| &ref(): File not found: "64g_013_4645FU_A.png" at page "againstMSB_2726FU"; | ▲2六歩型右四間飛車には、美濃囲いが完成するまで△2二角△3一銀型で待機する。△2二角△3一銀型であれば、▲2二角成に△同銀と取れるので、▲4五歩に迷うことなく△同歩と応じられる。これが大きい。▲4五歩には基本的に△同歩と応じておけばいい。 |
第0章 右四間飛車の前に(▲6五角)
後手番初手は原則的に△3四歩なので、▲7六歩には△3四歩と突いて角道を開ける。ノーマル四間飛車を目指すので、▲2六歩には△4四歩と突いて角道を止める。△4二飛と回って四間飛車にしたら、「玉飛接近すべからず」「居玉は避けよ」の格言より、後手は△6二玉と上がって居玉を解消する。△4二飛と回ったことで▲6五角と打たれるのが気になるので、▲4五歩と仕掛けられたらどうなるのかを検討していく。
4八の銀で飛車の横利きが止まっているので、▲6五角(上図上段中央)には△3三角(上図上段右)の返し技がある。▲2一角成△9九角成(上図下段左)で互いに馬を作り合う展開になるが、△9九角成は桂取りにもなっている。▲7八銀は桂取りを受けた手。△7二銀は▲6五馬をあらかじめ受けた手。△8二玉(上図下段右)まで進んで後手有利なはず。相手がわざわざこの局面に誘導するとは思えない。
第1章 右四間飛車(▲5九玉型)
▲4五歩~▲6五角の仕掛けは無理があったので、相手も▲4七銀~▲5六銀~▲4八飛で力をためてくる。その間に、後手は△7二玉~△8二玉~△7二銀で(片)美濃囲いを完成させる。▲4八飛で右四間飛車の攻撃態勢がほぼ整ったので、ここで▲4五歩と仕掛けられたらどうなるのかを検討していく。
▲4八飛と回ったことで2九の桂が浮き駒になっているので、直接的には2九の桂を狙って△7四角(上図上段右)と打つ。4五の銀は飛車の縦利きがなくなれば取れるので、次に△4七歩で飛車の縦利きを遮断するのがもうひとつの狙いとなる。
相手は銀がタダで取られないように▲4三歩~▲4四銀(上図下段左)で飛車を攻めてくるが、△4七歩が絶好の返し技となる。△4七歩に飛車が逃げれば4四の銀が取れるので、▲4三銀成△4八歩成(上図下段中央)で飛車の取り合いになる。このとき、△4八歩成が王手になるのが大きい。△2九角成(上図下段右)で玉の安全度が全然違うので、後手が悪いとは思えない。後手の次の狙いは△4七歩でわかりやすい。
相手から先に角交換してきて▲8八角(上図中央)と打ってきたらどうなるのかも検討しておく。▲8八角には△4六歩の方がいいのかもしれないが、8八の銀を守っているのが飛車の横利きだけというのが気になるので(▲2二角成△同飛▲4五飛が気になるので)、△3三角(上図右)と打って角を合わせるのがわかりやすい。▲同角成なら△同銀で桂馬が銀を守るようになるので、次に△4六歩を狙えばいい。▲4五銀と出てくれば、やはり角交換後に△7四角と打てばいい。
飛車の縦利きしかないから銀が狙われるということで、桂馬の利きで銀を守ってきたらどうなるのかも検討しておく。▲3六歩には本当は△3二飛がいいのかもしれないが、囲いを完成させて安心したいので、△5二金左(上図上段中央)で(本)美濃囲いを完成させる。
▲3七桂(上図上段右)と跳ねてきたところで、桂頭攻めを狙って△3二飛(上図下段左)と回る。その瞬間に▲4五歩(上図下段中央)と仕掛けられることが考えられるが、△3五歩(上図下段右)で攻め合いを目指せばいい。△3五歩に素直に▲同歩と応じてくれれば、△同飛で飛車を取られる心配が少なくなるので、後手としてはありがたい。なので、△3五歩には▲4四歩で攻め合いを目指す手を検討していく。
