用語集

Last-modified: 2019-08-12 (月) 01:38:41

今作は新規ユーザーが多いので作ったページ。
追加自由。用語に対する意見はコメント欄へ。

ネタバレ満載なので白字は閲覧注意。
また、ハートレス及びノーバディなどは他シリーズ登場のため、他シリーズをまだプレイしていない方によく理解していただくにあたり、文だけでは分からないので画像つきで解説。

ネット上で使われる用語はこちら

 
 

 

キングダムハーツ

①シリーズ全般を指す。
主な略称は「KH」。
「キンハ」「キンハー」「ダムハ」等の略称もあるが、あまり好まないユーザーが多く、
定着しているわけでもないのでうっかり真面目な場面で使わないように注意。

 

②KHシリーズ本編1作目。機種はPS2。
本作から約10年後の物語で、主人公はソラ。
略称は「KH」「KH1」。
後に英語音声版に様々な要素が追加された「ファイナルミックス」(以下、FM)版が発売された。

 

③世界の中心とも呼ばれる心の集合体。「ハート型の月」の形が多く、本作にも登場する。
種類は数種類あり、世界の心を集めた「世界のキングダムハーツ」と、人の心を集めた「人のキングダムハーツ」などが存在するが、これらは人工的なものであり、オープニングに登場する「キングダムハーツ」の正体は物語を進めることで分かる。
これらを「KH」と略すことはほぼない。

キングダムハーツ チェインオブメモリーズ

KHシリーズ本編2作目。機種はGBA。開発はジュピター。
主人公はソラで、略称は「COM」。
後の作品に関わってくる「忘却の城」が登場する。
「KH」と「KHⅡ」の間の話であり、外伝と勘違いされやすいが、歴とした本編作品である。
ソラ編をクリアするとリクが主人公の「Reverse/Rebirth」(通称リク編)がプレイできるようになる。
リク編のラストにはヴェントゥスに酷似した、ソラのノーバディである「ロクサス」が登場する。

キングダムハーツII

KHシリーズ本編3作目。機種はPS2。
略称は「KHII」「KH2」。
主人公はソラだが物語の序盤ではロクサスというキャラクターを操作する。
「KH」や「COM」で張られた伏線を回収する作品。
本作でアクア編で使用できるキーブレード「デスティニープレイス」をリクがカイリに渡し、そのキーブレードを使ってカイリがハートレスと戦うシーンがある。が、そのときリクでもこのキーブレードが何なのかは分からなかった。しかし、今作でこの(カイリの)キーブレードがどうやって出現したかが明らかになる
シークレットムービーでは鎧姿のテラ、ヴェントゥス、アクアが無数のキーブレードが墓標のように突き刺された土地「キーブレード墓場」に登場する
後にFM版が発売し、20体もの追加ボスの中には、ディズニーキャッスルから通じる荒野に「留まりし思念」が登場。
新たなシークレットムービーではマスターゼアノートとヴァニタスが登場する。

キングダムハーツ Re:チェインオブメモリーズ

「COM」をプレイしたユーザーが少ないということでリメイクされた作品。
機種はPS2。本作と同じ大阪開発部が開発した。略称は「Re:COM」。
前述の「KH2FM」とセットで「KH2FM+」として発売される。
「KH2」でも語られなかった「COM」の謎が語られる。

キングダムハーツ 358/2Days

外伝作品。機種はDS。開発はハ・ン・ド。
タイトルは「スリーファイブエイトデイズオーバーツー」と読む。
公式の略称は「Days」だが、ネット上では「358」や「358/2」が定着している。
「KH2」では語られなかった点などを補完する作品。
本作と関連する登場人物の名前やイベントがいくつか用意されている。
まれに約分して179日とする人がいるが、あくまでもそういう意味ではないので悪しからず。
もちろんタイトルの意味は「ロクサス誕生からⅡが始まる『最後の一週間』までの日数」である

キングダムハーツ コーデッド

外伝作品。機種は携帯電話。
主人公はデータ世界のソラ。
「KH」では語られなかったこれまでの隠された真実が明かされる物語。というのは建前で、意外とオリジナルな話になっている。「Days」の主要人物や本作の主人公であるテラ達も関わってくる。

リメイク版の「キングダムハーツ Re:コーデッド」が後に発売。

キングダムハーツ バースバイスリープ

本作。外伝作品であり、略称は「BbS」。
KHシリーズで最も過去の物語である。
外伝作品と言ってもこの物語がKHシリーズの謎を解く重要な鍵になっており、KHシリーズを知らない人から、KHシリーズを遊びつくしている人まで幅広いユーザーに対応した物語となっている。

オープニングムービー(曲:光 - PLANITb Remix -)でヴェントゥスがマスターゼアノートに氷漬けにされたり、テラの目が金色に変わるなど、「KHⅡFM」のシークレットムービーがそのまま起用されていることに関して、今までのオープニングはダイジェスト的なものだったが、今作は以前の話がないので、「テラたちに起きる予兆」を示しているとのこと。 

海外版追加要素

キングダムハーツ Re:コーデッド  

「コーデッド」をニンテンドーDS向けにリメイクした作品。 
制作は「Days」のハンドだが、オリジナルの携帯電話版「コーデッド」や本作「BbS」からもさまざまなスタッフが参加して制作しているとのこと。
システムは新作であり、シークレットムービーが存在する。

キングダムハーツ ドリームドロップディスタンス 

機種はニンテンドー3DS。開発は「Re:COM」や「BbS」の大阪チームが担当している。 
主人公はソラとリクの二人。 

キングダムハーツIII

KHシリーズ本編。
野村氏は「謎のKH」とは別に「KH3」も考えているそうだ。
PS4・XboxOneで発売予定。
開発はBbS・3Dを手掛けた大阪チームが担当する。

