ジャーナリング比較 
機能 | ext2 | ext3 | ext4 | XFS | jffs2 | yaffs2 | Btrfs |
ジャーナリング | ✕ | ○(ordered) | ○(ordered) | ○ | ◎ | ||
fsck/mount時の高速さ | ✕(fsck遅い) | ✕(fsck遅い) | ○() | ○ | △(RAM上にメタデータを抱えるのでファイル数が多いとはじめ時間がかかる) | ? | |
パフォーマンス | ○? | △ | ○(ext3を改善。) | ○() | ✕(PTが満杯状態だとGCも発生し特にひどい) | △(マルチコアでパフォーマンス悪い) | ○?(後発なので) |
ウェアレベリング(均等書き込み) | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ✕ |
使用distribute等 | 組み込み等(read-only,ジャーナリング不要なfsとして) | 古いdistribution(ext4安定後はext4に軒並み移行) | RH6系/ubuntu系?/新しめのandroid端末nexus5(googleの意向?) | RH7 | おもにNOR用途。yaffs2等で積極採用なしか | おもにNOR用途。シングルコアのandroid端末で採用が多い | samsungで採用方向、ネットブックdistribution:MeeGo |
コメント | U-bootで認識可能!rootfsで使います | ext4があるので中途半端。 | extXシリーズで同じコマンドも使えて安心感あり | RH7採用で良さげだがextXシリーズと親和性なし | XORフラッシュで実装ならいいが、logdの領域はPT一杯つかうのでパフォーマンス悪くなりそう | 後発で今後SSDでは一番使えそうだが、まだまだ安定していない。。 |
- XFSとext4はかなり機能が似通っている...どちらかをとるならば、実績・extシリーズで同じコマンドを使えるext4か
- jffs2はNOR型フラッシュなどによさそうだが、NAND型はどうか。パフォーマンスが不安(特にlogd領域のようにPT一杯使っている状態では)。ウェアレベリングはlogd領域はある意味論理的にしている状態なので不要か
- その他のFSも実績・機能・パフォーマンスのバランスが良い物が少なそう...
結論 
- ext4を第一優先に設定し、評価をすすめる
付録 
ジャーナリング種別 
種別 | 内容 | |
writeback | メタデータだけジャーナリング。メタデータcommit後に、データブロック書き込み途中で落ちると、データブロックの破壊が発生 | 処理コストが低いが、データ破壊にみえることがある |
ordered | メタデータだけジャーナリング。データブロックを書き込んでからメタデータcommitされる順序を保証するので、データの破壊はない(書き込まれるか書き込まれないか、だけに見える) | 処理コストが低く一番バランスがよい |
data | メタデータとデータを両方ジャーナリング。全てのデータが2度書きされるためにパフォーマンスが劣化する | 処理コストが高い |
参考 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
http://homepage3.nifty.com/akakabunoken/OpenSourceTop/jffs2/jffs2_1.html
http://syucream.hatenablog.jp/entry/20111228/1325082486
http://qiita.com/sion_cojp/items/c8e015db39ddbf43012e