初心者ガイド

Last-modified: 2019-05-20 (月) 12:43:10

共通攻略

キー操作

基本となるキー操作は慣れるしかない。移動とアイテム、能力関連がわかればとりあえずは十分だろう。
しかしある程度変更するためのマクロ作成機能がある。
例えばゲーム中に~m s oでsキーをオートエクスプローラーにバインドする事が出来る。
スペースキーをオートエクスプローラーにするとかなりやりやすくなるし、他にも使い道はあるだろう。

移動

カーソルキーも使えるがナナメ移動に対応するキーが無いので、テンキーを使う人が多い。しかし、ノートPCなどテンキーがない場合は、[k][j][h][l]で上下左右、[y][u][b][n]でナナメに動く。慣れるまでは不自由だが慣れれば快適。無駄な動きが多くなるが、基本カーソルキー+ナナメが必要な時だけ[y][u][b][n]という使い方もできる。

足踏みは[.]か[s]か[テンキー5]。ターン自動経過で休憩は[5]

特殊移動

[o]は自動探索で、何かを発見するまで近場の未踏領域を探索してくれる。敵を発見すると必ず止まるので、下手にプレイヤーが雑な移動をするよりも良かったりする。が、現階層で強敵を避けている場合などはむやみに自動探索は使わないほうがいい。
[G]は自動移動(オートトラベリング)で、今まで行った階層に戻るのに便利。まず行きたい階層を尋ねられる。"D" "15" などと打つとメインダンジョンの15階に自動的に階段をたどって移動してくれる。こちらも敵を発見すると中断される。

アイテム

  • [i]一覧表示と確認 (Inventory)
  • [g]拾う(Get)、[d]落とす(Drop)
  • [w]武器装備(Wield)、[w][-]手に何も持たない状態にする
  • [W]防具装備(Wear)、[T]防具解除(Take-off)
  • [P]装飾品装備(Put-on)、[R]装飾品解除(Remove)
  • [r]巻物読み(Read)
  • [q]薬飲み(Quaff)
  • [V]ワンド振り(eVoke)、[v]手に持っているロッドなどを発動
  • [f]投げる/撃つ(Fire)、[F]アイテム指定で無理やり投げる、[Q]fキーで射出するアイテムの決定(Quiver)
  • [z]呪文詠唱。[Z]対象無しで無理やり呪文を唱える

その他

  • [a]能力使用(Ability)
  • [p]祈って信仰値を得る(pray)(神によってどのアイテムの上で祈ると効果があるかは異なる)
  • [^]信仰ステータス確認
  • [%]キャラ情報確認 →ステータス画面の見方
  • [A]変異情報確認
  • [S]中断(Save&quit)

空腹、肉捌き、食事

DCでは満腹度(空腹度?)が設定されていて、それが減るにつれ餓死してしまう危険が高まる。赤文字の"Starving"(飢餓)状態で放っておくと死ぬので、必ず[e]で食事をとろう。特殊な種族を除いては、"Hungry"(空腹)状態になると生肉を食べることができる。生肉はモンスターの死体の上で[c]を押せばよい。ただし捌くための刃物を持っていないとダメ。初期装備に刃物を持っていない魔法使いや鈍器専攻の戦士はナイフを拾っておこう。

生肉の種類

生肉は特殊なものを除き、清浄・汚染・毒・変異の4種に分類される。
肉は清浄な肉を食べるよう心がける。浅い階層ではコウモリ・ネズミ・ヤモリ・小蛇・蛇あたりが清浄な肉になる。DCSSタイル版では清浄以外の肉に各種マークが付くようになっているし、アスキー版でも表示色を見れば清浄な肉は判別可能だ。毒持ち生物は毒肉、それ以外の動物は清浄肉、ヒューマノイド(二足歩行)は汚染肉、変身系は変異肉と大雑把に思っておいて、イメージの違うものに気をつけるとよい。

アイテム

食料、巻物、薬、ワンド、指輪、護符など自動拾いになっているものはそのまま全て拾う。食料は空腹時不幸にも食べられる生肉が手元に無いタイミングで食べよう。巻物、薬はある程度貯まったら使ってみて鑑定するが、それまではそのまま持っておこう。ワンドは拾ったらなるべく早く鑑定しておく。序盤の切り札になる可能性が高い。

武器・防具

表記の見方

例:【a +3,+4 scimitar of flaming】

"+3,+4": +3の命中修正, +4のダメージ修正を持つ
"scimitar": シミター(武器については→武器表
"of flaming": 火炎エゴ(属性)付き(エゴについては→魔法属性

 

