争って戦いました。ジャイアントが力を失ったところでフェイが介入し、ドラゴン氏族の発作的な破壊と同士討ちを引き起こしてこれら両種族の力は衰えました。
  • -24000~-12000DR:第一開花期。ドワーフやエルフ、ハーフリング、ゴブリン、マインドフレイヤーら様々な種族が他の世界からトリルに渡ってきて様々な文明を築き始めます。
  • -12000~-9000DR:王冠戦争。エルフ達が大きな王国を築き、“エルフの上位魔法”を編み出しました。これによってドラゴンと対抗することが可能となり、彼らを追い払いました。彼らは“王冠戦争”と呼ばれる争いを発生させ、殆どのエルフ王国が滅びました。またドラウが派生して地下世界アンダーダークに住むことになります。
  • -9000~-3000DR:創建の時代。この時代に様々な人型生物の文明が隆盛し、ドワーフの地下王国やフェイの国が創建されました。
  • -3000~-339DR頃まで:人間の時代。ドワーフの王国が衰退し、様々な地でネザリルやアイマスカーなどの人間の帝国が広まりました。ネザリルは強力な魔法でフェイルーン版図を広げたものの古代種族フェアリムとの争いで魔法を暴走させた末に別の次元に転移し、フェアリムは別の原初種族シャーンによって封じられました。
  • 1DR:ディルランズ地域でエルフと人間の盟約の証として立石(Standing Stone)が建てられました。この年がディル歴(Dale Reckoning;DR)の基準となります。
  • 1358DR“影の年”:すべての神々が互いに争いの末、地上に化身として現れるという“災厄の時”が発生。神々は地上で争い、最終的にそれぞれが神位に戻るか、あるいは滅び、また新たな神が生まれました。
  • 1385DR“青火の年”:魔法の女神ミスタラが邪神シアリックに殺害されたことで、世界中の魔法を構築していた“織り”が失われ、「呪文荒廃」が発生しました。この前後に様々なことが起こりました。
    • 惑星トリルと対をなす世界アイビアと融合し、一部地域の入れ替わり。アンダーダークの崩落と地上地形の変形。
    • 多くの神々が滅び、彼らに選ばれた者が力を失いました。
    • 暴走魔法の荒れ狂う荒廃地域の発生と呪痕を宿した荒廃クリーチャーの誕生。
    • 太古の魔法帝国ネザリルが復活し、周辺国を侵略。
  • 1479DR“老い知らずの年”D&D4版の冒険の開始年です。
  • 1487DR“Year of the Rune Lords Triumphant(魔法王凱旋の年?)”:。
    • 滅びた神々が復活し、彼らに選ばれしものも力を取り戻す。
    • アイビア世界が再びトリル世界と別れる。このことから“第二次大分割”と呼ばれます。
    • ネザリル帝国とエルフ王国ミス・ドラナーが滅び、古代種族フェアリムが目覚める。
  • 1489DR“Year of the Warrior Princess(戦姫の年?)”:D&D5版の冒険の開始年です。
    ここからの歴史はD&D5版のゲーム中に行われる冒険で創られることになります。。
     
     

