カスタム・お手入れ

Last-modified: 2023-12-02 (土) 20:02:06

 
初期不良(パーツが揃っていない、汚れているなど)やパーツの破損が起きた場合、まずはグッスマのカスタマーサポートに問い合わせてください。対応してくれる可能性があります。
無理に自力で修理しようとすると、かえって状況を悪化させる場合があります。

カスタムなどを行ったドールは公式サポートの対象外となる場合があります。その点ご留意ください。

そもそもカスタムとは?

ドールに個人でアレンジを加える行為。メイクや睫毛の追加・変更、ピアス穴の追加、アイやウィッグの変更などなど。
 
当Wikiでは極力、成功例が多く報告されている方法、もしくは管理人はじめ編集者が実際に行い成功した方法を掲載したり、それらに辿り着けるような誘導を行っていこうと思います。当Wikiだけで詳細な情報や手法を全て網羅するのは非常に難しいです。
また、紹介内容は他ドールだけではなくグッスマから販売されており素材も同じねんどろいどに関する報告・情報を参考にしている部分もあります。
 
実際カスタムなどを行う際には、自分の理想の子に近づけるためにも、せっかくのドールや材料をダメにしてしまわないためにも、様々な場所で情報を集めてから慎重に行っていただければと思います。
「ドール カスタム」「○○ 作り方」などで検索すれば先達さんのカスタムに関するブログや動画など様々な情報が得られます。
 
カスタムドールの扱いに関する注意点は、公式ガイドライン、及び他所様になってしまいますがプーリップカスタムまとめWikiさんのカスタム注意点のページなどを参考にしてください。
 

※カスタムや自力修理、これに類する行為は自己責任で行って下さい※
当Wiki管理人及び当Wiki編集者は、
これらを行った事により問題が発生した場合でも責任は負いかねます。ご了承下さい。
 

公式動画

首ジョイントの交換方法

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ウィッグの付け方

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服の着せ方

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まつ毛の接着法法

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※動画内で使用している接着剤は『セメダイン ハイグレード模型用接着剤

ドールメイクに挑戦♪

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安い素材でドールウィッグを作る挑戦!

毛糸を利用したウィッグの作り方

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アレンジ自在!Harmonia bloom特製 基本のワンピースのつくりかた

型紙DL可能

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その他、公式で公開されている諸々の〝作ってみた〟活動まとめはこちら
 

ジョイント(取り外し可能部分)の取り扱い

  • 基本、優しく引っ張れば外れる。無理に引っ張ると破損の原因になる。
  • 首ジョイントは頭部からも胴体からも外れる仕様。
  • ジョイントが折れた場合
    重ねてになるが、まずはグッスマのカスタマーサポートに連絡してどうすれば良いか聞こう。自力でアレコレするのはそれからでも遅くない。
    • 自分でなんとかしたい場合~ジョイントを抜きたい
      • ねんどろいどの場合は、「折れて取れなくなったジョイントにピンバイスで穴あけ」→「真鍮線など丈夫な細い棒をねじ込む(場合によっては接着剤も使用)」→「差し込んだ棒を持って引き抜く」の手順で引き抜ける。固い場合は引き抜く前にドライヤーで熱する。プラスチックが柔らかくなり抜きやすくなる。
        関節の構造、材質が近いためハルモニアブルームにも適応可能だと思われるが、股関節など少々特殊な仕様の部分に関しては行わない方が無難。
    • 自分でなんとかしたい場合~ジョイントを付け直したい

