君のお父上がいけないのだよ

Last-modified: 2020-04-08 (水) 18:56:30

概要

PS用ゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』に登場したセリフ。
動画初出は『部長のGUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH【実況プレイ】 その4』。

(01:27~)


修理のため廃墟に身を隠すホワイトベースを発見したシャアは一計を案じ、味方であるガルマに嘘の位置を伝える。
情報を信じ進軍するガルマのガウ攻撃空母は、ホワイトベースの頭上を通過。
背中を見せたガウへ砲撃を命じるブライト。奇襲に狼狽するガルマのもとに、シャアからの通信が入る――

シャア「ガルマ、君の生まれの不幸を呪うがいい」

ガルマ「シャア! どういうことだ!?

   ホワイトベースはネバダ基地ではなく、ここにいるぞ!」

シャア「君はいい友人だったが、君のお父上が……いけないのだよ


このゲーム全体の特徴である「ミスすると場面の最初からやり直し」「ムービー部分がスキップできない」仕様をここまで嫌というほど味わったナニフツウさんと視聴者たち。
ゲーム最後のセーブポイント直後であるこのシーンはその面倒臭さも最高潮に達しており、ガルマの特攻を退けた後すぐにシャアとの最終決戦という長丁場を、ノーミスで突破し続けなければならない。
ゲームオーバーになると再びガウ戦の前に巻き戻り、このセリフを含むムービーが約2分30秒続いた後、ようやくQTE入力が始まる。
他のガンダム語録の例に漏れず、まったく同じ映像を見ているだけの時間を再三再四*1繰り返すうち、この場面もまたテンプレート化の流れを辿っていった。

 

このシーンは、

  • 比較的美形ではあるものの、アニメ版とは似ても似つかないガルマ
  • 縦横それぞれ数mはあると思しきブリッジの巨大モニターに、どアップで登場するケツアゴのシャア
  • その状態で、冥途の土産とばかりに裏切りの理由を長々と説明するシャア*2
  • ガウ攻撃空母の砲撃を棒立ちで食らって撃墜・ホワイトベースの援護射撃に当たり木端微塵など、情けないやられ方ばかりのガンダム
    など、相変わらずツッコミどころが多い。
 

しかし、ソア・キャノンやガンダムタンク、一足早いグフの登場といったゲームオリジナル展開だらけだった中盤とはうってかわり、ストーリー上は概ねアニメと同じ流れを辿っている。
特にシャアとガルマのやりとりは(後半の自分語り以外は)ほぼ忠実で、このゲームの数少ない原作再現要素である。
もともとガンダムファンの間では名セリフとして有名だったことも、定着した一因であろう。
ただし、アニメでは「父上」である所が「お父上」となっていたり、実写の尺に合わせたためか途中に溜めがあるなど、細かな差異は見られる。

使用例

  • 仮面を被った人物・アゴが割れた人物・池田秀一が声を演じる人物などが現れたとき。
  • 誰かの父親が罪を犯したとき。

これ以前のシャアが登場するパートであまり苦戦しなかった(=見る機会が少なかった)こともあり、きれ生界隈ではシャアといえばこのセリフがまず挙がることが多い。
がもうレオンさん枠の音声リストにも、シャアのセリフでは唯一登録されている。

長すぎるためか、前半の「君はいい友人だったが」の部分がコメントで引用されることは稀。

関連項目


*1 放送内でこのセリフは計12回流れた。
*2 アニメでは、表題のセリフの後、高笑いして終わる。