【フェイルーン大陸の地理】(作成中)
フォーゴトン・レルムの冒険は主にフェイルーン大陸で行われており、この大陸のそれぞれの地域について説明します。フェイルーンは地域によって大きく異なった気候と文化があり、舞台となる地域を変えることでいつもと違った雰囲気の冒険を楽しめることが大きな魅力となります。これは1489DR年時の様子ですが、各地域の現在については断片的にしか分かっていません。恐らく今後に語られていくことになるでしょう。
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  • ムーンシェイ諸島(Moonshae Isles):ムーンシェイは霧に包まれ、深い森に覆われた岩がちな群島です。それぞれの島には人間の二つの部族やその他の種族らが住んでいます。この島々には互いを支配すべく、暴動と戦争が蔓延しています。小さい島まで含めると数百の島からなりますが、以下のような大きな島あります。
    • ノーランド島:好戦的な嵐旗狼ノーランド族が主に住む島です。強力な嵐旗要塞を拠点としてオーマンから守り、またスノーダウンへ嬉々として襲撃します。
    • アラロン島:地域で最も大きな都市カリディアを持つ豊かな王国です。スノーダウンがオームーに奪われ、フェイとの和平が破れたことで森の奥地が影の妖精境と化しつつあります。
    • オーマン島:一時期は多くの入植者がいましたが、キュクロプスとフォモールが姿を現して殺戮して文明は途絶えました。この島に足を踏み入れるのは愚かな自殺志願者のみです。
    • グィネス島:この島にはフェイ創造種族の末を名乗るノーブル・エルフ種族が住み、首都のカラダ―市と渓谷と森の全てに植物と幻獣、魔法を満たしています。彼らはこの島をサリファルと呼び、人間を歓迎しなくなっています。
    • スノーダウン島:オームーから来た傭兵と商家がこの島を支配しています。彼らは更に支配権を広げるために策謀を進めています。
    • モレイ島:南西に位置する島の山脈には無数の洞窟と古代の寺院が潜んでいます。島には黒血族と呼ばれるライカンスロープからなる宗派が広がっています。
  • ソード・コースト(Sword Coast):フェイルーン大陸の北西、ソード海に面した海岸は切り立った岩が鋭く立ち並ぶことからこの名で呼ばれています。船が安全に停泊できる場所が少ないため、海岸沿いには存在する都市国家が貿易の拠点として発達しています。それぞれの街の守りは強力なものの、都市間や内部での勢力争いは辛辣なものです。また街から離れた深い森林と荒地は護衛なしに旅するのは危険な地域であり、切り立った海岸の洞窟には様々な怪物たちが潜んでいます。
    • ラスカン:ソードコーストと通商道の北端、世界の背骨山脈のふもと、ミラー川の河口にある港湾都市ラスカンは世界の汚物の吹き溜まりであり、腐敗で煮え立っています。かつては“船の都”と呼ばれ、“秘術の主の塔”に住む犯罪結社がこの街に圧政を敷いていましたが、剣士ドリッズトらに壊滅させられて以降は無政府状態となっています。他の町でお尋ね者となて逃げ込んできた者がこの町の住人です。
    • ネヴァー・ウィンター:かつて“北方の至宝”と呼ばれていたこの街は、30年ほど前に北東のボートナウ山の噴火によって流れ込む溶岩と火山灰と地割れに呑まれ、半数以上の住人が死亡して廃墟と化しました。灰の中を奇怪なゾンビだけが蠢くようになったこの街に逃げ延びた住民が戻り、山師と火事場泥棒が集まって町は再建されつつあります。ウォーターディープの公開ロードでもある、守護卿ダガルト・ネヴァレンバーが街の復興に辣腕を振るっています。守護卿の政策は古くからの住人との間に軋轢を生んでおり、大裂溝の怪物や町に潜む様々な勢力の暗躍を引き起こしています。
    • ファンドリン:海岸沿いでなく、内陸部で作られつつある小さな町です。D&D5版スターター・セットの冒険拠点となります。
    • ウォーター・ディープ:“壮麗なる都”とも呼ばれ、人口13万人を超えるフェイルーン最大の大都市で、騒がしく活気あふれる商業の中心地です。素晴らしい港と賢い統治、寛容な精神と強力な魔法に支えられています。街は区画ごとに様子が大きく異なり、ギルドや貴族、外国の使いなど様々な勢力がこの街の覇権を求めて争っています。街を統治しているのは素性を隠した16人からなる“ウォーターディープ領主会議”です。また、ウォーターディープは“領主同盟”の筆頭として、その活動を監督しています。
      • アンダー・マウンテン:街ができる前からウォーターディープ山の斜面に住みついていた“狂ウィザード”ハラスター・ブラッククロークが地下を掘り抜いて見つけたメレキアン氏族ドワーフの鉱山跡です。彼は住みついていた怪物を駆逐すると弟子と共に移住し、無数の階層を罠と実験装置と怪物で埋め尽くし、ここで数多くの魔法を開発しました。1375DR、ハラスターは何らかの儀式に失敗して死亡しました。アンダーマウンテンには謎の暴走魔法が渦巻いています。
      • スカル・ポート:アンダーマウンテンのさらに下、アンダーダークの地底湖の間に広がる地下犯罪都市です。ここはザナサー(The Xanathar)という強力なビホルダーを頭目とした犯罪組織が支配しています。
    • バルダーズゲート:チオンター川の河口にあるこの無秩序に広がった都市は呪文荒廃による難民がなだれ込んで人口が3倍以上に膨れ上がり、ウォーターディープを凌ぐほどになりました。周囲地域のあらゆる抗争への中立と、銀貨2枚で得られる市民権が引き起こしたこの繁栄はいつも不安定なものです。街には評議会に盗賊ギルド、いかがわしい商家、カルト組織など有害なものや慈悲深いものがひしめいています。今はボーティア大公爵の公正さと、警察軍を担うかつての傭兵団“燃える拳”によってバランスを保っています。
    • キャンドル・キープ:海岸の岩の上に立つ無数の塔を備えた要塞で、巨大な図書館を備えています。-200DRころに建てられた塔を元に蔵書の追加と増築を繰り返してこの要塞は造られました。図書館にはフェイルーンの伝承、知識、預言が納められています。この砦を統治しているのは“本の守り手”と“第一読師”。砦に入るには本を持参せねばならず、一冊で10日間の滞在ができます。その間は好きなだけ本を閲覧できますが、書き写すには法外な料金を請求されます。
  • 北方(Northwest):“世界の背骨山脈”よりには“大氷河”と“氷海”に挟まれた凍てついた地域です。過酷な冷気と吹雪、フロスト・ジャイアントやホワイトドラゴンの脅威にさらされるこの地には小さな居留地しかありません。
    • アイスウィンドディル:“大氷河”と“氷海”の間にある最北の人間の居留地で、10個の町と村の連合(Ten-Town)です。それぞれ蛮族や元遊牧民、氷上猟民、氷の下に住むドワーフからなります。南方では手に入らない種の象牙や宝石などの貴重品を手に入れることができます。小説アイスウィンド・サーガの開始舞台です。
    • ケルヴィンズ・ケルン:この独立峰の火山は神話の時代、戦の神テンパスが巨人ケルンを殺し、その峰に死体を山積みにしたといわれています。南面に走る長い谷間にドワーフが住む複雑な坑道と伝説的な武器を生んだ鍛冶場があります。1351DR、ラスカンから来た魔術師アカール・ケッセルが秘宝クリスタル・シャードを用いて災いを引き起こそうとしましたが、剣士ドリッズトらにより食い止められました。その後もシャードは様々な手に渡り、災害の種になっています。
    • メニーアローズ王国:この国は“世界の背骨山脈”にまたがって広がるオークの国です。かつてオークの戦士、オブッド・メニーアローズは剣士ドリッズトやミスラルホールの王ブルーノとの戦いを経て“グルームシュに選ばれた者”としての力を得ました。1371DR、彼はボロボロの旗を掲げて“世界の背骨”山脈に散らばるオークの部族を統一しました。1409DRに彼は老齢により亡くなりましたが、今もメニーアローズ王国はオブッド17世の支配下で北方屈指の危険で強力な国として存続しています。仇敵である人間やドワーフの国との間において互いを容認して交易していますが、しばしば戦が暴発し、まれに友情が芽生えることもあります。
  • ルルアー(Luruar):“シルヴァーマーチ”とも呼ばれるルルアーは3つの強力な都市からなる連盟です。広大な広野と森林、そこに潜む遺跡と怪物に囲まれてはいますが、これらの都市は安全で信頼できるものとしての評判を得ています。
    • シルヴァリームーン:“北方の宝石”とも呼ばれるこの街は学問の中心で卓越した美の象徴です。太古の木々と天をつく尖塔が調和し、あらゆるものが曲線で装飾され、空を飛ぶ乗騎が飛び交い、音楽と笑い声がこだましています。この街には大きな学校と様々な寺院があり、強力な魔法防御によって守られています。常備軍である“白銀騎士団”は都市の防御と共に、周辺都市への分遣や、街道の守備も担っています。
    • エヴァーランド:ローヴィン川の岸辺に位置する町は活発な商業都市です。分厚い石の城壁と都市中心の交易広場に続く機能的な都市設計がなされています。100年ほど前にハーパーが解散した後、ネザリルの脅威に対抗するためにこの街にある“月光塔”で再結成されました。ネザリルが滅びるまでの間は跋扈する暗殺者から逃れるため、“月光塔”がおおやけにされている唯一のハーパーの拠点でした。
    • サンダバー:この二重の城壁を持つ要塞都市は同盟国の中で武力の要です。都市の防衛部隊と“血斧傭兵団”が頻繁にやってくるオークや他の侵略者を迎撃しています。この街の地下にはエヴァーファイアーと呼ばれる厳しく警備された火山断層があり、そこで生産される魔法の武器はフェイルーン最高の武器の一角です。
    • ミスラル・ホール:“世界の背骨山脈”南にあるこの砦は、北部フェイルーンで最も有名なドワーフの都市国家です。巨大な花崗岩の門を持つ上層部は侵入者に対抗する罠に満ちたトンネルになっており、中層部はミスラル鉱山と作業場、それ以下の階層に居住区画が広がります。この要塞は1200DR頃に掘り当てた影界の門から現れたシャドウ・ドラゴンのシマーグリムに滅ぼされ、魔物の巣となっていました。1356DRにブルーノー・バトルハンマーが奪還し、第8代王となりました。王は既に逝去して久しいですが、その旗は国旗として掲げられています。
    • メンゾベザラン:フェイルーン北西部の全域にわたって広がるノースダークの中で最大の都市がドラウの街メンゾベザランで、ルルアーの地下深くに位置しています。この街はロルスに捧げられた厳格な母長神権制が引かれており、25,000人ほどのドラウと、ほぼ同数の奴隷が住んでいます。高名なドラウの剣士ドリッズトはこの街に生まれ、後に出奔しました。
  • 西ハートランズ(Western Heartlands):西ハートランズはソードコーストとコアミアやドラゴンコーストの間に広がる地域です。広大な草原の中に丘陵や底なし沼、湿原、森林が点在しており、そこには怪物が満ちています。かつて多くの帝国がこの地域を支配しようと試みて失敗し、その残骸の要塞廃墟が残されています。この地域は東西の交易の要であり、護衛として冒険者は歓迎されます。
    • ナジャラ:北東の森林と“高湿原”を版図とする蛇の国です。ダークナーガのジャラント“蛇の王”としてナーガやユアンティ、リザードフォークからなるこの国を支配しています。また始祖ターペンツィもアンデッドの姿で“ナジャラの守護者”となっています。地域で最も強大で危険なナジャラはだと警戒されていますが今のところ動きはなく、周辺国とも交易、交渉も行っていません。この地は爬虫類の創造種族サールクの遺跡が眠っています。
    • ボアレスキア橋:消滅した王国の名を冠したこの橋は曲水川にかかる“通商道”の要衝です。1358DR、“災厄の時”で神々が地に墜ちたとき、シアリックが殺戮の神ベハルと戦って殺害しました。以来、この川のここから下流は汚染されています。黒い花崗岩でできた橋の両側にはシアリックとベハルの彫像があります。橋のたもとにはいつもキャラバンが留まりキャンプ地になっています。
    • エルターガルド:トームを国教とする神権国です。首都エルタレルの上空には“第二の太陽”と呼ばれる珠が輝き、24時間ずっと昼と同じ明るさで照らしています。闇の生物はこの都市を見ることすらできず、アンデッドは燃え尽きます。トームの大観察官がパラディンからなる騎士団を統率し、全フェイルーンに正義の審判をもたらすために活動しています。この国の方に3回違反すると地下の“審問官のダンジョン”に放逐され、彼らを再び目にすることはありません。日常的に口と態度の悪いキャラバンや川船団はエルタレルへの停泊を嫌がりますが、他の都市国家はエルタレルの正義を怪物よりはましなものと容認しています。
    • 通商道に連なる街:ボアレスキア橋 ~ トリエル ~ “キャラバンの都”スコーヌーベル ~ “谷の宝石”バーダスク ~ “千の尖塔の街”イアリーエイボア ~ イースティングは通商道沿いに並ぶ街で東西の交易に向かう商人で賑わっています。これらの街では護衛の冒険者は何時も歓迎されます。中でもイアリーエイボアは特に大きな都市です。河岸の限られた土地のために居住空間が縦に伸び、住人はより高く奇妙な塔を建てる競争をしています。商家の争いはまれに競争相手の塔を引き倒そうとする破壊活動に至ります。
    • エヴァレスカ:北東部、アノーラッチ砂漠との境にあるハイエルフの都市です。常に霧に包まれた峡谷地域の高さ1000ftの断崖上に建てられており、植物と一体化した巨大な尖塔が無数に立っています。街全体が強力な魔法陣で守られており、許可のないものは侵入できず、住人は建物の垂直な壁を歩き、生活できます。1371DR、エヴァレスカの墓守ガラエロン・ニメドゥはネザリル12公子メレガントとの戦闘によって“シャーンの壁”を破壊し、邪悪な古代種族フェアリムを解き放ってしまいました。1372DR、メレゴントとの協力によってフェアリムを滅ぼしたものの、メレゴントの死に際の策略によりネザリルの浮遊要塞都市をフェイルーンに呼び戻すことになりました。その後100年に渡って、エヴァレスカはこの戦いで受けた損害を修復しつつ、ネザリルと戦い抜きました。
  • コアミア(Cormyr):コアミアは落星海の西岸にある古く強力な尚武の国です。国土の多くが深い森に覆われており、周囲は峻険な山脈に囲まれています。アノーラッチやセンビアのような危険な国と国境を接しており、山脈にはオークらの野蛮な種族が暮らしています。にも関わらず、2つの強力な戦闘組織および森のフェイや周辺の善の国々との同盟で国を守り抜いています。100年前に復活したネザリル帝国との抗争を1487DRにディルランズとミスドラナーとの同盟により勝利しましたが、相次ぐ王族の死亡や、首都包囲戦に至ったことから大きな損害を受けたものと考えられます。
    • スーゼイル:コアミアの首都であり、重要な貴族と商家が住んでいます。中心には王家の宮殿があり、周囲には庭園や貴族の建物があります。現在のコアミアは女王リードラ・オバースキアが治めています。彼女はネザリルとの抗争の中、相次いで死亡した祖父フォリル一世王、父アーヴェル王の後を受け、負傷した弟バロヴァスに代わってスーゼイル包囲戦を戦い抜きました。戦後、継承権を辞退した弟に代わり、彼女は女王位につきました。
    • パープル・ドラゴン・ナイツとウォー・ウィザード軍:パープル・ドラゴン・ナイトはその精強さは名高いコアミアの精鋭騎士です。彼らは危地にあって粘り強く、鬨の声と共に見せる強烈な連携攻撃を見せます。ウォー・ウィザード軍は研究でなく戦闘と謀略への対抗に特化した魔術師の部隊です。彼らの魔法戦闘技術はネザリルの者たちでさえ警戒します。
    • ティルバートン痕:コアミアの北端、アノーラッチ砂漠で嵐角山脈のふもとにある街でした。1356DRのオークの襲撃、1367DRのゼンタリムによるティルバートン強奪、1371DRのゴブリン戦争と数多くの戦役の舞台となってきました。1372DRにネザリル帝国の浮遊要塞スルタンサーの秘密兵器によって闇に包まれて破壊されました。この廃墟に留まった者は段々と霞み、そして消えていきます。
    • 牢獄都市ウェイルーン:ワイヴァーン川の河口にあるこの街には良質な採石場があり、交易と職人の街として知られていました。1385DRに街に蔓延するシャー信仰とネザリル密偵が発見されたため、この街は煉瓦と魔法で隔離された牢獄都市とされました。スパイや反逆者は刺青を入れられてこの街に投げ込まれます。街のなかでは常に様々な犯罪集団の抗争が行われています。
    • “鋼鉄の王女”アルセア・オーバースキア:アルセアは1356DRから1379DRに活躍したコアミアの王女です。1356年のティルヴァートン防衛戦への参加をはじめとした様々な戦役に参加し、月海地方など遠くの地での冒険でも活躍しました。1371DRにコアミアの宿敵、悪魔竜“赤の”ナラヴァラらとの戦いでのエイズーン4世王の戦死を受けて摂政として国を立て直し、成長したエイズーン5世に引き継いでから、DR1379に死亡しました。彼女の霊が今も残り、コアミアと王宮を守っているといわれています。
  • アノーラッチ砂漠(Anauroch):アノーラッチ砂漠は古代魔法帝国ネザリルと古代種族の戦いによって荒廃した荒地です。この地にはベダインと呼ばれる遊牧民が住んでおり、古代帝国の遺跡が眠っています。現在アノーラッチの荒野は回復しつつあり、緑地が見られるようになっています。
    • ネザリル帝国:およそ-3800DRごろに成立した邪悪な古代魔法帝国です。現在のフェイルーンで失われた強力な魔術によって版図を広げ、浮遊都市から各地を支配していました。しかし-480DR、古代種族フェアリムとの戦いが発生し、フェアリムの“枯渇魔法”によってアノーラッチは砂漠化しました。戦いの末、-339DRに苦戦したネザリルの高位魔術師カーサスが呪文によって魔法の神に成り代わろうとして失敗し、魔法の“織り”の一時的な消失によって大災害が発生しました。浮遊都市は多くが地に墜ち、首都スルタンサーが影界に退避して帝国はフェイルーンから不在となりました。帝国は最高位プリンスのテラモント・タンスルとその血縁からなる12人の公子(公女もいます)によって支配されています。12公子の一人メレガントの活動により、1372DRに浮遊要塞都市スルタンサーがフェイルーンに復帰、他の都市も修復してネザリル帝国を復活させました。彼らはセンビアを侵攻して傀儡国家とし、周辺国すべてを侵略して大きな損害を与えました。しかし1487DRにデイルランズとミス・ドラナー、コアミアの連合軍との決戦に敗れ、テラモントと12公子の多くが死亡、スルタンサーはミス・ドラナーに墜落してネザリル帝国は滅びました。その残党については詳しいことは分かっていません。
    • フェアリム:強力な独自魔法を操る嗜虐的で邪悪な古代種族です。4本の腕が生えた円錐状の身体の縁に牙が並び、毒針を備えた尾が伸び、浮遊して移動します。地下に住み、ネザリル帝国との戦いで“枯渇魔法”を使用してアノーラッチを不毛の砂漠に変えました。-339DRのネザリルの消滅時に別の古代種族シャーンが作成した“シャーンの壁”によって封じられていましたが、1371DRに解放されました。直後に復讐手段を練っていたネザリル帝国の攻撃を受けて駆逐されたと見なされていました。1488DR、ネザリル軍の残党とベダイン部族が遺跡“記念碑”における戦いによって、この巣からフェアリムは目覚めて活動を始めました。彼らへの対抗手段をもつネザリル帝国は既に存在しません。
    • 影海:山脈に囲まれたこの湖はかって、“隠された湖”と呼ばれていました。神話の時代、“輝く黄金の”ガールが山脈の宝石を魂にノーム種族を創造しました。最初のコボルトもまた、この山脈の洞窟に潜んでおり、彼らが宝石を盗もうとしたので、ガールは洞窟を壊して湖の中に沈めてしまいました。
  • センビア(Sembia):落星海の北西岸にある悪辣な商人として知られる独立都市国家の連合です(北東から南西までにウホーン、首都セルゴント、セイアールーン、アームラスピア、デアルーンなど)。ネザリルは1400DRまでにセンビアを軍事的に支配しましたが、センビア人の柔軟な適応能力と商魂は健在でした。彼らはネザリルの商取引の窓口となって財を築きなおし、魔法の支援を得て支配地を増やし、更に新たなビジネスを開始しました。センビアの通商能力にネザリルの影魔法を組み合わせた“影キャラバン”は影界を経由する運輸によってトリル中の顧客に素早く正確に荷を届ける流通革命を起こしました。1487DRにかけてのネザリル帝国の崩壊に伴ってセンビアは混乱しながらも、元の都市連合に戻りつつあります。
    • ウホーン:この鉱山都市はネザリルの魔法によって、石の絶壁を切り崩され、無数の“地片”が宙に浮く奇妙な街となりました。住人はこの状況に適応して人口が増し、より高い採石場や“地片”に住むことを地位を競っています。
    • オーデューリン大渦:かってここにあった首都オーデューリンはネザリルの魔術によって影界に引き込まれて消滅し、代わりに影の大渦が残されました。1484DR、ティーフリングの超能力者であるマガドン・ケストはネザリルの浮遊要塞サッカーズを乗っ取り、大渦に突入させることで、これを消滅させました。
    • アームスラピア:かって寺院都市として知られていたこの街はネザリルの支配に激しく抵抗した結果、苛烈な制裁を受けました。寺院や有力者の邸宅は炎で焼き尽くされて住人は奴隷にされ、街は黒い影に覆われて街路を影の魔物が徘徊しています。1439DRにコアミアに解放されていち早く独立国家に戻りましたが、これらの影響はいまだ尾を引いています。
  • 月海地方(The Moonsea):月海は天然の深い湖です。この地域には専制君主や野蛮人、巨人の支配する地がパッチワークのように囲んでいます。荒涼とした風景と過酷な冬、暴れ回る竜と無慈悲な海賊と強欲な専制君主で悪名高く、それぞれが悪辣さのしのぎを削っています。月海地方に整備された道やキャンプ地はなく、移動は水上交通に依存しています。ここにはフェイルーン全土にまたがる犯罪組織ゼンタリムの大拠点が存在し、またドラゴン・カルトも拠点を確保していると噂されています。危険と悪名高い廃墟がたくさんあるこの地域には多くの冒険者が集まってきます。
    • ライドの遊牧民とターのオーク:北西の草原地域ライドには野蛮な遊牧民が暮らし、北東の湿地“大いなる灰色の地ター”と周囲の山脈にはオークやオーガ、その他の人型生物の部族が暮らしています。フランやフルヴォント、センティア、フルブルグといった月海北岸のの町はこれらに脅かされています。
    • ゼンティル・キープ:かつて月海最強の都市だったこの要塞はゼンタリムの本拠地でした。この街は640DR頃に月海の西岸に建築され、創建時の勢力抗争を制した魔術師ゼンティルの名を取って街の名がつけられました。1260DRに街の支配を得た魔術師マンシェーンはベインの司祭フズールと協力して“ブラック・ネットワーク”あるいはゼンタリムと呼ばれる犯罪組織を造り上げました。以降、ゼンタリムの本拠地として様々な陰謀や戦闘の拠点となります。1383DR、フェアリムとの同盟を画策していたゼンタリムはネザリル帝国の浮遊都市の攻撃を受けて廃墟となりました。ゼンタリムは廃墟の中で活動を続け、ネザリル消滅後の1489DRには拠点として再建しました。しかし、放置された部分がダンジョンとして街に残っています。月海には他にも“ドラゴンの背山脈”の尾根に連なって並ぶ“大ガラスの要塞”などの拠点があり、これらも再建中です。
    • ムルマスター:月海の西岸にあるベイン崇拝の中心地で、鉄鋼業と漁業の街です。都市全体が腐った魚と溶けた鉄の匂いで悪臭が立ち込めています。街には犯罪がはびこっており、盗賊、古買屋、暗殺者が群れをなしています。最大の犯罪組織は街を統治する“剣会議”そのものです。ベイン寺院である“黒き主の館”は“剣会議”に強い発言権を持っていますが、他のメンバーも負けず劣らずの悪意と欲望に満ちており、これを支配するには至っていません。
    • ヒルズファー:月海南岸の断崖絶壁にあるこの街は、月海の生産品と南の地域の産物の取引の拠点となる交易都市です。この街から伸びる街道はデイルランズやコアミア、センビアにまで伸びています。この街は強力な常備軍を備えており、周囲に潜む怪物から街を守っています。ヒルズファーの貴族は南に広がるコーマンソー森林を掃討して定住地を広げようとしていますが、エルフ達に阻まれています。エルフ達との間には互いに不愉快な平和を維持していますが、近年のネザリル侵攻時にはエルフと同盟を組んでこれに対抗しました。
  • ディルランズ(Dalelands):デイルランズは大きな峡谷と深い森林におおわれた地域で、峡谷ごとに自治を行って暮らしています。ディルランズを統一したことがあるのは1338DRの“マントを着た王”エイアンカーのみで、大きな国家や軍隊はありません。しかし、この地域に住む人々の多くは戦いの技を身につけています。脅威が発生したときには皆が民兵となって戦います。ディルランズについてはディルランズ詳細ページを参照してください。
    • コーマンソー森林:ディルランズの北側から月海地方との間に広がる広大な森林です。この森はフェイルーンにおけるハイエルフ達の最大の拠点です。木々の密な樹冠の高さは100ftから中央部では400ftに至ります。密生した下生えと霧のなかを緑竜などの危険な生物が徘徊し、森全体にエルフ以外の人々を遠ざける守護魔法がかかっています。森の中にはかつて“涙戦争”の引き金になった、邪神モーンダーの寺院跡や、“キノコの城塞”などの危険な遺跡が眠っています。
      • ミス・ドラナー:かってこの森のエルフ統一王朝の首都だった廃墟です。強力な守護魔法で守られたこの街は、様々な種族との友好を育んで“愛の都”や“歌の都”と讃えられていましたが、771DRに発生した魔物との“涙戦争”の結果、放棄されて廃墟となりました。1374DRにエルフ達が戻って100年間で復興しました。しかし、1487DRにミス・ドラナー上空で行われたネザリル帝国との決戦の結果、ネザリル帝国の首都である浮遊都市スルタンサーがミス・ドラナーに墜落しました。現在のミス・ドラナーはエルフ都市と同時にネザリル城塞の遺跡でもあります。ミス・ドラナーについてはミス・ドラナー詳細ページを参照してください。
    • 悪夢の谷、ダガーデイル:北北西、アノーラッチ砂漠と月海地方に接する地域です。ゼンタリウムとの戦いの最前線であり、同時に浸食されています。外敵や内部抗争、人狼や吸血鬼との凄惨な戦いの逸話を持ちます。
    • 滅んだ谷、'タークハルディル:西北西、アノーラッチ砂漠に浸食されて放棄されました。謎の恐竜人が生息していましたが、今は見当たりません。
    • 妖精の谷、シャドウディル:北西、深い森に強い資源の力が宿り、多くの妖精が暮らしています。このディルにあるシルヴァーハンド農場はハーパーの重要拠点であり、ストーム・シルバーハンドはその指導者です。ここに住む賢者エルミンスターは世界の動向に大きな影響力を持つ強力な魔術師です。
    • 霧の谷、ミスルデイル:中央部、朝夕に霧に覆われる神秘的な風景の地域です。それぞれのディルの代表者が集まって開催されてるディル会議はこのディルのアシャーベンドフォードの町で行われます。
    • 古戦場、バトルディル:北部の地域です。かってディル全土を巻き込んだ決戦の多くがこのディルで行われました。ディルを統一したエイアンカーの拠点でした。戦神テンパスの大寺院剣の修道院があります。
    • 肥沃な谷、フェザーデイル:中央部の東よりの地域。土地を買い占められてセンビアの支配下になっています。川にかかるブラック・フェザー・ブリッジは邪神シアリックの聖地です。
    • 最古の谷、ハロウディル:北東の地域。ディルランズで初めて人間が入植した町です。交易道の整備により最近になって発展中です。亡者のうろつく“冷原”で他から分離されています。
    • ならず者の谷、スカーディル:東側の地域。ならず者が集う港町を中心とした騒がしい地域で、たびたびの騒乱の現況になっています。現在はセンビアの支配下にあります。
    • 歓迎の谷、ディーピイングディル:南西部。湖と深い森に囲まれた地域で、住人は寛大で融和的です。エルフの町センブルホルムがあります。
    • コアミアの同盟、ハイデイル:南南西地域。高山に孤立した尾根にある街です。山の中に技術神ガンドの聖地やハーパーの聖地があります。
    • 軍国の谷、アークヘンディル南南東地域。住人が要塞化した町に暮らす軍国主義の地域です。正体不明の3人の仮面の領主に支配されています。
  • 広野(The Vast):“広野”はトロル山脈とアースファスト山脈の間に広がる平原で、良い港がたくさんあります。センビアがネザリルに支配時に多くの難民がこの地に押し寄せました。独立都市国家が乱立する地でしたが、近年に合併してヴェスパリンという新しい国となりました。この地は交易とバカ騒ぎ、詐欺の中心地です。商業と腐敗がこの国を支配しています。
    • カローント:カローントは腐敗した大都市で皮なめしが主な産業です。数マイルに渡ってその悪習が漂います。カローントを治める商人公爵たちは自らの欲望のために他人の財産を挑発することにためらいを感じません。町を訪れるものは富や財産を隠して静かに歩きます。
    • タントラス:“広野”の首都タントラスは明確な階層構造のある港町です。区域に明確なランク付けがなされており、目にするもの全ての景色が変わります。町を治めるのは最も裕福な商人からなる“金色ロード会議”です。財を成せばロードに加わり、失えば追放されます。1358DRの“災厄の時”に正義の神トームのと圧政の神ベインの化身がこの町に現れて戦い、街の半分が廃墟になりました。トーム教会が復興に努めたので、街でトーム神は人気があります。
    • レイヴン・ブラフ:この巨大な港町は“広野”の輸出農作物の多くを扱う商業都市です。昔から騒々しい町でしたが、センビアからの難民の流入でいっそうに騒がしくなっています。この都市には無数の地下室と地下洞窟、アンダーダークへの入り口があり、冒険者が集まっています。
    • プロキャンパー:プロキャンパードラゴン入江の東口にある交易港です。この町はドワーフの地下都市の上に建設されました。要塞化された高い城壁をもつ守りの固い都市で、金細工と宝石細工、宝石商と盗賊たちで有名です。
       
