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Last-modified: 2015-05-08 (金) 08:56:48

▲3八銀△7二玉▲4七銀△8二玉▲5六銀△7二銀

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 後手は美濃囲いを目指すので、△7二玉と寄る。▲6五角の隙は消えたので、相手も▲4五歩と仕掛けることはせず、▲3八銀~▲4七銀~▲5六銀で腰掛け銀にして力をためる。後手は美濃囲いを目指しているので、△7二銀と上がって(片)美濃囲いを完成させる。▲5六銀で右四間飛車の攻撃態勢がほぼ整ったので、ここで▲4五歩と仕掛けられたらどうなるかを検討していく。

▲4五歩△同歩▲同銀△8八角成▲同銀△7四角

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 ▲4八飛と回ったことで2九の桂馬が浮き駒になっているので、ここでも△7四角(上図右下)の返し技がある。4五の銀は飛車の利きがなくなれば取れるので、△4七歩と△2九角成の2つが狙いとなる。

▲4三歩△同飛▲4四銀△4七歩▲4三銀成△4八歩成▲同金△2九角成

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 △4七歩(上図右上)に飛車が逃げれば4四の銀が取れるので、▲4三銀成△4八歩成(上図左下)で飛車の取り合いになる。このとき、まだ△5二金左と上がっていないので、▲4三銀成が金に当たらない。△2九角成(下図右下)で、玉の安全度が全然違うので、後手が悪いとは思えない。後手の次の狙いは△4七歩でわかりやすい。