8355法

Last-modified: 2015-06-21 (日) 17:32:05

8355法 解説

 

初心者向けの3x3x3解法です。

 

他の解法とくらべて、少し頭を使います。
その代わり、「手順が短い・覚える数が少ない」という特徴があります。

最終ステップのコーナーの揃え方は存外応用が利くので、ぜひそれだけでも覚えてみてください。

 

パーツを 8つ→3つ→5つ→5つ と揃えていくので、この名前が付いています。*1
ここの解説ではより細かく分類され、533325 となっています。

 

クロスを作成する(5)

8355.png

側面の色も揃えてください。
詳しい手順は省略します。

コーナーを3つ揃える(3)

8355_1.png

1. 作成したクロスがD面になるよう持ち替えます。(図では白がD面です)
2. U面を適当に回して、揃えたいコーナーパーツを目的の位置の真上にあわせます。
3. R U R' U’を下段が揃うまで繰り返します。

 

この手順で、D面コーナーを3つ揃えます。

U面に欲しいコーナーパーツが無い場合、欲しいコーナーパーツを右下手前(水色の位置)に持ってきてR U R' U’を1回行います。

 

自力で普通に揃えたほうが早い人は自力で揃えて下さい。

中段エッジを3つ揃える(3)

8355_2.png

1. まだ揃えていないコーナーが右下手前(水色の位置)になるよう持ち替えます。
2. U面に中段のエッジパーツを見つけたら(ここでは橙-青)、適当にE列を回して見つけたエッジパーツが入るべき位置を右手前(水色の位置)に合わせます。
3.R U' R’U' F' U Fでエッジを揃えます。

 

この手順で、中段エッジを3つ揃えます。
U面に欲しいエッジパーツが無い場合、欲しいエッジパーツを右手前に持ってきてR U R’を1回行います。

U面エッジを3つ揃える(3)

少々ややこしいので、よくわからない方はここを飛ばして次の段階へ飛んでください。

 
8355_3.png

0. まだ揃えていないコーナー+エッジが右手前(水色の位置)に来るように、E列の回転を行います。
  U面のエッジが水色の位置にあれば、RまたはF’でU面にエッジを正しい向きで入れることができます。
1. 必要なら、U面を回してエッジが正しい位置に入るようにします。
2. RまたはF’でU面にエッジを正しい向きで入れます。
3. その後U面を回し、RまたはF'で揃えたエッジまだ揃えていないエッジを入れ替えます。
4. R’またはFを行い、2.で行った操作を戻します。
5. 1~4を何度か繰り返し、U面のエッジのうちどれか3つを揃えます。

 

U面のエッジがE列にない場合、R U R'、R U' R’R U2 R’等でU面から拾います。
なるべくすでに揃えたエッジを崩さないようにしてください。

 

例:赤-黄色のエッジだけを揃えた後、緑-黄色のエッジをピンクの位置に入れる場合

① 初期状態。Rで緑エッジはU面に入るが、赤-黄色のエッジが邪魔になる。
② Uを回して、Rで緑-黄色エッジが入る位置にピンクを持ってくる。
③ Rを回す。緑-黄色エッジが正しい位置に入る。
④ Uを回して、まだ揃えていないエッジ(水色のエッジ)をさっき緑-黄色のエッジがあった位置に持ってくる。
⑤ R'を回す。水色のエッジが巻き込まれる。
⑥ U2を回す。緑-黄色、赤-黄色のエッジが本来の位置に戻る。
8355_4.png

残り2エッジを揃える(2)

R U R' U R U R' U2
U' F' U' F U' F' U' F U’

残り2エッジを交換する手順は上の2つです。U面のセットアップと合わせて使ってください。
 例 : U2 (R U R' U R U R' U2) U2
2エッジ反転が残った場合はこの2手順を連続で行います。間には手順を何も挟まないでください。

8355_5.png
 

実はこの2手順だけでラスト5エッジを全て揃えることもできるので、
さっきの段階(U面エッジを3つ揃える)の説明がよく解らなかったという方はこちらに挑戦するのもありかと思います。

最後の5コーナーを揃える。(5)

先ほど右手前下(DFR)にあったコーナーが右手前上(UFR)に来るように持ち替えます。
この位置を「バッファ」と呼びます。
残りの揃っていないコーナーは全てD面に集まります。

 

Step1から3を繰り返して、最後の5コーナーを揃えます。

1. バッファにD面のコーナーが入っていない場合は、R U R' U’ を1回行ってD面のコーナーをバッファに入れます。
1-1. バッファの真下のコーナーがすでに揃っている場合は、まだ揃っていないコーナーが真下に来るまでD面を回し、R U R' U’ を1回行います。
2. バッファにあるコーナーを入れたい位置がバッファの真下に来るまでD面を回します。
3. バッファにあるコーナーが正しい向きでD面に入るまで、R U R' U’を繰り返します。

8355_7.png
 

運が良ければ上の手順で全て揃えられますが、最後の2コーナーが残ってしまうことがよくあります。
その際は、以下の手順を行います。

 

1. 残った2コーナーが隣同士になるよう、適当な面を回します。
 1-1. 初めから隣り合っていた場合、ここは飛ばして下さい。
2. 残った2コーナーが手前下の辺に2つとも来るように持ち替えます。
3. D と回した後、右手前下のコーナーの向きが揃うまで R U R' U’を繰り返します。
4. D’ と回した後、右手前下のコーナーの向きが揃うまで R U R' U’を繰り返します。
5. 必要であれば最後に1.で回した面を回し、完成です。

8355_6.png



Tag: 3x3x3 知識・理論


*1 最初の8にはD面センターが含まれています。よって厳密には7355です。