  • ヴァサ~ダマラ(Vaasa, Damara):“冷地方”とも呼ばれる北の大氷河に面した地域です。この地域は長い冬と年中低い気温で暮らしにくく、数々の危険が人々を脅かしています。ここでは常に危険に立ち向かう英雄が求められています。
    • 大氷河:ノヴァラランド山脈に沿って延びる大氷河は、まどろみの半神ウルティヴのネックレスから造られたと言われています。氷河には白竜やルモアハズ、アイス・デヴィルなどの氷の魔物が無数に住んでいます。大氷河のどこかに“氷の女王”の居城があり、かつては力を維持するために人々を攫っていました。しかし近年、何者かによって彼女は殺されたと言われています。大氷河が少しずつ溶けて氷の下に眠る忘れられた文明の遺跡が現れ、冷血の亡者がさ迷いだしています。
    • ヴァサ:ここは険しい山脈に囲まれた凍結した湿原、ツンドラからなる荒野です。かつて悪のリッチである“ヴァサの魔王”ゼンギーが支配し、ダマラや周辺地域を占領しました。魔王は英雄たちに退治されましたが、彼が住んでいた呪印の刻まれた黒い石の要塞、“危険の城”は脅威のままです。多くの魔物や竜、それすら超える何かが潜んでいます。1385DRに暁の巨人“鉄空の主”テロスが流星として落下した後、ウォーロック騎士団と名乗る集団が現れました。彼らはテロスを鉱床として製錬した魔法の鉄で武装し、ヴァサ全域を制圧、人々を奴隷として酷使しています。
    • ダマラ:ダマラは険しい山脈と深い森に囲まれた囲まれた狭い土地で、流れの速い川が居住地を結んでいます。夏には川をボートが行き交い、冬にはソリが走ります。農業には向きませんが、鉱山から良い金属や宝石を産出します。過酷な自然にも関わらず頑健な住人達はこの地を誇りにし、ドワーフやハーフリング、ハーフオークらと共存しています。ダマラの人々はいつも周辺国からもたらされる危険に立ち向かってきました。現在は西方ヴァサのウォーロック騎士団、北の大氷河の亡者、南のインピルターのデーモ、坑道の地底湖から繋がるアンダーダークの危険にさらされています。現在の支配者である僭王フロストマントルは危機に気付いていますが、自らの権力にしがみ付くのに懸命で手を打てていません。
       
  • インピルター(Impiltur):インピルターは落星海北岸に延びる海沿いの国です。かつては冷地方と海洋貿易あいだの貿易路としてにぎわう地域でしたが、現在は見る影もありません。1385DRの呪文崩壊に伴う混乱で国王が死に、現在は乞食めいたボロ切れをまとった“大会議”が統治しています。しかし、呪文崩壊によって解放されたデーモン群“サロス友愛会”とカルト信者が跋扈し、状況は悪化の一途です。
    • ニュー・サーシェル:北東の入江に位置する首都の港街はデーモンの汚染が深刻です。この街では不浄に変異した議員が暗躍し、デーモンが徘徊、無辜の住人が儀式の生贄に捧げられます。大谷のダンサロス遺跡から持ち込まれたという巨石が原因であると噂されています。
    • ライラバー:南西にある大きな港町で、犯罪都市として有名です。自警団と犯罪組織が協定を結び、互いの損にならないよう仕事をしています。犯罪まみれの一方で、この町のデーモン汚染は軽度です。町にはデーモン・ハンター組織があり、彼らが町を拠点に各地にデーモンの首を狩りに向かいます。
       
  • 落星海(Sea of Fallen Stars):フェイルーン中央部を占める最大の内海です。様々な国とその沿岸を接する海路貿易の中心で、多数の商船や海賊船が海上を行き交います。海中ではシー・エルフやマーフォーク、サフアグン、クオトア、スカムなどの様々な水棲種族の海底王国が争っています。落星海は1385DRの呪文崩壊において水位が下がって縮小しましたが、1485DRから数年続いた大雨で水位が上昇して元の大きさに回復しました。
    • 海賊島:センビアの南東沖にある、高い山がそびえる島と周辺の諸島群です。島の2つの港にはいつも50隻ほどの海賊船が停泊しています。島は海賊と極悪非道なクズが住む無法の地で、商船にとって最大の脅威です。海賊たちは諸島の入り江に船を潜ませ、商船やあるい他の海賊船を襲撃します。
    • 海底都市ミス・ナンター:アグラロンド西の海底にあるシー・エルフの海底都市で、強力な上位魔法で守られています。襲撃を繰り返すサフアグンといつも戦っていますが、“天駆ける都”が現れたときには協力して迎撃します。
    • “天駆ける都”クサイフュー:雷雲をまとって落星海の上空を彷徨う巨大な石柱です。これは無数のアボレスと奴隷種族が住む“アボレス主権国”の移動都市です。その外壁表面を無数の絵文字が変化しながら絡み合い、長大な触手が這いずります。都市のそばでは現実が歪められ、巨大な深海生物が空を泳ぎます。クサイフューは主権国の一員以外の全てに有害です。他のアボレスも主権国と関わるのを避けようとします。
  • ナーフェル(Narfell):ナーフェルは凍結したアイスレース湖と巨人尖山脈、ナー山に囲まれた冬の国です。まばらな草地の広野を、毛むくじゃらの馬に乗った遊牧民がトナカイと野牛を狩って暮らしています。ナー族と自称する遊牧民はかつてあらゆる異世界から魔物を招請して契約を交わしました。その結果として、ナー族にはティーフリングの血を引く人々が多くいます。古代ナー族の遺跡がこの地の荒野や地下に放置されています。近年、遺跡から蘇った秘法がナー族に広まりつつあります。
    • ビルトゥーバリス:ほとんどの季節では広大な平地にすぎませんが、夏になるとナー族が集結し祭りを開きます。何マイルにも渡ってナー族の皮テントと外国商人の簡易住居が埋め尽くし、飲み、食べ、取引します。結婚する者もいれば、物語を交換する者もいます。この場で諸部族間の協定が結ばれます。
    • 巨人尖山脈:。ダマラとの境界にそびえる山脈とその峡谷には、その名の由来になった丘巨人や石巨人、オーガやゴブリン族の諸部族が住みついて山道を支配しています。それら部族のなかにはダマラの僭王と結託して峡谷で“”課税する権利を主張するものや、ナー族の遺跡から盗み出した秘宝で他を脅かすものもいます。
       
  • 大谷(Great Dale):大谷は北のダン森と南のレシアー森の間150kmほど延びる長い峡谷で、いつも強い風が吹きぬけています。峡谷は荒れ果てた土地で、崖に張り付くように幾つかの小さな町が建てられています。この地では古代ナー族の残した遺跡が幾つもあり、そこから現れるデーモンにドルイドたちが対抗しています。
    • ダン森:この森の中心には、古代ナーフェル帝国の首都ダンサロスの廃墟があります。ナーフェル帝国はデーモンまみれの国であり、滅亡後はドルイドが遺跡を封じていました。1370DR、病毒の女神タロウナの下僕、“腐敗男”の手によってダンサロスの封印は解かれました。現在は数百のデーモンが徘徊する魔の森と化しています。鱗ある巨大な鬼エスカルと、直径10mの闇の塊である“不変の女王”の二体の弱小デーモン・ロードがここの支配を主張しています。
    • レシアー森:多くの野生動物が暮らす深い森です。ドルイドやレンジャー、トレントが巡視し、デーモンから森を守っています。森には秘密主義のエルフの村が幾つか隠れています。
       
