「SSTO-230」(ペイロード230tのSSTO、以下230)も煮詰めが甘いままなんですが。
もっと大きなペイロードを、と新しく作り始めてしまいました。
まだLERXの周りがきちんと整えてなかったり、針金の埋め込みがしてなかったりと未完成ですが、
試験飛行で離陸からペイロードの軌道投入、帰還着陸まで通して成功したのでお披露目してしまいます。
前作のペイロード230tから倍増を狙ったんですが、少しライトとかでデコレーションしたらPCスペック的に苦しくなってきてしまいました。
大気圏離脱まで、私のi7 3770だと目一杯カメラを引いてかつ画面に余計なものが映らないアングルで大凡3分の1倍速です。
今回の機体はEEXでパーツを離しているので、バニラでは再現できないはずです。
胴体直付けの強度確保を諦めて針金マシマスにすればバニラでも同じ形にはなりますが、
針金を増やすと処理が重くなるので忍耐ができるかどうか。
パーツのスタックも、翼、エンジン以外にもてんこ盛りになってます。
ペイロードベイは前作から2倍の広さになりました。まだ400tを収めるにはスペース的にやはり無理がありそうです。
大物はピギーバックで飛ばすことになりますが、試験はこれからです。
重心が上がるとジンバルが無い核エンジンに切り替えた後にピッチアップが止まらないんだよなぁ。
前作に続きこの機体も難があって、まず手動操縦だとふらついて上手く飛ばせません。
で、大気圏外まで安定して飛ばすのにKOSを使用しています。
試験飛行でも帰投時にロールが収まらなくて苦労しました。
試験後、カナードに上反角つけて垂直尾翼を外傾させる小改良をしています。
以前行われた「第二回チキチキ航空機選手権」の288tクラスと同条件でタイム計測できるぐらいの機体を目標に改良中です。
ペイロード込みだとパーツ数400を超える上に針金も50本以上張ってるので、重いのは言わずもがなです。
※色々と試しているうちに、とある欠陥が露呈しました。別の機体からスイッチした時やクイックロード時など、機体が読み込まれた直後にかなりな確率で爆散します。
一応対策はあって、機体がロードされたらすぐに物理倍速を掛けると回避可能なんですが…。
この機体も、手直ししながら記事を書いてます。
添付した機体データファイルと説明が食い違う点があるかも知れません。
機体概要
バージョン | 1.1.3(stock[1]) |
乗員 | 4名 |
全長 | 42.8m |
全幅 | 25.9m |
全高 | 8.1m(地上姿勢) 6.5m(飛行時) |
翼面積 | 約220Unit(細かく数えるのが面倒になったw) |
空虚重量 | 261.82t |
機内燃料 | 252,725kg/50,545Unit(Liq) 84,975kg/16,995Unit(Oxi) 1,215Unit(ElecC.) 120kg/30Unit(MonoP.) |
ペイロード | 400t(240㎞軌道投入時の機内搭載余剰燃料40t、8,000Unit(Liq)を含む) |
最大離陸重量 | 959.763t |
エンジン | CR-7 R.A.P.I.E.R.×50 LV-N×20 |
パーツ数 | 398 |
投入可能高度 | 240km 0.0° |
価格 | 885,855,(燃料搭載時) 842,324(空虚時) |
プロセッサ | RC-001S |
オペレーティングシステム | kOS Operating System KerboScript v1.0.0[2] |
[1]作成時に「PartAngleDisplay」「KER」「EEX」「RCS Build Aid」を使用しています。
ストックパーツしか使用していないのでバニラでも使用できますが、一部バニラでは再現できないパーツレイアウトです。
[2]本機体は安定飛行に「KOS」の使用を前提としています。
前作230t機の拡大版なので、比べると違いが分かるかなーと並べてみました。
左側が本機、右側は前作のSSTO-230です。
インテークは、230でレイピア30基に6つでは少し不足気味だったので、レイピア50基に対して12個に。
カナードに上反角をすこし。3枚スタックしてます。
