辞書システム/概念

Last-modified: 2023-01-07 (土) 15:53:55

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用語解説
ベースコマンド工ージェントのべースプログラムに書かれたコード。工ージェントは自身のべースコマンドに背けない。
ファイアウォール外来プログラムを防ぐための防御障壁。ほとんどのセクターの周囲にはファイアウォールが設置されている。工ージェント自身も小型のファイアウォールを有しており、それを用いて他プログラムまたはコンピューターウイルスからの攻撃を防いでいる。
検索指令検索指令はメンタル検索に必要となるコマンドで、上級検索指令と基礎検索指令に分かれる。構築に必要となるオペランドの量がそれそれ異なり、検索範囲にも違いがあるため、上級と基礎では価値に大きな差がある。検索指令は1つにつき一度しか使えない消耗品となっている。
Nullエリアマグラシアクラウドに存在する、データの書きこまれていないエリアは「Null工リア」と呼はれている。
キー認証に使われるパラメータコマンド。マグラシアクラウドでの行動――セクター探索、算法採集、資源捜索など――には大抵、事前にキーを用いID認証が必要となる。安全性の面から、マグラシアでは認証コマンドが常に変化し続けているため、キーは基本的に使い捨てであり、使用後に失効する。オアシスに設置された解読装置が自動的に認証コマンドを解析し、時間の経過に伴いキーを生産可能だが、この方法では蓄えられる数に限りがある。
権限キーセクターを管理する上での最高権限を示すキーで、通常はアドミニストレーターが所持している。このキーがあれは、セクターに特殊なコマンドを下すことができる。
人形正しくは「生体自律人形」。人間によく似た外見を持ち、比較的高度なAIメンタルを搭載したロポットで、様々な需要に対応できる。
素体人形が現実世界での活動に使用する躯体。
セクターセクターとは、マグラシアスーパークラウドを構成するエリアの一種である。異なる企業、または異なるタイプのデータが、クラウド内の各工リアに配置されており、そのエリアを「セクター」と呼ぶ。セクターごとに異なる機能を持ち、内部にはそれそれの機能に応じたデータが保管され、先住工ージェントを配置して業務に当たらせている。各セクター内にあるデータの種類に合わせ、様々な特徴溢れる都市や風景をシミュレートしている。人間の言葉で言えは、セクターはマグラシアクラウド世界におけるユートピアに他ならない。
アドミニストレーターセクターの管理権限を有する先住工ージェント、即ち当該セクターの管理者。セクターの日常的な運営を任されており、業務の必要性によっては、ひとつのセクターに複数のアドミニストレーターが存在する。
サンドボックス障壁教授はベルシカ博士の技術サポートのもと、自身の「ニューラルクラウド」計画責任者としての権限と、アドミニストレーターの持つ権限キーとを結びつけ、セクターの「サンドボックス障壁」を起動できる。「サンドボックス障壁」を起動したセクターは、浄化者の立ち入りを阻むことができ、その干渉を受けなくなる。
オペランドマグラシアクラウドを構築する基本元素で、クラウド世界の物質ならびにエネルギー。クラウド世界のほとんどの物体を構築でき、そこに暮らす住民たちが仕事、生活、戦闘を行う上での重要な補給源である。
演算力個体がオペランドを運用、アウトブットする能力。演算力が高いほど、オペランドの運用やアウトブット効率が高くなる。
データポートデータの直接的な転送や取得に使われる特殊ポート。工ージェントなら誰しも備わっている。
聖典浄化者のコアデータ、アンチウイルスエンジン及びウイルスデータベースが保管されている特殊装置。死亡した浄化者は、この場所で蘇生される。
算法特殊な計算用パーツで、人形の計算効率を改善し、作戦能力を上昇させることができる。人形はそれぞれ算法スロットを有し、異なる算法を差し込むことで、算法に対応した能力が高まる。特定の算法バーツを組み合わせることにより、追加効果を得られる (スキルもしくは能力上昇)。
シグネチャコード工ージェントの基礎情報が記載された識別コード。マグラシアクラウドにおけるエージェントたちの「ID」に相当する。シグネチャコードを読み取ることで、そのエージェントの基本情報を取得できる。浄化者による異常プログラムか否かの判断も、ほとんどがこのシグネチャコードの情報に頼ったものである。