 

 

ハートレス

人の心が完全に闇に染まると生まれる魔物。「心の闇が具現化した存在」。
「心を失った生命がハートレスになる」と考えていた人々が多かったため、「心無き者=ハートレス」と名づけられたが、実際は肉体を離れた心そのものがハートレスとなっている

人であった頃の姿を留めていない(但し、「KH」で例外が1つだけある)。全体的に若干丸みを帯びた体型をしている。
ハートレスは生命の心の闇に反応して襲い掛かり、仲間を増やしていく。「心を求めて動く」「より強いものに従う(闇に近すぎる闇の世界や、狭間の世界では例外もある)」という本能に従って活動し、それ以外に意思も思考もしない。よって、ハートレスを完全に統率することは基本的には不可能である。

心の闇が具現化したハートレスが他者の心の闇を奪って仲間を増やすという、自然な過程で発生したハートレスは全身が真っ黒であり、この類のハートレスを「ピュアブラッド」と呼ぶ。
一方、闇の探求者アンセムが人工的に作り出した種類のハートレスは全身がカラフルで、ピュアブラッドと区別するために「ハートマークにイバラを巻きつけたような印」が体のどこか(胸元が一般的だが、「ファントム」のように背中についていたりもする)についており、この種類を「エンブレム」と呼ぶ。
エンブレムは人工的に作られた種類だが、その増えていく過程はピュアブラッドと同じである。

また、ハートレスにはキーブレードを持つ者を付けねらう性質もある。
これは、「世界の心」が関係している。
世界の心とは、各ワールドに存在する、そのワールドを維持する心臓部のようなもの。これは各世界の「鍵穴」の奥にあり(鍵穴がどこにあるかは通常は分からず、またどんな形で存在するかもワールドごとに異なる)、ハートレスなどの闇の存在がその世界の中心部を手に入れると、その世界は闇に飲み込まれて消滅してしまう。
しかし、その「鍵穴」はキーブレードによって封印することができ、一度鍵穴を封印してしまうと誰とて、二度とそのワールドの「世界の心」にたどり着くことは出来ない。
逆を言えば、封印した鍵穴を開くこともできる。(どのシリーズにもそういう描写はない。)
このため、ハートレスはキーブレードを持つものにしつこく付きまとうのである。
しかし、キーブレードはキーブレードの意思により、自分から放棄することはできない。
つまりキーブレードに選ばれた強い心の持ち主は、ハートレスと戦っていく運命にあるとも言える。

本作ではKHFMから登場した「ネオシャドウ(記憶を失う前のヴェントゥスの回想シーン)」、KHの最初のボスである「ダークサイド(ラストエピソードのエンディングでの闇の世界)」というピュアブラッドのハートレスが登場する。

ノーバディ

生命を持つものが心を失うと(心を失う=我々が生きる現実世界で例えると、いわゆる「死」であり、ここではハートレス化することをいう。KHの世界では「魂が肉体から離れる=死」「心が肉体から離れる=ハートレス化」といった表現を使用する)基本的には肉体と魂はその時点で消滅してしまうのだが、強い心を持っているものが心を失うと消滅してしまったはずの肉体と魂が別の世界で生まれ変わることがある。そのような、心を失った後に残された肉体と魂の成れの果てが「ノーバディ」である。

「ノーバディ」とは「誰でもない」を意味する‘NOBODY’からきており、よく勘違いされる‘no body(身体がない)’というものではない。むしろ、肉体と魂のみなのでその逆である。

大半のノーバディは白っぽく、えぐれた曲線にシャープなラインで一応人型ではあるが、「人であった頃の姿」を留めてはいない。通常のノーバディには体のどこかに「ハートレス(又は旅立ちの地)のマークをひっくり返したような印」が刻まれている。ノーバディマークの下のハートの部分が欠けているが、これは「心が欠けている状態」を表している。

現実的な動きをするハートレスとは対照的に、攻撃を受けると激しく回転しながら吹き飛んだり、上半身や下半身だけが揺れ動いたり、攻撃を弾き返されると奇妙な形状になったりと、かなり奇怪な動きをする。

大半のノーバディはハートレスと違い、強いものを「主人」とし、細かな命令に従うだけの知能があり、元が強い心を持つものであることから、最下級のダスクでさえ(ノーバディで最も最下級に位置するのは「クリーパー」。その姿を鳥、剣、槍、袋、円盤などに自在に変形することが出来るノーバディ。最も戦闘能力が低いため、集団で襲い掛かってくる。下級ノーバディとして位置するのが「ダスク」と「クリーパー」である)、通常のハートレスと対峙したとき、力の差が圧倒的である。
しかし、「存在自体」はかなり不確かであり、黙っていてもやがて闇に溶けてしまう。「存在しないもの」と呼ばれるのはそのような理由もある。

主人=XIII機関がノーバディを統率し、何かしらの目的に向かって行動している。
(目的=人の心のキングダムハーツを完成させる。一体何が問題かと言うと、人の心のキングダムハーツを完成させるということは人の心を集める必要がある。本来ハートレスから解放された心はやがて元の人に戻るのだが、人の心のキングダムハーツが作り出されるに当たって、人の心がキングダムハーツに吸収されてしまうと心の循環がそこで止まってしまう。それが世界に大きな影響を及ぼすのである

また、サムライやスナイパー、ドラグーン、ソーサラーなどの上級ノーバディは直接配属するXIII機関メンバーがいる。また、配属されている上級ノーバディの行動や技は統率している機関員の行動や技に似たものとなっている事が多い。