例:【the +1 pair of gloves of Unreason {rPois,rF+,Dex+4,Dam+2}】
"the": アーティファクト(同じものは存在しないので the ~ になる)
"+1": AC修正
"pair of gloves": グローブ(防具については→防具表
"of Unreason": ランダムアーティファクトの名前
"{}": {}内はアイテムに刻まれた銘(メモ書き)*1
"rPois": 耐毒
"rF+": 火炎耐性+1
"Dex+4": 器用さ+4
"Dam+2": ダメージ+2

取り扱い

武器防具については、まず種族の制限で装備できない装備品は捨て置く。アーティファクト品(未鑑定時は変わった修飾語が付いている)は特殊な効果を発動できるものもあるので、必ず拾う。
また、なるべく修正の良いものを見つけるため、自分の得意カテゴリの武器はたくさん拾おう。それ以外のカテゴリの武器は良さそうなもの(修飾語が付いているもの)は拾ってみてもいいかもしれない。序盤は良い武器を見つければ針路変更も可能。
防具は将来着る可能性があるものは基本的に拾っておいて良い。
新しく拾った装備品は、呪われていると外せなくなるので基本的にはすぐには装備しない。解呪の巻物の鑑定できた時点で、試しながら選別を行う。

行動計画

とりあえず「諸宗派の寺院」で信仰を手に入れるのが第1目標。その後、「獣の住処」「オークの坑道」「蜂の巣」を攻略。さらに「蛇穴」「沼」「浅瀬」のうち、いずれか2つが生成されるので、それらの最下層にあるルーン2つ獲得するまでが中盤戦。ただし、これらの最下層は難易度が高くなることに注意。

ベースキャンプ

持てるアイテムの種類と重量には制限があるため、必要なアイテムを常に持って行動するというのは無理である。そこで、大抵のプレイヤーは緊急性の高くないアイテムをベースキャンプに集めて置いておくという方法をとる。
注意しなければならないのは、DCは敵のヒューマノイドがアイテムを拾うことで、そのため、メインダンジョンのような場所をベースキャンプとするのは下策とされる。ベースキャンプの推奨分岐は、諸宗派の寺院、獣の住処、蜂の巣、刃の広間あたり。

戦士スタイル

種族・クラス

Mountain Dwarf/Fighter, Minotaur/Monk あたりが代表的。無信仰で始める近接戦闘型。

諸宗派の寺院まで

  • とにかく直接戦闘でひたすら敵を殴り倒す。そこそこ安定して序盤を戦えるタイプ。
  • どのぐらいのレベルであれば、どのぐらいの敵と渡り合えるかは何度か死んでみるのが一番。オーガ・オーク戦士・ユニークあたりは要注意。
  • スキルは戦闘・主武器・甲冑を伸ばし、必要に応じて盾・発動・祈祷。他は抑制。
  • 戦士の序盤で最もやっかいなのはノーマルオークの前衛に阻まれたオーク司祭の後衛からの打擲の一撃。オークに見つかったら、突撃するのではなく引いて各個撃破を考えよう。やつらは大抵群れている。

信仰

  • トログ
    当面の魔法を捨てるならトログを取る。トログは早い段階で狂戦士化を授けてくれる。これは中盤までの切り札になる。
  • オカワル
    もう少し長い目で見た将来性に賭けるならオカワル。ただし、無印で強すぎたため、SSになってから弱体化著しいので割と中級者向けの神になってしまったかも。ただ、装備の下賜は純戦士に利益が多いので、相性は抜群。
  • イレデレンヌル
    イレデレンヌルも案外と相性はいい。アンデッドのしもべは、ゾンビが階層移動できなくなってしまったが、一緒に殴れば火力アップ、形勢がまずいときの捨て駒にと十分活躍する。また、分岐の入り口など広間で囲まれた際の生命力吸収も得がたい能力。
  • マクレブ
    マクレブは闇ドワーフ選択時に真価を発揮するが、通常の戦士でも悪くない。小さき破壊は序盤の追い討ち手段になるし、後半は殺し時のHP回復能力や上級デーモンの召喚が有効。

最初の分岐まで

  • 戦士の序盤の危機管理物資は消耗品がすべて。ここらでしっかり鑑定して、ワンド・薬・巻物など未鑑定の物資を握ったまま死なないようにしよう。
  • 良い武器を見逃さないように。自分の主武器系統だけでなくエゴが付いていそうなものやアーティファクトは忘れず集めよう。まだ乗り換えを考えてもよいかもしれないし、後々どう役立つかはわからない。

最初の分岐は獣の住処

  • オークの坑道はいきなり複数のオークに囲まれていることがよくあるので、近接戦士はHPと防御がある程度ないと厳しい。
  • よって先に獣の住処を攻める。
  • ヒドラ・人食いヤクに浅い階層で合ったら逃げること。棘ガエル・黒蛇・コモドドラゴン・ヤクの群れ・またたきガエルの群れなども最初は手ごわい。
  • 一気に最下層まで行く必要はない。辛くなってきたらメインダンジョンに戻る。
  • 獲得の巻物を引いたら「杖」を願ってロッドをもらおう。

