ウンパスのGoTY2020

Last-modified: 2020-12-14 (月) 17:19:27

ウンパスのゲームアワード2020

ノミネート作品

■対魔忍RPG
対応機種:PC(DMM)、iOS、android
個別記事で詳しく語ります。

■メタルマックスゼノリボーン
対応機種:PS4、スイッチ
個別記事で詳しく語ります。

■クラフトピア
対応機種:PC(steam)
個別記事で詳しく語ります。個別記事はカミングスーン

■新サクラ大戦
対応機種:PS4
発売自体は2019年12月なのだが、ウンパスが実際にプレイしたのは2020年1月だったのでノミネート。
久方ぶりにシリーズのリブートという形で発売されたサクラ大戦。
サクラ大戦1~4(大神さん時代)、5(大河くん時代)からさらに先の時代を舞台にし、
そのためキャラクターも2度目の一新であり、旧キャラは帝劇の支配人になった神崎すみれのみとなっている。

いわゆるギャルゲーではあるのだが、従来作とは異なりアドベンチャーパートでも3Dで作られたキャラが縦横無尽に動くので単なる会話シーンでも身振り手振りがつき、より演劇的に魅せるようになっている。
霊子甲冑(本作では霊子戦闘機)で出撃するバトルパートは本作ではアクションゲームになっていて、自由自在に動かすことができるようになっている。
バトルパートの難易度は低めで、アクションゲームに馴れていなくても難なく進めることができるだろう。最悪、一部のぶっ壊れキャラを使えば適当にボタンぽちぽちしていてクリアできるほどである。

旧作キャラをバッサリ捨て、新キャラも魅力的ではあるのだがシナリオの尺的に不完全燃焼な部分もある。実際、評価としては賛否両論、否が多めであろうか。
しかし上述の3D化した会話パートが非常に見ごたえがあり、特にプレイヤーキャラである神山キャプテンが選択肢で見せる傾奇っぷりが凄まじく、個人的には満足した一品になっている。
ウンパスがサクラ大戦シリーズにそれほど深い思い入れがないのもあるが、しかしシリーズで一番プレイしてて楽しかったのは間違いなく本作であると言える。
クラリス(CV早見沙織)に「地獄に落ちてください」って言われるの、超たーのしーw

■聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ
対応機種:PS4、スイッチ、PC(steam)
1995年、SFC末期に発売されたタイトルのフルリメイク作品。
リメイク前の原作は「国宝級のドット絵、神に捧げられるべきサウンド、魅力的なキャラクターを集めてお出しされた凡庸なゲーム性」という感じだったのだが、その持ち味を完全に活かしながら2020年に相応しいゲームにまで引き上げた渾身の快作。
前述の表現に倣うなら、「美しい3Dグラフィック、神に捧げられるべきサウンド、魅力的なキャラクターを集め、遊んでて楽しいゲーム性」がそろった完璧なリメイク作品。
事前情報が公開されればされるほどに、「俺たちが見たかった聖剣3リメイク」の実像が明らかにされていき、発売後もその評価が下がる所か上がり続けた所からも完成度の高さがうかがえよう。
本作はどうもスクエニの想定以上に売れたらしく、事前インタビューでは「追加コンテンツは考えていません」と発表されていたにも関わらず、秋ごろに「難易度ノーフューチャーの追加」などを含んだ大型アップデートは実施されたのも記憶に新しい。
個人的には2020年、誰にオススメしても恥じることのない一品だと思う。

■M.A.S.S.Builder
対応機種:PC(steam)
アーリーアクセスの開始自体は昨年からなのだが、ウンパスが実際にプレイしたのは2020年5月以降だったのでノミネート。
タイのインディーゲームスタジオVermillion Digitalが開発した3Dロボットアクションゲーム。
その特異な部分は非常に細かく分割されたロボットのパーツであろう。頭部だけで4カ所(顔、頭前、頭後ろ、首)、全身ではなんと38カ所(顔、頭前、頭後ろ、首、胸、腹、腰、バックパック、左右前スカート、前ふんどし、左右横スカート、左右後ろスカート、後ろふんどし、左右肩、左右上腕部、左右肘、左右腕、左右掌、左右ふともも、左右膝、左右すね、左右甲、左右爪先、左右踵)ものパーツを組み替えて自分だけのロボット、作中呼称M.A.S.S.を組み立てることができる。
またロボだけでなく武器も自由自在に組み合わせて作成することができ、自分だけのM.A.S.S.に自分が一番似合うと思う武器を持たせることができる。
わしは心底しびれたよ.jpg

本作は2020年12月現在まだアーリーアクセス中のため、ゲームバランスやマップ数の少なさ、未実装のマルチプレイなど難が残っているのは事実だが、しかし自分の理想通りに作られたM.A.S.S.で出撃する楽しさは圧倒的である。
さらに開発者側も日本のロボットアニメ好きを公言しており、公式のゲーム1周年配信で延々ガンダムやボトムズ、フロントミッション(!?)の話してるため、彼らならウンパスの好きなゲームにしかならんという安心感がある。
さあ、みんなもタイの俺らが作ったゲームでロボ作ろうぜ!!

■Satisfactory
対応機種:PC(EpicGames、steam、HumbleBundle)
アーリーアクセスの開始自体は昨年からなのだが、ウンパスが実際にプレイしたのは2020年6月以降だったのでノミネート。
あのヤギシミュレーター(Goat Simulator)を作ったCoffee Stain Studiosが新たに開発したオープンワールド系一人称視点工場建設ゲームである。
プレイヤーはFicsit社の一社員として完全未開の自然豊かな惑星に降り立ち、探検して資源を見つけ、そして資源を加工して製品を作っていく。
しかしこれらを一人の手ですべて行うのは当然ながら苦行でしかない。そこで本作には採掘も制作も機械で自動化できるようになっている。そして自動化した機械同士をコンベアで繋ぎ、自動化の輪を広げ工業化を進めていくことになる。
この未開の惑星を切り拓き、工業化を進めていくのが本当に楽しい。コンベアのつながりが非効率的で、生産に遅延が発生した時にイチから生産ラインを見直している時などあっという間に数時間が溶けていく。

唯一のネックはある程度高スペックなPCでないと動かないことだが、そこはボーナス握りしめていわゆるゲーミングPCを買って欲しい。
このゲームの楽しさと、時間泥棒具合はウンパスが強く保障するものである。

ゲームアワード:最優秀賞

■M.A.S.S.Builder
プレイした時間で見るなら間違いなくSatisfactoryの196時間(え、そんなにやってたの?)なんだが、2020年のゲームで一番興奮したのは間違いなくM.A.S.S.Builderであっただろう。
パーツが追加される度にミッションをハムハムして、集めたパーツでM.A.S.S.を組み立てて撮影会を行う。
この瞬間の興奮具合は他のゲームでは味わえない、独特の快楽であったと思う。
2021年以降のアップデートで予告されているアクセサリパーツの追加や、マルチプレイの追加など、楽しみな要素が非常に多く、恐らく正式リリースされるまでの数年間はM.A.S.S.Builderに夢中になっていそうだ。

総評

今年はPCゲームのアーリーアクセスに多く時間を割くことになった。
幸いにしてウンパスが手を出したアーリーアクセスのゲームはどれも面白く、アタリの作品が多かった。
2021年はこれらアーリーアクセス作品群の成長を楽しく見守りつつ、3月末のモンスターハンターライズを待つことになるだろうか。
何にせよイカよろの皆様には来年以降も今と同様に仲良くお付き合いしていただければ幸いである。