概要
PS用ゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』に登場したセリフ。
動画初出は『部長のGUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH【実況プレイ】 その1』。
(4:42~)
ジオン軍の奇襲を受けたサイド7の地球連邦軍施設。
新兵器・ガンダムでの応戦を呼びかける連邦軍の軍人は、搭乗用エレベーターのモニター越しに、ガンダムの目の前まで迷い込んだ主人公と対面。その際の第一声である。
彼は「民間人じゃないか!」と一般市民がいることに驚く様子を見せるも、一刻を争う事態を憂慮してか「誰でもいい」と追及を諦め、主人公にガンダムの操縦を頼むのだった。
これ自体は特におかしなところのない、いたって普通の言葉である。
しかし、ナニフツウさんの「お前が誰だよ」というリアクションの通り、直前のセリフ内で語られるドーティ少尉なる人物に続き、実質的に本編最初の登場人物*1が、原作アニメ『機動戦士ガンダム』では見かけない謎の人物であるという展開が視聴者らを惹きつけた。
(なお、この軍人はガンダム搭乗後は一切出番がないため、名前などは最後まで不明のままであった。)
加えて、たった一度のコマンドミスでゲームオーバーとなり、スキップ不能のムービーを冒頭から繰り返し見なければならないシステムゆえ、このセリフも必然的に何度も聞くこととなり、否応なしに耳に残ってしまった。
前後には他にも幾つかのセリフはあるものの、専門用語を含む長いものが多く、短く勢いがあり、主人公に直接話しかけられたものであるこのセリフがテンプレート化に適していたようである。
動画では都合12回の「誰だお前は!?」の後、コンティニュー地点に到達し、このセリフを聞くこともなくなった
…かと思われた直後、
(1:04)
ガンダムを回収しサイド7を離脱したホワイトベースは、ジャブロー連邦軍本部との通信に成功。
唯一生き残った上級士官として回線を開いたブライト・ノアの前に現れた黒人の女性軍人が開口一番「あなたは誰です?」。
またしても謎の人物から素性を問われてしまう。この世界の連邦軍の流儀なのだろうか。
直後にハニ・アサナ将軍と名乗るものの、アニメには登場しない*2謎のおばさんの出現に、思わずこのセリフをコメントする視聴者が続出。
さらに畳みかけるように、妙に額が広いカイ・シデンと、禿頭の黒人で過剰に陽気な性格のリュウ・ホセイ*3が登場。アニメ版とはまるで別人と化した二人に、またしても件のフレーズで突っ込まざるを得ない状況に。
そしてこのゲーム最大の「誰だお前は!?」ことシャア・アズナブルの本格的な登場と、このゲームにおける汎用性があまりに高く、完全に定着していった。
使用例
見たことのない人物・容姿の大きく変わった人物に対して使われる。
新キャラクター登場時など、使える場面は多い。
それを受けてのコメントは、原典通り「民間人じゃないか」「誰でもいい」のほか、別のゲームを出典とする「俺は俺だ」「サザシイはサザシイ」などさまざま。
字幕がないため、語尾の感嘆符・疑問符は省略されることもある。