ジョブ

ジョブによってステータスの初期値、スキル、所持品が異なる。
難易度がイージーの場合は、力、活力、知能、才能、運が+5される。
ゲームモードや難易度によって追加でアイテム、コインがもらえる。

目次

一覧

※グラディエーターと天文学者は有料DLC（SwitchにはまだないDLC）

鍛冶師

最初から使用可能。
鍛冶師は戦闘経験に乏しいが、防具に関しては一流である。
敵に対して正面を向いていると、攻撃を受けても防具がダメージを吸収してくれることがある。

	最大体力			33	スキル		シールド
	最大フォーカス			3
	防御力			1
	耐性力			0	初期アイテム		+鍛冶師のハンマー +簡素な鉄製の盾 +6コイン
	回避力			7
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	76	80	40	52	72	56	50

短評:
全ジョブ中2位の力と、盾装備時に一定確率であらゆる攻撃を無効化するスキル「シールド」が特長。
最初から開放されているジョブの1つで、いわゆるタンクロールだが、敵の攻撃力が高い本作では殴られる前に倒して被害を抑えることが鉄則であり、タンクロールの有用性は低い。
全ジョブ中最低の速度も上の原則に真っ向から相反し、動けるのは大抵の敵に何かされた後になる。
さらに力を底上げする装備には速度マイナスが付いているものも多く、もはやゲームの仕様から冷遇されているような有様。
遅いのに加えて攻撃の命中率まで低いと完全なお荷物になってしまうので、チェック数の少ない武器で堅実に攻めたい。
なお、シールドを活かしたいなら一部の盾が持つ「チョッカイ」で敵の攻撃を引き付ける必要があるが、これはダメージを与えない技であり、失敗すると何の効果もないままターンを消費する。
消耗品である「妖精の粉」なら失敗はないが、安定した入手は期待できない上に高額で、常用は不可能と言ってよく、総じてタンクロールは安定性にも不安がある。
ちなみに、チョッカイには泥棒系の敵の逃走を防ぐという変わった用法がある。
パーティーの所持金を全て鍛冶師に集め、ターゲットをひきつけてわざとお金を盗ませながら逃走を防ぎ、戦闘終了後に取り返したお金を富の聖域の加護や楽器を持った金策係に集める……というプレイングを繰り返せばあっという間に所持金が4桁を突破するはずだ。
これにより、ダンジョンよりもマップ上での戦闘を重視し、泥棒ファームで得た資金力で販売品を買い占めるというエンドゲーム戦略が可能になる。
チョッカイ付きの盾さえあれば鍛冶師以外でも可能ではあるのだが、鍛冶師を使うのであれば検討してみていもいいだろう。

狩人

最初から使用可能。
狩人は素早く、注意深く、正確である。
冒険中は危険を避けることに長け。戦闘では特に正確な攻撃を繰り出す。

	最大体力			31	スキル		シャドー トラップ回避 移動ブースト スナイパー
	最大フォーカス			3
	防御力			1
	耐性力			0	初期アイテム		+狩猟用の弓 +ハーミット草 +3コイン
	回避力			17
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	52	66	46	78	64	78	50

短評:
全ジョブ中最高の速度が強み。スキルでは移動ブーストが有用。
最初から開放されているジョブの1つで、高い感知力と速度でマップ上のイベントを素早く回収するのが得意。
機動力の上がる装備を集中させ、アイテムの買い出しやミニダンジョンの捜索を担当させるといいだろう。
欲しい報酬があればお使いクエストも積極的に受注していきたい。
素早く動けるため、ミニクエスト報酬にカオス低下以外を選ぶ余裕を作ることができ、物価のインフレが起こる前にアイテムを買い集めることもできる。
この2点を意識して使うことで、レベルやリソースに余裕を持たせるゲームメイクに大きく貢献できる。
戦闘においても、高い速度で大抵の敵に先手を取れるという大きなアドバンテージを持つ。
本作では力対応の武器は威力が高めの傾向にあるが、感知力や知能、才能対応の武器と格段の差があるわけでもない。
最終的にはターンの回りが早いジョブが最もダメージを稼げるため、最速ジョブである狩人は主力アタッカーにもなれる。
ジョブ被りを気にしないなら、狩人を2人組み込むパーティもアリ。装備の確保が課題になるが、敵が動く前に1体落としやすく、ゲーム全編を有利に運べる。

