6-659

Last-modified: 2007-12-16 (日) 00:29:13

あんちえいじんぐぅ(6-658への便乗)

 ~紋章町、テリウス地区~

サナキ  「シグシグシグシグシグルゥゥゥゥゥゥン!」
シグルーン「まあ、どうされたのですかサナキさま、そんなに泣きじゃくって。さあ涙をお拭きになって」
タニス  「全くです。我がテリウス地区の長たるサナキ様がそのような体たらくでは、下々の者に示しが」
シグルーン「とりあえずサナキ様に涙を流させた者の名をお教えください。すぐさまワイズマン式にミンチよりもひどいことにして」
タニス  「シグルーン様……」
サナキ  「ぐすぐすっ……シグルーン!」
シグルーン「はい、なんでしょうサナキさま」
サナキ  「今すぐ魔法研究所の連中を集めるのじゃ! あ奴らの総力を結集して、ある物を作らせる!」
シグルーン「は……あ、ある物、ですか?」
タニス  「……その、ある物、とは……」
サナキ  「 若 返 り の 薬 じ ゃ ! ! 」
タニス  「!! さ、サナキさま……!」
シグルーン「……」
サナキ  「くぅ、油断しておったわ! まさかアイクのストライクゾーンがあそこまで低めだとは……!」
シグルーン「……」
サナキ  「あれこれと手を尽くしても上手くいかんかったのはそのせい……」
タニス  「サナキさま、サナキさま!」
サナキ  「なんじゃ、うるさいぞタニス! いいからはよう魔法研究所の連中をじゃな」
シグルーン「 サ ナ キ さ ま 」
サナキ  「(ビクゥッ!)な、なんじゃこのプレッシャー……!?」
シグルーン「 若 返 り の 薬 と 仰 い ま し た ね … … 」
サナキ  「おおおおおおうおう、ももも、申したが、そそそそ、それが、なにか?」
シグルーン「 私 見 で す が 、 サ ナ キ さ ま は ま だ 十 分 に … … 」
サナキ  「うううううむうむうむ、いいいいい、言われてみみみみみれば、そそそその通りじゃじゃじゃじゃじゃな!」
シグルーン「 と 言 う か 、 そ ん な も の が あ っ た ら わ た し が ま ず 先 に … … 」
サナキ  「ごごごごごごご、ごめんなさーーーーーーーい!」

 ~一方その頃、兄弟家~

リーフ  「あー……サナキさまと言えばさあ」
マルス  「なんだいリーフ」
リーフ  「あの人の従者のシグルーンって人、物凄くきれいなおねいさんで……」
マルス  (シグルーン……ああ、あのアンチエイジングに命を賭けてるという噂の……)
リーフ  「いいなあ、アイク兄さんとの繋がりで、なんとか知り合いになれないものかなあ……」
マルス  (確か二十年前ぐらいから全く外見が変わらないとかなんとか。
       ああいう人からすると、ミカヤ姉さんとかって物凄い嫉妬の対象なんだろうな……)