  • セスク(Thesk):セスクは落星海の北東岸、北のレシアー森林と南のセスク山脈の間に走る峡谷地域です。港湾都市テルフラムは東方のカラ=トゥアから続く交易路“金路”の終着点です。ここからは海路で落星海西岸のドラゴン・コーストに延びています。この地域に住む人間の半数は東方の血を引くショウ人であり、東方文化がパッチワークのように散りばめられています。東西の文化が入り乱れるセスクの人々は寛容で融和的、様々な種族が暮らしています。
    • フサント:セスクの中央、レシアー森林のナーグ山の狭路にある都市で、セスク文化の中心地です。1360DR、東方のトゥイガン遊牧民による西方地域への大規模な侵攻に対し、セスクは多くの援軍を得て対峙してフサントで勝利しました。西部同盟が集合地であったこの街は、今でも驚くほどに多様な文化を持ちます。対トゥイガン戦で活躍したゼンタリムのオーク部隊は、この地に残って人々と融和しました。周辺では働くオークやハーフオークは珍しくありません。フサントには最大のショウ人街があり、ここではカラ=トゥア文化に埋め尽くされています。ショウ人街に潜む恐るべき犯罪組織“ヤクザ”はテルフラムを拠点にするブラック・ドラゴン・クランと縄張り抗争をしています。
    • ドラゴン顎山脈:南方のサーイとの間にそびえる峻険な海沿いの山脈です。この山脈全域の高地にはノームが隠れ住み、農業や採掘を行って暮らしています。山脈の峰にはカッパー・ドラゴンらが住み、それぞれに縄張りをもっています。竜の長、古代竜フィローゼリモスは同族と共にサーイを監視しています。
       
  • ラシュメン(Rashemen):ラシェメンは西のアシェイン湖と東の日の出山脈にぐるっと囲まれた起伏に富んだ森の国です。この国には様々な妖精と精霊、怪物が住んでいますが、人々はうまく共存しています。表向きは首都イミルマーで“鉄の領主”が統治していますが、実際にはウィッチラランと呼ばれる仮面の魔女たちが治めています。見た目のおだやかな雰囲気に反して、ラシェメンは強かで粘り強い国です。周囲を危険な国に囲まれているにも関わらず、仮面の魔女が振るう魔術と“鉄の領主”が率いる狂戦士たちは侵略者の全て(ナーフェル帝国からローマサー、ムルホランド、トィガン遊牧民、サーイまで)を撃退してきました。
    • アーリング森:魔女が支配する関係者外立ち入り禁止の森です。彼女らはここで精霊や妖精と交信して儀式を行い、ジルドと呼ばれるファイアー・ワインを醸造します。フェイルーン屈指の魔法使いレイディ・ラミーナがここに住んでいます。
    • アシェイン湖とアシェン森:“涙の湖”とも呼ばれるアシェイン湖の澄んだ水はニクシーやネレイドといった妖精、謎の水棲クリーチャーらによって守られています。これらすべては一体の水の精霊に支配されています。湖の水で育まれたアシェン森は人の手が入らない常緑森林です。野生の獣と妖精、精霊、獣人、トロールなどが住み、どれもが他の地域で見られるより強く狡猾です。森を徘徊するトレントは魔女から要請を受けると彼女らを支援します。
       
  • アグラロンド(Aglarond):アグラロンドは落星海の東岸から突き出た半島です。タナス山脈から走る起伏に富んだ地形は深い森に覆われ、入り組んだ海岸線は入江になっています。この国ではエルフと人間が混じりあって暮らしています。地元民の多く住民がハーフエルフであり、どちらか片方の純血と言えるものはほとんどいません。鉱石やワイン、楽器などの工芸品の産地ですが自給自足を基本としており、貿易は盛んでありません。アグラロンドと陸続きになっているのは東側のサーイのみです。アグラロンドは周辺国家と協力してこの邪悪な魔法国家に対抗し、抑え込んできました。
    • “アグラロンドの魔女王“シンバル(The Simbul):シンバルはフェイルーン最強のソーサラーとして知られる強力な魔法使いです。766DRに“七姉妹”の一人、アラスラ・シルヴァーハンドとして生まれました。彼女はラシュメンの魔女に育てられ、この地でのサーイとの戦いに参加しました。魔女の元を離れたアラスラは“ミスタラに選ばれし者”として多くの次元界で冒険し、アグラロンドにて古代神の名をとってシンバルと名付けられます。1320DRに女王となって以降、シンバルは強大な魔法を振るってサーイ軍と対抗しました。呪文崩壊後の1425DR“七姉妹の年”に彼女はミスタラ復活のために世界の表舞台から姿を消して活動を開始し、後に生命を犠牲にしました。今やアグラロンドには彼女の守りはありません。
    • シンバーグ会議:首都の港街ヴェルタラーでアグラロンドを統治しているのは、シンバルの教え伝えられたシンバークと呼ばれる魔術師からなる15名からなる会議です。引き継ぎ当初の混乱と内戦を抑えて国をまとめたものの、隣国サーイの脅威、ヴェルタラーに広がりつつあるスラム街と革命の火種、シンバーク会議に紛れ込んだ密偵など様々な不安要素に直面しつつあります。
    • タナス山脈とユア森:タナス山脈は高くて起伏に富んだ山脈で、幅広の山道が山脈を迂回して通っています。グリフィンや巨人が斜面に暮らしており、放棄された銀鉱は大規模なゴブリン部族の巣穴になっています。半島を覆うユア森には多くの妖精が住んでおり、中には邪悪な群れもいます。森の奥にはエラドリンの遺跡や太古の次元門が残されており、ときどき誤動作をします。これにより森の中から悪夢のような光景がなだれ出します。
    • 水没ラオスカンド:アグラロンド周辺には海岸線の変化によって水没した都市が幾つかあります。代表的なのがラオスカンド入江に眠る古い都市です。水底に沈んだ都市の街路を魚が泳ぎ、塔には怪物が潜んでいます。この滅んだ都市の財宝は今も水底に眠っています。
    • 監視城壁とウンダマー:要塞都市グラロンダーからタナス山脈南部の峰に沿って15マイルにわたる巨大な石造の城壁です。サーイに対抗するために魔法で建てられ、この地の防衛を担っています。この地に駐屯部隊の戦力が著しく減少しており、周辺で活動する敵や怪物の動きが大胆になってきています。一方、北方の要塞都市エメックはサーイに占拠されてウンダマーと改名、怪物と亡者が徘徊する町となりました。周辺から駆り出された若者たちが町からあふれ出る脅威に対抗するために消耗戦を繰り返しています。
       
  • サーイ(Thay):サーイは落星海の東岸、アグラロンドの根元に位置する邪悪な魔術師の国です。風の吹きすさぶ台地と山脈にねじれた荒地、乾ききった渓谷からなり、峰々から吹き出すと煙と灰が太陽を遮り、暗がりに包まれています。サーイは古代ネザリルとアイマスカー帝国の系譜を引く魔法国家であり、922DRにムルホランドから独立しました。サーイはレッド・ウィザードと呼ばれる強力な魔術師集団に支配されています。この国の支配者は強力無比なリッチであるザス・タム、直属の7人の臣下からなるザルカー会議が仕えています。かつては生きた魔術師が支配していましたが、現在の支配者は皆アンデッドと化し、無数のアンデッドが住む亡者の国と化しています。苛烈な奴隷制を敷いており、生きている住人は厳しい生活を送っています。サーイの特産品は強力な魔法の品物です。ネザリルが滅んだ現在のフェイルーンで最も強力で危険な国の一つがサーイです。
    • レッド・ウィザード:レッド・ウィザードはサーイの支配階層である魔術師の集団です。彼らは8つの呪文系統のどれかに専門化し、驚異的な熟達を示します。髪を剃り落として全身に刺青を彫り、刺青を介して魔術を束ねる強力な儀式“円陣魔法”を使用します。この円陣魔法によって他の魔術師たちが為しえない強力な魔法を使います。呪文系統ごとのトップがザルカーと呼ばれ、サーイの支配者として君臨しています。レッド・ウィザードは国内で常に激しい政争や奴隷の管理をしていますが、中にはそのような些事に関わりあうよりもサーイを離れ、研究に没頭することを選ぶ者もいます。サーイがアンデッドの国になってから、一部のレッド・ウィザードはサーイから離れて外国に留まることを選びました。レッド・ウィザードは強力な武装商船を有しており、離れレッド・ウィザードは武装商船で魔法の品の取引を行います。魔術に徹するレッド・ウィザードですが、身を守る肉壁として剣の力の有用性を認めています。レッド・ウィザードの傍らには全身に刺青を彫った強力な戦士、“サーヤン・ナイト”が付き添い、主を守ります。
    • 恐怖環:“呪文荒廃”後の数十年をかけてザス・タムが造り上げた一連のリング状の要塞です。この儀式を利用してザス・タムは神位に昇ろうとしました。この儀式は反乱ザルカーの襲撃を受け、謀反人は皆殺しにされたものの儀式は失敗しました。ここはリッチ・ザス・タムの野望と失敗の記念碑であり、悪の城塞です。この城塞には大いなる財宝と凄まじい恐怖があります。
       
  • ホードランズ(Hordelands):別名“果てしなき荒野”と呼ばれるこの地は、フェイルーン東部からカラ=トゥアにまで広がる草原と荒地です。この地には騎馬遊牧民が草地を求めて放浪の暮らしをしています。外部の者は彼らの事をトゥイガン族と呼びますが、実際には15の部族からなります。彼らはときに同盟を結び、あるいは互いの家畜を奪い合います。1360DR前後にトィガン族のヤマン・カハンが部族をまとめ、フェイルーンの広範囲に侵攻しました。この侵攻はラシャメンとサーイ、セスクで各地から集められた連合部隊に迎撃されることで終焉しました。
    • 金路:金路(Golden Way)は西はセスクのテルフラムからラシャメン、ホードランズの日の出山脈と荒野、東はカラ=トゥアのショウ・ルンやコザクラに至る交易路です。交易路とは言いますが道路があるわけではなく、一連の道標の石碑です。一つの道標から見渡すと次の道標を見通すことができます。このおかげで交易路沿いのオアシスやキャラバンを見つけられます。一方で、この道標は旅人を狙う追いはぎや怪物が隠れて待ち伏せていることもあります。
    • 霧の湖:ホードランズ西部にあるこの湖はいつも霧に包まれています。様々な元素クリーチャーや妖精が住んでいるものの、湖は澄んで暖かく、定住者がいます。金路はこのそばを通っています。湖には古代ローマサー文明の遺跡や元素界への次元門があると言われています。
    • 死者の都:荒野の北には悪霊と死霊に満ちた都市の廃墟があります。この廃墟は地底より徐々にせり上がって街を再生しています。日中には静まり返って無人ですが、夜になると人影がさ迷い、建物から談笑の声が響きます。ここにはネザリルやローマサー、アイマスカーの宝物が眠っていると言われています。
       
  • ムルホランド(Mulhorand):ムルホランドは落星海の南東の海岸から広がる岩がちな荒地の国で、東には紫塵原の砂漠が広がります。この国には他の地域と異なる人種の人々が暮らし、異境の神々が信仰されています。
     かつてこの地にはネザリルの系譜を引く魔法国家、古代アイマスカー帝国がありました。彼らは強力な魔法で周辺を支配し、駆り集めた奴隷を酷使して消費していました。周辺から奴隷を狩りつくした彼らは次元門を開き、地球の古代エジプトに接続、次元間誘拐による奴隷狩りを行いました。何という暴虐か!この非道に怒ったエジプトの神々は、フェイルーンでの苦役にあえぐエジプト民を救いの手を差し伸べました。誘拐された奴隷の幾人かを“エジプトの神々に選ばれしもの”、すなわち神々の力を身につけた半紳“ファラオ”を誕生させました。-2087DR、ファラオに率いられた奴隷エジプト民は神々の支援を受けてアイマスカー帝国を滅ぼし、帝国は地底に逃れました。以降、エジプトの人々はこの地にムルホランド人として定住しました。
     ムルホランドではエジプトの神々が信仰されています。人々はファラオに統治され、ピラミッドを建設します。岩地にはノームやドワーフも住んでいます。古代エジプト文化の伝えているために、かなり技術の進んだ国であり、荒地での農業を行うための灌漑やポンプ設備が整備されています。周辺国家との関係では、似た経緯で古代メソポタミアのウルク民が住むアンサーとは険悪です。
     1385DRの“呪文崩壊”においてムルホランドには対となる世界アイビアが転移、さらにエジプトの神々がフェイルーンから消えてファラオは力を失いました。この隙をついて地底からアイマスカー帝国が復活、移動要塞都市を用いてムルホランドを再び支配しました。1487DRの“第二次大分割”の後、魔術師“世界を渡る者”ネズラムの尽力によりフェイルーンにエジプト神とファラオが復活、地上アイマスカー帝国を紫塵原に追い出してムルホランドは自国を取り戻しました。現在ムルホランドは、アイマスカー帝国の残党やサーイの脅威、アンサーとの確執など様々な苦難に囲まれています。
    • エジプトの神々とファラオ:上記のとおり、ムルホランドでは地球のエジプトの神々が信仰されています。エジプトの神々については、下のリストにムルホランドの神々として掲載しています。ムルホランドを統治しているのはエジプトの神に“選ばれしもの”である半紳ファラオです。現在はラー、アンフル、ホルス、イシス、ネフティス、セト、トトを名乗る半神に統治されています。他のフェイルーンの神々も信仰されており、灌漑とポンプ技術に関してはトト神殿とガンド神殿が協力しています。
    • 地下アイマスカー帝国と地上アイマスカー帝国:奴隷の反乱でアイマスカー帝国は地底に逃れ、ホードランド地底のアンダーダークで“地下アイマスカー帝国”として存続していました。“呪文崩壊”でムルホランドが壊滅したときに、彼らは“地上アイマスカー帝国”として地上に現れて再びこの地を支配しましたが、神々の復活によって紫塵原に追われました。現在でも“地下アイマスカー帝国”とと“地上アイマスカー帝国”はそれぞれに存続しており、彼らは古代魔法帝国の強力な秘法を隠し持っています。
    • 竜の支配する国マーゴーム:ムルホランドの北東地域は地上アイマスカーの復活時に独立したものの、現在は、より獰猛な主人であるドラゴンに支配されています。1409DRに北の赤銅山脈で蔓延したドラゴン疫病から逃れたドラゴンたちがこの地に現れ、彼らはドラゴン・プリンスを名乗り、それぞれの街や村を支配するようになりました。ドラゴン・プリンスには慈悲深いものもいれば邪悪なものもいます。最大の都市は青竜スカルネイディアの治める街で、彼の名を冠しています。彼は臣民にある程度の自由と尊厳を持って扱い、街は大きく発展しました。スカルネイディアはまだ寿命が尽きる年齢では無いにもかかわらず、既に巨大な墓を造らせていますが、その意図を知るものはいません。この街にある“ドラゴンの館”と紫塵海の縁に立つ“爪の塔”はドラゴン・カルトの有力な拠点です。
       
