いいおとこ

Last-modified: 2022-07-22 (金) 21:23:25

🎁贈り物だ 受け取ってくれ🎁

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💩🎁  49 

よくぞこのページを開いてくれた アレを持っていく権利をやろう
(トイレに)つまらないものですが持っていってくれ旦那方!


あっ、いいおとこについて何か書く方、ここに書いていただけると幸いです。

あだ名は「いいおとこ」「こやし玉の神様」「肥神(こやしん)」肩書は「リスナー部裏ボス」(何か知らない間に決まっていた)
イカれた面子ばかりのリスナー部の中ではまともな存在。
卯波月葉先祖説ありと思ったら卯波月葉からご先祖呼びを定着させたいとの事。
もう確定事項のようだ。

色々なものを可愛がる、又は食べようとする。オイシソウ
悲鳴や断末魔、絶望を糧とする。

モンハン内での挙動

  • モンハンでの姿は筋肉褐色スキンヘッドグラサンのナイスガイ。
  • ダブルクロスの集会酒場の受付おじさんにそっくり?私は4からずっとこのスタイルだ。どっちもナイスガイ。
  • 配信者や同じ部屋に入ってきたハンターにこやし玉をプレゼントして回るナイスガイ。
  • クエスト中にこやし玉を渡そうとしたり、モンスターのフンの在り処をレクチャーするナイスガイ。
  • またライズではヌリカメ保護団体を創設。淵源のヌリカメを保護(回収)して逃して助けるナイスガイ。
  • 高難度ではないクエストでよく乙をキメるお茶目なナイスガイ。
  • モンハンライズにてこやし玉の多岐にわたる使い道を発掘。
  • 回復薬グレートよりこやし玉の方が高く売れる大発見をする。

その他

  • 推しは基本的にぬー、推しというかちょっと違う付き合いかも。滅びた世界での同士。
  • 巡回するチャンネル増やしても大変なのでまよなか組以外の配信にはほぼ出没はしない。
  • また、深夜に現れた場合はミッドナイトナイスガイとなる(?)

コメント

情報提供もこちらで!

  • ゆめ2っきのEDにもいるらしい -- 2022-05-23 (月) 07:46:33
  • こやし玉の極めっぷりにぬーから『肥やしの神様』『肥神(こやしん)』と呼ばれたり呼ばれなかったりしている。 -- SR? 2022-05-17 (火) 10:09:09
    • 追加しました -- ナイスガイ? 2022-05-17 (火) 20:09:07
  • ちゃっかりまともと書いてあるな?修正をするのだ。リスナー部にまともな奴は存在しないのだ -- ブンブン 2022-05-17 (火) 00:27:52
    • 何!? -- E男? 2022-05-17 (火) 00:36:52
    • 修正しました。 -- (いいおとこ)? 2022-05-17 (火) 00:40:14







一応最期まで書きます。というか元があるので出来るはずなのですが今サンブレイクがですね。
ここから下の内容は適当なタイミングでページから見えなくするんじゃないかな!

あの世界が滅びるまで

丁度滅びた世界から今に至るまでを書き出しておきたかったのでたすかる。
滅んだ世界から現代にて肉体が復元されるまでを書き殴っておきます。

書き始めたら長くなることに気がついてしまいました。いつ終わるのかわかんねーぞこれ!
世界の崩壊を簡単に書こうと思ったけど生まれた時(キャラメイク直後)から書こうと思ってしまったのが運の尽き。
戦闘の描写まで書いたらやばいことになるのでそこはパスさせていただく。

以下、滅びた世界での記憶。滅びた世界のストーリーに沿って私の覚えてる限りを書き出す。


始まり この世界について

滅びた世界のwiki(ミラーサイト、本家wikiは消滅)
http://wikimirr.web.fc2.com/sgwiki.s172.xrea.com/index.phpB9F12FA5EDA5E9A5F3B6A6CFC2B9F12FA5E1A5A4A5F3A5AFA5A8A5B9A5C8.htm
wikiの中のストーリークエスト(メインクエストと呼んでいる)のページ
世界観はFF6の崩壊前に近いかな?航空の技術は無い。


とある世界にプラネタリアと呼ばれる一つの大陸があった。

プラネタリアの上にドラゴニアと呼ばれる大陸が浮かんでいた。

ドラゴニアの上に名の無い大陸が浮かんでいた。

魔王と呼ばれた存在が討たれて百余年。

名の無い大陸である程度成熟した少年の姿で私は生まれた。
ここの種族の意思疎通には声を使わずテレパスのようなものを使う。私は他者からのそれが聞こえず、自分でも使えなかった。
その為一ヶ月位経った位に異形という扱いでプラネタリアへ追放される。

