翻訳元 | DF2014:Roller |
翻訳元 Rev. | Revision as of 1 November 2016 |
最終更新バージョン | 0.43.05 |
Roller - ローラー
Roller は Minecart の推進力を自動化してくれる Machine component で、動力を必要とします。
既存の Track 上に [b] - [M] - [r] で建築し、建築時に以下が必要です。
長いルート上を走行する Minecart の推進力を維持したり、Dwarf に手動でカートを押してもらうことなく Z-level? を登るようにしたり、Guide して移動するカートでは出せない速度でカートを走らせたりと、とても利便性の高いものです。
Roller は 設置する長さ (1-10 タイル分)、方向、速度が調整可能 (Minecart 各数値 の項目参照) で、これらは全て設置時に設定します。
補足:Roller の設定項目
- Orientation
- N->S / E->W / S->N / W->E の 4 つのうちいずれかを選択
- Speed
- Lowest / Low / Medium / High / Highest のいずれかを選択
- Height または Width
- 1-10 タイル分
Roller の長さに応じて、1 タイルあたり 2 Power を動力として必要とします。
Roller は Minecart を加速させるわけではなく、カートの速度と進行方向を新しい値に設定します。
例えば、カートが Roller の回転方向に沿って、Roller の設定速度より遅い速度で移動してきたとき、カートは Roller の設定速度にセットされます。
カートの速度が Roller の設定速度より速い場合はその影響を受けません。
スピードの比較 | |
Down ramp*1 | 4900 |
Dwarf push*2 | 20000 |
Roller lowest | 10000 |
Roller low | 20000 |
Roller medium | 30000 |
Roller high | 40000 |
Roller Highest | 50000 |
カートが Roller の回転方向とは逆の向きから移動してきた場合、よほどの速度で移動していない限りは、カートが来た方向に Roller の設定速度で押し戻されます。
Roller の回転方向とは直角にカートが移動してきた場合、前進する運動は変更されないままさらに横方向の運動も加わることになり、速度は Roller の設定速度がセットされます。
この運動を抑えこんでおく隣接した Wall? がなかった場合、通常は斜めの方向にカートが送られてしまい、Track に沿って進むのは完全に不可能な状態となり、そのまま壁に衝突するか、勢いが停止するまで脱線して進みます。
Roller はカートを押し上げて Z-level? 移動するのを補助する目的で直接 Ramp 上に直接設置することもできます。
今のところ Roller を登り/下りの Ramp? や Open space 上に設置したい場合は、Gear?, Axle?, Screw pump などの動力源となる部品と接続できる状態になっている場合のみ設置可能になります。
これらの部品が設置済みである必要はなく、設置指示が出ているだけで充分です。ですから、Roller に対して動力を (あれば) 伝達でき得る位置に Gear 設置の指示を出しておき、Ramp 上に Roller の構築を指示したのちGear の指示を取り消す、ということも可能です。(これら一連の操作はすべて Pause したまま行う必要があります。)
Roller とその動力源となる機械類が自然の Ice Floor 上に設置されている場合に動作しないため、Glacier? (氷河) やその他極寒の Biome? においては注意が必要です。(参照)
Roller は Track のない Floor 上や、Floor のない空間上に動力源となる部品に支えられた状態で設置することができますが、いずれの場合もカートに対する効果はありません。
Minecart の Track は双方向に移動できるように設置されることがほとんどですが、Roller は一方通行な性質のため、ここで一工夫する必要があります。
Guide で移動する Minecart は Roller の効果を一切受けないため (参照)、行きは Roller 帰りは Guide という手が可能です。
さらに、動力に接続されていない Roller はこれも Minecart に対して何の影響も与えません。
これを利用して Gear assembly? と接続した Pressure plate? などのようなスイッチング装置を使い、複雑な路線を作ることもできます。
Roller はその回転方向の直角となる方向に Power を伝達します。
1 タイル分のみの長さの Roller は同一平面上の四方に Power を伝達するため、Power On/Off のスイッチングをしたい場合や、垂直方向の接続が必要ない場合などに、Gear assembly? の代替品として利用できます。
Roller は設置に Mechanism と Rope? が必要になるものの、2 Power しか消費しません。
(訳注:Gear assembly は 5 Power を消費する)
2 タイル以上の長さの Roller も設置時の設定が正しければ、その回転方向に沿った方向 (Track 沿いの方向) に Power を伝達できます。
しかしその規則性は複雑で、条件が整わない限り永久に停止したままか決して利用可能な状態になりません。*3
このような Power の伝達は通常は利用を控えたほうが良いでしょう。
Roller は天井方向から動力を得ることはできません。
建造
[b]-[M]-[r]
建築資材
建築に必要な Labor
Power
2 Power /tile
速度設定に関わらず一定