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Last-modified: 2011-03-12 (土) 00:47:20

紅(クリムゾン)のUNO

 

◆土曜日 午後5時◆

 
 

ロイ「う~ん、学校から珍しく宿題が出なかったからちょっと暇だね。リリーナの家でも行ってこようかな。」
マルス「あの時(3-190)の誤解は解けたのかい?」
ロイ「うん、まぁリリーナが何か勘違いしていたみたいだから…また来ていいってさ。」
リーフ「(勘違いしていたのはロイの方だろ、常識的に考えて)…今日は災難にあわなくて良かった、このまま平穏に一日が過ぎていくのか…。」
ヘクトル「災難は一日の終わりにやってくるかもな。」
リーフ「冗談はやめろよ。こんな日なんて10年に一度有るか無いかの貴重な日じゃないか\(・∀・)/」
リン「(何それ)…でも本当に暇ね。洗濯や掃除はもう終わっちゃったし。」
エリンシア「そうね…何かみんなで遊べる面白いゲームは無いのかしら?」
マルス「じゃぁマミー君虐待なんてd」
セリス「それはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
マルス「ならば心理テスト2回m…うわリン姉なにをすrkぅはwsでrfgtyふじこlp;@」
リン「プロレスなんてどう?悪役はマルスって事で。」
マルス「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
エリンシア「プロレスなんて野蛮ですわ。」
アイク「そうだな、野蛮だ。」
リーフ「と言いつつラナオウ並みの闘気を放っている姉さんとアイク…やる気満々だ(汗;)」
エリウッド「エリンシア姉さんもアイク兄さんも自重してくれ・・・そんな事ココでやったら家が木っ端微塵になっちゃうじゃないか……あぁ、胃が…」
エイリーク「はい、胃薬です。」
エリウッド「エイリークありがとう…あ、シグルド兄さんが帰ってきた。」
シグルド「ただいま。」
全員「お帰りなさい。」
シグルド「今日はお前達の為に「あるもの」を買ってきたぞ。」
アルム「何を?」
マルス「まさか女を知らない男達の為にエロ本w…ぎゃああぁぁぁあぁあぁ!!!!!体が変な方向に曲がるうぅぅぅ!!!」
リン「マルス…あんたはどこまで腐ってるの!?」
エリウッド「リンディスやめてくれよ。彼が骨折したら治療費が馬鹿高いじゃないか!!」
ヘクトル「(悪魔でそっちの心配なんだな…)」
シグルド「…もう喋って良いか(汗;)…さっき商店街を通っていたら露店商に格安で売ってもらったんだ。」
つ【防水性:ウノカード2箱】
マルス「(ごほ、がぁは、リン姉さん痛い)…これって…あのUNOカードだよね。兄さんはいくらで買ったの?」
シグルド「彼が言うには、50%引きだったそうだ…二つ合わせて5000Gだ。」
リーフ「/(^o^)\」
マルス「(シグルド兄さん人良すぎ…買おうと思えば2500Gも必要位ないのに…)」
シグルド「いや、余りに貧しそうだったから、つい・・・な。」
エイリーク・セリス「さっすが兄上です!!!(尊敬の眼差し)」
アルム「まったくシグルド兄さんは…話はそこまでして、さっさとウノをしよう。」
セリカ「アルムの言う通りよ。早く始めましょ。」
アルム「(さすがセリカ…僕の言いたい事を分かってくれる。)セリカ…。」
セリカ「アルム…。」
シグルド「始めたかったらとっとと席に着け!!(怒)」

 