プラネタリアには四つの国があった。

大陸北部の極寒の地に構える軍事国家。ゴードゥ皇国。
大陸東部に位置する立憲君主国家。ミクレンシア帝国。
大陸西部の森林地帯に囲まれた連邦国家。ウィズニアム連邦。
大陸南西部の穀倉地帯に面した新興国家。ロラン共和国。

プラネタリアにはあと二つ国が存在しているが、それは後にて。

第一章

私はロラン共和国の首都へ叩き落された。名の無い大陸へ戻る方法を考えるもすぐ諦めた。追放されたのだ、急いで戻る必要はない。まずはとりあえずこの首都で寝泊まり出来る場所を探そう。近くを通った人物に寝泊まりできそうな場所は無いかと尋ねたところ、酒場なら教えてくれるかもと答えてくれた。
私は酒場へ向かい、聞き込みをした。寄せられる依頼をこなしてくれるのであれば酒場で寝泊まりをしても良いことになった。主に受ける依頼は首都を出てすぐ近くの平原で増えすぎたモンスターの討伐やお使いだ。生まれて一ヶ月程度だが戦うには困らない身体なので丁度良かった。
酒場での依頼を繰り返しこなしていたある日、モンスター討伐の腕を買われたのか軍から資源拠点から首都まで物を運ぶ運搬車の護衛を依頼された。私はこの依頼を受け、軍の臨時兵となった。指示通りに運搬車が待機している資源拠点へ向かい、そこで目にしたものは横領、汚職だった。
資源拠点で採取できる価値のあるものは皆それぞれ自分の懐や袋に納めていた。これはどういうことなのかと兵士に訪ねると、他の部隊もやっていることだ、と。私は失望の念を抱きつつ、任務は任務。忠実に遂行することにした。
モンスターの妨害も無く何事も起きること無く首都へ戻れるだろうと思ったその時、運搬車の前に集団が立ちはだかった。野盗の類だろうか?私は護衛の任務通り戦闘を行った。集団の中にいた大柄な男一人を除けば大した腕のない集団だった。大柄な男は集団へ引くように命令し、全員引き上げていった。
その後はまた襲撃等も無く首都へ帰還した。私は任務達成の報酬を受け取り、酒場へ戻ろうとした時、顔を隠して地べたに座っている男に呼び止められた。私が立ち止まると男は私に話しかけた。
「お前、腕は良いがいまいちノレてないんじゃねえか?見ただろ、この国は腐ってるんだよ」男は続けて「俺たちの仲間にならねえか?お前はこのままで終わるには惜しい」と言った。よく見ればこの男はさっきの大柄な男だった。男は私にバッジを渡してきた。私はバッジを受け取り、酒場へ向かって歩きながらこの先どうするかを考えた。
今日の件でこのままこの軍で働くのも気が進まない。男の言う集団に入ってみるのも良いかもしれない。そういえばどうやって?酒場へ着く前にもう一度男に聞こうと振り返ると先程の場所に男はいなかった。

第二章

先日出会った男に接触する手段が無かった為、酒場で依頼をこなす日々に戻った。前回の報酬が悪くなかったので臨時兵は辞めていない。
そんなある日、国の兵士が酒場に入ってきて私を見つけると新しい任務の伝えて去っていった。今回の任務は首都を出てすぐの平原の開発反対運動の暴徒鎮圧だ。反対運動の暴徒自体は一般市民の為、怪我をさせないようにするのは骨だが特に問題はなかった。
しかし、暴徒は助っ人を呼んでいたようだ。助っ人は覆面を被っており武器を持っていなかった。拳で戦うようだ。以前に戦った男並とはいかないが手応えは中々だった。私は覆面の人物を退けた。
他の暴徒は助っ人が負けたと見るや一目散に逃げ出した。彼らも同じ国に住む者だ。追う必要はない。問題はこの覆面の人物だ。覆面の人物は立ち上がり、私にゆっくりと歩み寄り私の前で覆面を取った。女だった。その女は私に聞こえるように話しかけてきた。
「お前は強いな。仲間になるのがますます楽しみだ。」と言った。仲間という単語でこの女はこの前の男と同じ組織の者と直感した。女はアジトの場所を私に伝えて立ち去った。
首都に戻り、暴徒鎮圧任務達成の報酬を受け取り、女に言われた場所へ向かう。アジトの場所は首都の中にあった。
アジトの前へ行くと先日の男と先程の女がいた。仲間になるのは嬉しいが、入団試験を受けてもらうとのことだった。私は言われた通りに首都の外、平原の奥にある山地の洞窟へ向かう。
洞窟内は入り口こそ狭いが中は広かった。奥へ進むと鉄仮面を被り、大剣を持った人物が一人で佇んでいた。その人物は「戦え」とだけ告げた。これが試験だろうか、私は応戦することにした。
戦ってしばらくするとその人物は「降参、終わりだ終わり」と言って戦闘を終了した。
その人物は鉄仮面を取った。アジトにいた男より少し若く見える体格の良い男だった。その男は集団のリーダーだと言った。先日斬り合い、今日アジトにいた方の男は副リーダーだとの事。入団試験は合格だった。これからよろしく頼むと言われた。
ちなみに試験の時にリーダーが着けていた鉄仮面は相当な重さと視界の悪さの為、手加減するには良いとのことだった。
酒場で招集を待っていてくれ、と言われたので酒場に戻り一日が終わった。