▲4四歩(上図中央)の攻め合いには、後手も当然△3六歩(上図右)で攻め合いを目指す。△3六歩に対する応手としては、今までの流れからいって▲4三歩成の攻め合いが自然だと思うが、いちおう▲2五桂や▲4五桂も検討しておく。まずは簡単な▲4五桂から検討していく。
と金が作れて飛車取りになるので、▲4五桂(上図上段中央)には当然△3七歩成(上図上段右)。4五の桂が飛車の逃げ道を1つ減らしているので、△3七歩成に▲4六飛とかわされても、△3六と(上図下段左)で飛車を追いかける手が成立する。▲4八飛と逃げるしかないが、△4七歩(上図下段中央)で飛車の縦利きを止めてしまえば、後手はとりあえずひと安心。△3七と(上図下段右)で駒得しながらの攻めが続きそうなので、▲4五桂は後手優勢。ということで、次は▲2五桂を検討していく。
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| ▲2五桂△3七歩成▲4五飛△4二歩▲4三歩成△同 歩▲2二角成△同 銀▲4一角△3六飛▲5二角成△同金▲6二金△同金▲4三飛成△2四角▲3五歩△同角▲4二竜△5七角成▲6八金△5六飛▲5七金△同飛成(右下図) | ||
と金が作れて飛車取りになるので、▲2五桂(上図上段中央)にも当然△3七歩成(上図上段右)。今度は▲4五飛と逃げられてしまうので、△4二歩(上図中段左)と打ってと金作りを阻止する。4筋が圧迫されているのが気になるが、後手だけと金が作れているのが大きい。
△4二歩と打った局面では、相手の持ち駒に銀があれば、▲4一銀の割り打ちの攻めが真っ先に思い浮かぶ。ところが、相手の持ち駒に銀はない。角なら持ち駒にできそう。ということで、▲4三歩成から強引に攻められる展開が考えられる。▲4一角(上図中段中央)は飛車取りなので、当然△3六飛と逃げる。
▲6二金(上図中段右)は竜を作るためだけに打たれた金。当然△同金と応じる。△4二金と逃げれば竜は作られないが、▲7二金△同玉で金銀交換になってしまう。▲4三飛成で竜を作られても、相手は持ち駒に歩しかないので、恐れることはない。
△2四角(上図下段左)は、▲4二竜の両取りを受けつつ△5三角成を狙った手。▲3五歩△同角▲4二竜で両取りがかかってしまうが、△5七角成(上図下段中央)が絶好の返し技。▲6二竜や▲8二竜で金か銀を取ってしまうと、△4八金▲同金△同とで詰み。△5七角成自体もひょっとしたら詰めろなのかもしれないが、手数が長そうなので、あまり意識しないほうがいいかもしれない。
△5七角成は詰めろなのかもしれないということで、相手も▲6八金と受けてくることが考えられる。△5六飛で持ち駒に銀を補充する。▲5七金で角を取られてしまうが、△同飛成(上図下段右)で後手優勢。
△5七角成は詰めろなのかもしれないということで、相手も▲6八金と受けてくることが考えられる。▲6八金には△5六飛で持ち駒に銀を補充しつつ飛車の活用を図る。▲5七金で角を取られてしまうが、△同飛成(上図下段右)で後手優勢。よって、▲2五桂も後手優勢。ということで、次は最も自然な▲4三歩成の攻め合いを検討していく。
▲4五飛に代えて▲2二角成は、△4八とでいったん王手をかけつつ飛車を取ってから、飛車で角を取る。銀で取ると、飛車がと金に取られてしまう。
△3七歩成に▲3二とであれば、△4八と~△8八角成~△3二銀でいい。△4八とが王手になるのが大きい。△4八との後にうっかり△3二銀でと金を取ってしまうと、▲2二角成で角がタダで取られてしまう。なので、△8八角成で自分から角交換してから、△3二銀でと金を消す。
よって▲4五飛で飛車が逃げられたら、自分から角交換して、▲2二角成△同銀▲3二とのうっかりを防ぐ。
自分だけ飛車が取られないようにしようと、△3七歩成には▲4五飛と逃げて飛車取りをかわすのが自然だと思う。▲4五飛で飛車に逃げられたら、△8八角成で角交換を挑む。相手が▲同銀と応じないで▲5二とや▲3二とで攻め合いを目指してくるのが気になるが、▲3二とは△8九馬▲3一と△6四桂、▲5二とは△9九馬▲4一飛成(▲6一となら△4四香)△5二金▲7一金△4二金▲7二金△同玉▲6一銀△7一玉▲4二竜△同飛▲7二金△同飛▲同銀成△同玉▲4一飛△4二香で、いずれも後手有利だと思うので、普通は▲同銀と応じるはず。
