オルガ・イツカ(けものフレンズ)

Last-modified: 2019-02-11 (月) 07:45:45

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(画像元:「フリー画像サイトpixabay」より)

なにやってんだよ!団長!

概要

オルガ・イツカが止まるんじゃねぇぞ…するネタを含むけものフレンズのMADに付けられる。
詳細はニコニコ大百科の記事に詳しい。
簡単に説明しておくと、某ガンダムアニメのキャラクターの死亡シーンの前後の演出や展開があまりにお粗末すぎて、主に例のアレ界隈で彼の死亡シーンを面白おかしく改変したりするというネタである。
「北斗の拳」のラオウ*1や「魔法少女まどか☆マギカ」の巴マミ*2など死亡シーンのインパクトによってネタにされるキャラクターは多いが、オルガの場合はそれらとはそもそも性質が異なり、当初はアンチ寄りの侮蔑的なニュアンスが込められているネタが多数を占めていた。
割とどのジャンルでも油断しているとポッと出現する系の素材なので、ジャガーマンシリーズがそれに巻き込まれるも逆に一部として取り込んだ形になる。
このタグが付いた動画としては、「ジャガージア」が有名。

余談

彼が凶弾に斃れた週は奇しくもけものフレンズ11話の放映週であり、両方視聴していたアニメファンはダブルパンチを食らう形となった。
「オルガの死をけもフレで癒そうと思ったらあの幕引きだった」という、なんとも踏んだり蹴ったりな一週間である。

弁明

キャラクターの死亡をネタにするというと不謹慎な印象を持つ人も多いかもしれないが、元ネタの話の性質上極道映画のような「破滅へ向かう男たち」を描く作品でもあることに留意する必要がある。
もちろん明らかに制作陣の思惑とは違う形ではあるだろうが、制作陣の調理法への強烈な皮肉を込めつつも、キャラクターや鉄血のオルフェンズへの愛を感じさせるMAD*3も多く、単なるネガティブキャンペーンではない一種の二次創作群であるという考え方もできる。
オルガや鉄血が嫌いだからネタにしている人ばかりではなく、一種の愛の形である(かもしれない)ことに留意する必要があるだろう。

 

「微レ存」「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~」などの例のアレ発祥の語録が他ジャンルで流行を見せたように、由来を知らないユーザーによって「ただの面白いネタ」扱いされる事も増えているようで、単純なアンチネタから独り歩きを始めている節も見られる。

 

また、突っ込み所こそ多々あれど、オルガの最期の台詞自体はネタを抜きにしても名言であり、純粋に彼の言葉に共感した上で引用しているファンも当然ながら存在する。
尤も、彼とその周囲の末路を考えるとポジティブな用法で用いるにはあまりにも不吉だが…

注意

とは言え止まるんじゃねぇぞ…界隈には別動画に出張して荒らし行為に加担する連中や、釣り動画を投稿する連中が多かったり、例のアレとの関わりが強かったりする。
また純粋にガンダムシリーズが好きな人からすれば所謂ネットイナゴと変わらず*4、単純に流血シーン*5を見たくない人、不謹慎に感じる人なども多い。
TV番組の企画でガンダムシリーズのキャラクターへの人気投票が行われた際に、悪乗り票(原作未視聴者による投票も多数含む)が集まったことが原因でオルガが1位になる*6内輪ネタの持ち出しによってガンダムシリーズのファンが迷惑を被るような事例も実際に発生している。
作品・キャラクター・制作スタッフに対する「ここきらい」やキャラクター本来の個性を蔑ろにした悪乗りが源流にある事には違いなく、「ここすき」の表明場所であり、作品やキャラクターへのリスペクトが重要視されるジャガーマンシリーズで使用するネタとしては不相応に感じているジャガマニストも存在する。
9.25要素と並び*7、視聴者からの批判の槍玉に上げられる事が多い。

 