第三章

招集があった為、私はアジトへ向かった。この集団の目的は腐ったこの国を建て直すことだった。建て直すに当たってまず必要なのは「力」だった。
現在は「力」への手がかりとして「月のレリーフ」「星のレリーフ」「太陽のレリーフ」を探している段階だという。手がかりの内の一つ、月のレリーフの在り処についての情報が得られた為、調べてきてほしいとの事。
私は首都を出て平原の奥の山地へ向かった。先日試験を受けるために来た山地だ。今回はこの山地の頂上付近まで登る。頂上から少し降りた辺りの小屋が目的地だ。アジトで教えてもらった情報ではこの小屋に住む変人が月のレリーフについての手がかりを握っているという。
ドアに近づいた時、黒ずくめの何者かが三人現れた。何も言わずに一人が火球魔法で攻撃を仕掛けてきたので戦闘を開始した。
だが、手応えの無い相手だった。黒ずくめの三人は逃げていった。何者だったのだろうか。私は改めて小屋のドアへ近づく。
ドアに手をかけようとするとドアの方から開いた。小屋の中から初老の男が開けたようだ。初老の男に挨拶をし、黒ずくめの三人のことを聞くもわからないという。本題の月のレリーフについて聞くと、私をじっくり眺めたあとに小屋の奥から月のレリーフを持ち出して丁寧に包んでくれた上で私に渡した。変人と聞いていただけに拍子抜けだった。そして私は小屋を後にしてアジトへ戻った。
アジト内で月のレリーフを調べた。リーダーや副リーダーはさっぱりわからずだった。私がレリーフに触れたその時、平原の奥の古戦場の風景が浮かび上がった。なぜ私にだけこの現象が起きたのかは分からない。これをリーダーに伝えると、古戦場は実在しているとの事。リーダーは古戦場について情報を集めておくから今日は休めと言った。私は今日も酒場へ帰る。

第四章

月のレリーフを持ち帰った数日後、団員からアジトへ呼び出された。古戦場の情報を集めてきたとのこと。私はアジトへ向かい、古戦場の場所や出没するモンスターについて教えてもらい、リーダー、副リーダーと共に古戦場へ向かった。
人が争った古戦場らしく、肉が無く骨だけのモンスターや肉体が腐敗した人、所謂ゾンビがいた。とはいえ骨のモンスターの方は簡単に崩れて動かなくなるし、ゾンビも足が鈍く引きながら戦えるので古戦場の奥へたどり着くのは容易だった。
古戦場の奥に地下へ向かう階段があった。階段を降りると程なくして広い部屋へ着いた。その奥に何かを納められる箱のようなものが見えたので私たちは箱へ近づいた。
その時だった。黒ずくめの何者か達が現れてまばゆい閃光を放ち、私たちが目を眩ませている間に黒ずくめの何者か達は箱を持ち去っていってしまった。追いかけようにも黒ずくめについての情報はない。
私達はアジトに戻り、残り二つのレリーフの情報について集めることにした。勿論、私は酒場へ帰り次の招集を待つことにした。

