四女 ヒカル
今日はさくらの誕生日、ホタやヒカル姉さんはケーキやご馳走の準備で大忙しだ。
春風姉さんは相変わらずお花畑だ。
霙姉さんは「不吉な予感がする」と言い訳付きでキッチンから逃亡中だ。
俺も何か手伝わないとと思い立ち、キッチンへ向かったのだが
「今日はさくらと一緒に居てやれ」とヒカル姉さんに止められた。
そして「さくらは弱気だからなかなか言い出せないがな、
あいつはいつもオマエと一緒に居たいと思ってるんだぞ?
うちは家族が多いからいつもは無理かも知れないが、
今日ぐらいはあいつにオマエを独り占めさせてやらないとな。
それが一番のプレゼントになるだろ?」と諭された。
ああ、なんて優しい姉さん!なんて妹思いなんだ!
これで手が早くなければ最高なんだがと思いつつも、
これは料理があまり上手でもないのにキッチンに立たされてる姉さんを労ってあげようと
「じゃあヒカル姉さんの誕生日には姉さんと一緒にいなくちゃいけませんね」と返したら、
なぜかヒカル姉さんの顔は真っ赤に染まって、俺の顔面もなぜか拳で埋まって--------。
08/01/06(日)01:35:24 No.24589336
「ハックシッ!...あー...風邪引いたっぽいなぁ」
鬼の霍乱と