アウトフィットの取り扱い

  • ドール服は普段洗う必要はない上、洗うことによるリスク(破損、ほつれ、色落ち、縮みや伸びetc.の可能性)もある。しかし、色移りを防止したい、汚してしまった、中古なのでそのまま着せるのに抵抗があるなどの場合もあると思われる。
    • 留意点
      • 手芸用ノリを使用したものの場合、洗うとノリが落ちてしまう場合がある。
      • 洗い方などが示されているならばそれに従う。
      • 洗っている最中に小さいパーツが外れる場合があるので、水を捨てる時はよく注意する。
    • 洗濯の基本方法
      • ぬるま湯(30~35℃) におしゃれ着用洗剤を投入、漬け洗いor押し洗いする。(軽い力で!)
      • いったんすすいだ後、新しいぬるま湯に柔軟剤を入れしばらく漬けこむ。
      • タオルに挟むなどして優しく脱水。無理に絞ったり回したりしない。
      • 風通しの良い場所で陰干しにする。
    • 血が付いた!
      • まず可及的速やかに30℃以下の水で洗うか濡らした布などで汚れを叩き移す事。シミを叩く際は外から内に向かって。高い温度の水だと血が固まってしまい逆効果。
      • 落ちきらなかった場合、汚れた部分に液体洗剤を塗布、しばらく置いてからつまみ洗いする。
      • それでもダメな場合は漂白剤の使用も視野に入れる。酸素系漂白剤(染料を脱色しないと言われている)、できればおしゃれ着用のものがベスト。
      • 大根おろしも効く。シミの部分に適量を載せて暫く待つと良い。上記の方法試しても上手くいかない時などに。
      • サニタリー用品のコーナーに血液のシミを落とすのに特化した洗剤が置かれている場合もある。
    • 泥が付いた!
      • まずは手ではたいたり歯ブラシでこすったりして泥の粒子をある程度落とす。
      • 洗濯用固形洗剤をこれでもかと塗り付ける。裏側からも押し出すような感覚で。
      • もみ洗いをする。(軽い力で!)
      • 食器用洗剤を付けて再びもみ洗いする。
      • ぬるま湯でよくすすぐ。

 参考:高丘光学解放戦線 小ネタその1:ドール服の洗濯法詳細文章版
 参考:カジタク 時間が経った血液も簡単キレイに!血液のシミの洗濯方法
 参考:コジカジいごこちのいいおうち 【実録保存版】泥汚れの落とし方!こびりついた汚れの洗濯方法!
 

ウィッグの取り扱い

  • ウィッグの素材
    • 人間用のウィッグと同じような素材のウィッグ
      • 水洗いできる。
      • カールやウェーブを自分でつけたい場合は耐熱温度が高めなものを選んだ方が扱いやすい。
    • ボアウィッグ
      • 人工素材のものと天然素材(動物の毛)のものがあり、後者はモヘアウィッグとも呼ばれたりする。
      • 柔らかく、手で簡単にスタイリングできる。
      • 天然素材の場合、水を含んだ状態でぎゅうぎゅう押したりするとフェルト状に固まる。また、ウィッグ用オイルスプレーは人工素材に使う事を前提に作られているので、天然素材を使用したウィッグに使うのは避けた方が無難だと思われる。
  • ウィッグを被せる時は、ひっくり返し(ヘアセットが崩れそうな場合はひっくり返さず、そのまま広げる)、前髪の位置を合わせてから被せる。
  • ボークスが出しているピタッとウィッグ(マジックテープのトゲトゲした方で代用可能)をヘッドに貼るとズレ防止になる。
  • 耐熱ウィッグの癖を変える方法としては、ヘアアイロンを使うほか「お湯パーマ」という手法が知られている。耐熱性の容器にウィッグを固定し、熱湯をかけ、理想の形に固定するというものである。
    • 耐熱ウィッグか見分けるには、髪を一本取って熱してみて状態を見る方法がある。熱してチリチリになるようなら非耐熱、ならないなら(少なくとも当てた熱の温度までは)耐熱である。
  • カットしたい
    • 基本的に人間の髪を切る場合と同じように扱えばよい。基本はハサミは縦に入れて切る、梳いたらその都度コームで余分な毛を落とす、髪をブロックごとに分けながら切るなど。
    • 使うハサミは人間用でも糸切バサミなどの小型のハサミでも、使いやすい物を。
      前髪切る際は顔を傷つけないように気を付ける事。顔にラップや紙を巻くとか……。
  • さらさらにしたい
    • 「ブラッシング」→「液体洗剤&柔軟剤使って手洗い」→「乾燥」で解決するかも
      • ブラッシングは毛先から順にじっくり行う。ミニサイズの櫛やタングルティーザーがあると便利。
      • 水中を泳がせるように洗剤で洗う。水を取り替えすすいでから、柔軟剤を入れた水に入れる。しばらくつけこんでもいい。その後すすいで水気をよく切る。
      • 自然乾燥させるか、どうしても急ぎたいならドライヤーの冷風で乾かす。ドライヤーは近づけすぎない。髪部分よりもネット部分に湿気が残りやすい、注意。
  • サイズが思ったのと違った場合
    上手くいくとは限らないが、理想の装着感に近づける方法もなくは無い。
    • 小さかった
      • ドールのヘッドより大きめのものにウィッグを被せて固定、数日放置して伸ばす。
      • こめかみや耳の辺りの上に当たりにほんの少し切り込みを入れる。(髪型が乱れる場合あり)
    • 大きかった
      • ヘッドとウィッグの間にシリコンキャップなどを被せる。
      • ウィッグネットの淵を縫って寄せる。

