- ヴィータの魂とメギドの魂が、一つの肉体に同時に存在するという特殊な状態にあるメギド。
ヴィータのジルベール、メギドのシャミハザが状況に応じて肉体の支配権を受け渡して戦う。
追放メギドのシトリーに弟子入りして鍛えられた過去をもつ。
(引用:『奇妙な蒐集家ルキフゲス』イベント紹介ページ)
初登場
イベント『二つの魂を宿した少年』
時系列は3章で「赤い月」を破壊した後。ソロモンたちがエルプシャフトの各地で幻獣討伐をしていた頃。
『上書きされた忠義』の引き続き、フライナイツに研究メギドのガギゾンが間接的に関わってくる。
プロローグ
- シャミハザとジルは登場しないが、ガギゾンがメギドラルの裁判所に出廷させられているシーンから始まる。
彼が改造を施したメギドが意図的にヴァイガルドに逃されているという嫌疑で罪に問われることとなる。
結果的に、フライナイツのベルゼブフの介入もあり、この嫌疑は有耶無耶にされてしまうのだが、ガギゾンが関わったとされるメギドの中でも確定で彼の研究に関わったとされるメギドが、ブニ、そしてシャミハザであった。- ガギゾンの改造メギドをヴァイガルドに送っている一連の行動から、マグナ・レギオの裏で暗躍しているフライナイツの尻尾を掴むために、ソロモン王に接触するべく裁判官メギドのフリアエもヴァイガルドに赴くのであった。
第01話
謎の少年
- ソロモンたちが幻獣退治に訪れていた街で、チンピラに絡まれた少年として登場。
複数人に囲まれている謎の少年をソロモンは助けようとするが、その少年は急に態度を豹変させ一瞬にしてチンピラたちを打ちのめしてしまう。
そればかりか倒れて苦しむチンピラが持っていた剣を手に取り、少年の目にはヴィータとは思えない程の殺意が漲っていた。 - 「それをさせてはならない」とソロモンと仲間のメギドたちは少年を取り押さえようとするが、そのヴィータ離れした戦闘能力によってブネたちも本気を出すことでようやく戦闘不能に追い込むことができた。
法の番人
- ブネの軍団壊滅後、敗戦したメギドの末路として改造されたブニと違い、シャミハザのメギドとしての生い立ちは語られてはいない。
だが、シャミハザの気質を見るとただ戦いを求め、明け暮れていたことは窺える。- 休戦季中のフリアエとガギゾンの争議の中で、ブニとシャミハザを指して「戦争に負けたものを提供された側がどう扱おうと自由だ」とガギゾンが発言している。
このことから、シャミハザも何らかの軍団に所属しており、そこの軍団の敗戦と壊滅から改造メギドの被検体としての立場に甘んじることとなったと推察できる。
(出典:10章 第100話・1)
- 休戦季中のフリアエとガギゾンの争議の中で、ブニとシャミハザを指して「戦争に負けたものを提供された側がどう扱おうと自由だ」とガギゾンが発言している。
- 意外にもシャミハザは、ガギゾンの改造に協力的な姿勢を見せていた。にも関わらず追放刑の冤罪を被せられ追放させられてしまう。これをシャミハザはガギゾンの「裏切り」であるとして強く憎しみを抱いていた。
- ガギゾンは、シャミハザのどのような戦場に送り込んでも無事に生還してくる類稀なる強さを自身の改造の賜物だと信じていた。
そして彼はこのシャミハザであれば母なる白き蛆からの試験にも合格し、優秀な手駒になれるとしてイレーザーの推薦までしていたことが明かされている。
(出典:10章 101話・冒頭)- しかし、不正を嫌うシャミハザに蛆の手駒として汚れ仕事を請け負うことなど到底認められるものではなく、「試験」は不合格となる。
プルソンと同じく、試験の不合格者の末路として、もはや被検体としての興味も失せたガギゾンの意向によって懲罰局の追放刑にねじ込まれる形で追放を受ける。ここまでが、ことの真相となる。
- しかし、不正を嫌うシャミハザに蛆の手駒として汚れ仕事を請け負うことなど到底認められるものではなく、「試験」は不合格となる。
- ガギゾンは、シャミハザのどのような戦場に送り込んでも無事に生還してくる類稀なる強さを自身の改造の賜物だと信じていた。