世界

Last-modified: 2019-05-15 (水) 22:20:54

世界の成り立ち



──この世界には、宝石や鉱石が溢れていました。
原初の種族である原始族たちは、この綺麗な石たちを好んで身に着けていました。


いつしか技術は発達し、宝石からは宝石の力を抽出し使う宝石武器や宝石魔法、
鉱石からは金や銀の力を借りて己を強化する金化という能力を身に着ける者が現れました。
この時点で、一つしか無かった国と言える地域はとても平和でした。


しかしある日の事。莫大な宝石と鉱石で初代王を務めていた双子は対立します。
この時から宝石を使う宝石派と鉱石を使う鉱石派に国内は二分化し、そしてついには
二人の王の強大な力によって、異なる種族となってしまいました。
それが、宝石の力を使う人族 と 鉱石の力を使う魔族へとなっていったのです。




それからどれくらい経ったでしょうか。もはや二つの種族は慣れ合う事はなく、
人族は魔族を、魔族は人族を敵視し、討伐対象として見るようになっていきました。


そして今、宝石使いという職業が確率した頃。
宝石使いは鉱石使いである魔族と和解するのか、それとも決別するのか。
それらは全て、これから決まっていく歴史なのです……。

原始族

一番最初に生まれた種族です。この時点で人々は、ちゃんと衣服を身に着けていました。
宝石や鉱石の扱いも理解するほど、既に知能があったと言われています。
ここから分かれた人族や魔族の間にも流派が発生し、それが「精霊」や「小人」「巨人」「魔竜」「魔鬼」などに
なっていきました。