マルス「よし、家族全員揃ったね…ではまずルールの説明をしておこうか。」
マルス「UNOはシンプルに言うと持ち札をどれだけ早く、0に出来るかというの競うゲームなんだ。山札からそれぞれ7枚取った後、ディーラー(山札を切った人)がカードを置く。
 そのカードと同じ色か数字を持ったカードを出していけばいいんだ。次の人は前の人の出したカードと同じ色か数字を出す。コレの繰り返しだね。
このゲームには他の人を妨害するカードがあって、
・SKIP(スキップ)は次の人を行動不能する。
・REVERSE(リバース)は手番の順番が反対になる。
・DRAW・TWO(ドロー2)は次の人に問題無用でカードを2枚引かせて行動不能にする。
・WILD(ワイルド)はどんなカードが置かれていても出す事が出来、更に場札の色を選択できる。
 DRAW・FOUR(ドロー4)っていうカードもあるけど、これはさっき言ったワイルドカードにドロー2×2枚分の効果が含まれた、正に外道なカードなんだ。」
リーフ「(僕は食らいたくないな…)」
マルス「このカード自体は反則と決められているカードだから、出す時は手札に場札の色と同じ色のカードが無いように気をつけよう。
 このカードを使われた人は使った人が【反則】だと思ったら「異議有り!!!」と指を刺して言ってよい。言われたら使った人は宣言者に手札を見せなくてはいけない。
 もし反則していたら、使った人がカードを4枚引くことになるよ。勿論…正しいことをしているのに疑ってきたら、手札を見せて言った人に6枚引かせよう。」
リーフ「あれ?http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%8Eには“チャレンジと宣言する”って書いてあるけど…(マルス兄さん逆転裁判のしすぎ乙) 。」
マルス「それとドロー2は食らっても同じカードを場におくことで次の人に効果を擦り付ける事が出来る。つまり取る枚数が累積して増えていく。
 例えばAがドロー2を使い、Bがドロー2を出して受け流し、Cがドロー2を出せない場合Cは4枚引くことになるんだ…CはAとBのドロー2を同時に受けるからね」
ヘクトル・エフラム・アイク「(何を言っているのか、よく分からん。場のカードと同じ色か数字を出すと言うことだけしか思い出せないぜ…)」
マルス「もし誰かが手札を0にしたら、そのラウンドは終了。
 日本ルールと国際ルールがあるけど、ココは作者の出身国を尊重して国際ルールにしよう。」
ミカヤ「この話の作者はオーストラリア人の様ね。」
エリウッド「(ミカヤ姉さん自重して(汗;))」
マルス「手札が残り一枚になったらUNOと宣言しよう。しないとカードを2枚引くペナルティを受けるよ。そのラウンドの勝者が決まった時、手札が残っている人は手札の内容に応じて点数を手に入れる。
 数字カードはこのカードに書いてある数字分、ドロー2とスキップとリバースは20点、ワイルドとドロー4は50点だよ。先に決められた得点にたどり着いたら負け。最終的に一番点が低かった人が勝つ…という訳さ。」
マルス以外全員「……なんとなく分かった」
マルス「まぁやればルールも自然と分かってくるはずさ…前振りはココまでにして始めようか」
全員「ああ!」
マルス「(言い忘れたけど、妨害が存在するゲームでこの僕には誰も勝てないよ…ふふふ)」

 

◆土曜日 午後6時◆

 

エリンシア「順番はくじ引きでこうなりましたわ。」

 

ロイ→ヘクトル→シグルド→アルム→セリカ→リン→エリンシア→エリウッド→→サザ→ミカヤ→セリス→エイリーク→漆黒→アイク→エフラム→マルス→リーフ→ロイ(以下略)

 

リーフ「何で家族でもない、サザさんと漆黒の騎士が!?」
漆黒の騎士「先程乙女が招待してくれたのだ…何か言う事は?」
アイク「無い。ココで決着をつけてやる。」
漆黒の騎士「ふっ…。」
マルス「(まぁ人が増えたって結果は同じ)…忘れていたけど、地域差によってルールが違う時もある。今回は同時出し(同じ数字か同じ色のカードを同時に2枚以上出す事)とSKIPの効果擦り付けを禁止するよ。」
ミカヤ「作者はSKIPの効果が擦り付けが出来た事を知らない(ry」
リン「ミカヤ姉さん、もう作者の心を読まないで!!」
エイリーク「(お二人とも何の話をしているのでしょう?)」
エフラム「(さあな。だがこのゲームは面白そうだ。)」
サザ「ミカヤは俺が護る!」
漆黒の騎士「サザよ…お前がドロー2等を使った時、乙女を妨害する事になるぞ。」
サザ「:O| ̄L」
マルス「今回の得点の上限は500点、コレに届いた人は負け。じゃあ始めるよ。ディーラーはロイで。」

 

(ロイがUNOカードをシャッフルして、皆に7枚渡す)

 

