「おやおや~?ボウヤ、ナメコさんにご用かい?」
Nameko Omiotsuke
カラー | 茶色 |
プロフィール | |
シンボル | [添付] |
種族 | 人間 |
武器 | 武器名 |
性別 | 女 |
年齢 | 34 |
利き手 | 右 |
外見 | |
アクセサリー | 丸メガネ |
肌の色 | 色白 |
身長 | 166cm |
髪の色 | 茶色 |
瞳の色 | 橙色寄りの明るい茶色 |
モチーフ | 銭形平次 |
センブランス | 「滑走」 |
ステータス | |
元所属 | ミストラル警察 |
職業 | 探偵、兼情報屋 |
関連人物 | ココヴァヤ・エリヤ カペル・エリヤ |
外見
毛先がうねる髪を一つに纏め、丸メガネをかけている。メガネは目つきの悪さを誤魔化す為のもの。度はほとんど入っていない。比較的小柄でスレンダー。
人物
飄々とした酒好きで生活能力は皆無。面倒を見ると懐くが、ウザ絡みしかしないので注意。部屋は常に酒の空き缶が転がっており、机は大量の書類に埋もれている。生活態度がだらしない。
過去の話を聞いても話を逸らしてはぐらかされてしまい、弁が立つので追求できた者は少ない。
普段は自堕落な言動だが、警察組織で異例の昇進をしただけあって能力は本物であり、鋭い捜査能力で必ず真実にたどり着く。なお知名度がほぼ無いので、能力が生かされる機会は滅多にない。探偵としてよりも単なる情報屋として頼られる日々を送っており、本人は不満を漏らしている。現実は非情である。
性格
一人称はアタシ、ナメコさん。二人称はアンタ、キミ。三人称はアイツ、彼、彼女。年下は坊や、お嬢ちゃんと呼ぶときもある。基本的に気の抜けるふざけた口調。
「子供の相手はめんどくさい」と放任主義を主張しながらも子供好きで、世話を頼まれれば引き受けるし、若者には温かい目を向けたり相談に乗ることもある。
性的指向はバイセクシャル。声をかけられれば誰とでも関係を持つが、恋愛に興味は無いらしく、恋人は作らない。面食い。スケベ。攻める方が好き。未成年は対象外。
能力
対人においての制圧、拘束能力に特化しており、ナイフを振り回す暴漢程度なら瞬きの間に拘束してしまう。
武器は十手と伸縮自在のストラップで繋がった手錠。十手とのジョイントパーツも手錠なので付け外し可能。ストラップには拘束時用のロック機能も付いている。
センブランスは「滑走」纏ったオーラが摩擦力を下げ、床地面壁天井どこでも滑って移動できる。主に逃走する相手に追いつくために使用する。
幼い頃犯罪によって家族を亡くし、グリムを倒すよりも悪人を捕まえる為に、若かりし頃の彼女は警察官となった。
悪人に殺意を抱くほどの憎悪を燃やした時期もあったが、良き導き手に出会ったことで、すべての悪事が明るみに曝され、罪を犯した人間が司法によって公正に裁かれることを目指すようになる。
普通の人間が得るであろう幸福を犠牲に、彼女は理想のために一心不乱に働いた。
その功績により組織内で若年ながら、数人の部下を持てる立場になった。そのうちの一人はまだ新人期間を抜けたばかりの、青いという形容詞が似合う未熟で明るい青年だった。
彼は結婚したばかりで、愛しい年下の妻と生まれたばかりの子供の話を、勤務時間内にもするほどだった。ナメコは呆れつつも、その当たり前で、得難い幸福の話を聞くのが好きだった。
終わりはいつも突然やって来る。
ヘマは多いがやる気は人一倍ある青年が、無断欠勤した。訝しんだナメコが向かった彼の家で見たものは、彼とその妻が血の海に沈み息絶えている姿だった。奥の寝室で赤ん坊の泣き声がした。
生まれてまだ一年にも満たない息子だけが、無事だった。
警官が殺されたとあっては、同じ警官が黙っていない。必ず犯人を挙げると意気込んでいた彼らは、上層部から衝動的な強盗の犯行として、捜査の終了を言い渡される。誰が何度掛け合っても、それは変わらなかった。
あまりの不信さに、ナメコは正義が守られていない気配を感じた。独断で捜査を続けた彼女は真犯人に繋がる有力な証拠を掴むも、待っていたのは組織からの追放だった。もはやここに自分の正義は無い。絶対の秩序たるべき警察を見限った彼女は、フリーの探偵兼情報屋となった。彼女は諦めていなかった。
ナメコ・オミオツケは今日も無能な女の皮を被って、何十年と続くはずだった幸福を奪った相手を追い詰めようと奔走している。
生真面目で、自他共に厳しい堅物だったあの頃に懐かしささえ感じる。
今の自分を彼が見たら、似合わないと笑うだろうか。