テクニック集/MMF2の様々な上限

Last-modified: 2018-03-25 (日) 04:31:29

MMF2でアプリケーションを作成する上で注意したい様々な上限についてまとめています。
これらの上限を超えてしまうと、MMF2の強制終了など製作に影響が出る恐れがあります。

  • 情報元
  • 1行のイベントにおける条件の数:128
     
  • 1フレームのイベントの行数:20,000
     
  • 1行のイベントにおけるアクションの数:128
     
  • 1フレームに挿入可能なオブジェクト数:1,000
     
  • 1フレームに挿入可能な背景オブジェクト数:65, 536
     
  • 1度に表示可能なオブジェクト数(フレームプロパティで設定可能):20,000
     
  • グローバル変数の数:ほぼ無制限
     
  • グローバル文字列の数:ほぼ無制限
     
  • 変数(オブジェクトの1つのインスタンス毎に):26
    注:CF2.5の最新ビルドでは、27番以降も利用可能に。イベントではインデックスで指定する。
     
  • 可変文字列(オブジェクトの1つのインスタンス毎に):10
     
  • 変数が扱える整数の上下限:-2147483648 から 2147483647
     
  • MFAおよびビルドしたファイルの最大サイズ:約2GB
    MMF2が扱える整数の上限が2147483647であるためMFAやビルドしたファイルの最大サイズも約2GB(2147483647バイト)までとなります。
     
  • XP以前の古いOSでは大きなサイズのEXEは設定したアイコンが表示されなくなる
    大体440MBを超えると表示されなくなります。Win7では表示されます。
    アプリケーションの動作自体には問題ない模様。
    理由はこういうことらしいです↓
 
  • 画像とサウンドファイルはそれぞれ32765個までアプリケーションに内蔵できます。
    画像は別々のオブジェクトに使用されていても、全く同じ画像であれば内部的には1つ画像だけ保存されます。1ピクセルでも異なればそれは別画像となり、枚数及び容量は増大します。
     
  • オブジェクトが表示できる画像の最大サイズ:無制限
    これは標準モードの話で、HWAの場合は実行するPCのグラフィックボードがサポートしているテクスチャサイズに限定されます(1024,2048,4096など)。
     
  • INIオブジェクトの最大サイズ:64KB
     
  • フレームの最大サイズ:32,767ピクセル
    フレームエディタのスクロールバーが正常にスクロールできるサイズのこと。これを超えだすと正常にスクロールできなくなる。
    モニタの解像度が広くスクロールバーが長いと多少猶予がある。
     
  • Magic Deque:
    エレメントの上限:2MB
     
  • リストオブジェクトの上限:32,768行
     
  • リッチエディットオブジェクトの上限:4GB
     
  • アクティブオブジェクトに大量のアニメーションを設定すると、ある部分以降がイベントで変更しても実行されないという症状が発生することがあります。
    オブジェクトにはバッファの上限というものが決まっており、それを超えてしまったことによります。
    1つのオブジェクトにつき16000枚まで格納可能。全く同じ画像でもカウントされます。
    超えてしまった場合はアニメーションを削除するなどしてバッファの上限内に収まるように調整しましょう。
    (残りのアニメを別のオブジェクトに振り分けて分散させるのも手です。)
 
  • 変数・可変文字列名に設定できる最大文字数:40字

max_value_name.png
41字以上の名前を設定すると、数式で参照したときに41字以降がカットされてしまい取得できません。

 
  • オブジェクト名に設定できる文字数:23文字
    プロパティなどからでは24文字以降もオブジェクト名に設定できますが、内部では23文字までしか認識しません。
    異なるオブジェクトで、23文字目まではまったく同じで24文字目以降が異なる名前として設定している場合、イベントでの参照などに問題が出るので注意してください。

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