ロイ「みんな7枚持ってるよね。じゃあカードを置くよ。」
つ【青の6】
ヘクトル「青の6か…じゃあ俺はこいつだ!つ【青の2】」
シグルド「青の2…この青二才が!!つ【赤の2】」
アルム「シグルド兄さん理魔法使えないのにフィンブル使わないでよ…。つ【赤の7】
アルム以外全員「(…それはギャグで言っているのk(AA略))」
アルム「?」
セリカ「あ、次は私ね。つ【赤の1】」
リン「つ【緑の1】」
エリンシア「つ【青の1】」
エリウッド「青が無い…あ、これがあった。つ【ワイルド】」
ロイ「色は?」
エリウッド「黄色で。」
サザ「つ【黄色の9】」
ミカヤ「つ【黄色の6】」
セリス「つ【緑の6】」
エイリーク「つ【緑の8】」
漆黒「つ【緑の7】」
アイク「コレで良いんだな。つ【緑の0】」
エフラム「つ【緑の5】」
マルス「やっと僕のターンだね、エフラムに矛先変えるよ。つ【緑のリバース】」
エフラム「そうか。つ【緑のドロー2】」
アイク「くっ!!」(カードを2枚引く)」
漆黒「(中の人(・∀・)ニヤニヤ)つ【緑のリバース】」
アイク「エフラム、俺はお前を許さない。つ【ドロー4】」
エフラム「アッー!と言うと思ったら大間違いだ兄貴。異議有り!!!」
エイリーク「(それを言うならチャレンジですよ。兄上)。」
 エフラムがアイクの手札を見る。
エフラム「(手札が全て緑…)兄貴、6枚引いてくれ。」
アイク「くっ、こんな宣言ごときに……悔しい!。」
マルス「アイク兄さん自重」
漆黒「アイク、身の程をわきまえよ。」
エフラム「ふぅ、つ【緑の3】」
マルス「つ【赤の3】」
リーフ「遂に僕のターン…つ【青の3】」
ロイ「(二つのグループに分かれた方が良かったんじゃ…)つ【青の4】
ヘクトル「悪いな兄貴。つ【青のドロー2】」
シグルド「あまいな。つ【黄色のドロー2】」
アルム「(どうしよう…手元にはドロー2があるから攻撃は自分には来ないけど、セリカがドロー2を持っているか分からない…もし彼女が持っていなかったら僕はセリカに6枚引かせてしまう。僕はそれに耐えられるのか…僕はセリカに罪を着せたその非道さに耐えr(ry))」
セリカ「……出しても良いわよ。」
アルム「!」
セリカ「出したいんでしょ。」
アルム「…でもセリカ、僕は…」
セリカ「良いのよ…アルムがそう望むのなら…私は逃げない、現実を受け止めるわ。」
アルム「セリカ…分かった、じゃぁ僕が出した物を受けとめてーっ!。つ【赤のドロ-…。

 

ブバァァァァァァァァァッ!

 

セリス「うわぁ!さっきの話を聞いてたリーフ兄さんがの量の鼻血を噴出して倒れたーっ!」
マルス「(今回は無理もないね。どう考えたって今のは射(自主規制)寸前のカッp(自主規制)の痴w(自主規制)話にしか聞こえない…)
カードが血で赤く染まっている…まさかこれがこの話のタイトルの紅n(自主規制)」
漆黒「乙女の家はいつもああなのか…?(汗;)。」
サザ「そうさ。あれはアルムとセリカ恒例の痴w(自主規制)話だ。」
ミカヤ「今回の発言は危ないわね…まったく。」
ユンヌ・アスタルテ「(これはテラ近親s(神様も自主規制)の予感…!!)」
リン「いつも以上に自主規制が多いわね…(汗;)」

 

シグルド「コホン、では本題に戻るぞ(怒)…次はセリカだな。早くカードを引きなさい。」
セリカ「つ【緑のドロー2】」
シグルド「引く気ゼロか…。」
リン「つ【赤のドロー2】」
エリンシア「つ【黄色のドロー2】」
エリウッド「つ【赤のドロー2】」
サザ「(くっ、俺も持っているが…使ったらミカヤがピンチに!!……出来るなら“出して良いわよ“って言われたいけど…やっぱり腹をくくるか。)…カードを14枚引く(泣;)。」
マルス「(サザのあのうろたえぶり…恐らく手札に持っていたけど、ミカヤは俺が護る!と言っている以上使えない状況に…まったく、恋する者の力だね……(笑))」
セリス「?」

 
 

                中略

 
 

◆土曜日 午後9時30分◆

 

