英語長文問題集

Last-modified: 2014-03-12 (水) 05:34:12

■長文問題集

解釈・文法の基礎を固めたら、毎日ひとつ長文を読もう。
解釈書で学んだことを実際に英文を読む中で訓練させていき、文章やパラグラフの意味を把握できるようにする。
リスニングとともに音読をすることは、英語を英語の順序で処理していくことに非常に有効。
大学によっては要約などをすることが効果的であると思われる。

 

●風早寛『速読英単語 必修編』『速読英単語 上級編』(Z会出版)

単語集だが、長文集として定評がある。
必修編は14年3月に改訂された(改訂第6版)。
入門編は高1レベル、中学版は中学レベル。

 

●『やっておきたい英語長文』(河合出版)

300、500、700、1000と単語数と難易度に応じて4冊ある。
問題形式は総合問題形式。内容一致、空所補充、和訳問題、説明問題など
難関国立大などで出題される形式と傾向が合っている。要約と数段落ごとの訳がある。
300に関しては解釈上の注意点をまとめたポイントが掲載されている。

 

●伊藤和夫『英語総合問題演習』(駿台文庫)入門篇 基礎篇 中級篇 上級篇

選択問題・内容一致・説明問題・和訳などの問題形式がそろっており解説も充実している。
実戦的な解法の説明と、英文の本質的な解説が分かれているのが特徴。
基礎篇は地方国立 中級篇は旧帝・MARCH 上級篇は東大・早慶を対象とする。

 

●伊藤和夫『英文和訳演習』(駿台文庫)入門篇 基礎篇 中級篇 上級篇

10行程度の英文で和訳に重点を置いた問題集で、誤答例や採点基準が明確にされている。
基礎篇は地方国立・MARCH、中級篇は旧帝・早慶MARCH上位、上級篇は東大・京大を対象とする。

 

●中原道喜『英語長文問題精講』『基礎英語長文問題精講』(旺文社)

長文問題集のロングセラー。「基礎~」も難易度は高め。

 

●小林功『出る!出た!英語長文』シリーズ(河合出版)

『30選』は中堅~上位国立志望者を対象とする本。解釈、要約対策用で客観問題がないので国立向け。
『22選』は30選の上位問題集で和訳・要約中心で長めの和訳が多い。

 

●『入試精選問題集1-改訂版-構文把握のプラチカ-英文解釈-』(河合出版)

難易度は標準からやや難 内容一致・空所補充など客観問題を中心とした総合問題 私立向きだが国立も可。
500単語から800単語の英文が20題あり、中堅以上の大学問題が掲載されている。

 

●『入試精選問題集2-改訂版-精読のプラチカ-英語長文-』(河合出版)
難易度は標準からやや難 説明問題・和訳を中心とした総合問題 国立向きだが私立も可。
300単語から500単語の英文が27題。

 

●『"毎年出る"頻出英語長文』(日栄社)

●『"毎年出る"頻出やさしめ英語長文』(日栄社)

解説が詳しく、見た目は地味だが堅実な長文問題集。「やさしめ」の方でも解説のレベルは決して低くない。

 

●中澤幸夫『英文解釈のトレーニング実戦編』(Z会出版)

難関国公立2次の受験者を対象。創作問題も含む総合問題形式。
予備編16問本編19問から構成。英文のテーマは文系から理系(特に医学系が目立つ)まで幅広い。
全編通して100文字から200文字の説明問題や長い和訳問題が中心で難度は高い。
基礎力は前提としてある程度記述力がある人向け。
この本に入る前に要約説明問題の練習として同出版社の『ディスコースマーカー』などをやった方がよい。

 

●塩川千尋『合格へ導く 英語長文 Rise 読解演習 2.基礎~標準編』(Z会出版)

センター試験レベルの英文(450~500語程度)を15本。
語彙強化のコラムも収録。

 

●大西純一『合格へ導く 英語長文 Rise 読解演習 3.標準~難関編』(Z会出版)

センター試験~難関国公立・難関私立レベルの英文(500~800語程度)を15本。
設問へのアプローチも解説。

 

●伊藤和夫『テーマ別英文読解教室』(研究社)

和訳問題を中心とした国立型の問題を出してくる受験生を対象とし、様々な英文が全44編収録されている。
精読能力向上を目的とする本で、掲載英文のレベルは入試標準以上のものが多い。

 

●伊藤和夫『英語要旨大意問題演習』(駿台文庫)

東大の要約問題対策本。
紙に書き出して添削を行わないなら効果が薄い。冬休み前くらいまでに終わらせたい。

 

■長文参考書

いわゆるパラグラフリーディング本など、長文読解の方法論が書かれている。

 

●西きょうじ『英文速読のナビゲーター』(研究社)

問題を解くというより、速読の方法論について書いてある本。
基本構文・文法全体をある程度わかっている人が速読の方法を知るのに適している。
夏休み中に終わらせたい。

 

●西きょうじ『西きょうじ図解英文読解講義の実況中継』(語学春秋社)

難関大学向けではなく、読解のみで問題や問題の解法についての解説はないが、
英文レベルは、高校2年生から大学受験生まで、幅広くカバーできる内容。

 

●成田あゆみ、日比野克哉『ディスコースマーカー英文読解』(Z会出版)

パラグラフリーディング系の本。対象は、解釈までが問題なくできる人間。
問題は解けず、文全体の趣旨がわからないので読むうちに初めのほうの内容は忘れてしまっている、という中級者向け。
課題英文は難関大学の入試問題から選んだ22題である。
ディスコースマーカーと呼ばれる一連の信号語句を中心とした長文での論理展開を述べている
国立型の要約・内容説明問題対策は充実している

 

●『大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本』(中経出版)

『横山ロジカル・リーディング講義の実況中継』で人気を博した横山雅彦の新著。