学者

最初から使用可能。
他の勇者が身体や武器に集中しているが、学者だけは本に没頭している。
絶え間ない研究が精神を研ぎ澄まし、戦闘でも確実な一撃を与える準備はいつでも出来ている。

	最大体力			31	スキル		復習
	最大フォーカス			4
	防御力			0
	耐性力			1	初期アイテム		+学者の本 +テレポートの巻き物 +5コイン
	回避力			13
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	42	60	78	66	70	70	50

短評:
全キャラ中最高の知能と、フォーカスを自動回復する強力なスキル「復習」を持つジョブ。
最初から開放されているジョブの1つで、単純明快かつ強力なマジックユーザー。
フォーカスは移動にも探索にも攻撃にも扱えるブースト手段であり、「復習」によってこれを惜しみなく使っていけるメリットは非常に大きい。
ゲーム中における最強戦術であるループラッシュ戦術*1に最も適しているため、ハードモードの攻略では第一に選択肢に上がるジョブ。もちろん低難度でも活躍できる。
速度70も悪くない値で、2か所ほど速度の上がる装備を着せてやると先手を取りやすくなる。

吟遊詩人

最初から使用可能。
吟遊詩人は音楽の演奏と名高いバラードの朗唱を学んだ者である。
その歌声は戦闘中の仲間のやる気を高め、経験を共通する。

	最大体力			30	スキル		ラッキー トレーナー
	最大フォーカス			3
	防御力			0
	耐性力			1	初期アイテム		+シンプルリュート +10コイン
	回避力			11
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	44	50	70	68	78	66	50

短評:
全ジョブ中最高の才能と有用なスキルを持つ。
一定確率で味方の失敗チェックを成功に変える「ラッキー」は全編にわたって役立つ。
ステータスが伸びてミスが減っても、成功率の低い技を多用する場合などに仕事をしてくれる。
ターン終了時に近接している味方にEXPを与える「トレーナー」は、マップでは意識しすぎると動きが鈍るが、攻略に大きなウェイトを占めるダンジョン攻略中、一団で移動する乗船時には破格とも言える効果を発揮する。
また全ジョブ中最高の初期資金を持ち、ラッキーによる補助もあって立ち上がりの時期を楽に運べる。
補助役としてそつなく仕上がっているジョブで、楽器によるループラッシュ戦術の一画も担える。

罠猟師

ロアストアで購入すると使用可能になる。
罠猟師は罠の仕組みだけでなく、仕掛ける人間の考え方まで熟知している。
戦闘に更なる敵を呼び寄せることを防ぐ。

	最大体力			31	スキル		策士 トラップ解除 第六感
	最大フォーカス			3
	防御力			0
	耐性力			0	初期アイテム		+狩槍 +獣皮の小盾 +鍵開け道具 +2コイン
	回避力			15
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	48	60	42	76	72	74	50

短評:
スキル「策士」による奇襲が得意なジョブ。その他の特徴はおおよそ狩人と同じ。
狩人と目立って異なる点はそこそこ高めの才能で、底上げがあれば楽器を持たせてサポート役にも回れる。
感知力対応の弓や槍、才能対応の装備を適宜使い分けるといい。終盤では強力な補助ができる楽器使いに転じるのも悪くない選択。
また、速度と才能の高さから一部の銃器適正も高い。奇襲とうまく絡められれば、リロードの不利をカバーすることも可能。
なお、奇襲はマップ上でなければ使えないが、マップ上では敵が見えているため、特徴を知っていれば装備などを整えて有利に戦える。
ダンジョンに比べてターン効率が悪いマップ狩りに拘る必要もないが、特定の敵のドロップを狙いやすい強みはある。
総合的には、狩人に次ぐ速度という一点だけでもかなり優秀で、楽器装備による終盤適正も備えた良ジョブ。