リン「はぁはぁ…ちょっとしんどくなって来たわね。」
ヘクトル「いつになったら終わるんだよ、これ!」
マルス「う~ん、そろそろ誰かに終わってもらいたいね(リーフを見る)。」
リーフ「え、僕!?」
エリンシア「でもまだ誰も凄い点数を取っていませんわ。ラウンド15の時点でロイちゃんは133点、リーフちゃんは230点、セリスちゃんは126点、シグルドお兄様は195点、マルスちゃんは168点、アルムちゃんは165点、セリカちゃんは165点、
 ヘクトルちゃんは136点、エフラムちゃんは155点、エイリークちゃんは179点、サザちゃんは218点、漆黒の騎士さんは162点、リンちゃんは140点、エリウッドちゃんは183点、
 アイクは147点、ミカヤお姉様が176点、そして私は150点ね。」
マルス「やっぱりリーフが一番(負けに)近いじゃないか!」
リーフ「冗談じゃないよ!僕は何度でも、な ん ど で も不死鳥の如く逆転して見せるのさ!!!」
マルス「はいはいシグマシグマ。」
ロイ「(何のネタだろう…?)」
エフラム「どうでもいい、さっさと終わらせるぞ。つ【SKIP】」
マルス「……」
リーフ「つ【赤の5】」
ロイ「UNO!!。つ【赤のドロー2】」
ヘクトル「ぐはっ!(カードを2枚引く)」

 

シグルド「つ【赤のSKIP】」
アルム「……」
セリカ「つ【赤の6】」
リン「つ【緑の6】」
エリンシア「つ【緑のドロー2】」
エリウッド「つ【黄色のドロー2】」
サザ「ミカヤ、許してくれ。「つ【青のドロー2】」
ミカヤ「いいのよ、サザ。「つ【緑のドロー2】」
セリス「つ【緑のドロー2】」
エイリーク「つ【青のドロー2】」
漆黒「つ【黄色のドロー2】」
アイク「つ【赤のドロー2】」
エフラム「つ【青のドロー2】」
マルス「つ【赤のドロー2】」
リーフ「よし、僕もドロー2w…あれ?」
ロイ「(他の人たちに合わせてドロー2を出そうとした葉っぱ、だがそれはマルスの巧妙な罠だった)あれ、あの時(3-212)もそうだったけど何で僕はこんなナレーションを?」
マルス「リーフの手札は今こうして大量に引くためにあるものですよね。」
リーフ「ドロー2さえあれば…こんな枚数のカードを…!」
マルス「良かったじゃないですか。引きの悪さの所為に出来て。」
リーフ「んんんんんんんっ!」
マルス「へへへ おい、山札用意しろ。20枚引かせてやる。」
リーフ「うう…耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!」
マルス「リーフの生涙GET!!何だ、やっぱり手札にドロー2持っていないじゃないですか。」
リーフ「こんな紙切れに…くやしい…でも……ちゃんと引いちゃう!(カード20枚引く)」
ロイ「挙がりーっ\(・∀・)/ つ【赤の0】」
リーフ「…手札合計300点……・゜・(つД`)・゜・うわーん。(…泣きながら部屋に駆け込む)」
マルス「あ~あ、泣いてしまったか。リーフにはまだまだこのゲームで勝つことは無理だな。」
エリンシア「……」
リンディス「……」
マルス「(エリンシア姉さんとリン姉さんから殺気が!!)…ど、どうしました、二人共(汗;)。」
エリンシア「マルスちゃん、又リーフちゃんを泣かしたんですか?」
リン「マルス、今度と言う今度は!!」
エリンシア「ぶっ飛ばして差し上げますわ!!!」
マルス「ちょwwそれはらめぇwwwwwぐはぁっ!!(アミーテ必殺+ソールカティ必殺を同時に食らって空に吹き飛ぶ)」
ロイ「(マルス兄さんの替わりに)バイバイキーンーっ!!」
セリス「(僕もマルス兄さんの替わりに)やな感じぃ~っ!!!」
シグルド「元ネタは○イキ○マンとロ○ッ○団だな。」
ヘクトル・エフラム・アイク「無茶しやがって…(AA略)」
ミカヤ「…私、リーフを慰めに行ってくるね(リーフの部屋に走ってゆく。」

 

漆黒「…緑風よ。」
サザ「何だ?」
漆黒「こんな家に居候して大変だな。」
サザ「…ああ。」

 
 

おしまい。