viagra

Last-modified: 2013-04-11 (木) 22:49:13

バイアグラの歴史

1992年、バイアグラの元となる薬は、イギリスにあるファイザー社で開発されていました。
この薬は、心臓病の一種、狭心症の治療のために日々研究が行われていました。
狭心症とは心臓に酸素を送っている冠状動脈が動脈硬化や攣縮などにより狭くなり、血液が充分に送れなくなることから激しい胸痛などの症状を伴い、重度の場合は命にかかわることもある病気です。

この開発中の薬の成分は現在のバイアグラの主成分である、クエン酸シルデナフィルでした。
この成分、心臓の血液量を増やす作用があり、狭心症に効果があると期待されていたんですね。

何回も臨床試験が行われていたのですが、この薬、狭心症に期待されていた効果は確認されないままでした。
そんな中、臨床試験の男性の被験者が、この薬を欲しがっているという奇妙なことが起こりました。

なぜ、期待された効果がない薬を男性の被験者が欲しがったのか・・・、もうお分かりですね。
そうです。彼らは気づいていたのです。この薬がペニスの勃起に効果があることを!!

このことを知ったファイザー社の研究者たちは、この薬を狭心症のためではなく、EDの治療薬として研究を進めていくことにしました。
そして1993年から4年間もの間、バイアグラは勃起不全の治療薬として開発が続けられたのです。

1998年にはFDAからED治療薬として認可され、世界中のEDの男性の悩みを解決する救世主としてデビューすることになったのですね。
バイアグラがもともとは狭心症の薬のために開発されていたとは、なんとも奇妙な話ですね。

http://www.milmil.cc/user/viagra/