概要
1991年の成田空港ターミナル地下乗り入れにJR東日本が製作した特急用車両。
登場当初はグリーン個室付の3両編成であったが、利用客が多かったため中間車を製造し一部6両編成に編成を増強。W杯が開催された2005年には205系のVVVF化(5000番台化)で余った機器を流用し200番台が追加増備されている。
外国からの旅行利用客が多いことを想定し、普通車は海外で親しまれているボックスシートとされた。また、車内に外国語の案内を多く配するなどの工夫がされている。
しかし、このボックスシートはリクライニングができず、利用者に不評であったため、ワールドカップ開催に合わせて増備された車両には回転リクライニングシートが採用された。
末期には3連単独で成田空港へ行く運用はなくなり、東京以東は9両もしくは12両編成で運行されていた。
2010年に成田エクスプレスは全てE259系に置き換えられ一部を除き廃車。残った253系は東武線直通(日光・きぬがわ)用の1000番台に改造されるほか長野電鉄に譲渡される車両もある。
A列車では
A列車でも主に0番台が空港連絡列車として使用されている。
また、2010年末に有澤重工が1000番台の製造を開始した。
上海エクスプレス
二湖支社の特急上海エクスプレスの車両として6両編成1本が導入された。
その後、運行区間の延長に伴い、海鳴支社・臨港支社もそれぞれ6両編成を1本ずつ保有している。
フォーシーズン
臨空支社・奈須支社・対々急行鉄道・鶴屋旅客鉄道柏浜支社で運行されている4社(当時)直通特急フォーシーズンのうち奈須支社・鶴鉄柏浜支社所属の車両として281系(臨空支社・対々急行鉄道所属)とともに導入された。
現在では新型車両であり高速化に対応したAR7・ARX・AR9にフォーシーズン運用を譲り、奈須支社所属編成に関しては廃車となった。鶴鉄柏浜支社所属編成については同社の八陽島に転属し、特急パライソとして現在も空港輸送の任に就いている。
片月エクスプレス
来栖支社のエアポート急行片月エクスプレスとして6両編成2本が運用されている。
運用
詳細はそれぞれの特急のページを参照のこと。
編成
- 上海エクスプレス
- フォーシーズン
- 片月エクスプレス
ともに6両編成である。
←四乃森 | 上海エクスプレス | 上海國賽空港→ | |||
←柏浜 | フォーシーズン | りんくうタウン→ | |||
←真子苫小牧 | 片月エクスプレス | 片月空港→ | |||
クロ253 (Tsc) | モハ253 (M) | モハ252 (M') | サハ253 (T) | モハ253 (M) | クモハ252 (Mc') |