POPはイベント、決断、ミッション、下層民のマニュアル移動で移動するほか、機会を求めて他の区域に自動的に移住します。
移住
PoPは
移住者への魅力の高いところにランダムで移動する*1。
移住するPoPは同化、改宗、昇降格をしていない必要がある。
一区域から移住できるのは一度に1PoPだが、流入側に数の制限はない。
移動速度は階級により違うほか、移住元の移住速度補正で増減する。
PoPの移住は同じ州の区域、隣接する区域*2、あるいは両者ともに国内*3で、州内に港を持つ区域*4間で行われる。
以下は移住者への魅力の補正一覧
- 基本値:+1
- 集落:-3
- メトロポリス:+2
- 人口許容量の空き1つにつき:+0.15
- 文明度1ポイントにつき:+0.05
- 首都:+2
- 州都:+1
- 聖地:+5
- 他区域に伸びている道路1本につき:+0.05
- 大河に隣接した区域:+1
- 港レベル1つにつき:+0.1
- 不穏度1ポイントにつき:-1
- 区域が飢餓状態:-10
- 人口許容量を超過したPOP1つにつき:-4
- 区域が占領状態:-10
- 区域が包囲状態:-30
- 区域が最近略奪された場合:-2
- 区域が過疎化した場合:+5
- 統治政策「過酷な弾圧/Harsh Treatment」:-6(更に総督の知略1ポイントごとに:-0.6)
- 統治政策「人口の集中/Centralize Population」選択時の州都:+1(更に総督の知略1ポイントごとに:+0.1)
- 統治政策「人口の集中/Centralize Population」選択時の州都以外の区域:-5(更に総督の知略1ポイントごとに:-0.5)
- 統治政策「人口の分散/Decentralize Population」選択時の州都:-5(更に総督の知略1ポイントごとに:-0.5)
- 統治政策「人口の分散/Decentralize Population」選択時の州都以外の区域:+1(更に総督の知略1ポイントごとに:+0.1)
移住速度のは主にPoPの種類で決まる基本値と移住速度補正で決まる。移住速度補正は起点の方の補正を用いる。
以下は月ごとの進捗とその補正値一覧で、これが100%になると移住が完了する。
- 貴族:+1
- 市民:+1
- 自由民:+2
- 部族民:+3
- 奴隷:+0.05
- 他区域へ伸びている道路一本につき:+10%
- 集落:-75%
- 川に隣接する区域:+10%
- 大河に隣接する区域:+25%
- 海岸に面する区域:+0.25
- 通常の冬:-25%
- 厳しい冬:-50%
- 港1レベルにつき:+0.1
- 兵舎:-25%
- 大規模農園:-25%
- 採掘場:-25%
- 農村:-25%
- 州公使館:+75%
- 不穏度1ポイントにつき:+25%
- 飢餓状態の区域:+10
- 人口許容量を超過したPOP1つにつき:+3
- 州内の所有する港1つにつき:+2.5%
- 統治政策「過酷な弾圧/Harsh Treatment」:+1(更に総督の知略1ポイントごとに:+0.1)
- 統治政策「人口の集中/Centralize Population」:+2(更に総督の知略1ポイントごとに:+0.2)
- 統治政策「人口の分散/Decentralize Population」:+2(更に総督の知略1ポイントごとに:+0.2)
- 発明「コロニア/Coloniae」:+10%
- 統治者の腐敗1ポイントにつき:+0.05
- 共和制の法律「軍事植民政策/Military Settlement Policy」:+1.5
- (ローマ)共和制の法律「セルウィリウス・グラウキア法/Lex Servilia Glaucia」:+1.5
- ナバテアの遺風:+5%
移住は一見ゆっくりですが、ゲームの過程で強力な力を発揮し、一般都市の人口増加に大きく貢献します。
港湾州間の移住は、移民を引き寄せることのできる区域の数が多いことから特に強力であり、首都やその他の主要な経済センターを港湾に配置すると人口の伸びが非常に早くなります。
手動操作による移動
奴隷は区域のPOP画面を介して手動で移動させることができ、移動元の区域に隣接するか、同じ州内にある所有区域に移動させることができます。
部族制国家はさらに、部族民を同じ方法で移動させることができます。
移住とは異なり、POPの手動移動はクールダウンやその他の制限なく瞬時に行われます。
必要であれば、1つのPOPを同じ日に複数の異なる区域間で何度も移動させることができます。
POPを移動させるたびに5ゴールドの基本コストがかかりますが、奴隷の場合は奴隷移動コストの補正要素で低減することができます。
交易品「野菜」の首都余剰ボーナスで、-25%の削減が可能です。
奴隷を移動させることで、その国の交易品の生産量をコントロールすることができます。
交易品の数は、余剰生産を生み出すために必要な奴隷の数の倍数によって決まるため、より望ましい交易品を生産する区域に奴隷を移動させることで、生産量を増加させることができます。
奴隷を使って近くの都市の人口を増やすことも、都市化を早めるのに有効です。
なぜなら、奴隷の多くはやがて昇進して、労働力、研究ポイント、交易路など、より有用な資源を生産するようになるからです。
最後のPOPを領土から移動させると、その区域は空白地となり、所有権のいない状態になることに注意してください。
さらに、POPを手動で移動させることは、入植の条件を満たすため、入植の起点となる区域の人口構成を変化させる際にも有効です。
十分なゴールドがあれば、奴隷POP(部族制の場合は部族民POPも)を州の端に移動させ、更に隣接区域に移動させ、と、希望の場所にまで移動させ続けることで、任意の距離を移動させることができます。
つまり、被統合文化&国教のPOPの多い地域から遠く離れた区域でも、十分なゴールドを費やせば、そこにPOPを移動させて入植を始めることができるのです。
奴隷化
指揮官のいる軍隊が敵国の区域を占領すると、その区域にいるPOPの一部が奴隷化され(ただし文化や宗教は維持される)、戦利品として本国に送られることがあります。
捕獲されるPOPの数は、占領された領土の人口に対する占領軍の
奴隷化効率の割合によって定まり、そのうち約2/3が実際に奴隷化されて本国に送られます(残りの1/3の捕獲されたPOPは代わりに殺されます)。
奴隷化されたPOPは各区域の移住者への魅力に応じて分配され、首都(次いで州都)に配分されやすい一方、人口許容量以上の区域に配分される可能性は低いです。
奴隷化は征服以外に人口を増やす最も強力な方法の一つであり、奴隷化できるPOPの数を最大化するために、重要な区域でなくても、敵の領土を数多く占領することは良い戦術です。
また、奴隷化されたPOPが都市に集中するということは、いずれ奴隷から昇格し、上流階級のPOPを増やすことにもつながります。
大都市や人口の多い地域を略奪することは、経済的にも人口的にも大きな利益となりますが、その逆も同様で、占領されること危険であり、破滅の可能性があります。
どんなに人口の多い地域でも、略奪、占領を繰り返されると、やがてはPOPが殺されたり、連れ去られたりして、大きく衰退するか、あるいは完全に廃墟となってしまいます。
入植
近くの空白区域に入植すると、被統合文化、かつ国教のPOPが1つ、入植の起点となる区域から入植先の区域に移動します。
入植についてはこちらをご覧ください。