  • ダーパー(Durpar):ダーパーはフェイルーン南東の“大海”の入江“金海”北の岸、北の“巨人のベルト山脈”と南西のカーナ山脈に挟まれた岩がちな土地です。かっては商業帝国として栄えましたが、呪文荒廃による港町の水没と他の地域と繋がる北西部にビーストランズが興ったことで、大きな被害を受けました。人々は襲撃してくる怪物たちからの守りとして積み上げた町の城壁に潜み、そして怪物たちとの駆け引きで綱渡りのように生き延びています。
    • ヴェイランとダサラシ家:首都ヴェイランはカーナ山脈のふもとにある港湾都市です。城壁に囲まれた都市の中央区には100以上の塔が立ち並び、屋上庭園を遊歩道がつないでいます。この街を支配しているのは有力商家のダサラシ家です。彼らはカーナ山脈のホブゴブリン銀眼族の獣族長と同盟を結び、常備軍に組み込むことで他部族からの攻撃に備えています。ダサラシ家はビーストランド地域の獣王の勢力図を見ながら、その首に賞金を懸けて冒険者に攻撃させ、あるいは金や品物、奴隷を奪わせることで懐柔しています。この駆け引きはカーナ山脈が妖精境と繋がり、フォモールのナクモラン王国族が帰還したことで終わろうとしています。
    • プランジェントと“アダマの歯”:北の“巨人のベルト山脈”に屹立する遺跡“アダマの歯”と周辺から、プランジェント・クリスタルという紫色の水晶が採掘されます。この水晶に自立能力を与えて身体の一部と置き換えることで肉体強化したプランシェントと呼ばれる人々がいます。彼らはプランシェント化を人類の進化だと主張しています。この技術はダサラシ家が機密にしています。
    • ビーストランズの獣族長:北西にかつて存在したヴェルドーン王国の町や村の廃墟には怪物達が徒党を組んで住み、いまやビーストランズと呼ばれています。獣族長の中には亡者や巨人、ケンク、竜、ラクシャーサ、ビホルダーすらいます。人間も住んでおり、彼らは奴隷かあるいは無法者のどちらかです。彼らはそれぞれの縄張りを持って、互いの隙をうかがっていますが、外部からの襲撃に対しては手を組みます。注目すべき獣族長として、同盟の提案者である旧ヴェイランの長、バンパイア・ロードのセイド。あるいはカーナ山脈の七つの“聖なる丘”を持った神聖都市跡の長、ラクシャーサのティルマラ・ラージャがいます。
       
  • エスタガンド(Estagund):エスタガンドは南の“大海”、西のルアー森、北西の伏蛙山脈、北東のカーナ山脈に囲まれた地域です。変化に富んだ土地に平和を好む人々が暮らしています。この地の人々は神格を持った道徳規範である“アダマ”に敬意を払います。騒乱によりダーパーのアダマ信仰が廃れ、アダマが信仰されているのはエスタガンドだけです。現在のエスタガンドの懸念は周辺からなだれ込んでくる難民やビーストランズの獣族長、カーナ山脈のフォモールなどです。
    • チョヴヨンダット:首都は港町チョヴヨンダット。宮殿から最高君主ラージャ・ジャスラジ・セルトラリアが統治し、議事堂のチャカ(商家)会議が支援しています。ダーパーの有力商家のヴォッシュ家や独自のプランジェント結晶である“カーナ・エメラルド”技術を所有するドワーフ商家など、ダサラシ家と対立した脱出者がこの街に集っています。近年、ティルマラとの貿易協定が結ばれました。これはチャカ会議に潜り込んだラクシャーサの工作によるものだとの噂があります。
    • ルイレン:かつてエスタガンドの西には、水と森が豊かなハーフリングの国がありました。ストロングハート氏族の者が多く、町を渡り歩く遊牧的な暮らしをしていました。1385DR、呪文荒廃によってルイレンは海に沈んでほとんどの者が死に、生き残りはエスタガンドに逃れました。ルイレン湾には建物の塔がいくつも突きだしており、そこから建物に入れます。かつての定住地にはサハギンや水棲オーガやトロル、小さな幽霊が徘徊しています。現在のルイレンは水が引きつつあり、離れ小島に避難していた生き残りのハーフリング達が見つかったと言われています。
    • 水没ヴァー:かつてエスタガンドの南東には半島があり、みごとな小麦畑から“金色の”ヴァーと呼ばれていました。半島には豊かな畑と3つの港町があり、大勢の人々が住んでいました。首都パイラターでは姿を変えたブルー・ドラゴンが最高君主アンワー・ダブレスティカとして統治していました。1385DR、呪文崩壊によってヴァーは一瞬で海中に沈み、人々は死にました。近隣のサハギンや水棲グールらは、この日を“素晴らしいごちそう記念日”としています。海中の遺跡には多くの財宝が眠っていますが水棲種族が住みつき、探索には危険を伴います。かつて領主だった発狂ブルー・ドラゴンは水没した首都を見廻り、彼の愛する都市と埋もれているはずの財宝を狙う不届きものに襲い掛かります。
       
  • アンサー(Unther):アンサーは落星海の南東、アランバー海域の奥にある灰に覆われた国です。中央部を走る活火山の煙山脈から噴き出した煤が南の黒灰平原に薄く積もります。アンサーは危険な怪物が多く住む過酷な土地です。山脈には赤竜や火炎ヒュドラ、サラマンドラが住み、平原には茶竜や巨人が暮らし、町では陰謀が渦巻きます。住民はこの地で生き残るために知恵と力を振り絞ります。
     アンサーの歴史は姉妹国ムルホランドと似ています。-2087DR、古代アイマスカー帝国によって地球のメソポタミアから連れてこられた人々は故郷の神々の支援を受け、ムルホランドと協力して蜂起しました。アイマスカー帝国を倒したもののムルホランドとは仲たがいをし、別の国となりました。
    • アンサーの神々:アンサーでは古代メソポタミアの神々が信仰されています。豊穣の女神イアンナ、戦神マルドゥック、冥神ネルガルなど多くはトリル世界から去りましたが、様々な形で残った神もいます。愛の女神イシュタルはイシスとして、太陽神アスランはホアーとして信仰されています。半神ギルジーム(ギルガメッシュの呼び名が有名でしょう)はトリルに実体を持ち、神々の長エンリルと悪竜の女王ティアマットは今も影響力があります。
    • オークゲート戦争:-1081DR、アイマスカー残党の魔術師サーイドによってオークの世界に次元門が接続、無数のオークがフェイルーン南東部を襲いました。アンサーとムルホランドの同盟がナー族、ラシュメンの協力を得て対抗、これを押し返すことに成功しました。この事件で多くのアンサーとムルホランドの神々がトリルから去り、ティアマットは九層地獄に拠点を移しています。その後、エンリル神は息子ギルジームに禅譲してトリルから去りました。
    • 首都アンサラスの壊滅:1358DR、“災厄の時”にティアマットの化身とギルジームが首都アンサラスで戦いました。この戦いでギルジームは死亡、アンサラスが壊滅してメスティスに遷都しました。この後、ムルホランドから侵略を受けて領土を減らします。
    • アイビアの転移と消失:1385DR、“呪文崩壊”によって地域がアイビア世界と入れ替わり、ドラゴンボーンの住む国であるティマンサーとなります。アイビアでのドラゴンらによる圧政から逃れたドラゴンボーンは周辺と友好を図りつつ、トリル世界に定着しました。一方でアイビア世界に転移したアンサー民は奴隷化されました。アンサー民を解放するためにギルジームが再来、デーモン・ロードのグラズドと同盟を組んで戦いました。1387DR、“第二次大分割”によってアイビアの地は再びトリルから消え、アンサーはトリルに復帰しました。ギルジーム率いるアンサー民は周囲を支配するティマンサーに戦いを挑みましたが、九層地獄の支援を受けたテイマンサーに敗北、雪辱を狙っています。ティマンサー側にエンリル神らの支援があるなど、このギルジームの正体には疑念があります。
    • メス森とメス湖:煙山脈の北にあるメス森はキマイラや緑竜が徘徊する危険な森です。かって多くのドルイドが潜んでおり、今はエルフが小さな村を造っています。森の奥には古代トゥラミ族の遺跡が残っています。北のメス湖には多くの魚やプレシオサウルスが住み、沿岸には山賊が潜んでいます。
    • 緑地:魔法で強化された南の“緑地”は、かつて極めて高い効率で農作物が収穫できました。現在はムルホランド侵攻とアイビア転移、荒らしに来るスフィンクスたちによって荒廃しています。アンサーの飢饉を克服するにはこの土地を回復する必要があるでしょう。
       
  • ダンブラス(Dambrath):ダンブラスは“ノール監視山脈”と“大海”の間に広がる平原の国です。この国には北東のナー族の親戚であるアーカイアン人と称する騎馬遊牧民が暮らしています。かつては苦痛の女神ローヴィエイターを信仰するハーフドラウがこの地を支配していましたが、1385DR、“呪文荒廃”のときにアーカイアン人は反乱を起こし、ハーフドラウ達を捕えて火焙りにし、その退廃した都市を焼き払いました。ダンブラスの諸氏族には友好的なものから、近隣を襲撃するような好戦的で偏狭なものまで様々です。氏族同士の戦いは避けますが、名誉をかけた決闘や気晴らしの略奪は発生します。
    • 王の丘:ダンブラス諸氏族は、自然の神シルヴァナスと獣の神マラーを崇め、氏族ごとに様々なトーテムを持ちます。彼らの中にはライカンスロープに感染した者がたくさんおり、そうでない者でもトーテムを通して獣の姿になれるものがいます。ダンブラス諸氏族は平原東にある丘陵の“王の丘”を聖地と見なしており、年に2回集まります。この丘には無数のトーテム柱が建てられ、そこにはそれぞれの氏族の歴史や未来への抱負が刻まれています。
    • ドラウの地下都市、トリンデッド:“ノール監視山脈”地下のアンダーダークにはドラウの都市、トリンデッドがあります。ここのドラウ達は蜘蛛の女神ロルスを信仰しており、反乱から逃げ込んできたローヴィエイター信仰のドラウは、この街でさらに過酷な目にあいました。反乱で焼かれた都市の廃墟には、トリンデッドに繋がる地下道があります。そのうち港湾都市マーリス跡につながるものは、ダンブラス人に封じられて監視されています。
       
  • NEW! チェセンタ(Chessenta):落星海の南南東、チェセンタ湾の沿岸と点在する港湾都市周辺の平原です。それぞれ独立した都市国家で、事あるごとに対立や戦争をしていますが、他の地域からはひとまとめに見られています。この国に住む人々は情熱的で何ごとも徹底して行います。演劇を主とした芸術と酒、スポーツと戦争を愛しており、戦争で活躍した人物は“戦争英雄”として尊敬されます。
    • 都市勢力:チェセンタには5つの大きな都市があり、同盟や駆け引き、戦争を繰り返しています。湾外の落星海に面した貿易都市エアスパーは軍事会議が支配しており、住人の3割ほどがハーフオークです。学芸都市シンバーには大きな大学があり、市民は芸術や哲学への参加を要請されます。また、落星海でサーイに次ぐ艦隊を所有しています。河口にあるスーレナーは強力な3つの商家に支配されており、多くの魔術師を抱え込みます。“狂気の都”ラスチェクはエントロピー神を奉じるカルトが支配しています。軍事都市アカナックスは内陸のアカナ湖の沿岸にあり、市民の多くが兵士です。
    • “戦争司令官”チャズザー:赤竜の紋章を身につけた“無敵の戦士”チャズザーは、1018DR頃にチェセンタを統一した唯一の人物であり、この地では英雄神として信仰されています。彼は放蕩と戦争を繰り返してチェセンタを統一し、更にアンサーまで支配下に置きました。1018DR、サハギン部族の大襲撃を一人で皆殺しにした後に昇神して姿を消しました。彼は人間ではなく、紋章に表されているようにドラゴンの仮の姿だったという噂があります。
    • アカナ山脈とアカナ湖:北西のアカナ山脈にはドワーフの古い放棄鉱山があり、数万ものオーク炎釘族が住んでいます。ふもとのアカナ湖は大きくて入り組んだ湖です。多くの魚が棲み、リザードフォークの集落があります。湖を徘徊するヴォジャノーイや海賊船は周辺住民の脅威です。
    • マムシ沼:マムシ川の河口には危険なマムシ沼が広がります。蛇やワーラット、ワークロコダイルが半ば水没した都市に住み、互いに抗争しています。
    • 呪文崩壊とその後:1385DRの呪文崩壊に伴う災害によって、チェセンタは大きな被害を受けました。アカナ湖の周辺がアイビアと入れ替わり、アカナ湖の周辺はアイビアからやってきたジェナシ達が住む国アカナールとなりました。シンダーとスーレナーは海に半ば沈んで滅び、エアスパーは地片となって空に浮いたアカヌールの空中首都となりました。災害の影響は大きかったものの、残った都市とアカヌールによって難民を受け入れ、生活を立て直しました。1487DR、“第二次大分割”によってアイビア由来の土地は元の土地と入れ替わりました。現在のチェセンタにおける主要都市は狂気の都ラスチェク、“不死なる”チャズザーの治めるエレボス、学究都市ヘプティオス、軍事都市アカナックス、歓迎の街トレウス、浮遊都市エアスパーです。
       