△2七角に▲5二となら△同飛で、▲4一飛成で竜を作られても△3二銀。▲5二竜△4九角成▲6八玉△5二金▲3一飛(詰めろ銀取り)は△4一金打▲3二飛成△同金▲4一銀△4八飛、△4五角成に▲3一となら△2八飛。
△3五歩▲4四歩△3六歩▲4三歩成△3七歩成▲4五飛△8八角成▲5二と△9九馬▲6一と△4四香
△3五歩▲4四歩△3六歩▲4三歩成△3七歩成▲4五飛△8八角成▲5二と△9九馬▲4一飛成△5二金▲7一金△4二金▲7二金△同玉▲6一銀△7一玉▲4二竜△同飛▲7二金△同飛▲同銀成△同玉▲4一飛△4二香
△3五歩▲4四歩△3六歩▲4三歩成△3七歩成▲4五飛△8八角成▲3二と△8九馬▲3一と△6四桂
△3五歩▲同歩△同飛▲4四歩△3七飛成▲4三歩成△同金▲同飛成△8八角成▲同銀△5七竜▲5八金右△5六竜
△3五歩▲同歩△同飛▲3八歩△3六歩▲2五桂△3七歩成▲同歩△同飛成▲4四歩△5七竜▲5八飛△4六竜
△3五歩▲同歩△同飛▲3八歩△3六歩▲2五桂△4五歩▲2二角成△同銀▲5五角△3二飛▲4五飛△5四歩▲2二角成△同飛▲4一飛成△5五歩▲同銀△2八角
△2七角▲5二と△同飛▲4三金△4五角成
△3五歩▲同歩△同飛▲2五桂△4五歩
▲4四歩△3六歩▲4三歩成△3七歩成▲4五飛△8八角成▲同銀△2七角▲3二と△4五角成▲同銀△4七飛▲3一と△4九飛成
第2章 右四間飛車(▲6八玉型)
▲6八玉△5二金左
居玉で▲4五歩と仕掛けるのも▲3六歩~▲3七桂で力をためるのも危険ということで、相手も▲6八玉と上がって居玉を解消する。後手は美濃囲いを目指しているので、△5二金左で(本)美濃囲いを完成させる。先ほどと同じ展開になった場合、今度は▲4三銀成が金に当たるので、ここで▲4五歩と仕掛けられたらどうなるかを検討していく。
▲4五歩△同歩▲同銀△8八角成▲同銀△7四角▲4三歩△同飛▲4四銀△4一飛
先ほどと同じように▲4四銀に△4七歩(下図左)は、▲4三銀成△4八歩成▲5二成銀(下図右)で、後手も怖い。▲4三銀成が金に当たっているのが痛い。今度は△4八歩成が王手になっていないので、▲5二成銀と手抜きされてしまうのも痛い。よって、▲4四銀には△4一飛と引く。これで問題ない。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4六歩 △4二飛
▲4八飛 △6二玉 ▲4五歩 △同 歩 ▲2二角成 △同 銀
▲6五角 △7四角
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4六歩 △4二飛
▲4五歩 △同 歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲6五角 △3三角
▲9八飛 △4六歩 ▲4八銀 △4五飛 ▲2一角成 △6二玉
▲2五桂 △4四角 ▲4三馬 △4七歩成 ▲3四馬 △4六飛
▲4四馬 △同 飛 ▲6六角 △4八と ▲同 飛 △同飛成
▲同 金 △3一銀 ▲1一角成 △2八飛 ▲1二飛 △5二金左
▲4四歩 △4七歩 ▲5八金寄 △4九銀 ▲4三歩成 △5八銀成
▲同 金 △4九角 ▲5二と △同 金 ▲6九金 △4八金
▲6八玉 △5八金 ▲7七玉 △6九金 ▲4三銀 △3二歩
▲5二銀成 △同 玉 ▲3九金 △6八銀 ▲8六玉 △7九金
▲9六歩 △8九金 ▲7八香 △7七金 ▲同 馬 △同銀不成
▲同 玉 △8八角 ▲8六玉 △9四桂 ▲7五玉 △7四金
















































