艶父

Last-modified: 2019-01-14 (月) 00:52:09

概要





この内容は私におまカフェ・艶子ルートのエンディングのネタバレを含んでいます!



艶父の初出

PS2用ゲーム『SIMPLE2000シリーズ Vol.19 THE 恋愛シミュレーション~私におまカフェ~』の攻略ヒロインの一人、色音艶子の父親のこと。
本名は色音金雄であるが、省略されて「艶父」の呼び名で定着。注目されるシーンでは艶子父と表記されていたため、そう呼ばれている。

ゲーム本編では、艶子曰くひどいことをしていたとか、失踪して行方不明などと語られるのみで、父親そのものの所在は不明であったが、エンディングにてついに登場した。

動画初出は『部長の 私におまカフェ【実況プレイ】 最終回 -艶子編-』。

(10:20~)



以後、エンディングのネタバレ注意!




無事に卒業試験も受かり、春の公園を冗談を交えながら散歩する主人公(イサニム 嘘宇烏鬱)と艶子。
花を見ながら歩いていた主人公は、同じくよそ見をしていた男とぶつかってしまう。


これまでのおまカフェのイベントの流れから、ハッピーエンドの前には何か事件が起こると予想していたま視聴者やナニフツウさんは、
バズンッ!!」「誰だお前は!?」「だ、誰だぁッ!?」「民間人じゃないか!」
ナニフツウ「通り魔かな?」
などと、予想を立てていたが、ここで衝撃の事実が判明。


そう、この男は物語冒頭の、主人公の両親が死ぬ原因となった交通事故の犯人だったのだ。
艶子の制止も聞かず、主人公は親の仇に飛び掛かる。


「お、オレじゃない――オレのせいじゃない…」

往生際の悪い呻きに昂ぶる主人公。責めも激しくなっていく。


「御免なさい、御免なさい……」

男は泣きながら謝り続けるだけであった。


その後、艶子はその男が父親と気づくも、頭に血が上った主人公は艶子父を殴りつける。

艶子父
「ごめんなさい……ごめんなさい……」

艶子父
「痛い、痛い!やめて……くださいっ……!」

艶子がそれを引きはがし、最低の男でも肉親だから助けてほしいと懇願するなか、艶子父は命からがら逃げていった。


その後、艶子とより絆を深めていく主人公。最後は、艶子父が主人公宛てに送った、一年間死に物狂いで貯めたお金と、
「これから自首すること、刑期を終えたらいずれ謝罪したいこと、そして娘を幸せにしてほしいこと」という深い思いがしたためられた手紙が届き、これからも店を艶子と共に続けていこうと決意。ハラピーハッピーΩND―――。


――と、本来なら驚愕、そして感動のシーン(感動?)の筈なのだが、
この艶父、他キャラの例に漏れずまた一癖ある演技だったのである。
艶子父の声優はチーマーの項でも説明されているように、全ての男キャラを兼任する声優が演じている。
つまり、チーマーと同じように棒読みだったのだ…。
声優の件についてはおまカフェ本記事余談を参照。
しかし結論として棒読みであるという事実は変わりないのだが…。*1
艶子父「ゴメンナサイ…ゴメンナサイ…」


それにほかにもいろいろと突っ込みどころがあるシーンもあったものの、
何はともあれこのシーンが元で艶父という存在が認知されていった。

用語としての艶父

現在、コメントに流れる艶父と言われるとこちらの意味としてのコメントが多いと思われる。

(03:50~)
ジャンプしそこねて1ミスし、つい謝罪の言葉が出るaisssyさん。

aisssy「あーもーだめだ!ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……」

リトライ後、「あっ」などという、定番のコメントが流れる最中、元凶のコメントが流れる。

「おまカフェの艶子のお父さんかな?」

このコメントにはシーガさんとaisssyさんも発狂。


シーガ「ゴメンナサイゴメンナサイ…w」
aisssy「余計なこと言わないでくださいよ!」


なお、発端のコメントを送った人物はナニフツウさん本人とのこと。(参考ツイート)
こうして、以後aisssyさんがミスしてごめんなさい…と言ったときには「艶父」や、艶父の棒読みを表現した「ゴメンナサイ…ゴメンナサイ……」というコメントが流れるようになった。
また、それ以外にも「オ、オレノセイジャネエ……」「ヤメテ…クダサイ…!」などのコメントも散見されるが、それらはすべて艶父の発言(棒読み)が元ネタである。