  • NEW! チョンダル森林(Chondalwood):落星海、ヴィルホン入江の南岸に位置する森林地域と肥沃な平野からなります。144DRにチョンダス国が建国し、東西に延びた“エメラルド道”と、南に延びる“古道”の交差する地域として栄え、落星海沿岸に支配地域を拡大しました。しかし、センビア地域を支配後に更にコーマンソーを支配しようとして惨敗、多くの領土を失いました。直後の902DRに内戦である“腐敗戦争”が発生、魔法の疫病を撒き散らかしてこの国は衰退しました。1385DRの呪文崩壊において周辺の落星海沿岸の水位が低下によって港湾を失い、呪文荒廃を受けて大きな損害を受けました。1487DRの“第二次大分割”において海岸線に戻り、呪文荒廃地域は修復されてこの地域は回復に向かっているようです。首都は港湾都市アラバー、沿岸沿いに幾つかの港町と廃墟が並びますが、統治は行き届いていません。
    • 森林地帯:この広大なジャングルは異常な生命力に満ち、拡大し続けています。周辺国はこの森の領有を放棄しています。森の中には様々な植物クリーチャー、フェイ、ケンタウロスらが生息しています。呪文崩壊期から荒廃クリーチャーも徘徊するようになりました。森の奥には太古の遺跡が埋もれています。しかし、ワイルド・エルフやゴーストワイズ・ハーフリングの氏族、野蛮なドルイド結社が隠れ棲み、森の奥に近づくものを攻撃します。
       
  • NEW! シャー平原(Shaar):シャー平原は輝海から東方に延びる起伏に富んだ広大な草原です。この地には大都市はほとんど存在せず、ケンタウロスやノール、ウェミック(獣頭で獅子の形態を持つケンタウロス型の種族)、人間の遊牧民が暮らしています。平原の中央部にはランドライズと呼ばれる高さ200ftから300ftの断崖があり、東側が高くなっています。この断崖に麓にある洞穴から流れ出た水がシャー川となり、レスベン湖に流れ込んでいます。平原の諸氏族は争いの度に要衝となる断崖の上を確保しようと躍起になります。
    • “蛇の諸王”オコス:シャー平原の南東、“塩の湖”とシャラ森の周辺はオコスと呼ばれる蛇の王国です。ユアンティを初めとする蛇と爬虫類種族が集い、謎めいた国を造っています。首都は湖の中央にあるサールコス島の遺跡であり、遺跡は洞窟や地下塩湖を通してより広い区域に広がっています。遺跡には太古の爬虫類の原初種族サールクとその召使たちが住んでおり、フェイルーン中の爬虫類種族に影響力を持っていると言われています。
    • グレート・リフト:シャー平原東部にある南北300km、東西150kmに渡る巨大な地割れです。この峡谷のいちばん深いところは1000ftほどになり、“リフト湖”と呼ばれる湖になっています。湖は水の元素界と繋がっており、いつもきれいな水が湧き出ています。この峡谷はフェイルーンにおける最大のドワーフ居住地です。谷底と壁面にはゴールド・ドワーフ達が蜂の巣のように洞窟を掘って暮らし、繁栄してきました。リフトにはアースハートやアンダーホーム、ハンマー&アンヴィルといった都市があります。
      • ゴールド・ドワーフ達:北方のシールド・ドワーフ達と比べると、ゴールド・ドワーフには女家長が指導者となることが多いです。ドワーフ神格を奉じるクレリック以外にも、様々な秘術使いの魔法が一般的で敬意を払われています。それらの構成員が協力することで強力な魔法の品を鍛え上げています。
      • リフトエッジ塔:峡谷の辺縁にたつ60個の警備塔です。この塔には監視装置と射出兵器が設置され、地下のトンネルから出入りします。各駐屯地に60人ほどの兵士が詰めており、危機が察知したらグリフィン騎乗部隊“ピース・ハンマー”を招集できます。
      • ディープ・レルムとディープ・ワイルド:グレート・リフトの地下世界は地上よりもはるかに大きく広がっており、アンダーダークに接続しています。シャー平原地下のアンダーダークのうち、ドワーフが支配している範囲をディープ・レルムとよび、それ以外をディープ・ワイルドと呼んでいます。ディープ・ワイルドにはドラウ都市や、地下竜たちの住処ワーム洞窟、その他の様々なところがあります。
      • 呪文崩壊とその後:1385DRの“呪文崩壊”において、リフトの西側の広い地域がアンダーダークに崩落し、底なしの地底に続く穴“アンダー・カズム”となりました。崩落よってアンダーホームを失ったドワーフは、アースハートを首都として立て直したものの、居住区の半分を失ったこと、大穴がからのドラウやワームなどの頻繁な襲撃に悩まされるようになりました。1487DR、“第二次大分割”において闇の女神シャアがアンダーカズムから闇の次元シャドウフェルを顕現させようとしました。スーニーの使徒らが土のプライモーディアル(元素の巨人)グランバーと契約し、グランバーの身体でカズムを塞ぐことでこれを防ぎました。現在は呪文崩壊以前のグレートリフトに近い地形になっているそうです。
         
  • NEW! ハルアー(Halruaa):北と東にある“ハルアーの壁”山脈と南の“大海”に囲まれた魔法使いの国です。国内には多くの湖沼があり、高温多湿です。-400DR頃、フェアリムとの抗争による災害を予知したネザリル占術師の集団が故国を離れ、この地に避難しました。彼らはネザリル消失後のフェアリムとの戦いに備えつつ現地の人々に魔術を伝え、そして融和していきました。“シャーンの壁”によってフェアリムの襲撃は避けられたものの、この国にはネザリルから伝えられた高度な魔術が広まり、人口の3割を占める魔法使いがそれぞれに研究に打ち込む魔法国家となりました。ハルアーの人々は村や小さな街に暮らすのを好み、大都市はありません。召喚と力術の街ハラガードや首都ハララーといった大きな町でも人口8,000人ほどです。にもかかわらず魔法の発達したハルアーは極めて強力です。東のダンブラスや北のラパリーヤから侵攻を受けたときのいずれも、彼らを追い払い、追撃して首謀者を殺害しています。
    • ハルアーの壁山脈:ハルアーはこれらの山脈に囲まれています。山脈の高い裾野や峡谷は高温多湿の低地に比べると過ごしやすいものの、オーガやトール・マウザー、ジャイアント、ペリュトンなどの怪物が住んでいます。山脈には3本の峠道があり、周囲の敵対的な地域と繋がっています。
    • レシルド:“ハルアーの壁山脈”の東側に広がる広大な沼地であり、今もなお拡大し続けています。この沼には寄生虫や病気、毒霧、流砂が満ちており、水没林には多くの怪物が潜んでいます。沼地にはリザードフォークが王国を築いています。沼の北にある森の中の丘陵に蛇の紋様を凝らしたイリマー遺跡があります。ここには始原爬虫類種族サールクの眠る遺跡であり、精鋭リザードフォークとナーガが守っています。魔法の門によって爬虫類種族の拠点に繋がっていると言われています。
    • ハルアーのスカイシップ:ネザリルの魔法技術を引き継いだハルアーには、その精髄であるスカイシップ船団が存在します。この名高い船団の詳細については下記、広域組織の“五カンパニー”を参照してください。
    • 呪文崩壊とその後:1385DR、“呪文崩壊”においてハルアーは大きな損害を受けました。魔法暴発の青い炎がこの土地を多くを破壊し、その後に発生した津波と土石流、魔法汚染が残りを破壊しました。荒野に青火が点々と灯り、悪名高い死霊術師の遺産であるアクロ―沼が広がってアンデットが湧きだすようになりました。青火騎士団は青火寺院を探索するため、山脈東のタラスガルド要塞を拠点として周辺を支配しました。1487DR、“第二次大分割”の後にハルアーは復興しました。予知によって呪文崩壊を知った彼らは土地をアイビア世界と入れ替わることで災害を避け、呪文崩壊の終了を待って入れ替え直したのです。今や呪文崩壊の傷痕の多くは癒え、スカイシップは再びこの地を拠点に世界を巡っています。
       
  • NEW! ラパリーヤ(Lapaliiya):輝海の南岸~東岸沿いの都市国家の連盟地域です。東には霧の立ち込めた森が広がり、南には“ハルアーの壁山脈”がそびえています。この土地にが住むのはは熱狂的な戦士と勤勉な商人です。個人の名誉と礼節に重きをなし、他地域の出身者に理解できないことが原因で決闘や闘争が発生します。南東のタシュラーに棲むユアンティの陰謀がこの地域の密かに蝕んでいます。
    • 宗教都市国家連盟:この地域の都市はそれぞれに守護神格を奉じており、町の性質や友好関係は守護神格に大いに影響されています。それぞれの都市を沿岸の西から北西に向かって挙げていきます。
      • “踊るイルカの街”サマーレッシュ:月の女神セルーネイを奉じる漁業と真珠の街です。
      • “労務の街”アザール:忍耐の神イルメイターを奉じる農業の町です。カリムシャンからの難民が設立しました。
      • “嵐にぶっ壊された街”イスムング:嵐の神ターロスを奉じる崖際の港町です。地下港での巨大な非合法取引で財を成しています。
      • “煌めく水の街”ラシュプール:平和の女神エルダスを奉じる美しい街で、希少な魚を養殖してその卵を輸出しています。
      • “墓所の街”シェアルランター:死の神ケレンヴォーを奉じる墓地の都市です。かつては亡者の神マークールを奉じていたことから、街に住むアンデッド市民の対応に苦慮しています。
      • “輝ける都”シェアタラー:交易の女神ワキーンを奉じる交易都市です。金銀で葺かれた丸屋根で街全体が輝いています。
      • “サフランの街”オームパー:悪竜の女神ティアマットを奉じる街で、サフランが特産品です。その他の多様な香辛料も保管し、交易します。
    • 霧谷:ラパリーヤの東にある霧谷は深い霧に包まれた谷間の森です。ワイルド・エルフが居住しており、他の者を寄せ付けません。彼らはかつてエルフの“王冠戦争”のときに同族を裏切ってドラウの破滅を招き、それを悔いてこの森に隠れ棲んでいます。森の中心にはクイヴァヌと呼ばれる神秘の木があり、生命の祝福を与えると言われています。
    • 呪文崩壊とその後:1385DR、“呪文崩壊”においてハルアーにおける魔法暴発は“ハルアーの壁山脈”の北側の一部を消滅させ、ラパリーヤになだれ込みました。これにより気候が変動し、ラパリーヤ連盟は瓦解しました。近寄った者に呪痕が刻まれる荒廃地域ができ、水位が上がって沿岸は諸島群となり、都市の幾つかは半ば水没した怪物が住む廃墟となりました。霧谷の森は枯れ、エルフは回復の手がかりを求めて伝説の木の痕跡を探し求めています。1487DRの“第二次大分割”で、これらの影響は軽減されたと思われます。
       
  • カリムシャン(Calimshan):カリムシャンはアラビア風の地域で、“千夜一夜物語”のような冒険の舞台です。この地ではジンのカリムを信奉するもの達とイフリートのメノンを崇めるもの達の派閥が争い続けています。カリムシャンの砂漠の下には古いドワーフ王国の廃墟や妖霊たちの遺跡がたくさん眠っています。カリムシャンについてはカリムシャン詳細ページを参照してください。
    • カリムポート:この都市はカリムシャンの首都で、ジンのカリムを信奉するジンやその系譜を引いた種族である風のジェナシが支配しています。この街は北方より続く“交易道”の南端であり、世界で最も古く大きい都市の一つです。カリムポートにはメノン派との戦いに備えて多くの奴隷が駆り集められて奴隷兵からなる軍隊が組織され、戦争で使い捨てられつづけています。DR1482年に浮遊王宮が闘技場に墜落して街は大被害を受けました。墜落した王宮を徘徊する魔物と亡者のため、その廃墟はいまだ街のなかに残されています。
    • メノン:この街はカリム砂漠北端の港町です。この街はイフリートのメノンを信奉する火のジェナシらが支配しています。彼らはカリム派と対抗するため過酷な奴隷制を敷いており、奴隷兵の軍隊を持ちます。街の対岸には街が最初に興ったころの廃墟であるメムノナーが残ります。
    • マーチング山脈:森に覆われた山脈でオークとオーガが縄張りを持っています。メノンの採掘隊やドワーフ部族が良質な鉱石を求めて採掘していますが、しばしば彼らに襲撃されます。この山脈にはジャネッサーと呼ばれる者達が隠れ潜んでおり、彼らは鉱山を襲撃して奴隷を解放しています。
    • ケルター:山際にある古い町で、牧畜と皮細工が盛んです。この町は忍耐の神イルメイターの大神殿があることで知られており、奴隷の身から逃れた者や、助けを求める者が多くこの町を訪れます。
       
  • 陰謀の地:フェイルーンの西岸、オームーからテジア、カリムシャンに至る地域は“陰謀の地”と呼ばれています。変化に富んだ気候と怪物たち、多くの勢力が重なるこの地域で、これらの国々は遙かな昔から互いに競争と協力、侵略と同盟を繰り返してきました。陰謀の地については陰謀の地詳細ページを参照してください。
    • オームー(Amn):オームーは強力な商家によって支配された商業国家です。国民は金儲けに取り憑かれています。猥雑行為や奴隷売買、薬物、殺人など、他では非合法と見なされているものが公然と取引されています。“大商家”からなる評議会によって統治されていますが、多くの虐げられた者が反乱の機会を狙っています。最近、チャルト半島からの交易品が港を賑わせています。
    • ヴェレン(Velen):かって、テシアの一部だったのですが、ムランディンによって分断されて独立国家となりました。貿易のほとんどが海運に依存していますが、ネランサー諸島の海賊や、彼らと手を結んだオームーの商人によって苦しめられ、対策の結果として国民への締め付けが厳しくなっています。ヴェレンの街には多くのゴーストがおり、住人として人権を認められています。国土の多くを占める森林には、竜を食べる大蜘蛛ウンショルや海賊船長ベルター・ヘルボーンの財宝などの噂があります。
    • ムランディン(Muranndin):この国はオーガ・メイジの“偉大なる”ムルが支配する。怪物王国です。彼らは近くを通行する者達から通行料を奪い、あるいは略奪、むさぼり食います。オーガやオーク部族などの怪物たちは“偉大なる”ムルに従っていますが、統制は取れておらず常に内紛を続けています。
    • テシア(Tethyr):テシアは深い森と山脈、海岸線、肥沃な平原からなる大きな国です。ウィールダス森にはエルフの大部族が住み、テシアと同盟を結んでいます。テシアはあまりに広いため統制が取るのが困難で、それぞれの街は地方領主や評議会に任されています。現在のアナイス女王は1469DRの王位継承時の“子供大虐殺”事件の発生から今に至るまで多くのトラブルに悩まされてきました。北のモストーンはウィールダス森の巨大な木々の下にある森の街です。ドルイド会議が主導し、ムランディンと繋がる道を守っています。
       