機首部分は基本使い回しですが、タンクの間に挟んでいるSASを2つから4つに増やしたらひどく撓むので対策してます。
前側カーゴベイにくっつけた小鉄骨をノーズコーンの中までオフセットして、カーゴベイ‐小鉄骨‐プローブとコックピット4つそれぞれを針金で繋いでます。
レイピアは5基スタック×6から5基スタック×10に。あまり直列に繋ぐと撓むので。
LV-Nは主翼後端だとどうしようもなくケツが重くなってしまったので、レイピアを付けるスペース確保を兼ねて前方に。
それでも主翼後端にレイピアだけで100tあります。
ちなみに、レイピアを付けているバイカプラ半被せなので、一番内側だけ両方使ってますが外側の3つは片側しか使ってません。
空いたノードは空気抵抗削減のためにノーズコーンで塞いでます。
使い物になるか試してないんですが、今回はローディングランプを設けてみました。
ちゃんと照明付きです。
取り合いの関係で垂直尾翼は主翼上面に。ロール安定のために少し外傾させてます。
LV-Nはこんな所に。230の主翼後端に5基スタック×2から倍増してます。
バイカプラの使っていない側はノーズコーンで塞いでます。
これも果たして意味があるかどうか、機体上面にアクセスするためのラダーを追加。
主翼は、230ではBig S Deltaの2枚スタック×5対と尾翼1対の都合11対から、本機では同じくBig S Deltaを主翼後端に5枚スタック1対とインテーク間を繋ぐ形で4枚スタック2対、合わせて13対使っています。
足りない分はカナードで2対分、更にMk2タンクの谷を埋めるようにモジュラー翼を大体Big S Deltaで4対分張ってます。
これにMk2タンクのリフトがほぼBig S Delta2.5対分なので、全部で大凡Big S Deltaに換算して21.5対分の翼面積です。
カーゴベイ内のペイロードは、オレンジ缶5本スタックの180tから10本スタックの360tに。
230では手抜きしてベイに直付けしてましたが、本機ではドッキングポートに接続しているので、軌道上で分離放出できます。
搭載位置は、画像のとおり目一杯後ろに寄せて丁度按配が良くなります。
前に寄せると離陸時に機首上げが苦しくなって、海にドボンです。
ん~、上から見ると惚れ惚れするプロポーションのエンテ型ですね。あ、例によって自画自賛です、ハイ。
以下加筆中
ドッキングポート回り。照明の位置を少し変更した程度です。
ノーズギア。本機では230から強度2倍、タイヤもプライ数2倍で重量増加に対応してます。(要は2個スタック)
タクシーライトも明るさ2倍ですね。
ラダーも照明位置を変更。
機体上部へのアクセス用ラダーも追加
メインギアは230の3軸ボギー1対から本機では耐荷重倍(2個スタック)の物を2対へ。
当初スタック無しで設計していたんですが、滑走路が持たない事が判明して強化しました。
230ではショックがほぼ沈み切っていたのが本機では大分余裕があります。
照明の明るさもノーズギア同様、2倍が2倍で4倍です。
上下と左右方向のRCSスラスタは、翼から核エンジンナセルに。
230では翼に斜めに取り付けたスラスタを後進と左右用で兼用していましたが、本機ではそれぞれ独立です。
軌道施設へのランデブーとドッキングはまだ試してません。
2液スラスタが各面2基ずつでは、700t近い機体には非力すぎるかも。
後進方向のスラスタは主翼前縁に。
前進用スラスタは230の胴体脇から主翼上の補助垂直安定板に。
後方からのショット。
ずらっと並んだエンジンが頼もしい。
カーゴベイ内の照明も多少レイアウトを変更しています。
本機ではベイの床面に中ポート×2、小ポート×3を設置してあります。
実用的かどうかは微妙ですが…
中ポートの出っ張りが気になりますが、これ以上は機外に飛び出てしまうので埋められませんでした。
新設のローディングランプと照明です。
こちらはカーゴベイ内を照らす用。
外から見るとこんな感じです。
こちらも実用性が疑問な機体上部へのアクセス用ラダー
カーゴベイ内はこんな感じ。
とりあえず機体紹介は以上かな。
軌道投入手順
KOSのことや軌道投入試験についても追って加筆していきます。
機体データ
SSTO400.zip
容量が大きくなってしまったので圧縮。
使用MOD KOS,KOS for All!