ウィッグを自作したい

  • 公式メイキング例
    • ドールウイッグ挑戦!第1弾第2弾
      ・以上は比較的簡易な作り方である。
  • より本格的なものを作りたいなら、布製のウィッグキャップ(ウィッグの土台)にウェフティング(根元を纏めた平たい毛の束)を縫い付けていくのが良いだろう。手芸用糊のみで土台やウェフティングを固定すると、お湯パーマをしたり洗ったりした際に形が崩れる可能性があるのでそこは注意されたし。
  • ウィッグキャップ及びウェフティングは市販もされているが自作も出来なくはない。とは言え買った方が早いし確実。
  • 市販されているウィッグキャップは伸縮性のある生地で作られたドーム型のものである。縁には、前髪部分以外にゴムがぐるりと取り付けられてる。左右側面の三日月型の布2枚+おでこ上から襟足迄の長方形の布1枚で構成されている場合が多い。
  • ウェフティングは、用意した毛束を根元を揃えた状態で平たく並べ、その根元を糊やミシンで固定してカーテンのようにしていくことで作れる。ミシン縫いする際には、普通に縫った後、根元を折り返した状態でロックミシンをかける。肝心の毛は毛糸を解したり好みを糸を購入したりして各自用意されたし。
  • ウェフティングのキャップへの取り付け
    • キャップを頭の形に広げた状態で取り付けていく。
      ・ヘッドに被せながらやる場合は用意するものがより少なくて済む。そして当然ながら伸び方もヘッドにぴったりあったものになる。ただし、ヘッドに傷がつく可能性がある。
      ・ヘッドと近いサイズの発泡スチロール球やスポンジ球などに被せながらやる場合、傷がつく事を一切気にせず作業できる。ただし、ピッタリサイズの球を見つけるのはなかなか難儀な上、ハルモニアブルームのヘッドは完璧な球体ではない為、球に被せると実際ヘッドに被せた場合とは少々具合が変わる可能性がある。
    • 縫い付けていくラインに関しては、渦を描くように巻き付けていく方法や、段を作るように取り付けていく方法などがある。
    • 縫い付け方は波縫いでもかがり縫いでも。管理人はウィッグ自作の際に波縫いで取り付けました。
      ・キャップの伸縮性を保持する為、可能なら伸びるタイプの縫い糸を使うと良い。
    • つむじを作る場合、つむじの位置に穴を空けて内側からウェフティングの毛の部分だけを出す。穴が余計に広がらないようにほつれ止めを塗った方がいい。
      ・つむじの位置が盛り上がりがちになるので、ウェフティングの根元を極力平たく広げる。
    • 全て同じ長さのウェフティングを使った場合、段をつけたような状態になる。よって、毛先をしっかり揃えたい場合は、完成させたい長さよりも長めのウェフティングを使って作り、キャップへの植毛が終わった後カットして毛の長さを整えるといい。 
       参考:ミニサイズ(1/6)ウィッグの作り方|カスタムドール講座|PARABOX

アイの取り扱い

  • 16㎜アイ以外を使う場合などは、ギミックを外してアイパテやひっつき虫などで固定する。
    • ひっつき虫はハンドクリーム等と混ざると溶ける場合があるため、取り扱いに注意すること。

