「願いの対価に、貴様は何を差し出す?」
Ametsia Veracruz Walpurga
カラー | アメジスト |
プロフィール | |
シンボル | [添付] |
種族 | 人間 |
武器 | 太刀 |
性別 | 女性 |
年齢 | ?(外見は30代) |
利き手 | 右 |
外見 | |
アクセサリー | 紫の石を使った金色のピアスとネックレス |
肌の色 | 陶磁器のような白さ |
身長 | 181cm、ヒールは5~8cm |
髪の色 | 黒に近い濃い紫色 |
瞳の色 | 彩度の高い赤みの紫色 |
モチーフ | アンデルセン童話「人魚姫」より海の魔女 |
センブランス | 「水泡」 |
ステータス | |
元所属 | アトラス軍生体科学部門 |
職業 | 医者、薬学者、研究者 |
関連人物 |
外見
白シャツとパンツルックを好む。無駄を嫌うが、身だしなみには気を使っているらしく、衣服が乱れていることはほとんど無い。紫のリップをよく使う。仕事中は白衣を着用。
人物
金さえ払えばどんな人間でも診る、薬学にも精通した腕の良い医者。が表の顔。実際は研究者であり、その研究費のために医者をしているに過ぎない。
患者であれば処置を行うが、医療行為はあくまでビジネス。看護までは仕事に入っていないので、代金を受け取った後は容赦なく診療所から追い出す。犯罪者だろうが客として受け入れるので、裏社会の上層の人間からも重用されているなどの噂もまことしやかに囁かれている。現在はミストラルの一都市に居を構えているが、国外からの流れ者であるらしく、経歴不明で謎が多い人物。
性格
一人称は私(わたし)。二人称は貴様、お前。三人称はあれ。人を見下した尊大な口調。
自己中心的で傲慢。基本的に人間への興味が皆無。他者の都合を一切考えず、振り回すことになんの感情も湧かない。己の知的好奇心に基づいて行動する。
例外的に、望みや願いといった類を強く抱いている人間や、自身の研究分野に関わる事情を持つ人間などには興味を持ち、満足するまで手元に置こうとする。
性的指向はレズ寄りのバイ。男も抱けなくはないが、豊満な女体が好み。特に自分が抱かれると思っていない女を組み敷くことに興奮する。
能力
ハンターライセンスどころか訓練校に通った経歴さえ無いが、空間認識と観察眼に優れ、並外れた戦闘能力を有する。背後からの不意打ちにも顔色ひとつ変えず対応し、ダスト弾を太刀の峰で打ち飛ばすなどの芸当も平然と繰り出してくる。
武器は白鞘の太刀を主に使用する。その他にも、センブランスによって小刀なども召喚して用いる。矜持も容赦も持たないので、敵を殺せれば手段は問わない。
センブランス「水泡」は亜空間を内包する液体の玉を自由に生成する。亜空間に取り込んだものは出し入れが可能。ただし生きている生物は入れると二度と出てこない。
物体を亜空間から出し入れする他に、自身の周囲に水泡を展開することができる。盾にしたり斬撃を飛ばしたり、物体に貫通しながらの展開も可能。
かつては技術大国アトラスの生体科学部門で多くの貢献をした、優秀な科学者だった。
在り方は現在と変わらず、勲章を与えられるほどの功績であっても、アメトシアにとっては己の欲望を満たす過程で成したものに過ぎない。高くなる地位や給与、他者の視線も彼女には割れた試験管と同程度の価値だった。
ある時、上層部から極秘資料の閲覧を許可される。彼女のさらなる貢献を期待してのことだった。しかし、アメトシアが資料室の深く昏い海の底で見つけた、古く損傷の激しいとあるひとつの資料が、彼女の生涯の目標を決めてしまった。
それは、不死の人間を作り出す計画の報告書だった。
現代よりはるか昔、四大国が成立する以前。
人間同士での不毛な争いを繰り返す過程で発生した、実現性の低い計画のようだった。
詳細は読めたものではない。だが、生命の神秘を追い求めてばかりいた彼女は衝撃を受けた。生物である限りは必ず死ぬ。深淵への探求のうちに、染み付いていた固定観念だった。
己が手で、摂理を否定する生物を作る。
それはなんと、心が疼く案件だろう。
あっけなく興味が移った天才の行動は早かった。巧妙に国外逃亡を企て、引き止めようとする手を全力でもって振り払った。
そして彼女は、自然と共に生きる国の雑多な人間が入り混じる都市の、狭い路地に面した建物の中で、自然を否定する研究を婉然と笑いながら進めている。
最終目標は、現存するすべての生命と全く違う生態の、不死の生物。
達成できずとも構わない。
私は私の欲望が赴くままに、人生を歩むだけだ。
さぁ、言うがいい。
お前にもあるだろう?叶えたくて堪らない欲望が。
お前の欲望で、私を悦ばせてみせろ。