アスタルト【1】
「この胸騒ぎは……森のざわめき……大地が泣いている……」 豊穣神として人間から崇拝される女神アスタルトは、世界に異変が起きつつあることを自然の声から察知していた。 |
アスタルト【2】
「人間はどうしてしまったの? なぜ、作物が枯れ果てているの?」 かつて人間に穀物の栽培を教えたとされる女神アスタルト。彼女が信頼を寄せたはずの人間は、今はもう……。 |
アスタルト【3】
「ああ、ダメ……自然を……森の木々を傷つけてはいけない……」 女神アスタルトの教えによって、人間は栄華を極めてきたといっても過言ではない。それを裏切るということは!? |
アスタルト【4】
「人間は……自らの犯した過ちを、きっと後悔するでしょう……」 静かな言葉のなかに、怒りともとれる表情を見せる女神アスタルト。今、地上には過去最大の飢餓が迫ってきていた。 |