さて、ここまできたら

  • 戦士に不可欠なものが3つ。
  • 1:追い討ち手段。獣系のモンスターはHPが低くなると恐慌して逃げる。とどめを刺しておかないとまたHPが回復した頃に襲ってくる。マクレブを取ったなら小さき破壊が安定。他の信仰ならワンドか、ロッド。射撃・投擲はスキルを要し、この段階でスキル分散するのはあまり良くないので非推奨。(・・・まあ適正による)
  • 2:強敵への切り札。強敵をなんとかするためにここ一番で使える能力。腕力強化や加速の薬でもいいが引き次第になるので、安定性の面でトログ信仰からのバーサークが最も優秀だろう。わかってくるとバーサークに頼らなくてもよくなる(逆に危険なこともあるのがわかってくる)が、まずはバーサーク。
  • 3:ヒドラ対策*2。中盤の強敵ヒドラに対抗する手段。つまり、火炎エゴの切断武器。もちろん一番得意な武器が理想だが、贅沢をいえない場合でも、スキルも無い重い得物を振り回すと致命的なので、長剣あたりがおすすめ。イフリートの瓶のイフリートは必ず火炎のシミターを持っているので、呼び出してボコるというのが定番だが、逆に焼かれないように注意。鈍器や素手の場合、4つ首ぐらいまでは強引に殴りつぶせるだろうが、8つ首などになると攻撃をしのぐのに結構なレベルが必要になるので注意。

オークの坑道・蜂の巣

  • ここらまでくればノーマルオークに少々殴られても平気なぐらいになっているはず
  • 耐毒があるなら先に蜂の巣を攻略してもいい
  • オークの群れは階段プレイで分断する。視界にオーク司祭を置いたまま囲まれ続けていると、打擲の一撃をバンバン食らうのですぐに分断
  • オークの魔道士(赤ローブ)、大司祭(青ローブ)、騎士、族長とノーマルトロル以外のトロルは最初に会ったときはまずかなわない。(普通のトロルも結構苦戦するはず)とりあえず逃げておいた方がいい。
  • 強敵さえ避ければ難易度は高くないのだが、バーサークの過信は禁物。戦士は突っ込むと囲まれて死ぬことが多いので注意。

蛇穴・沼・浅瀬へ

  • 蛇穴・沼には耐毒が必須。加えて戦士には沼・浅瀬の浮遊手段確保がかなり重要。また、蛇穴・浅瀬はこちらにエンチャントを使ってくる敵が多く、マーメイドが危険なので魔法耐性も欲しい。
  • 要求品が揃うまではメインダンジョンを潜っていくのもよい。
  • どの分岐も最下層は別格なので、まずはそれ以外の階層だけ攻略しよう。
  • 近接できない敵に対するために、十分に充填されたボルト系ワンドを携行する。
  • 物資投入のタイミングを見極めよう。中盤以降は本当にまずくなってからでは遅い!

妖術師スタイル

種族・クラス

Deep Elf/Wizard, Conjurer, 各種Elementalist あたりが代表的。無信仰で始める遠隔魔法型。
以下おおまかな各種Elementalの特徴を述べておく。

  • Fire⇒序盤が若干辛いが、中盤以降は安定して強い。
  • Cold⇒序盤~中盤は非常に強いが、それ以降は耐性持ちが増え辛くなる。Fire系よりは補助魔法が充実している。
  • Air⇒初期本にはロクな妖術が載っておらず、序盤から辛い。妖術以上に補助魔法が充実しており、術師なら習得必須と言われる強力な補助魔法も存在する。
  • Earth⇒ACで軽減はされるものの耐性と言う概念が無く、終始安定した強さを誇る。ただし全体的にMPコストが高め。
  • Poison⇒序盤は非常に強くMPコストも低いが、Cold系統以上に耐性持ちがグッと増える中盤以降は殆ど役立たずになる。実質序盤を安定して乗り切るだけの系統と思っていい。

諸宗派の寺院まで

  • 殴られると危険なタイプ。殴られる前に倒すのが基本。とはいえ、序盤は近接されることもしばしば。
  • 初心者のうちは、戦闘後はMPを足踏み回復してから再探索しよう。
  • Lv1の魔法でとりあえず1~3階ぐらいまでは乗り切れるだろう。Lv2の妖術がある場合は覚えるが、覚えたての時期ではまだ安定しないことに注意。
  • 最終手段としてエゴが付いてそうな短剣類などの軽い武器を拾っておく。序盤はMPが切れたら殴リ合うことも考える。