 

(20:49~)
また、『ときめきメモリアル3』で、学校の屋上で昼寝をしていた神条シーンジョさんと出会うイベントにて、
亜衣止(主人公)が昼寝の邪魔をしてしまったことについて何度か謝ると、

神条「何度もしつこく
    謝るんじゃないよ。
    …男ならね。」

と言われてしまう。
この発言にナニフツウさん(BSP)やま視聴者たちに「言われてますよ!」と突っ込みや煽りを喰らい、
aisssyさんは苦笑しながら「言われましたね…ぐうの音も出ませんね」と自身の艶父力を再認識した。

艶父が生んだ悲劇

この内容は雪割りの花のネタバレを含んでいます!
石版おまカフェと違い放送・動画未見の方は下記の使用例・関連動画へ移行しドラッグしないことを強く推奨します。


aisssyさんの挑戦による「雪割りの花」でそれは起こってしまった。
アドベンチャー方式の本作において氏は二度にわたり手痛いバッドエンディングを経験し、今度こそはという意気で3周目に臨むこととなった。
aisssyさんは主人公の名前を命名する際、ナニフツウさんのプレイしている作品からインスピレーションを受けた命名をすることも多く、
その中でも「彼女の伝説、僕の石版。」を元ネタとした名前は、ことギャルゲーにおいてグッドエンドへ導くことが多いため3周目のプレイでは
「下昼」(ゲヒル)の名前を用いてグッドエンドを目指したが、やはり相手は硬派なアドベンチャーゲーム。あえなく撃沈した。
そして「魔老人」というなかったことにされた名前を経て、視聴者からのコメントでこの「艶父」を主人公の名前に設定した。
そして迎えた三度目の終盤、主人公がヒロインの死んだ恋人に成り代わっていたことがバレてしまい、命を断とうとする寸前のヒロインを説得する場面で


「ごめん、ごめんよ…」「騙すつもりなんかなかったんだ…」「ごめんなさい」「ごめんなさい…」


最初は「本領発揮ですね」と主人公の謝罪に同意していたが、謝罪を重ねる度に氏も視聴者も「あの艶父」がフラッシュバックしてしまったのか
重要な場面ながら、なんともいえない雰囲気を作り出してしまった。
(もっとも謝罪を繰り返す=艶父という構図は既に完成されており、この名前でなくてもある程度はネタにされていたではあろう。)

エピローグでは説得の末に生きていくことを望んだヒロインが主人公と結ばれることになったため「後の艶母である」「おまカフェへ続く」「そして事故へ…」
と、本当にグッドエンドなのか?と疑問符が出るコメントまで見受けられることに。
直前のスタッフロールでは

艶父
檜山修之



と主人公の名前と声を充てた声優の名前がしっかりとクレジットされ「檜山さんに悪い」と氏も反省する事態になった。
念願のグッドエンディングがこのような展開を迎えるとは誰も想像していなかっただろう。
最終的には「艶父のおかげかもしれない」という結論に落ち着いたが。


またこの一件から、ま視聴者間では「檜山修之氏=艶父の声優」という、誤解を受けかねない扱いがなされている。
ディスクメディアに移行しボイスが付いた『ロックマン8 メタルヒーローズ』では、フォルテの声を檜山氏が演じているため、aisssyさんのプレイ時はフォルテの声を聞き艶父を思い出すコメントが多数流れた。

主に使われる艶父用語

台詞主なコメントでの表記使用例
「ごめんなさい……ごめんなさい……」ゴメンナサイ・・・ゴメンナサイ・・・謝る時に使用される。
「痛い、痛い!やめて……くださいっ……!」イタイイタイヤメテクダサイダメージを受けたり、リンチされているときなどに使用される。
「お……オレのせいじゃねえ……オレの
せいじゃ……!」
オレノセイジャネエ・・・オレノセイジャ・・・(特に)自分のやったことについて責任転嫁をするときに使用される。
「お、オレじゃない――オレのせいじゃない…」オ、オレジャナイ・・・オレノセイジャナイ・・・

関連動画

また、2015年11月にはてらごやてぇそ。氏主催による、チーマーのイラスト等を募るコンテストが開催。


…したのだが、だいたいの作品は艶父の作品だった。
まぁ、チーマーと違って立ち絵があったし……。

関連用語


*1 艶父とチーマーの声優が同じである可能性は十分にある。