・ジェームス「入れてやらないよ!」
・ダック「何の事だい?僕、疲れてるんだ。」
・ジェームス「僕達だって、君にはうんざりだ!」
・ゴードン「おめぇなんかより、ディーゼル様の方がよっぽど良い!」
・ヘンリー「君は、貨車に僕らの悪口言ったろう!」
・ダック「言ってないよ!」
・ジェームス「言ったよ!」
・ダック「言ってない!!(石を投げる音)」
・ゴードン・ジェームス・ヘンリー「痛!!!」
・ナレーター「トップハム・ハット卿が、騒ぎを止めに来た。」
・ゴードン「ダックは、俺の事を『速い忍者』って言いやがった!」
・ジェームス「僕の事、『陸のジェット機』だって!」
・ヘンリー「僕は、『しゃれた顔のあさひ号』って言われたんです!」
・トップハム・ハット卿「どうなんだ、クソゲスダック!!」
・ナレーター「ダックは、全然身に覚えが無い。」
・ダック「忍者やジェット機なんて言葉、僕には考え付きません!!」
・トップハム・ハット卿「おほっ、おっほん!」
・ゴードン・ジェームス・ヘンリー「ダックは、俺達を笑い者にしたんだ!!」
・ナレーター「トップハム・ハット卿は笑いを堪えて言った。」
・トップハム・ハット卿「くっ、ほ、ほ、本当か、ダック?」
・ダック「とんでも無い!蒸気機関車は、僕を奴隷にするような事しません!」
・トップハム・ハット卿「さあディーゼル会長、ダックの言った事を聞いていましたか?」
・ディーゼル「さあ…、何の事だかちっとも分かりませんねえ…。それにしても、ダックがそんな事をするなんて…。はあ…、悲しい事です…。」
・トップハム・ハット卿「うーん。よし、分かった。」
・ナレーター「ディーゼルは、嘘がバレやしないかと落ち着かなかった。」
・トップハム・ハット卿「ダック、すまんが貴様はオリバーの奴隷になって貰おう。」
・ダック「仰る通りにします…。」
・ナレーター「ダックは、悲しそうに去って行った。一方、ディーゼルは勝ち誇った様に、にんまりと笑った。」