薬草医

ロアストアで購入すると使用可能になる。
自然の理をよく知る薬草医は、とても効果的に回復アイテムが使える。
移動中は役に立つハーブや植物がないか常に目を凝らしている。

	最大体力			30	スキル		ヒーラー 薬草採集
	最大フォーカス			3
	防御力			0
	耐性力			1	初期アイテム		+ステッキ +カミのトイキ +3コイン
	回避力			10
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	44	52	76	70	58	64	50

短評:
モンクと並ぶヒーラー技能持ち。ロアストアでは一番に開放したいジョブ。
ヒーラーを持つキャラは、1ターン消費する戦闘コマンドとしてカミノトイキをパーティ全体に使えるようになる。
回復効率だけでなく財布への負担も格段に改善するため、スタート時点からヒーラー持ちがいると立ち上がりが大いに安定する。
ただし、「攻撃は最大の防御」のこのゲームにおいて、戦闘中に1ターン消費する回復行動は極力避けたいもの。
次に動く味方の攻撃で戦闘を終えられる場面で使うなど、タイミングを見計らって使いたい。
攻撃に使う知能の値は学者よりわずかに低いが、ボス戦などの厳しい戦いでも武器がヒーラー付きに縛られないという強みがある。
マップ上での戦闘よりも、移動中もヒーラー技能を適用出来るダンジョンが主戦場になる。
敵を避けながら移動し、ダンジョンで稼ぐフォー・ザ・キングの申し子だ。

ジェスター

ロアストアで購入すると使用可能になる。
戦いに決して強くないが、驚異的な音楽で他のキャラを守れ、気が散る音楽で速く逃げ出すことができる。
人が集まるところで演奏すると、お金を獲得する可能性もある。

	最大体力			31	スキル		ランナー コメディアン ガーディアン
	最大フォーカス			3
	防御力			1
	耐性力			0	初期アイテム		+壊れたリュート +鍵開け道具 +2コイン
	回避力			8
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	72	68	48	54	76	58	50

短評:
吟遊詩人に次ぐ才能と、守備的なスキルが特長のジョブ。
逃走時のチェック数を減らす「ランナー」の出番はそう多くないが、敵の攻撃チェックを一定確率で1つ失敗に変える「ガーディアン」は全編にわたって有用。
街などから1マス以内でターンを終えるとゴールドを稼げる「コメディアン」は、ターンを食うので乱用はできないが、戦闘を介さずに稼げる点が役立つ場面もある。
ガーディアンのダメージ軽減量はゲームを通じて見れば多大なもので、間接的にカミノトイキの消費抑制にも貢献する。
ワースト2番手集団にある速度は痛いところだが、守備的な補助役として完成はされている。

木こり

ロアストアで購入すると使用可能になる。
木こりはかなり強力的な仲間である。
威力で武器を振り回し、どんな敵でも簡単に倒せる頼りになる存在である。

	最大体力			32	スキル		ラム ヘビースウィング
	最大フォーカス			3
	防御力			1
	耐性力			0	初期アイテム		+木こりの斧 +ファーラルの調合ドリンク +4コイン
	回避力			8
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	78	74	44	70	52	58	50

短評:
全ジョブ中最高の力が強み。両手武器の全チェックを成功させると、ターゲットの両脇にもダメージを与える「ヘビースウィング」を持つ。
初期武器が他ジョブに較べると大変優秀であり、急いで買い替えなくても序盤から有利に立ち回れる。
力が高く速度が低い点で鍛冶師に似るが、あちらは盾の扱いに、こちらは両手武器の扱いに優れる点が大きな差。
とは言え5チェック武器などとなればどう頑張ってもミスが付き物で、額面通りのダメージは出してくれない。
ワースト2番手集団に入る速度の低さも泣きどころで、実戦でのダメージ出力を大きく押し下げ、被ダメージを増加させる。
ただでさえ少ない攻撃機会を無駄にしないため、両手武器に拘らない判断も必要になってくるだろう。

