SCP-860

Last-modified: 2019-04-11 (木) 19:45:24

Object class : Safe
説明: SCP-860は一般的な形のダークブルーの鍵です。バラバラの間隔で数字(後にUTM座標と判明)が鍵の刃に刻まれています。保管中SCP-860は3回数字を変え、██████(ドイツ)、██████(イングランド)、サイト-██の座標を示しました。

SCP-860は示された座標内のどんな錠前の扉に差し込むことができ、施錠することができます。SCP-860は錠前が取り付けられた扉でのみ使うことができます(鍵を使わない錠前では使用できない)。

SCP-860を扉の解錠として使用した場合、扉の先は別の場所につながります。その代わり、小さな森の空き地の幅80cm程の小道の中央につながり、ここをSCP-860-1とします。すべての観察において森の中に青色の霧が立ち込めているのが確認されています。

補遺:

このSCiPには探索Ⅰ~Ⅳの記録が存在します。Level2の職員は文書860-ⅠとⅡを参照することができます。Level4以上の職員のみ文書860-ⅢとⅣを参照できます。

SCP-860-1

誰かがSCP-860-1に入るとすぐにドアは自動的に閉じます。
SCP-860-1の内側からは、ドアは無限に続くコンクリートの壁に取り付けられているように見え、施錠されています。
SCP-860-1内部の道は通常、他の無限に続くコンクリートの壁に取り付けられた別の扉へと続いています。
この2番目のドアは、SCP-860が使用されていたドアの通常の行き先の部屋へと続きます。

SCP-860-1では多くの異常な出来事や生き物が発見されています。

SCP-860-1に入ると、プレイヤーは眼前で未舗装の小道に直面するでしょう。
道自体は直線的で、途中でいくつかの分岐があり、そのうちの一つは行き止まりに通じています。
歩道に沿ってイズミ ジュンコが残したメモがいくつかあります。
さらに時々、木の後ろから輝く黄色い目でプレイヤーをのぞき込んでいる存在を目撃します。(これをSCP-860-2とします)

やがてプレイヤーは反対側の扉にたどり着きますが、SCP-860-2は常に全域に渡ってうろつき回っているので、プレイヤーはそれに注意してください。

SCP-860-2

このクリーチャーは正式な名前を持っていません。それゆえ、それは標準と誤解されるべきではない推測名を与えられました。
SCP-860-2は非公式に「守護者」、「森の獣」とも呼ばれる、SCP-860-1に住む生き物です。

SCP-860-2は、樹皮のような肌と、体の大部分を鈍い灰色の草木で覆ったような、4本足で歩く大きなネコ科の生き物です。
長くて広い尾、先のとがった耳、胸と頭に鮮やかな黄色のシンボルがあります。
さらにその目は860-1の濃い霧の中にあっても明るく見通せます。
本質的に捕食性であり、860-1の範囲内のものに対して敵意を示すでしょう。

SCP-860-2は森の中にいるプレイヤーに忍び寄ります。プレイヤーは時々、SCP-860-2が木々の間からこちらを見ている様子を見かけることができます。
SCP-860-2がおとなしい間にプレイヤーが接近しようとすると森の中へと戻っていきます。

プレイヤーが森の中を移動するのに時間がかかりすぎると、SCP-860-2は木から飛び出してきてプレイヤーを追いかけ殺そうとします。