資料/時間

Last-modified: 2020-11-06 (金) 22:23:42
 

時刻

昔の中国では時刻を十二支で表現した。
これは1日を2時間ずつに12分割し、その一つ一つを十二支と対応させる表記法である。例えば()(こく)であれば、午後11時~午前1時のことを指し、中間の午前0時を正刻と言う。一刻は二時間。
雲深不知処では()の刻(21時)に就寝し()の刻(5時)に起床するという規則がある。

 
呼び方時刻正刻
子の刻(ねのこく)23:00~1:000:00
丑の刻(うしのこく)1:00~3:002:00
寅の刻(とらのこく)3:00~5:004:00
卯の刻(うのこく)5:00~7:006:00
辰の刻(たつのこく)7:00~9:008:00
巳の刻(みのこく)9:00~11:0010:00
午の刻(うまのこく)11:00~13:0012:00
未の刻(ひつじのこく)13:00~15:0014:00
申の刻(さるのこく)15:00~17:0016:00
酉の刻(とりのこく)17:00~19:0018:00
戌の刻(いぬのこく)19:00~21:0020:00
亥の刻(いのこく)21:00~23:0022:00
 

夜間の時間を計る単位。昔、一晩を五更に分けて夜警の当番が交代していたことによる。
一更は約二時間で、順に初更(しょこう)二更(にこう)三更(さんこう)四更(しこう)五更(ごこう)という。
※原作には夜半三更、半夜三更という表現があるがこれは真夜中を意味し、おおよそ()(こく)(夜11:00から翌朝1:00)にあたる。

 

その他の表現

原作には、短い時間のたとえとして以下のような表現がある。

一炷香

線香を焚いている時間を指し、大体30分位を表す。

一盞茶

お茶を一杯飲む時間を指し、大体15分位を表す。