世捨て人

ロアストアで購入すると使用可能になる。
人間の信頼を失い、人々との接触を断ち切りしばらくの間独居することにしたが、
最近は寛大な施しを受けて、ファーラルを脅かすものに挑む。

	最大体力			32	スキル		なし
	最大フォーカス			2
	防御力			1
	耐性力			1	初期アイテム		+鋭い棒 +蜂蜜酒
	回避力			13
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	70	70	70	70	70	70	50

短評:
運以外のステータスが一律70という異色のジョブ。
特徴的なステータスを活かすには、マップ上での判定イベントを積極的にこなしていく必要がある。
ゆえに移動補助のアイテムやフォーカス補助アイテムを集中させると性能を引き出しやすいだろう。
攻撃においては、70という値は全く信用できない。装備で一点特化しつつ、チェック数の少ない武器を使わせるなどの工夫をしたい。
速度70は少し伸ばせば先手を取りやすい値なので、速度ついでに感知力が伸びる狩人系の防具を着せてやるのが無難なところか。
総合的には、様々な状況にそれなりに対応できる点が強みだが、頼れる万能型というレベルにはなく、まさに器用貧乏。
フォーカス初期値が2であることや、スキルを持っていないことも厳しい点。

モンク

ロアストアで購入すると使用可能になる。
独居することによって、モンクは戦闘に役立つ神秘的な技を完成させ、
戦闘中に傷を癒したり、フォーカスを回復したりすることができる。

	最大体力			31	スキル		ヒーラー コンバーター
	最大フォーカス			3
	防御力			1
	耐性力			1	初期アイテム		+木刀 +金色の根 +3コイン
	回避力			9
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	74	62	74	60	48	60	50

短評:
有用なスキルと、装備選択の幅が広いステータスが特長。
薬草医同様の「ヒーラー」と、攻撃時に一定確率で他のパーティメンバーのフォーカスを1回復する「コンバーター」が強力。
ステータスは力と知能が74と高めで、手に入った装備を無駄なく使いやすい。
速度が低い部類なので、最終的にはさらに速度を下げてしまいやすい力装備より、知能装備で固めてやるのが無難か。
知能装備の回復役として使う場合、知能・速度で勝る薬草医との差別化点はコンバーター。
あとはあまりにも個性の強い外見をどう考えるかだろうか。

トレジャーハンター

ロアストアで購入すると使用可能になる。
トレジャーハンターは他の人なら見逃してしまうような秘宝を見つける才能がある。
宝箱を開けるときもミミックを恐れない。

	最大体力			30	スキル		ミミックマスター 宝探し
	最大フォーカス			3
	防御力			0
	耐性力			1	初期アイテム		+ハンドガン +宝の地図 +1コイン
	回避力			8
	力	活力	知能	感知力	才能	速度	運
	42	56	74	74	74	58	50

短評:
知能、感知力、才能の3ステータスが74であり、装備選択の柔軟さやチェックイベント対応に長けるジョブ。
スキルは街やイベントマスではないマップ上でターンを終えると宝箱を発見する「宝探し」と、ミミック箱を通常の宝箱に変える「ミミックマスター」。
スキル構成が自己完結しており、移動ついでに宝箱を湧かせて安全に回収する動きが取れる。
宝箱の中身は運次第ではあるが、リソースの入手機会は確実に増え、ゲーム進行を助けてくれるだろう。
戦闘においては、ワースト2番手集団に入る速度がネック。単純なアタッカーにするのであれば、狩人系の防具で感知力のついでに速度を補うのが無難か。
速度の低さからデフォルト武器のハンドガンは相性がイマイチだが、2回目のターンが回る前に終わる戦闘ならリロードの不利は問題にならない。