艦艇紹介/Y102:比叡(ひえい)

Last-modified: 2021-12-11 (土) 10:49:05

基本性能

艦名比叡
艦番号JBNS-Y-102
艦種大型直接教育艦(巡洋戦艦)
基準排水量32,200t*1
全長222.0m
全幅31.0m*2
吃水9.6m*3
ボイラーロ号艦本式缶8基
機関艦本式オール・ギヤード・タービン4基4軸
出力136,000馬力
速力30.3ノット*4
航続距離18ノットで10,000海里*5
兵装45口径35.6センチ連装砲4基
50口径15.2センチ単装砲14基
40口径12.7センチ連装高角砲4基
25mm連装機銃10基
装甲舷側:203mm+25mm
甲板:102mm
主砲塔:前盾254mmm・天蓋154mm
司令塔:254mm
搭載機中型スキッパー4機
乗員30人
(Blu-rayBoxブックレット、ハイスクール・フリート ファンブックより)

詳細*6

 金剛型大型直接教育艦の二番艦。建造ペースが史実よりも約1年程度早く*7、1914年には本艦を含めた金剛型全艦が竣工している*8

 欧州動乱の際には、イギリスの要請に基づき金剛型全艦が欧州に派遣されて海上護衛に参加している*9。なお、この時の戦訓から速力以外の性能不足が判明。同時期に新型艦の設計が開始されたため、一時期全艦が練習艦となっている。

 教育艦に転籍後は、国内の海洋学校4校にそれぞれ1隻ずつ配備され、攻守走のバランスが取れた艦として教官や生徒から高い評価を得ている。

考察

 前述の「新型艦」とは、おそらく天城型巡洋戦艦のこと。史実ではユトランド沖海戦の戦訓を取り入れて金剛型の後継となるはずだったが、ワシントン条約によって建造中止となってしまった。また、史実では「比叡」のみが練習艦となっているが、本作世界では天城型が4隻全て就役している為、金剛型全艦は一時的に第一線を退いているという事だろう。
 なお、本作世界では金剛型の代艦は大和型となっている為、天城型が完全な後継では無い可能性が高い。実際、4隻とも後に改装を受けている為*10、大和型の就役まで第一線で活躍したと考えられる。

登場シーン

Y102:比叡(ひえい)
初出第1話 05'45"
 第1話、配属艦発表の掲示板。最左に"102"の数字が確認できる。
 第8話にて晴風との交戦がある。

史実

元々は装甲巡洋艦として計画されたため、重巡の命名法に則り京都の比叡山から名付けられた。艦内には同山の日吉大社が祀られていた。信号符字(コールサイン)は"JGDA"比叡.PNG。後に巡洋戦艦として登録され、他の3姉妹と共に当時世界最強を誇った。その実力は第一次大戦時、本家のイギリスが、このコ達をヨーロッパ戦線へ貸してくれないかと打診してきた程である。

(以下、執筆予定。)

こぼれ話

  • TVシリーズでは晴風の次にモデリングが大変だった艦*11。艦橋が櫓のようにゴテゴテしているためで、最初に作成したモデルは重すぎて動かなかった。

  • 「比叡って、すっごい(フネ)なんだよね!?」  名言である。(笑) -- 鷹城? 2017-05-28 (日) 23:08:29
  • 本文の加筆は、吉田俊雄氏の「戦艦「比叡」―高速戦艦悲劇の生涯」を読んでからにしようと思っていますので、時間掛かると思います。 -- 鷹城? 2017-06-01 (木) 00:03:54

*1 ブックレットでは32,156t
*2 ブックレットでは32.0m
*3 ブックレットでは9.37m
*4 ブックレットでは29.7ノット
*5 ブックレットでは18ノットで9,800海里
*6 BD特典ブックレット4巻より
*7 比叡以降を日本で建造する予定だった為、ヴィッカース社と関係の深い坂本商会が人員をイギリスに派遣して技術を習得させていた為である。
*8 史実では全艦竣工は1915年。
*9 この時、「榛名」と「霧島」が艤装中であったため、工作艦が同行して工事を行いながらシンガポールまで航行し、そこで最終艤装を行ったという。
*10 BD特典ブックレット4巻より
*11 ファンブック P.156