【はやてのくつ】

RS1

「はやてのくつ」名義。

風の力が込められている靴。重量を全く感じさせないほど軽く、素早さを大幅に上昇させてくれる効果を持つ。
【タイニィフェザー】を倒せば手に入る足防具。
あるいは、【アディリス】とタイニィフェザー両方の依頼を受けた上で【火神防御輪】をタイニィフェザーに渡せば、【風のささやき】とセットで入手できる。
タイニィフェザーの依頼を受けずに渡した場合は、その場では手に入らず風のささやきしか貰えないが、アディリスの依頼を受けてから再訪問すると手に入る。
もっとも、これのために火神防御輪を差し出すかと言われればかなり勿体無い取引であり、依頼を受けていた場合はこれを諦めて火神防御輪を持ったまま依頼放棄する安全策もある。
　
水竜の依頼を受けた上でアディリスに渡しに行けば【あまぐもの腕輪】と交換できる。
また、渡す靴はSFC版ではパーティの前の方にいるメンバーが装備している物になり、誰にも装備させずにアイテム欄に複数置いておくと根こそぎ失ってしまう。
WSC版ではアイテム欄が最優先され、無ければパーティの後ろのメンバーから順に優先されるので、複数所持している場合は装備させておくといい。
　
購入の際「体に付ける防具」と言われるが、実際の装備箇所は足である。
　
体感として、RS1のステータスアップは『補正後の値』を元に確率判定されているようである（実際【ウィークネス】でのデバフが成長に有用であるのは界隈では有名な話）。そのため素早さ+10に飛びつかず、【ラストダンジョン】突入時以外はデスへの生贄要員や、それが終わった後に加入させるラストメンバーなどの『中途加入が理由で足が遅いキャラ』に装備させるのが最も有効な使い方となるだろう。
終盤にかなり戦闘回数を重ねると成長が頭打ちになってくるので、それ以上の成長を諦めること承知ならここで+10を上乗せする手もあり。
また、シーフ✕シーフなどの極端にすばやさの伸びやすいメンバーに早期から履かせて、イフリートや風の精霊といった「一撃全滅級の全体術使い」から逃げる使い方も有用であるのが悩ましいところ。
　
これを装備して【クイック】の対象になると、すばやさ上昇値が10ポイント分削られてしまう。
たとえば通常16ポイントすばやさが上がる状況で、はやてのくつ装備者は6ポイントしか上がらない。
そのためクイックの効果に近いのかもしれない。

RS3

「疾風のくつ」名義。

【フェザーブーツ】と同じ素早さ補正を得られるが、防御力はフェザーブーツに劣る反面、浮遊状態にならない。
素早さ補正数値以外では全てにおいて【ラバーソウル】の方が勝っているので、結果的にラバーソウルの方が使いやすい。
こっちはこっちで素早さが2上がる上に重量がないため決して侮れず、特にカウンターの成功率をなかなかに押し上げてくれる点では唯一無二の性能。
ただし、諸王の都でのみ入手可能なため、ハリード編限定装備。
リマスター版ではデータを引き継ぐことによって、他の主人公編でも装備できるようになった。

MS

「疾風の靴」名義。

防具

入手方法や最初の1つがイベントで失われるのはRS1同様。

大きく変わったのは装備品周りの環境。
かつては靴はこれを含めて3種類。量産可能なのはこれだけだったが、本作では単純な防御力だけの安物から、特別な効果がある貴重品まで一気に数を増した。
一芸に秀出た品も多く、黙ってこれ一択とは言い難い。
しかし育ちきった上で更に素早さが10も加算されるのは依然として強力で、不安定とはいえ【デス】や【サルーイン】の【アニメート】に先んじて回復しやすくなるのは大きい。

それだけに価格が3倍に値上がりしたのは痛い。
それでも【あまぐもの腕輪】よりは納得ができるのだが…。

イベント

RS1での【グレートピット探検】に該当。

SSG

「疾風の靴」名義。

運動性に+2の補正を得られる副防具。
防御力は当てにならないが、副防具は能力補正や状態異常耐性で選ぶ側面が大きいため問題にはならないだろう。
運動性が戦闘能力にダイレクトに繋がる体術家や、術発動ターンに先手を取りたい術士なら常用レベルの効果。
その他、タイムラインを前に調整したいキャラクターには汎用的に履かせられるため、強化素材に余裕があれば幾つか確保しておくと良い。

SEB

「疾風の靴」名義。

ここから【疾風の靴+1】、【韋駄天の靴】と2段階に強化でき、段階に応じて運動性と突耐性、行動順アップの効果量が高まる。
行動順は早いほど良いというものでもないので、手持ちを全て強化してしまわず、未強化のものを残しておくのも一策。