灯翠 エル(Limitation)

能力(アビリティ)

• 【ゲッター線】
  宇宙から降り注ぐ宇宙線の一種であり、主に生命の進化を促す性質・促そうとする意志を持つ。別の世界では人類という存在自体がゲッター線により生まれたりしている。このエネルギーは宇宙からゲッター線が無くならない限り無尽蔵であり、宇宙開発には最適のエネルギー源であったが、敵対存在用の切り札的な兵器として戦闘用に転用される。人工的な核融合を引き起こすことも可能であり疑似太陽も生み出せる。ゲッターロボが変形することができるのもゲッター線の進化による効果であり、ゲッター線によって金属が延び縮みしたり、金属チップが増殖するという現象を引き起こす。それによりとんでも変形や合体も可能となっている。ゲッター線に触れてしまうと宇宙の始まりから終わりまで全てを見通せてしまうが、悟りの境地どころかその境地を飛び越えて肉体や精神等が保てなくなり、ゲッター線へと変化してしまう。
  その正体は物質・時空間・自然物・進化・生命等の全てを司る存在であり、同時にゲッター線が生命を宇宙に広げていく機構としての側面を果たしている事も明らかにした。なお、死んだ生命・魂も再びゲッターの元に帰っており、死後にゲッターの使者として姿を現した者も少なくはない。
• 【ゲッター合金】
  クローンである彼を形作る一種の形状記憶合金。
  これによって瞬時に傷を再生できる上に、合金の癖に人間そのものの柔らかさを持った肌を形成する事ができる。
  尚、ゲッターロボが変形することができるのもゲッター線による効果であり、ゲッター線によって金属が延び縮みしたり、金属チップが増殖するという現象を引き起こす。それによりとんでも変形や合体も可能となっている。
• 【血鬼術：制訂】
  超常的な現象をも引き起こす異能の力。自身の血やエネルギーを消費する事で発動できる。
  その存在や保有する力に「威力・効力・出力」等の観点から適切な代償を勝手に設ける。本体ではなく本体の力に設けるので、本体が幾ら自身を守ろうが何の意味もない。それが例え超えられない壁だろうとも、その大きすぎる個による無差別破壊は認められない。価値を下げられ続けるものが見たいユーザーは存在しない。
  制限から共通禁止令等も存在する。
• 【万華鏡写輪眼：千手脚】
  瞳の模様は横一本線に節足動物の脚のように無数の手が並ぶような形。
  動体視力に優れており、人類や神をも凌駕し如何なる速度で動く"情報"をも視認できる。卓越した解析力によって把握したり、全ての術を視認するだけで見抜き跳ね返せる。技量・力量次第では視認した術を自分の術として使用できる。力の流れを形として視認し、性質を見分けることで分身系統の看破も可能。
  また、強力な幻術眼・催眠眼を使用することができ、眼を合わせるだけで対象を即座に幻術に嵌めることも可能。時間差で発動するように瞳術を仕込むことができる。
• 【幽波紋(スタンド)「審判(ジャッジメント)」】
  破壊力：B / スピード：B / 射程距離：B / 持続力：C / 精密動作性：D / 成長性：D

"欠片"によって目覚めたスタンド。スタンドはスタンド使いにしか見えずスタンドでしか干渉できない。
人型だが、3本指が特徴的なロボットのようなスタンド。
相手の心からの願いを土に投影して実体化・操作する能力を持つ。実体化させた物体は非常に精巧で見分けがつかないが、元が土だからか衝撃に脆く崩れやすい。死んだ人間を生き返らせるように土人形として生み出し、人肉を喰らうゾンビのように使役できるが、能力の発動には相手から願い事を聞き出す必要があるので、真面目に答える気が無い相手には全く能力を行使できなかった。
一見すると戦闘には不向きな能力に思えるが「相手の心からの願い＝心理的弱点」を盾に取り狡猾に立ち回る。スタンドがダメージを受けても遠隔自動操縦型故、本体にそれが伝播しない。ただしスタンドは痛がる。
【領域展開：誅伏賜死】内部では名前通りの判決役を務める。

