フレイ【1】
「私も参戦します。さあ今一度、剣を取りなさい」 怜悧な面持ちの、しかしこの上なく美しい女神が降臨する。曲刀を片手に天翔る姿は、もはや空の芸術だ。 |
フレイ【2】
「戦いの運命からは逃れられない。ならば各々、正義を掲げましょう」 女神は凛として言い放つ。これは、どちらの正義がより強いかの勝負なのだと。 |
フレイ【3】
「不毛の大地…豊かさを取り戻す日は来るのでしょうか」 破壊の爪痕を見つめて、物思いにふける。豊穣の神でもある彼女にとって、この現実はあまりに悲しい。 |
フレイ【4】
「嘆いても何ひとつ得られるものはない。それだけが確かなことです」 女神は天の騎士たちに教える。混迷する戦場で、立ち止まることは許されないのだと。 |