WNU世界ラリー選手権

Last-modified: 2018-09-23 (日) 08:48:56

WNU 世界ラリー選手権(WNU World Rally Championship、通称:WRC(ダブリュアールシー))は、世界国家連合 (WNU)*1 が主催するラリー競技の世界選手権である。ユーラシアを中心としてアフリカ・中南米・オセアニアなどの地域でも開催されている。

だぶりゅーえぬゆーせかいらりーせんしゅけん
WNU世界ラリー選手権
カテゴリワールドラリーカー
国・地域インターナショナル
開始年2018年
チーム5
タイヤサプライヤースラヴァ総合国家運営会社
ドライバーズチャンピオン
マニュファクチャラーズチャンピオン
公式サイト

概要

ラリーの種類は、公道や競技場などに設けられたコース=スペシャルステージ(SS) でタイムアタックを行い、その所要時間の合計で順位を決める「スペシャルステージラリー」である。SSとSSの間の移動は「リエゾン」または「ロードセクション」と呼ばれ、一般車に混じり現地の交通法規に従って走行する。現行の標準的なスケジュール(アイテナリー)では、木曜日から日曜日にかけての3-4日間に20本前後のSSを走行する。SSの合計距離は300-400km、リエゾンを加えた総走行距離は1,000-2,000km程度である。SSの時間は基本的に日中で、時々早朝や夜間にも行われる。

競技車両は一定数生産された市販車をベースとして、公認範囲内で改造を加えたラリーカーである。性能別に数段階にグループ分けされているが、選手権タイトルを賭けた最高峰クラスは、マニュファクチャラーの直営組織(ワークスチーム)が開発したワールドラリーカー(WRカー)で競われる。競技車両にはドライバーとコ・ドライバーの2名が乗車し、コ・ドライバーがコース上のコーナーや路面状況などを記載したペースノートを読み上げ、ドライバーはそれに従い運転操作を行う。

主な特徴

競技車両は市販車両をベースに製作することと規定されているため外観はベースモデルと大差無いが、特に最上位のWRCクラスが使用するWRカーは、エンジンや各パーツ、駆動方式の変更など、内部は大部分が別物となっている。ECUにはSS用の“ステージモード、リエゾン用で低燃費となる“リエゾンモード”の2種類が設定されており、走行状況に合わせて切り替える仕様となっている。

競技ライセンス“国際C級レース除外”を取得し、規定に合致した車両を用意して抽選に通れば、一般人もプライベーターとして出場することが可能である。WRカーの後から同じコースを走りタイムを争い、時にはプライベーターがランキングの上位に食い込むということもある。尚コ・ドライバーもドライバーと同等の競技ライセンスが必要である。

これまでに開催されたイベント

開催地イベント名開催都市開催年度

参戦可能な車両とクラス

  • WRカー(型落ちも含む)
  • スーパー2000
  • 排気量1600cc未満のグループAキットカー
  • グループRGT
  • グループR1~R5(R4は欧州イベントを除く)
  • 排気量2000cc超のグループA

車両の中からFIAが指定する一車種
その他、これらのクラスとは別枠でASN(Authority Sport Nationale、各国の自動車協会)の認める地域選手権独自の規定の車両がエントリーすることも可能である。ただし、安全基準はFIAのそれに準ずる。


*1 特にスラヴモスクワ社会主義共和国連邦