IS

Last-modified: 2026-01-15 (木) 14:41:58

機体一覧


概要

正式名称を「インフィニット・ストラトス」という。本編開始より10年ほど前に宇宙空間での活動を想定して日本で開発されたマルチフォーム・スーツ。

ある事件をきっかけに兵器としての圧倒的な性能が世界から注目を浴び飛行パワードスーツとして軍事利用されるようになり、世界各国の抑止力の要がISに移るようになった。その後日本によるISの技術独占を恐れた諸外国の働きかけによってISの軍事利用を禁止するIS運用協定  通称「アラスカ条約」が締結され、ISは「兵器」から「競技」へと落ち着いた。

特徴

主な特徴としては

  • 既存兵器を凌駕するほどのスペック
  • 女性にしか動かすことができない

の2つがある。前者は世界の軍事バランスを崩壊させ、後者は世界中に女性優遇社会を浸透させた。
なお後者に関しては操縦する人間自体を必要としない無人機体の存在やコアの人格が表層化して操縦者に成り変わる現象によりむしろ男性だけに反応しない可能性もある。本作の主人公である織斑一夏は現状唯一の男性IS操縦者だがそれ以外の男性が乗ろうとした際の描写が無いため、ISの操縦可否については重要な謎の一つとなっている。

攻撃力、防御力、機動力共に非常に高い究極の兵器とされ、特に防御性能に関しては「シールドバリアー」と「絶対防御」によってあらゆる攻撃に対処し、加えて操縦者の命を守る生体保護機能も備わっている。
他にもISには武装を量子化して格納する特殊なデータ領域があり、操縦者の意志で自由に呼び出すことができる。ただし全ての機体は量子変換容量によって装備が制限されている。

ISには潜在意識に似たようなものがあり稼働時間に応じてIS側が操縦者の特性を理解しようとする他、コアの個性により武装との相性やインストールの可不可が異なる。さらに経験を自ら蓄積していき経験値が一定程度積み重なると「フォーム・シフト」と呼ばれる形態進化を起こす。その際に性能や装甲の変化・増加などが行われるがその時の質量や材料がどこから賄われているのかなどただの機械とは呼べない不明瞭な部分が多い。

さらに12巻で判明したこととして

すべてのISは操縦者の夢を具現化するために働く*1

ということが「赤月」となって箒となり替わった少女によって明かされるがその詳細については現状不明。無人機に関して束が「ISは人が乗って初めて最大限の力を発揮する」といったこととの関連性についても不明。

形状

一般的にイメージされる近未来SFのパワードスーツにあるような全身鎧のタイプを装着や背面から乗り込んだりするものとは異なる。

いくつかのパーツが大まかに独立しており、アーム部分は西洋鎧における籠手と肘当の合わさった形状、レッグ部分は膝当から下を一体化したような形状で共にサイズの延伸により人間の手足と比較して長大。それに手足を肘・膝辺りまで入れて装着する。
頭には髪飾りの様なヘッドパーツが、肩から腰にかけてはボディアーマーがあるが完全に覆うものではなくところどころ生身の肉体が見える様になっている。背中には飛行機能を補助する「カスタムウィング」と呼ばれる羽がある他、本体より追従する形で独立して浮遊している「アンロックユニット」と呼ばれるパーツがありこれらを用いて飛行を行う。前述した防御性能により余計な装甲を必要としないため操縦者の姿が丸見えの形状のものがほとんどだが、一部には体全体を覆う全身装甲(フルスキン)が存在する。

世代

第一世代
ISの完成を目指した機体。
ISの標準的な機能はこの世代から搭載されている。
後付装備(イコライザ)」は第二世代以降の機能であるため、第一世代には「初期装備(プリセット)」のみでパッケージ等も換装する機能がないと思われる。
本編時点ではほとんどが退役している。
第二世代
後付武装による戦闘での多様化に主眼を置いた世代。現時点で最も配備数が多い。
初期装備(プリセット)」は書き換えができないのに対して「後付装備(イコライザ)」はある程度自由に変更、さらには使用許諾を出すことで他の機体に貸与することができる。
第三世代
操縦者のイメージ・インターフェースによる特殊兵器の搭載を目的とした世代。
特殊兵装とは本来ISと操縦者の相性が最高の状態となることで発現する「単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)」以外の能力を複数の操縦者でも扱えるようにしたもの*2。制御に多大な集中力を要するため現時点でも実験機の段階を出ず、第三世代機全般の特徴として燃費重視のものを除きいずれも燃費が悪い。
第三世代兵器の中には他機体のワンオフ・アビリティの下位互換ないしは簡略化したような性能のものがみられる。
第四世代
装備の換装無しで全領域・全局面対応を目的とした世代。そのため展開装甲や自動支援兵器といったものが標準搭載されている。
第三世代機がいずれも実験機の段階のため、現時点の第四世代機はすべて篠ノ之束の手によるもの。
白式の零落白夜は第四世代兵器である「展開装甲」が搭載されているが、機体自体は第三世代に分類される。