第五章

アジトから招集を待つこと数日。臨時兵の方の招集が来た。軍はまだ辞めていなかった。今回の任務は首都内にある評議長の別荘に忍び込んだ男の処刑だった。どうやら盗品を取り返そうとしたら取り返されるくらいなら、と呑みこんでしまったようだ。盗品事態は大したことがないものだが、ケジメはつけねばならないとの事。
しょうのないやつだ、どんなやつか見てやろうと招集に応えて処刑される予定の盗人の所へ向かった。しかしそこにいたのはいつも副リーダーの横にいるお調子者の団員の男だった。私と男を連れた兵士達は首都を出てすぐの平原へ移動した。血が飛び散っても問題の無いように処刑は首都の外で行われる。処刑方法は剣による一閃だ。
処刑を行うため私と男以外は皆、男を囲んだまま距離を置く。距離が空いたその時、男が私に聞こえるくらいの声で話しかけてきた。
「処刑してくれるのがお前で良かった。よく聞いてくれ、俺が呑み込んだのは星のレリーフだ。俺の遺体は山地の更に奥の高原にある地下城塞に運ばれるらしい。だから後で俺の遺体からレリーフを取り出してアジトに持ち帰ってくれ。」
私は小さく頷いた後、剣を取り出して男を切り捨てた。両断はしていないが長く持たないであろう勢いで血が流れ出ていた。血の勢いが弱くなると男を取り囲んでいた兵士たちが集まり、男を運んでいった。臨時兵としての私の任務はここまで。私は首都へ戻り、怪しまれないよう急ぎすぎずにアジトへ向かった。
アジトの中ではリーダーがものすごい形相で飛び出しそうな所を副リーダーが宥めている状態だった。副リーダーに先程の言伝を伝えると、「俺はリーダーを抑えつけるのに精一杯だから星のレリーフは任せる」と言われた。確かにこの状況ではやむもなしだ。
私は首都を出て平原の向こうの山地、更に奥の高原の地下に広がる城塞へ向かった。城塞の奥へ進んでいくと人らしき形をした存在が見えた。しかしよく見ると人ではない。人に近い種族、所謂亜人だった。その亜人は私を見つけると歩み寄ってきた。戦意は無いようだ。目的を聞かれたため、私は団員の男について聞いた。すると私を見つめた後、奥へ案内してくれた。
奥には他に亜人が数人ほどいた。そして亜人達が賢者と呼んでいる者がいた。この城塞奥の空間は賢者と亜人の住処のようだった。亜人達はウィズニアム連邦を追われ、ここで暮らしているようだ。
私は賢者と話をした。団員の男は蘇生された事。星のレリーフは蘇生の際に取り出した事。国ではこの場所は内密にする事。そして男と一緒に帰るよう促された。私は言われた通りアジトへ真っ直ぐ帰った。アジトの中は驚きに包まれた。処刑されたはずの男が傷一つ無しで戻ってきたのだから当然だ。そしてアジトの空気は歓喜に変わった。
リーダーと団員たちは宴の用意をしていた。そんな中、副リーダーは座って黙りこくっていた。どうしたのか聞いてみると、この組織で死人が出たのは初めてだったようで今後も活動を続けるべきか悩んでいるとの事だった。確かにこのまま活動を続けるとまた死人が出る事態になるだろう。国を建て直すために力を求めるのは本当に正しいのかわからなくなってきたとの事だ。
私は星のレリーフに触れて見えた物を伝え、星のレリーフを渡して酒場へ戻った。結果的に死人も無し、星のレリーフも回収できたからいいものの任務とは言え仲間を手にかけてしまったのだ。この先もうまくやっていけるだろうか。