アイを自作したい

  • 公式によるメイキング例
  • ドールアイの自作方法はいろいろなものがありここでは紹介しきれないので、必要になりうる道具や材料をまとめるのみに留める事とする。個人で製作する場合、「レジンアイ」に分類されるものが主流である。
    • レジン液
      • 大雑把に分けてUVで固まるものと二液混ぜると硬化が始まるものがある。前者の方がより手軽だが後者の方が気泡は入りにくく透明度も高め。
    • レジン封入シート
      • 虹彩部分のデザインに。なかにはそのまま虹彩を描いたタイプのものもある。
    • UVランプ、UVライト
      • UVレジン使うならあった方が何かと便利。
    • アイ用のシリコンモールド
      • シリコン製の型。
    • おゆまる
      • モールドの自作に。
    • 型取り用のシリコン
      • モールドの自作に。アイを大量生産、複製したい方向け。
    • ループエンド
      • パーカーの紐の先とかにつくアレ。白目部分として利用出来る。
    • カボション
      • ドーム状に成形された装飾パーツ。元は宝石のカット法の名前。
      • 様々な素材のものがある。色や柄付きのものはそのまま、透明タイプは色を塗ったり柄のシートを平らな面に貼ったりして虹彩に使える。
    • カットアイ
      • 虹彩だけのアイ。テディベアとかに使うアレ。手芸店などでも売っている時がある。
    • 樹脂粘土、石粉粘土
      • レジンよりも劣化しにくい。不透明素材なので白目部分に。
    • ホログラムシート、フレーク(手芸用やネイル用)
      • サイズにもよるが、虹彩の封入物や瞳孔に使える。
         

削って形を変えたい

  • ミニルーター(小型の電動ヤスリ)を使うのが良い。ホームセンターなどで手に入る。
  • 強めの光に透かして薄い場所・厚い場所を確認しながら作業すると良い。
     

ピアス穴を開けたい

  • ピンバイス(細かい穴を空けられるドリル)を使おう。ホームセンター他、百均にも置いてあることがある。
    • ピンバイスのドリルと反対側の末端を手のひらで固定し、柄の回転部分を指で回転させ穴を空ける。
    • ドリル部分と穴を空けたい部分が垂直になる様に構えるとよい。
       

瞼を大きくしたい(重い感じにしたい)、唇や頬を盛りたい、耳を大きくしたい(エルフ耳にしたい)

  • 手軽に、ワンポイント的にやるなら樹脂粘土を使う手がある。
  • しっかりがっつりやるなら、「パテを盛る」→「盛り過ぎたら削る」→「表面ならす」→「サーフェイサーを吹く」→「任意の色を塗る」
  • パテを盛る際は、土台となる場所を荒めのやすりで擦ってざらざらにしておくと食いつきが良くなる。あと油分と水分をしっかりふき取る。
  • パテはエポキシパテが王道のようだ。色んな会社から色んなものが出ている。
  • エポキシパテ盛った後、細かい穴やヒビがあれば溶きパテで埋める。
  • 削るための道具にはデザインナイフ、彫刻刀、金属ヤスリ、紙ヤスリ、ルーターなどが挙げられる。
  • パテ盛りが終了しよく乾燥させたら、表面のゴミや削りカスを除いてからサーフェイサーを吹く。そうするとまた細かい凹凸が見えてくるためまたやすり掛けする。
    • サーフェイサー使うときは、掛けたい範囲にもよるが塗装ベース&塗装棒使って全方位から吹きかけるようにすると良い。

  参考:パテ盛りカスタム
  参考:パテ盛りで簡単エルフ耳!〈カスタム記録〉
  参考:ねんどろいど改造講座 第2回~パーツを削ってパテを盛る~
  参考:ねんどろいど改造講座 第3回~造形の仕上げと塗装を行う
 

開閉できる瞼をつけたい 

 

関節の緩みを解消したい

  • 関節の凹部にひっつき虫を入れる。
  • 紙やマスキングテープ、ラップを関節凸部に貼る。
  • 瞬間接着剤やリキテックスパーマネントマットバーニッシュなどで渋み出しをする。
     