• 【EX-SYSTEM】

技(スキル)

• 【千手脚】
  巨大な手足を模したゲッター合金製の手や足を自在に召喚操作できる。
• 【ガベル】
  木槌。自在に出現させたり消したり巨大化させたりすることができる。
  また、「没収」を付加した「死刑(デスペナルティ)」が下ると、斬られた者を例外なく死に至らしめる「処刑人の剣(エクスキューショナーソード)」というビームサーベルのような形状に変化する。
• 【領域展開：誅伏賜死】
  敵対者と自分を取り囲む様にギロチン台が立ち並ぶ法廷。掌印を結ぶのではなく、「起訴開廷！」と叫びガベルを打ち鳴らすことで発動する。
  領域に宿る術式効果は、「刑事裁判を簡易的に再現し、その判決によって対象に罰(ペナルティ)を科す」というもの。
  法廷内では　言葉の暴力以外の一切の暴力行為が禁止され、LM!エルのスタンドを裁判官として下記の流れで擬似的な裁判を行う。
  LM!エルのスタンドは、領域内の者の全てを知っている。その中から今まで相手が犯して来た罪状のひとつを両者に提示する。これはあくまでこの罪状は候補であり、実際には無罪となるべき罪状である場合もある。その罪にかかわる『証拠』をLM!エルに提出する。LM!エルは証拠を提出された時点で把握する。
  罪状について相手が陳述。「黙秘」「自白」「虚偽陳述を含む否認」のうちからいずれかを行う。その後、公表された証拠を踏まえてLM!エルが反論を行う。ガベルを打ち鳴らすことでLM!エルのスタンドが2人の主張と六法のみに基づいて判決を下し、「有罪」となればその内容に応じて相手にペナルティが科せられる。
  相手は罪を認めない限り、2回まで裁判のやり直しを請求できる。この請求はLM!エル本体やスタンドにも拒否できず、請求された時点で領域を解除していても自動的に再び展開される。だが、裁判の内容は前回の罪状について再び争うのではなく、全く別の罪状が裁かれることになる。やり直しの回数が2回なのは、現実の裁判でも控訴・上告の2回のやり直しが可能なことに準えているためだろう。
  尚、相手が「自白」により罪を認めた場合は、反論はスキップされて判決が下る。
  没収のペナルティは「一時的な異能力の使用不可」であり、異能力を持たない相手に対してはエネルギーの制限に変わる。対象が武器を携帯している場合は、武器が没収される。また双方を持っている場合は武器が優先して没収される。
  本人は相手の術式の有無による罰の変化までは把握できず、戦闘の状況から推察している。ちなみに『没収』をくらった術師は勘が鈍ることで基礎的なエネルギー操作にも支障をきたす。防犯カメラの写真など、現実の裁判に則した形で証拠が提出されるが罪を確定する物ではなく、むしろ重要なのは罪状に対する主張の方。
  下手な陳述は命取りだが、反論するLM!エルの知識を上回らなければそもそも勝てない。また、被告人である相手がペナルティを回避するには、提出された証拠が何か分からないままLM!エルからの反論を許さず、LM!エルのスタンドから無罪を勝ち取る必要がある。よほど法律への知識や弁論能力に長けていなければ、領域に引きずり込まれた段階でほぼ事実上の有罪が確定してしまう。
  しかし、この領域展開は刑事裁判の形式となっているものの、証言台に立つ「被告人の対戦相手」証拠を踏まえて反論する「検察官のLM!エル」、判決を下す「判事のLM!エルのスタンド」の三者だけで行われる、即ち弁護士だけがいない状態であり、刑事裁判としての形は破綻している。この為、被告人は「弁護士としての人物」を領域に連れてくる事ができる。弁護人契約書という色紙に直筆の「サイン」を書く事によってその人物を無条件に強制転移させる。