第六章

酒場で過ごしていたある日、団員から副リーダーが呼んでいると伝言をもらった。私はすぐにアジトへ向かう。アジトの前で見慣れない顔の男とすれ違った。私は疑問に思いながらアジトへ入った。アジトには副リーダーしかいなかった、私は用件を訪ねた。星のレリーフが示す場所が分かったとのことだ。ただしその前にちょっと聞いておいて欲しいことがあるとのことだ。内容は副リーダーの悩みだった。
副リーダーはこの国の評議長に幼少の頃からお世話になっており、今も親身にしてくれているとの事だ。また評議長の息子と副リーダーは親友なのだと。しかしその息子は突然姿を表さなくなり、評議長の様子も少しおかしい事を教えてくれた。続けて副リーダーはこの組織は国の建て直しを狙ってこそいるが、武力で衝突するような事にはしたくないのだと言う。なるほど、先日悩んでいたのはこういうことか。そして副リーダーは本題に入った。
星のレリーフが示した場所は国の南の草原の奥にある洞窟だった。平原とは反対方向で強いモンスターも多くいるとの事だ。私と副リーダーは首都を出て草原の洞窟へ向かった。洞窟の中は湿っており、曲がりくねった構造をしていた。副リーダーはこの洞窟の奥に星の王朝という祭壇があり、そこに力が眠っているとのことだった。
私達は洞窟の奥に着いた。そこにあったものは首無しの意思を持った動く鎧、デュラハンだった。だが、動く気配は無い。よく見るとデュラハンの側に女がいた。私はその女に話しかけた。
すると、女は色々な事を教えてくれた。まず、ここに力はない。この女は巫女で、この巫女はデュラハンを抑え込む役割を担っていた。デュラハンはカラクルムという人間の子供から生まれた存在でデュラハンはロラン共和国民の負の感情を増幅させ、負の感情を溜め込む器なのだと。負の感情が溜まりきると抑え込めなくなる。だから力を手にしたらこのデュラハンを破壊して欲しいと依頼される。
話を聞き終わると副リーダーの様子がおかしい。副リーダーに話を聞いてみる。するとカラクルムは副リーダーの親友の名前だった。評議帳の様子がおかしくなった原因が息子であり親友だったことにショックが隠しきれない様子だった。
副リーダーはしばらく悩んだ後に私に告げた。「デュラハンを、カラクルムを殺すならその時は俺はお前の敵になる」
私と副リーダーはアジトへ戻った。アジトにはリーダーが戻ってきていた。リーダーは副リーダーにアジトを空けて何をしていたのかと聞いてきた。副リーダーは草原の奥の洞窟へ向かったこと、星の王朝という祭壇があった事、そこでデュラハンとなった親友がいた事を話した。リーダーは今ひとつ納得していない様子だった。副リーダーの説明が終わると、団員がアジトに出入りした評議員について訪ねてきた。私がアジトの前ですれ違った男の事のようだ。リーダーと副リーダーは揉め始めてしまった。
やがて、揉めるのが終わったと思いきやリーダーが副リーダーに向けて剣を向けて言った。「俺に勝ったら話を信じてやる」と。私は副リーダーに加勢し、他の戦闘員はリーダーに加勢した。
戦闘が終わり、リーダーは今回だけ信じてやると言った。副リーダーはもう大丈夫だから酒場に戻って良いと言ってくれたので私はアジトを出た。
アジトを出て酒場に向かって歩いていると後ろから副リーダーが追ってきて、太陽のレリーフを渡してきた。評議員は太陽のレリーフを副リーダーに渡すためにアジトに出入りしていたようだ。副リーダーは俺が持っていても何もわからないだろうから預けておく、見えたものを今度教えてくれとの事だった。私は太陽のレリーフを受け取り、酒場へ戻る。
デュラハンを、副リーダーの親友を壊さなければ国が危ない。国を建て直すためのはずが随分大層な話になってしまったものだ。とにかく酒場で招集を待つとしよう。