色移りした

ドールはウィッグやアウトフィットの色が移ってしまう場合がある。

  • 予防
    • 極論、撮影する時や愛でる時以外はウィッグもアウトフィットもなにも付けない状態で、かつ色の濃い繊維などに触れないようにしておけばいい。が、それでは忍びないというオーナーも多いだろう。
    • 色の濃い服や靴を着せっぱなしにしない。(タグや縫い糸の色にも気を配る)
    • ボディストッキングを着せる。
    • 新しいアウトフィットやウィッグは使う前に洗う。
    • あらかじめ『Mr.スーパークリアー UVカット つや消し』などを全身にスプレーしておく。
    • ウィッグを被せる前に、シリコンキャップやラップをかませる。ウィッグからの色移りは髪部分よりも土台のネット部分からの方が多い、と言われている。
  • 対処
    • 消しゴムやメラミンスポンジでこする。
    • 目の細かい紙やすりなどで磨く。
       

べたべたしている、変色(黄変)した

経年劣化はある程度避けられない。しかし保存法によっては、ドールの劣化・変質を速めてしまう可能性がある。

  • 予防
    • 長時間密封しない。(べたつきの主な原因と言われている)
    • 直射日光に当てない。
    • 高温、多湿な環境に置かない。
    • 風通しのいい場所に置く。
    • ドールに触れる前にはよく手を洗う。
    • タバコを吸う空間には置かない。
  • 対処
    • べたつきに関しては、水で薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布などで拭く。眼鏡拭きなどが手に入りやすい。
    • 経年による黄変に関しては、漂白剤で漂白する方法もある。ただ、素材を痛める・メイクが落ちるなどの懸念もある。最終手段と思っておいた方が良いかも。

 参考:ねんどろいどスレ@ウィキ 汚れ落とし
 

メイクしたい

使用NG、非推奨な道具

  • マニキュア、除光液
    • ひび割れや変形が発生する可能性がある。
  • アルコールマーカー(コピックなど)
    • 退色しやすい。
  • 人間用化粧品
    • そもそもドールや模型の着色の為に作られていないので、含まれる成分が思わぬ反応(色素沈着、変色、変形など)を起こす可能性がある。
  • 油性マジック
    • 色素沈着が起こりやすい。再カスタムなど時間を置いてから再びメイクをするという事がないのならいいのかもしれないが……。
  • 接着剤はがし液
    • プラスチックに使用すると溶ける場合がある。
       

使用できる道具・材料

塗料系

  • blooming palette (公式ドールメイクパレット)
  • Mr.カラー(ラッカー系)
  • タミヤカラー(水性)
  • Mr.カラー 薄め液
    • Mr.カラーを薄めるほか、Mr.カラーで描いた部分を落とすのにも使える。
    • 少しづつ塗る分には問題ないが、浸したり漬け込んだりは念のためしない方がいい。
  • ソフトパステル(油分を含まないもの)
  • アクリル絵の具
  • 水彩色鉛筆

ラッカー系、エナメル系、水性系とそれぞれ呼ばれる塗料には相性がある。
参考:DIYショップRESTA スプレー塗料の種類と相性
参考:YZPハウス ガンプラ初心者でも分かる!プラモデル塗料「ラッカー」「エナメル」「水性塗料」の違いとは?
基本的に、同じ種類の塗料を重ね塗りする分には問題ない。水性塗料の上からMr.スーパークリアーのスプレー(ラッカー系)吹くとせっかくのメイクがよれたりする可能性が高いので、水性かつPVC&ABS使用可能な仕上げスプレーを使う必要がある。
下地材、塗料、仕上げ材(トップコート)、最後の艶出し材を選ぶときはこのことを頭に入れておこう。
塗料や仕上げ用スプレー剤には光沢、半光沢、つや消しなどの種類がある。ドールメイクに使うならマットな仕上がりになりやすいつや消しタイプがおススメ。
 

下地作り、表面の保護

  • Mr.スーパークリアー UVカット つや消し(ラッカー系)
  • Mr.トップコート つや消し(水性)
  • 紙やすり
  • メラミンスポンジ(激落ちくんなど)
     