第零世代*3
いわゆるプロトタイプ。本文中での明言はなく巻頭説明欄にのみ確認できる単語のため注意。第一世代より前の「世界で最初のIS」と称される最初期型の機体が恐らくこれに該当するものと思われる。
以降の世代で分類されるような特徴などは不明。性能の制限なども一切不明だがいずれも初期型とは思えない強力無比な機能を持つ。
一部の機体にみられる「コード・〇〇」はこの世代のみが持つ特徴の可能性がある。
現状これに該当するのは白騎士および同じく「世界で最初のIS」と明言されている赤月のみ。

関連用語

ISコア
ISの核となるコア。「ある特殊なレアメタル*4」で作られている以外の情報は詳細な製造方法を含めて開示されておらず、現在でもブラックボックスとなっている。開発者である篠ノ之束しか製造方法を知らないため467個目のコアを作って以降、束が失踪してしまったことで世界中の国や企業は既存のコアを分け合って運用している状況にある。後にある特殊なレアメタルとは東欧の小国ルクーゼンブルクの地下にある時結晶(タイム・クリスタル)ということが明らかになった。

形状はISが第一形態のときは球形*5で第二形態になると菱形立体のクリスタルとなる*6。第三形態の時の形状は不明。なお無人機であるゴーレムⅢは金色のキューブとなっている*7

ISスーツ*8
ISを操縦する際に着用する特殊なフィットスーツ。肌表面の微弱な電位差を検知して各部位にダイレクトに伝達し動かす。着用せずとも動かすことは可能だが反応速度に影響が出てしまう。そのほか汗の吸収や首元には着用者のバイタルや現在位置を計測する機能、脚部のスイッチを押すことで内部のシリコン分子に電圧を加え肌に密着させる。
耐久性にも優れているため小口径の拳銃弾程度なら完全に受け止めることが可能。ただし衝撃までは防ぐことはできない。

当然だがISスーツは女性用しかないため動きやすさを考慮して肩部や太もも辺りが露出したデザインをしている。一夏や男装時のシャルロットが着用していたものはデータ収集のためダイビングスーツのような全身タイプとなっている。
パーソナライズされた専用機では量子変換されたISのデータ領域に格納されており、IS起動と同時にスーツも格納されるがエネルギーの消耗が激しいため緊急時以外は着用してISを展開するのが一般的である。
PIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)
ISの基本システム。このシステムによって慣性を制御し浮遊・加減速を行っている。これと各種の推進装置を用いて自在に運動することが可能になる。通常はオート制御になっているが細かい動作を行うためにマニュアル制御にすることも可能。当然、様々な機体制御を同時に意識する必要があり体勢を崩すとそのまま地面や壁に激突してしまう。
発展形となる技術として第三世代兵器のAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)がある。
PICリアクティブ・コントローラー*9
反動を自動で相殺するシステムの一つ。
オートバランサー*10
反動を自動で相殺するシステムの一つ。上述したオート制御の姿勢制御機能だと思われる。
オープン・チャネル/プライベート・チャネル
ISに搭載されている通信回線。通話対象に制限をかけない「開放回線(オープン・チャネル)」と特定対象にのみ通話回線を開く「個人間秘匿回線(プライベート・チャネル)」の2回線が存在する。
なおプライベート・チャネルは直接声を出して通話する必要がなく『頭の右後ろ側で通話をするイメージ*11』といったテレパシーのような手段での通話が可能。

*1 12巻P176
*2 2巻P125
*3 8巻巻頭白騎士の説明欄より
*4 7巻P255
*5 5巻P185
*6 5巻P185
*7 7巻P255
*8 2巻P40.41
*9 8巻P34
*10 8巻P35
*11 1巻P139