第七章

酒場で団員から声がかかった。今回はアジトではなく、宿屋で待っているとの事だった。
宿屋へ向かうとそこにいたのはリーダー、副リーダーでもなく団員の女だった。山地の奥深くに太陽の王朝があり、そこに太陽の剣という力が眠っているとのことだった。
太陽のレリーフが私に見せた山地の奥の光景はまだ副リーダーにも話していないはずだが、私がいない間に独自に調べたりでもしていたのだろう。特に気にせずに、山地へ女と同行することになった。
山地の奥へたどり着くと洞窟の入口があり、その手前に見張りらしき人物が立っていた。国の兵士でもなく、団員でもない見慣れない人物だった。とりあえず私達は見張りに洞窟へ通してもらうよう話しかけみた。
すると見張りはいきなり斬りかかってきたため、応戦して気絶させた。私達は洞窟に入り、奥にあるらしい太陽の王朝へ向かって進む。道中、見慣れない者たちが現れては斬りかかってきた。入口には見張りがいて、洞窟内は見慣れない者たちが襲いかかってくる。本当にこの先に太陽の王朝、太陽の剣があるのだろうか。
やがて私達は洞窟の奥にたどり着いた。そこにいたのは見慣れない者たちの親玉二人組だった。かなりのやり手だったが私は親玉達を退けた。親玉達は用件を聞いてきた。私は太陽のレリーフを出して、見えた光景を話した。すると親玉達ははこの奥に太陽の王朝そして太陽の剣があると言い、通してくれた。
太陽の王朝へ着いた。祭壇に太陽のレリーフを捧げる。すると太陽のレリーフを中心に見えない程の光が膨れ上がり、その後に光が小さくなって剣の形に光が収まった。これが力、これが太陽の剣。太陽の剣を手に入れた私達は洞窟から外に出て国へ戻り草原の奥の洞窟、デュラハンがいる星の王朝へ向かった。星の王朝には変わらずデュラハンと巫女が、そして副リーダーがいた。
副リーダーは私が太陽の剣を持ってきたのを見ると「デュラハンを壊しに来たのか」と聞いてきた。私は頷く。副リーダーは続けた。「言ったよな?俺はカラクルムを殺す時、お前の敵になると」副リーダーとの戦闘が始まった。
私は太陽の剣を使わず、普段の武器で戦った。太陽の剣の力が強すぎて副リーダーを殺めてしまう可能性があったからだ。副リーダーは必死の形相で何度も斬りかかってくる。私はそれをいなしていった。
すると突然、今まで微動だにしていなかったデュラハンが動き出し、副リーダーを斬りつけようとした。しかしデュラハンの剣は空を切った。誰かが副リーダーへ突進し、一緒に吹き飛んでいった。
私は何事かと吹き飛んだ二人の方へ注意を向けたその一瞬。今まで同行していた団員の女が太陽の剣を奪い取り、デュラハンへ駆け込んで太陽の剣で斬りつけた。デュラハンは一瞬だけ光ってゆっくりと消滅していった。私も副リーダーも一瞬の事で呆然としていた。
「女よ、よくやった」聞き覚えのない声が聞こえた。私は声の聞こえた方へ向き直る。声の主は人の少年の形をした何者かだった。見た目こそ少年だが、大きな力を持っているように感じた。女はその少年に太陽の剣を渡した。
少年はクルフフと名乗った。クルフフはデュラハンから生まれた存在だと言った。そしてクルフフは私に太陽の剣の礼をしてやると言い、太陽の剣で私を斬りつけた。しかし、私に振り下ろされた太陽の剣は私に触れた瞬間、太陽の剣は青白い光を発して粉々に砕け散った。クルフフは驚いて飛び退き「ノートリアめ、許さぬぞ…」と言い残して闇に消えていった。
クルフフの気配が消えた頃、女はここはどこか?と聞いてきた。操られでもしていたのだろうか、ここへ来るまでの記憶が無いようだ。そういえば副リーダーはどうしたのだろうか。私は副リーダーの方を向いた。副リーダーの横にいたのは評議長だった。
評議長はこれまでの事を話してくれた。過去、国に蔓延った伝染病を治すための薬を開発して貰う代償として妻と息子のカラクルムを実験に差し出した事。副リーダーはその薬で救われた一人だという事。デュラハンになったカラクルムを止めるため、そして来たるべき脅威や災害に備えて表向きは平原の開発として力を探していた事。力を手にできるのはレリーフに選ばれた者のみだという事。太陽の王朝を見つけだし傭兵団に守らせていた事。そしてクルフフや他の魔族が国の中枢に入り込み、戦争や内戦を起こして魔王の魂を探している事。
そして各国の尽力の甲斐あってそれぞれの争いが収まっている今、中立国のアルカマイヤ公国にて各国首脳が集まって魔王対策会議を開くとの事。この会議中に何かを仕掛けてくる可能性があるかもしれない為、評議長は私に同行の願いを申し出た。私は副リーダーにどうすべきか聞いた。副リーダーは行くべきだと答えた。もう国を建て直すどころの話ではない、俺達の組織も活動停止だ。俺からも頼む、同行してやってくれ。と言われた。私は承諾した。デュラハンを抑えていた巫女も各国別々に巫女が存在して国の様子を探っており、その巫女達も会議に集まるのだそうだ。
私は国へ戻り、アルカマイヤ公国へ向かう支度をすることにした。そういえば私はレリーフに選ばれた者ということらしいが、この大陸出身ではないことが関係しているのだろうか。考えていても仕方ない。支度だ。


第二部 もう二つの国と空に浮かぶ大陸

プラネタリアにはもう二つの国がある。

プラネタリアの中央に位置し、
四つの国と国境を接している中立国のアルカマイヤ公国。

アルカマイヤ公国の南に位置し、
外部からの入国を一切断絶したラデニウス宗教国。

そしてもう一つ、プラネタリアの空に浮かび続け、
竜神が棲むと云われる神秘の国ドラゴニア大陸。

アルカマイヤ公国を足を踏み入れた所から私の記憶の続きは始まる。

第一章