その他

  • 面相筆
  • エアブラシ
  • 塗料皿、パレット
  • 化粧筆
  • 綿棒(普通のものと先が尖っているものと両方あると良い)
  • コットン
  • 人間用つけまつげ
  • 接着剤(プラスチック対応のもの。かつ、白くなったり黄変したりしにくいもの。タミヤセメント流し込みタイプとか木工用ボンドとか)
     

メイクの一例

道具

  • Mr.カラー
  • Mr.カラー 薄め液
  • ムンギョ ソフトパステル
  • 紙やすり
  • Mr.スーパークリアー UVカット つや消し
  • 面相筆
  • 化粧筆
  • タミヤカラー クリヤー
  • つけまつげ
  • 綿棒
  • 接着剤
     

おおまかな手順

下地作り

そのままだとメイクののりが悪いため、下地を作る。方法はざっくり二つ。

  • つや消しスプレーを吹く。
    メイクしたい部分にMr.スーパークリアー UVカット つや消しを吹き、よく乾燥させる。
    吹く前にしっかり缶を振り、薄く重ねるように吹く事。かけ過ぎは逆効果になる場合もある。
    吹き出し始めと吹き終わりはかけるとダマになりやすいため、極力避ける。
    • メリット
       作業自体は時間がかからずそこまで難しくない。(乾燥時間はかかる)
    • デメリット
       屋外かつ湿度が高くない日にやる必要がある。
       上から塗料を塗るとスプレー塗膜が落ちてしまう場合がある。
  • 紙やすりや耐水ペーパー(主に水を付けて使う紙やすり)でならす。
    荒いもの(番号が小さい物)から順にやすり掛けしていく。400~600番あたりから2000番~3000番あたりを利用するとよさげ。最後の仕上げにメラミンスポンジを使っても良し。
    例:400→800→1500→2000→メラミンスポンジ
    紙やすりの番号の選び方は、一個前に使った物の倍かそれ以下の数字になるようにすると良いといわれている。
    • メリット
       上から塗料などが付いてもマット感が維持されやすい。
    • デメリット
       時間と手間がかかる。
       均一にやすりがけするには少々慣れが必要。
       削り過ぎると形状が変わる。

お好きな方でどうぞ。
 

メインのメイク 

パステルと塗料によるメイクを並行、ないしは一方を終えた後にもう一方に取り掛かる。

  • 紙やすりにパステルを擦り付けて粉にし、化粧筆などで顔に乗せていく。
    目の周り、唇、頬、眉(ベース、下書き)など。
  • Mr.カラーで色が線になっている部分を描く。
    アイラインや眉毛など、薄めた色で下書き→徐々に濃い色を置いていく。厚塗りになるとメイクが浮くので、重ねすぎない。
    筆が太い場合は、自分で毛を切って減らして使う手もある。
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    Mr.カラーは使用前に調色スティックなどでよく混ぜる。筆で混ぜるのは筆を痛めたり瓶の中に筆の毛が混じったりするのでオススメ出来ない。
    あと、換気をしっかりやりながらやるべし。

勿論、全てパステルorMr.カラーでやるでも問題なし。ここに関しては完全に好みの問題である。
参考:グッスマらぼ/ドールメイクに挑戦♪
 

仕上げ

  • メイクの定着剤としてつや消しスプレーを吹く。
    • 唇などに艶出ししたい場合は、スプレーを吹いて十分乾いた後にタミヤカラークリヤーを塗ると良い。
    • 【上塗り:Mrカラークリア/下塗り:Mrカラー】だとメイクが落ちる場合があるようだ。下塗りしっかり乾燥させる事で回避出来るらしい。
  • つけまつげを付ける。
    • 人間用のものを使う場合は、好みの長さに切り、場合によっては重ねてボリュームを出して貼ると良い。接着剤で貼るのが一般的。
    • 『ドール用アイラッシュ』などのワードで検索すれば、ドールカスタム用の付け睫毛がヒットする。
    • 貼る位置は好みやつけまつげの長さ・カールの度合いにもよるが、だいたい上瞼の淵もしくは裏面の端の方になると思われる。
    • ノリ部分が透明に仕上がる、もしくはメイクと馴染む色をチョイスすると悪目立ちしない。管理人はサクラクレパスのクラフト小町を使いました。