  • チャルト半島(Chult):チャルトは肉食モンスターがはびこる人跡未踏のジャングルです。密生したジャングルが途切れるのは高い山脈と湖沼の近くだけです。二つの港町がある以外に人間の文明はほとんどなく、幾つかの野蛮人がいるだけです。ここは世界で最も危険な地域の一つです。肉食や有毒の植物がはびこり、恐竜やそのほかの怪物が跋扈し、それら怪物の腐敗したアンデッドも徘徊します。チャルトには蛇人間ユアンティの古代王国があり、彼らは今もジャングルを徘徊して陰謀を張りめぐらせています。
    • ポート・ナイアンザル:この港町はオームーが所有しています。オームはーはチャルトからとれる良い鉱石や宝石の独占を目指し、内部抗争を繰り返しています。高い防壁が海賊や密林の怪物達から住人を守っていますが、交易会社に所属しないものは城壁外の貧民靴に追いやられます。
    • ベルアリアン砦:この砦はバルダーズ・ゲートから派遣された“燃える拳”傭兵団が運営しています。砦は波止場のそばの高台にあり、多くの富がこの砦を通過していきます。ベルリアン砦はチャルトの多くの地域の領有と探検の認可権限を主張しています。
    • 月のピラミッドとメズロ跡:チャルトの密林には、かつて存在した古代文明や人外の文明による遺跡が埋もれています。また密林の上空をさまよう地片やジャングル片の中に古代の遺跡が眠っていることもあります。月のピラミッドは満月の晩にときどき密林のどこかに出現しします。この中では永遠の祭典が開かれており、人を招待して誘い込むといわれています。かつてチャルトの司祭王の聖都メズロの跡が巨大な200ftの穴の底にあります。チャルトが災害で水没したときに陥没したといわれており、かつての都には無数のアンデッドが徘徊しています。
 
  • ランタン島(Lantan):チュルト半島の北西にある、錬金術とカラクリ仕掛け島です。DR1358の“災厄の時”に地上に現れた発明の神ガンドがノームを連れて島に辿りつき、島を造り変えました。ランタンは奇妙で危険な場所で、バネ仕掛けの機械や地獄のような装置がものすごい脅威と恐怖をまき散らしています。他の地域では魔法で解決されるようなことが、ランタンでは技術で解決されます。この島では様々な錬金術アイテムや高性能な馬車、機械装置、カラクリ兵器は生産されています。ノームのカラクリ船が他の港町を巡ってこれらの発明品を販売します。
    • 呪文崩壊とその後:1385DRの呪文崩壊時にランタンは復活アイビアと土地が入れ替わり、多くの土地がトリル世界から失われました。島の残りも海に沈み、多くの発明が海に流されました。1487DRの呪文崩壊終了に伴う一連のできごと(セカンド・サンダリング)として、ランタンはトリル世界に復帰しました。現在は再びランタンのカラクリ船は発明品を世界を巡っています。復帰したランタンはより秘密めいたものとなり、技術は更に進歩していると言われています。海に沈むランタンの遺産に近づく船は謎の怪物がよって鎮められるとネランサーの海賊は語っています。
    • ニンブロール:この島はランタンの南西、“海の避難所”と呼ばれる伝説の島です。かつてムーン・エルフの島でしたがハルアーから幻の女神レアラの司祭や強力な世捨て人の魔術師たちが移り住みました。ニンブルロールの世捨て人達は強力な魔術で島を覆い、海賊や他の魔術結社から島を守り通しました。1485DRの呪文崩壊において、この島は消え去りました。魔法の守りが暴走したとも、幻術によって覆い隠されたとも言われています。
       
  • ネランサー諸島(Nelanther Isles):ネランサー諸島はフェイルーン大陸の西の海域、オームーから迷いの海までに散らばる1000近い島の集まりです。この諸島群の半分以上には水源がなく、船を座礁させる役にしかたちません。ここは海賊の楽園です。居住可能なところを得るために海賊が戦闘し、それらの船はオームーやカリムシャン、ソードコースト、ムーンシェイの船に襲い掛かります。彼らを取り締まれるものはいません。ネランサーの海賊は人間以外の種族からなる者も多く、シー・エルフやオーク、ゴブリン、オーガ、ミノタウロス、リザードフォーク、サハギンらがそれぞれの海賊団をつくっている。何百もの海賊の財宝がこの諸島に散らばっていると言われています。1385DRの呪文崩壊時の津波によって多くの要塞と海賊基地、船が滅びました。その後100年で船と海賊は再建しましたが、多くの財宝はまだ見つかっていません。
    • 海賊の港町スコーグ:この港町では一切の法が無いでたらめな街です。あらゆる海賊が歓迎され、賭博と酒、金の流れを脅かすものは排除されます。この町では略奪を好む下劣な海賊を雇うのにうってつけです。
    • 鉱山の町アイオマ:同名の大きな島にある港町です。この島はオームーが所有しており、派遣された“頭巾ウィザード団”が支配しています。この島には魔法と呪文荒廃から身を守る役に立つといわれる“アイオマ水晶”の鉱床があり、これに関わる販売と秘密をオームーが独占しています。
    • 海塔:高い石造りの塔が幾つかの島のそばにそびえ立ち、夜には塔のてっぺんで光る日が奇妙リズムでままたきます。これらははるか昔の文明が建てた監視塔の残骸だと言われています。入り口は魔法的に施錠されていますが、既に開けられて怪物の住処になっているところも多いです。この塔については不吉な噂が多く、海賊達は近寄りたがりません。
       
 
 

【フェイルーン大陸の外、フォーゴトン・レルム世界全体の地理】

フェイルーン大陸の外にも世界は広がっており、別の大陸が存在しています。とはいえ詳しいことは不明です。遊ぶ人が自分で考えて好きに設定すればよいということのようです。
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  • ダリ・シノラ:未調査地域。
  • アンクローム~レヴォナール:調査は困難な地域です。多くの人間と野蛮なエルフが住んでいるようです。
  • フェイルーン:冒険の主な舞台となっている大陸です。
  • オセ:この大陸では精霊信仰とドルイド信仰が根付き、精霊の世界と自然が生活を支配しています。未調査地域。
  • カラ=トゥア:中国~日本風の分化を持つ国です。“金路”と呼ばれる交易路があり、フェイルーンにはカラ=トゥア出身の人々が暮らす街もあります。
  • ザハラ:フェイルーンの南方、海賊たちの巣くう海に囲まれたザハラの地は、広大な砂漠のあちこちに輝く都が点在する地だと言われています。この地にはシミターを手に空飛ぶ絨毯に乗る盗賊の話や、人に仕えるよう呪縛されたジンニー、ジンニーの助け借りるシャーイルと呼ばれる魔道士の物語が伝えられています。
  • カタシャカ:未調査地域。
  • マズティカ:権力への代償に神々への血の生贄の義務を負った原始的な文化をもう大陸です。オームーの武装船団がこの大陸に向かい、貴重な宝石や作物を持ち帰ります。
     

フォーゴトン・レルムは惑星トリルの外、天使や悪魔の住む異界にも繋がっています。これらの異界については「大いなる転輪」と呼ばれる宇宙観に基づいてます。(以前のFRでは「生命の木」に似た樹形図で説明していたのですが、5版にてワールドofグレイホークと同じこの宇宙観に変更されたようです)「大いなる転輪」については別にページを設けました。
 ワールドofグレイホークの宇宙観『大いなる転輪』

 
 

【フォーゴトン・レルムの人々と悪役たち】
フォーゴトン・レルムで活動する組織と人物、悪役のうちには特定地域を拠点としていない勢力が存在します。これらのなかには一見、拠点あるかのように見える勢力もありますが、かりそめのものです。彼らとは出会う可能性はどこにでもあり、拠点を破壊しても活動に大きな影響はありません。
 ここで説明する組織のうち、[F]と書かれているものはD&D5版の公式キャンペーンであるアドベンチャラーズ・リーグにおける勢力陣営(Factions)として扱われているものです。勢力陣営はプレイヤー・キャラクター(PC)も所属することができ、所属する者の立場や考え方、人脈、社会的な影響力を表しています。陣営の中には英雄的な冒険者と相容れなく思えるものもありますが、大きな災厄に対しては協力して立ち向かうこともあります。PCは勢力陣営に所属することで、追加任務の提示など行動に制限がつくものの、陣営の社会的な影響力の利用や追加報酬、魔法アイテムの購入ルート活用などといったメリットがあります。面白そうだと思うなら、ゲーム中で陣営に参加してみるのも良いでしょう。
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  • ハーパー[F](THE HARPERS):
    • 信念:「一人が多すぎる情報を持ってはならない」「大きすぎる力は破滅への導き」「誰もが無力であってはならない」
    • 目標:情報を収集するために各地の政治的力学を見分け、そして秘密裏に公平と平等を促進する。大っぴらな行動は最終手段。急激に力を付けた圧政者や指導者、政府、グループ、指導者を阻み、そして弱者や貧困者、抑圧された人を助ける。
    • 重要な拠点:シルヴァーハンド農場、隠れ谷(ディルランズ)、シルヴァリームーン(シルヴァーマーチ)
    • 有名な関係者:賢者エルミンスター、ストーム・シルヴァーハンド
    • 概略:ハーパー(「竪琴引き」のような意味)は魔法使いと密偵たちからなる秘密結社です。フェイルーン全土にわたって秘密裏に活動し、罪無き者や弱者を助け、圧政者や危険な秘宝が引き起こす災害を食いとめようとします。ハーパーの活動員は機転と情報網を武器として単独で行動します。大きな町にはハーパーの活動員や協力者が潜んでおり、古参の者はこれを利用できます。ハーパーの結束は固く、友情は不滅です。メンバーがやむを得ず公然と活動せねばならぬ時、物陰で見守る仲間のハーパーがいざというときに助けに飛び出してくれるでしょう。
       ハーパーは324DRにムーン・エルフのダスルー・ミストウィンターや賢者エルミンスターの主導で設立され、その際に“隠れ谷”で多くの神々の祝福をうけました。この古い組織で幾度も砕かれて再生しました。近年はディルランズのシルヴァーハンド農場に拠点がありましたが、“呪文荒廃”で大きな損害を受けて解体、1400DR年代にシルヴァリー・マーチを中心に再生しました。現在、ハーパーはフェイルーン各地に活動員を潜伏させており、必要に応じて情報を交換します。
       
  • ガントレット騎士団[F](THE ORDER OF THE GAUNTLET):
    • 信念:「自分の神、自分の友、自身の内なる信仰は悪への最高の武器だ」「悪を打ち倒すことは偉大な任務であり、偉大な力と勇気を要る」「邪悪な行いを罰するのは善だ、邪悪な考えを罰するのはそうでない」
    • 目標:武装し、警戒し、悪を打ち、正義を執行し、懲罰するよう準備をする。 これは秘密組織や本質的に邪悪なクリーチャーなどの邪悪な脅威を監視し、不正な行いへの応報の準備をする。
    • 重要な拠点:???(エルターガルドなどか?)
    • 有名な関係者:???
    • 概略:ガントレット騎士団は新しい組織で、悪がどこに潜もうと躊躇なくこれを討ちます。多くのティールやヘルム、トーム、ホアーのパラディンや僧侶、モンクが加わっています。彼らは長い瞑想で己の内面を見つめて浄化し、そして世界を浄化するために剣を取ります。闇に育まれる悪の種を断つため、ガントレッド騎士団は最も危険なダンジョンや洞窟、穢れた穴倉に乗り込みます。彼らは自身の責任で活動し、危険の兆候を見つけたら大きく育つ前に打ち砕きます。
       ガントレット騎士団はそれぞれの信仰の情熱や正義感に駆られた同志たちが強い絆で結ばれています。友情と仲間意識はガントレット騎士団のメンバーにとって重要であり、この組織には“一匹狼”はほとんどいません。
       
  • エメラルド団[F](THE EMERALD ENCLAVE):
    • 信念:「自然の掟は尊重され、保たれなければならない」「自然のバランスを狂わす力は、破壊されねばならない」「荒野はときに厳しい。誰もが助けなしに生き残れない」
    • 目標:自然の掟を修復して保つため、世界の元素力を監視し、文明と荒野が互いを破壊しないようにする。そして他の者が荒野での生存を助ける。
    • 重要な拠点:イリゴーン島(ヴィルホン入江)、“高森”、コーマンソー森林、ウィールダス森、“大谷”
    • 有名な関係者:シャドウムーン・クリスタレンバー、
    • 概略:エメラルド団は広範囲で活動する集団であり、自然界への脅威に立ち向い、自然の中で生き延びようとする者を助けます。エメラルド団のメンバーは広く散らばり、いつもは孤立しています。エメラルド団のレンジャーは危​​険な山道や凍てついたツンドラを通る隊商に雇われて案内することがあります。ドルイドは小村の厳しい冬への準備を助けるかもしれず、人里離れて暮らすバーバリアンや魔女たちがオークらの殺戮から町を守るかもしれません。団員は野外で生き延びる技と、他人が生き延びるのを手助けする技に長けています。彼らは文明や進歩に反対しませんが、文明と荒野がもう一方を破壊することを防ごうとします。
       エメラルド団は374DRにイリゴーン島でエルダス神、マイリーキー神、シルヴァナス神に祝福された3人のドルイドの主導で設立されました。その後、災厄の兆しが現れた地に活動拠点を設立して脅威に対抗しました。1385DRの“呪文荒廃”およびそれに伴う落星海の干上がりによってエメラルド団は大きな損害を受けました。呪いにより狂気に陥った指導者シャドウムーンにより組織は歪み、呪痕者を攻撃して惨劇を引き起こしました。1486DR、ラサンダー神の祝福を受けた少年に助けられて正気を取り戻したシャドウムーンによってエメラルド団を現在の組織に再編しました。
       