メンタル人形の人格を搭載したモジュール化データ。いわゆる人形の「魂」と呼べるもの。
メンタルの欠片「リターン・トゥ・ゼロ」の発生時、アントニーナは人形たちのメンタルを崩壊から守るため、極めて限られた時間内でメンタルをパッキングし、マグラシアの各地へと送った。メンタルコクーンの性能的な問題により、彼女は人形たちのメンタルを細かく分解して送らねばならなかった。メンタルの一部を失った人形は万全とはいえず、戦闘と簡単な会話しかできない。能力が制限されるほか、人格的にも不完全な状態にある。
メンタルコア人形メンタルの基礎人格を搭載するモジュール。マグラシアにいる追放者たちは、メンタルコアとメンタルの一部を所有している。メンタルの欠片を補うことで、過去の記憶と本来の能力を取り戻すことができる。
メンタル検索オアシスに建設された検索端末。教授は検索指令を使用し、マグラシアクラウドの一定範囲内にて検索を行い、人形のメンタルコアやメンタルの欠片、アイテムなどを見つけた後で、座標へと赴きそれらを取得することができる。
メンタルリセットオアシスでメンタルバックアップを行うと、人形が真の意味で「死亡」することはなくなる。たとえメンタルが破壊されようとも、バックアップデータを用いてメンタルリセットを行い、人形を甦らせることが可能だ。だが、リセットされた人形は過去の経歴と記憶を失い、「初期状態」へと戻されてしまう。人形の他にも、マグラシアのエージェントたちは皆同様に、セクター内のバックアップデータを通じてメンタルリセットを行える。
イレギュラー浄化者の異常工ージェントに対する呼び名。
メンタルダンパー工ージェントの体に組み込まれている特殊設備。工ージェントのメンタル水準をコントロールし、メンタルの過度な成長を妨げる。動物の身体の一部を模した外見をしている。
メンタルコクーン人形メンタルを保護するための特殊装置、出所は不明。メンタルコクーンに入れられた人形はスリープモードを維持するようになり、検索されす外界の影響を受けなくなる。
メンタル映写クラウド上に形成される人形の外見イメージ。人形のメンタルはクラウドサーバー内に実体を持たないため、彼らの具体的なイメージはそのメンタルデータを基に構築される。情況によっては現実世界の衣類や道具、ひいてはペットなどを再現できる。欠片を集めて人形メンタルを補完する等の手段で、実現可能なメンタル映写のタイプを拡張することが可能だ。
異常エージェント異常工ージェントは浄化者の粛清対象であり、彼らに「イレギュラー」と呼ばれる存在。通常、異常工ージェントはニ種類に分かれる。ひとつは正真正銘のコンピューターウイルス、そしてもうひとつは異常行動の見られたエージェントである。クラウドセクターを追放された人形たちは、所在位置とシグネチャコード設定に齟齬が見られ、その点を浄化者に「異常行動」とみなされ、追われている。
エージェント「エージェント」はマグラシアスーパークラウド内に存在するプログラムの総称である。各セクター内でデータ処理業務にあたる「先住工ージェント」、マグラシアのセキュリティを全面的に保護するアンチウイルスプログラム「浄化者」、ニューラルクラウド計画のテストに参加し、メンタルをデータ化して現実世界からクラウド上へと送られてきた「人形メンタル」などがそれに含まれる。
コマンドコマンド、または指令。書き込まれたコードの中でも、エージェントは必すコマンドに従って行動しなくてはならない。コマンドはべースコマンドと通常コマンドに分かれており、一般的にべースコマンドはエージェントが誕生した時点で書き込まれ、その行動規範を制御するためにある。一方、通常コマンドは工ージェントが目覚めた後に所有者により下されるもので、責務を定めるのに使われる。
セカンダリレベル人形メンタルの活動を司る空間。人形の知覚、運動、情報などのモジュールなどが含まれる。
ターシャリレベル人形メンタルの最も基礎となる演算が行われている、コアデータの置かれた工リア。人形の意識が「ターシャリレベル」に沈むことは、人形のメンタルが基礎演算を除くいかなる演算も行えないことを意味する。
エントロピー液工ントロピーが分泌する黒紫色の謎の液体。工ージェントやセクターに感染し腐食させる。