信仰

  • ヴェフメット
    妖術師・召喚師のための神。強めの攻撃呪文が載った魔法書を下賜してくれるし、呪文詠唱をサポートしてくれる。シンプルなので最初のプレイにおすすめ。
  • シフ・ムーナ
    魔法全般を対象とする神。いろいろな魔法書を下賜してくれるのが魅力。MPを回復させることもできる。何回かプレイしていろんな魔法の効果がわかってきたらこちらもおすすめ。
  • キクバークッグァ
    暗黒魔術の神。死霊術専攻ならこちらを選択するのもアリ。死霊術の魔法書を順番に下賜してくれて、死霊術をサポートしたり、死霊術に必要な死体を落としてくれたりする。

最初の分岐まで

  • スキルは呪文詠唱と妖術に振る。元素スキルはLv8~10で一旦抑制。
  • テレポートや瞬間移動の巻物を鑑定して、一時離脱を図れるようにしておこう。また、魔力の薬もMPを回復してくれるので鑑定できたら大事にしよう。
  • 元素耐性持ちの敵は逃げるか、あらかじめ対策を
    火系ならインプ、氷系なら氷の獣やアンデッド全般、毒魔法もアンデッド全般に効かない。最初の遭遇でこれらの敵を対処できない場合はとりあえず逃げることを考える。
  • 「魔法の矢」は無属性なのが最大の利点。元素魔術師でも載っている魔法書を見つけたら覚えておいて損は無い。
  • 「悪臭の雲」は遠距離から敵を混乱させられる優秀な呪文*3。風、毒系の魔術師はこれも覚えておいて損は無い。

最初の分岐は状況によりけり

  • オークの群れを一気に力技でなぎ倒せるぐらいのMPとスペル威力があるならオーク坑道から行っても良い。
  • 獣の住処は棘ガエルや黒蛇、またたきガエルなど素早く攻撃力の高い敵に注意。油断すると、近接瞬殺される。
  • 群れる敵を効率よく対処するには、上位ボルト魔法(猛火・氷結・衰弱・稲妻・毒液)が必須。がんばって該当スキルを鍛えるとともにMPと食糧を確保しよう。
  • 隠密度が高い妖術師は、相手が気づく前に仕掛けて退いて(釣りだして)各個撃破→休憩でMP枯渇を防ごう。

さて、ここまできたら

  • 妖術師に不可欠なものが3つ。
  • 1. MP増量/MP回復手段
    連戦になったり、立て続けに攻撃呪文を外したりすると、どうしてもMPが足りなくなる。魔力の指輪や杖による最大MP増量やシフ・ムーナ信仰のチャネリング、ヴェフメットの殺しによる信者に与えられるMP回復、チャネリングの杖、魔力の薬や呪文「血の昇華」などのMP回復、これらを用意しておく。
  • 2. 食糧問題
    もし、悪食の護符が見つけられたらラッキー。0.8からはつけてすぐドカ食いすることはできなくなったので、装着してしばらくしてから食べること。種族的に生肉をどんどん食べられる種族なら食糧にはそれほど困らないだろう。問題はそれ以外の種族だが、できるだけ生肉を食べて、飢餓に陥りそうになったらパンか肉の携帯食を食べるしかない。状況によっては汚染肉も食べよう。
  • 3. 仕切りなおし手段
    魔術師は遠距離で対処できずに近接されると、敵によっては一撃死する場合もある。よって、逃げたり仕切りなおしたりする手段が要る。テレポートや瞬間移動の巻物は欠かせない。またDCSSから導入された、dispersalエゴの投げ矢などもいいかもしれない。とにかく「ヤバイ」と思ったら近接される一手前、数手前に対処しよう。通常テレポはすぐには効果を発揮しないので。

他の分岐

  • 蜂の巣は耐毒があっても戦士ほど容易ではない。蜂は素早く攻撃魔法が当たりにくいためで開けたところで囲まれると、もろい魔術師は危険なことになる。食糧が底をつきそうな場合以外はあまり攻略をあせらなくてもいいだろう。
  • 蛇穴、沼はヒドラやナーガ戦士を視界に入った瞬間2~3発で殺せるのであれば、耐毒無しでもクリア可能かもしれないが、基本は耐毒必須。浅瀬は魔術師にも難易度が高い分岐。何よりMerfolk javelineerのジャベリン投擲が脅威となる。ここらまでに術士の後半の必須呪文というべき「飛来物の阻止」を覚えておこう。

魔法戦士スタイル

射手スタイル

召喚師/アンデッド使いスタイル

変異術士スタイル

暗殺者スタイル

その他のスタイル


*1 この場合は自動で刻まれた銘.[{]キーで自分でも書き込める
*2 ver0.8以降では、沼が出ない場合には大量のヒドラを相手にする必要がなくなったので、重要度は下がるかも。
*3 無印Crawlの時は毒も付いてもっと強力だったが、毒は付かなくなりました。残念。