放送時期の近かった鉄血のオルフェンズと(初期の低評価が目立った頃の)けものフレンズに加えて、某作品*8を加えた3作品を十把一絡げにして叩くのためネットスラングも存在する事から、けものフレンズファンにとってもデリケートな話題となってしまっているのが現状である。

 

何かと嫌われる要因を持っている界隈でもあるのでジャガーマンシリーズに使用する際には十分な注意が必要である。
とはいえ下ネタや実在人物への個人攻撃などとは根本的に性質が異なる事に加え、作品を知らなければそもそもネタの意図自体が理解できない事もあり、「絶対無理」という人が多いであろう例のアレ界隈と比べるとまだ受け入れられるユーザーは多いと思われる。
自由度の高いJMS界隈においては、ネタの是非そのものよりも本来為されるべき住み分けの不足が問題視されていると言える。
前述のようにネタとして独り歩きしているという事は、裏を返せば「本来は人を選んで然るべきネタが無差別な衆目に晒されている」という事なのである。
お互いのたーのしー!のためにも、人を選ぶネタであるという認識は忘れないうえで、オルガ要素の濃い作品では「止まるんじゃねぇぞ…」や本記事タイトルでもある「オルガ・イツカ(けものフレンズ)」といったタグを併用する等の住み分けが望まれる。
また、こうした特定のネタに対して拒否反応を覚えるユーザーは「Nico Nico Ranking NG」といったスクリプト類を用いるなど、自己防衛の手段を身につけておいて損は無い。

 

単純に「ネタキャラ」「人気者」というカテゴリーで語られることも多いオルガだが、彼の場合は*9単に「ネタにされている」のではなく「バカにされている」と言った方が正しい。オルガネタに限らず、インターネットミームやネットスラングには他者を不快にするような要素を元ネタとするものも少なくない。「流行っているから」と本来の意図を理解せず無自覚に使用すれば、気付かないうちに相手を傷つけてしまう場合があるので注意が必要である。

 

合作における扱い

第1回合作においてはオルガ関連のネタは使用不推奨*10とされ、以降の多くの合作にも受け継がれている。
しかしこれは多くの人が視聴する上にマイナス検索のしづらい合作ゆえの都合という面が大きく、個人投稿の一般的なジャガーマンシリーズにおいてオルガネタを用いる事への批判的意図は含まれていない。

関連項目


*1 「我が生涯に一片の悔いなし」の名言と共に、ジャガーマンシリーズのサムネのようなポーズで直立不動のまま最期を迎える
*2 かわいらしいキャラデザに反して、第3話というかなり早い段階で非常に凄惨な最期を迎え視聴者を驚愕させた
*3 オルガが銃弾を跳ね除けるような強靭な肉体を得て生存する展開を迎える等
*4 けものフレンズファン向けに例えるなら、けものフレンズ未見の投稿者によるけものフレンズと無関係のアニメのネタMADを見ている最中に、唐突にたつき監督の降板を笑い者にされるような物である
*5 肉体の欠損描写等こそ無いが、グロテスク描写一歩手前というレベルの大量出血である
*6 一方で、鉄血のオルフェンズの主役である三日月・オーガスが14位にランクインしていることから、全ての票が悪乗りとも言い難い点がある。アムロ・レイやシャア・アズナブルを筆頭に知名度の高い人気キャラが相当数存在するガンダムシリーズで1位を獲得するのは流石に極端すぎるにしろ、その時点では「シリーズ最新作の重要キャラ」という、ある程度は上位入選が見込めて当たり前なポジションではあった
*7 それでも9.25に関してははっきり言って「けものフレンズファンなら憤らない方が珍しい」話であり、本来はけものフレンズとは無関係なネタの持ち出しであるこれとは別問題だとは言える
*8 それについては様々な事情により、名前を出すだけで極めて荒れやすいため名前を出すべきではない
*9 脚本も含め
*10 実は千賀式風のオルガが登場しているが一瞬しか画面に映らず、件の死亡シーンとも無関係な使われ方な事もあり、問題視はされていない