  • 領主同盟[F](THE LORDS' ALLIANCE):
    • 信念:「文明が生き残るには、すべての者が団結して闇に立ち向わねばならない」「栄光は家の守りと指導者への敬意から」「強力な攻撃こそが最高の防御」
    • 目標:フェイルーンの都市と他の集落の安全と繁栄を確保するために強力な連合を形成し、これを脅かす勢力をあらゆる時と場所、手段で対抗して排除し、人々の守護者となる。
    • 重要な拠点:ウォーター・ディープ、バルダーズ・ゲート、ネヴァーウィンター、シルヴァリー・ムーン等
    • 有名な関係者:リーラル・シルヴァーハンド(ウォーターディープの公開領主で同盟の長)、ダガルト・ネヴァレンヴァー守護卿(ネヴァーウィンター)、アルダー・レイヴンガルド(バルダーズ・ゲートの大公爵にして“燃える拳”傭兵団の元帥)、タアン・ホーンブレイド高位魔道士(シルヴァリームーン)、ダグナベット・ウェイビアード女王(ミスラル・ホール)
    • 概略:領主同盟は、悪を退けるには団結が必要であると信じる(主に北部)フェイルーンの都市や町の統治者たちの同盟です。1325DRにゼンタリムやオームーの影盗賊団に対抗するため、ウォーターディープやシルヴァリームーン、ネヴァーウィンターや他の自由都市の統治者が同盟の中核としてに設立されました。同盟に属する領主は自らの領地の繁栄と安全を第一として働きます。同盟の活動員は世慣れたバードや熱狂的な聖騎士、才能ある魔術師、老練な戦士がいます。彼らはその忠誠心によって選ばれており、監視や隠密、潜入、戦闘の達人です。裕福な名士の支援を受けた彼らは良い装備(普及品に偽装されていることが多い)を身につけており、呪文使いは通信呪文の巻物を持っていることが多いです。領主同盟の活動員は文明を脅かす諸勢力に対して団結して立ち向かい、文明社会の安全と繁栄を守ります。彼らは人々の繁栄と主人のために誇り高く戦いますが、名誉を欲しがる傾向が強く、ライバル都市に対して優位に立とうとしがちです。
       
  • ゼンタリム[F](THE ZHENTARIM):
    • 信念:「ゼンタリムはお前の家族だ。お前はそれを見張り、それはお前を見張る」「お前は自身の運命の主だ。お前は自分の価値を見失うな」「すべての物…そしてすべての者…に値段がある」
    • 目標:財産、力そして影響力を掻き集める。
    • 重要な拠点:センティル・キープ(月海地方)
    • 有名な関係者:魔術師マンシェーン、“ベインに選ばれし者”フズール・チェンブル
    • 概略:“ブラック・ネットワーク”とも呼ばれるゼンタリムはフェイルーン全土に勢力を広げようとする熟練の傭兵や腕利きの盗賊、狡猾な妖術師からなる組織です。彼らは法律の条文につけこみ、あるいは非合法な活動も辞しません。ゼンタリムにとって富は力であり、その活動員は金に糸目を付けずに最高の装備を持ち歩きます。隊商の護衛が必要な時、貴族が衛兵を集めているとき、都市を守る兵士が足らないとき、ゼンタリムは金で買える最高の戦士を提供します。ゼンタリムはメンバーの競争心を煽りたて、単独で成果を上げる有能なものに報奨を与えます。才能と努力さえあれば重要な地位にのし上がれます。
       ゼンタリムは1261DRに月海地方のゼンティル・キープにおいて、魔術師マンシェーンによって創られ、邪神ベインの司祭フズールの協力を得たことによって勢力を伸ばしました。彼らは多くの戦争に介入し、組織に潜入して乗っ取り、あるいは内部抗争を繰り返しました。1400DR年代において、マンシェーンを放逐したフズールは力を得るために古代生物フェアリムと手を組もうとして、ネザリルから壊滅的なダメージを追いました。その後、複数のクローン体から復活したマンシェーンによって組織が立て直され、現在に至ります。
       およそ善の冒険者と相容れない組織に思えますが、災厄にたちむかってフェイルーンを救うこともあります。東方の騎馬民族であるトゥイガン族の侵攻を防いだのはゼンタリムのオーク傭兵団であり、1480DRにはマンシェーンがエルミンスターに協力して魔法の女神ミスタラ復活と呪文崩壊からの修復を助けました。D&D5版の時代においては、更にPCが所属できるほどに組織の性質が変わっているようです。
       
  • ティアマット教団
  • ドラゴンカルト
  • レッド・ウィザード
  • 七姉妹
  • ドラウ
  • ドリッズト・ドゥアーデンとその関係者
  • 青火騎士団
  • 黒血団
  • 爬虫類の諸王国
     
  • NEW! 五カンパニー:スカイシップ乗りからなる傭兵団です。古代魔法帝国ネザリルの技術を受け継いだハルアーで建造されたこれらの船は通常の帆船に偽装されていますが魔法によって浮遊し、飛行補助の帆を両舷に展開して高速で飛行します。ハルアーが所有していたこれらの船団は1385DRの“呪文崩壊”によって独自の活動をする五つの傭兵団となりました。空に浮く地片“ヨーラズナ片”を空中基地として共有し、相互の防衛競泳を結んで活動しています。彼らを雇うと高速輸送や空中からの遠隔魔術支援を得ることができます。1487DRの“第二次大分割”の後、彼らは再びハルアーを主な基地としているようです。
    • カンパニー・エロウド「シールドofサヴラス号」:神託の力を持つジョーズ・エロウド船長が指揮しています。高速輸送サービスを得意とするこの船は、まさにこの船が必要とされているときに姿を現します。
    • カンパニー・タンダッグ「サンダー・ハンマー号」:ドワーフのクルカル・ラングレット船長は、この船に最高の空挺兵士を揃えています。
    • カンパニー・フラリッグ「ラマッス号」:高貴なイアンジョ・シュトン船長は厳格な契約方針を持ち、善なる行いのための仕事を好みます。
    • カンパニー・ベズ「ストームofヴェンジャンス号」:マリス・ベズ船長の指揮するこの船には攻撃魔法の使い手が搭乗しています。この船の遠隔魔法攻撃は戦闘の形勢を一変させます。
    • カンパニー・ヤーゴ「バカニアーズ・ティアー号」:悪名高い海賊ハーフリングの子孫であるシル・ヤーゴ船長は適正な鐘さえ積まれるなら、汚れ仕事も流血沙汰も厭いません。
       
       

【フォーゴトン・レルムの神々】
 フォーゴトン・レルムには多くの神々がいます。ときに争い、協力しながら世界を導いています。FRはD&D舞台の特に多くの神々が存在する世界であり、その権能が重複していることもあります。そして神々の策謀が直接的に世界に影響します。
 彼らは人々を導くための代理人として“選ばれし者(Chousen)”を選び、力を与えることがあります。彼らは神から命令や助言を受け、それぞれの大義を実現するために活動します。
 神々の属性とD&D5版における領域の例、司るものを紹介します。

 

フォーゴトン・レルムで一般に信仰される神々

神の名前(司るもの)属性領域シンボル
イルメイター(忍耐の神)秩序にして善生命赤い紐で縛られた手首
ティア(裁きの神、蕃紳)秩序にして善戦鎚の上に天秤
トーム(勇気と自己犠牲の神)秩序にして善白い右の籠手
エルダス(平和の女神)中立にして善自然、生命静かな池に流れ落ちる滝
チョーンティーア(農業の女神)中立にして善生命穀物の上に咲く薔薇
デニーア(筆記の神)中立にして善知識開いた眼の上に灯るロウソク
マイリーキー(森の女神)中立にして善自然ユニコーンの頭部
ミストラ(魔法の女神)中立にして善知識円なす7つの星など
ミリル(死と歌の女神)中立にして善葉で作られた5弦ハープ
ラサンダー(太陽と再生の神)中立にして善生命、光地平線上の日の出に向かう道
スーニー(愛と美の女神)混沌にして善生命、光美しい赤毛女性の顔
セルーネイ(月の女神)混沌にして善生命、知識2つの目を囲む7つの星
タイモーラ(幸運の女神)混沌にして善欺きコインの表の面
リーラ(喜びの女神)混沌にして善生命正三角形をなす3つの六芒星
アズース(ウイザードの神)秩序にして中立知識炎に縁取られた上向きの左手
ケレンヴォー(死者の神)秩序にして中立天秤を持った骸骨の腕
サヴラス(占いと宿命の神)秩序にして中立知識水晶球の中の多様な瞳
ヘルム(守護の神)秩序にして中立生命、光上向きの左籠手に見開いた眼
オグマ(知識の神、蕃神)真なる中立知識白紙の巻物
ガンド(職人の神)真なる中立知識4本のスポークを持つ歯車
シルヴァナス(荒ぶる自然の神)真なる中立自然オーク樹の葉
ワキーン(交易の女神)真なる中立欺き、知識左向きの女神の顔を描いたコイン
マスク(盗賊の神)混沌にして中立欺き黒い仮面
レアラ(幻の女神)混沌にして中立欺き下向きの三角形内に渦巻く霧
アスモデウス(悪魔と地獄の神)秩序にして悪欺き、知識3つの逆三角形
ベイン(専制の神)秩序にして悪指を揃えた上向きの黒い右手
ローヴィエータ―(苦痛の女神)秩序にして悪先端が9つに分かれたトゲ付き鞭
オーリル(冬の女神 )中立にして悪自然、嵐六角形の雪の結晶
シャー(闇と喪失の女神)中立にして悪欺き、死縁取られた黒い円
ベハル(殺戮の神)中立にして悪髑髏を囲む血痕
マークール(死の神)中立にして悪人の白い髑髏
アンバーリー(海の女神)混沌にして悪左右にうねる波
シアリック(嘘の神)混沌にして悪欺き黒か紫の日輪の中央に顎のない髑髏
ターロス(嵐の神)混沌にして悪1点から伸びる3本の稲妻
タロウナ(病と毒の女神)混沌にして悪三角形の中に3つの涙滴
ベシャバ(不運の女神)混沌にして悪欺き黒い枝角
マラー(狩の神)混沌にして悪自然爪を伸ばした獣の足

※:蕃紳は元々が異界からやってきてこの世界に定着した神々です。

 

ヒューマン以外の種族神

神の名前(司るもの)属性領域シンボル
モラディン(ドワーフと鍛冶の神)秩序にして善知識輪で囲まれた7つの星
ヤンダーラ(ハーフリングの守護と豊穣の女神)秩序にして善生命穀物の描かれた盾
バハムート(善い竜の神)秩序にして善生命、戦争竜頭のシルエット
“きらめく黄金の”ガール(ノームといたずらの神)中立にして善欺き金塊
コアロン・ラレシアン(エルフと魔術の神)混沌にして善三日月
イーリストレイ(ドラウと舞踏の神)混沌にして善自然、光銀の剣を持って踊る女ドラウ
ブランドバリス(ハーフリングと冒険の下級神)真なる中立欺き足あと
ティアマット(悪い竜の神)秩序にして悪欺き5つの爪と竜の頭
カートゥマルク(コボルトと採鉱の神)秩序にして悪戦争ノームの髑髏
グルームシュ(片目のオーク神)混沌にして悪嵐、戦争まばたきしない眼
ロルス(ドラウと蜘蛛の神)混沌にして悪欺き蜘蛛
 

ムルホランドの神々(≒エジプトの神々)

神の名前(司るもの)属性領域シンボル
ラー・ホルアハティ(太陽神、神々の長)秩序にして善生命、光太陽を取り巻く蛇
オシリス(自然と地下世界の神)秩序にして善自然、生命羊飼いの杖と殻ざお
イシス(豊穣と魔術の女神)中立にして善生命、知識アンクと星
イムホテプ(工芸と医術の神)中立にして善知識階段状ピラミッド
ハトフル(愛と音楽と母性の女神)中立にして善生命、光角もつ牝牛の頭の後ろに満月
ネフティス(死と嘆きの女神)混沌にして善満月の周囲に多数の角
バステト(猫と復讐の女神)混沌にして善
アヌビス(裁きと死の神)秩序にして中立黒いジャッカル
プタハ(工芸と知識と秘密の女神)秩序にして中立知識雄牛
トト(知恵と知識の神)真なる中立知識朱鷺(トキ)
ベス(運と音楽の神)混沌にして中立欺き歪んだ神の似姿
セベク(水とワニの神)秩序にして悪嵐、自然角と羽の生えたワニの頭
アポピス(悪と火と蛇の神)中立にして悪欺き燃える蛇
セト(闇と砂嵐の神)混沌にして悪欺き、嵐、死とぐろ巻くコブラ
 
 

【フェイルーンの暦】
フェイルーン世界の人々は季節と月々の暦に基づいて生活しています。この世界では1年は365日。1ヵ月は30日で上旬、中旬、下旬に分けられます。季節の間になる5つの月の終わりには年次祝日が1日ずつあり、この日は祭りになります。4年に一度の閏年には、夏中日の後に追加の祝日である「盾会日」が追加され、この日は特に大きな祭りや催し物が行われます。

 

フェイルーンの1ヵ月

上旬12345678910
中旬11121314151617181920
下旬21222324252627282930
季節の境い目には1日の年次祝日
 

フェイルーンの1年

1月 / ハンマー月 / 真冬月;30日
 冬中日(年次祝日;1日)
2月 / アルトゥリアック月 / 冬爪月;30日
3月 / チェス月 / 暮爪月;30日
4月 / ターサック月 / 嵐爪月;30日
 緑草日(年次祝日;1日)
5月 / マータル月 / 雪解月;30日
6月 / カイソーン月 / 花咲月;30日
7月 / フレイムルール月 / 夏潮月;30日
 夏中日(年次祝日;1日)
 盾会日(4年に一度だけの年次祝日;1日)
8月 / エリーシアス月 / 高日月;30日
9月 / エレイント月 / 影落月;30日
 高穫日(年次祝日;1日)
10月 / マーペノス月 / 落葉月;30日
11月 / ウクター月 / 落腐月;30日
 月餐日(年次祝日;1日)
12月 / ナイタル月 / 終幕月;30日
 

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