LPIC/102/システム管理/「/etc/passwd」と「/etc/shadow」

Last-modified: 2007-01-07 (日) 00:38:14

chageコマンド

ファイル「/etc/shadow」には、ハッシュされたユーザーのパスワードやパスワードの有効期限情報が格納されています。このうち、パスワードの有効期限情報を表示・変更するためにはchageコマンドを利用します。

  • /etc/shadowファイル
    • パーミッションは 400(管理者のみリード可能)とする
    • 設定のwriteはpasswd,pwconv,chageコマンド経由で行う
  • /etc/passwd
    • パーミッションは644(一般ユーザもリード可能とする。そうしないとファイルを読むアプリがあり、問題が起こる)

ユーザが所属するグループの調査

以下の3つの方法がある

# grep school /etc/group
school:x:501:root,student
# id student
uid=500(student) gid=500(student) 所属グループ=500(student),501(school)
# groups student
student : student school

/etc/passwdファイルでは、プライマリグループのGIDしか分かりません。

/etc/group

/etc/groupの構造は次のとおりです。
グループ名:パスワード:GID:所属ユーザー
シャドウパスワードを利用している場合は、パスワード欄に「x」が入り、パスワードは/etc/gshadowに格納されます。

newgrpコマンド

newgrpコマンドで、所属グループを変更することができます。もちろんその前にグループに参加しておく必要があります。引数を付けないでnewgrpコマンドを実行すると、そのユーザーのプライマリグループに変更されます。