ソチオリンピック>女子1000m>予選 - 準々決勝 - 準決勝 - 決勝
4名中上位2名が決勝に進出する。3位と4位は順位決定戦へ。
Q=決勝進出 QB=順位決定戦進出 Adv=救済措置で決勝進出 PEN=失格
OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
Semifinal1
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 500m | 1500m |
1 | Valerie Maltais | ヴァレリー・マルテ | 23歳 | カナダ | 7位 | 準々決勝敗退 | 6位 |
2 | Jorien ter Mors | ヨリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 8位 | 6位 | 4位 |
3 | Park Seung-Hi | パク・スンヒ | 21歳 | 韓国 | 4位 | 銅メダル | - |
4 | Jessica Smith | ジェシカ・スミス | 30歳 | アメリカ | 24位 | 予選敗退 | 7位 |
結果
1着 | Park Seung-Hi | パク・スンヒ | 21歳 | 韓国 | 1:30.182 | Q |
2着 | Jessica Smith | ジェシカ・スミス | 30歳 | アメリカ | 1:30.399 | Q |
3着 | Jorien ter Mors | ヨリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 1:30.481 | QB |
4着 | Valerie Maltais | ヴァレリー・マルテ | 23歳 | カナダ | 1:56.511 | QB |
マルテがトップを取り、ハイペースで引っ張る。2番手にパク・スンヒ。
特に強い2人が前に出ているので、後ろの2人はなるべく早く前に行きたいがなかなか行けない。
残り4周でパク・スンヒは先頭に立って、あとはペースを引き上げていけば盤石という感じ。
一方、2位に落ちたマルテもしっかりとパクスンヒについていき、むしろ後ろの
スミス、テルモルスが終盤は前に上がれるような気配も見せられず、ついていくだけで精一杯となる。
勝負がついたと思われたラストコーナー。なんと2番手マルテが単独の転倒。スミス大健闘の決勝進出。
それにしてもテルモルスは、準々決勝もここも後方待機で最後に一気に加速する作戦に出ていた。
素人的考えでは、彼女のように大柄で、陸上でいうストライド走法的な(スケートでどう言うかはしりませんw)
選手は、一瞬のうちの加速は苦手だと思うので、そういう戦法は不向きな気がするんだけどなぁ。
だからやっぱり、この日2時間前にスピードスケートのパシュートを滑ったことで体力を消耗していて
ここは消耗の少ない一発勝負的なレースを展開せざるを得なかったんかなぁ、と思う。
ショートトラックファンとしては万全のテルモルスが見たかったなー。
翌日、パシュートでテルモルスは無事2個目の金メダルを取りましたね。おめでとうございます。
でもショートの方が好きだということなんで、きっと転向しないでいてくれると思います。
4年後はショートトラックでメダルを取ってね。
Semifinal2
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 500m | 1500m |
1 | Shim Suk-Hee | シム・ソクヒ | 17歳 | 韓国 | 1位 | 準々決勝敗退 | 銀メダル |
2 | Fan Kexin | 范可新 | 20歳 | 中国 | なし | 5位 | - |
3 | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | 6位 | 8位 | 予選失格 |
4 | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | 5位 | 金メダル | 12位 |
結果
1着 | Shim Suk-Hee | シム・ソクヒ | 17歳 | 韓国 | 1:31.237 | Q |
2着 | Fan Kexin | 范可新 | 20歳 | 中国 | 1:32.618 | Q |
- | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | DSQ | |
- | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | DSQ |
中国の選手が2人いて、チームプレーで勝とうとする中で
シム・ソクヒは積極的に先頭に出て、トップを奪われても奪い返す、奪われても奪い返す。
多少無理をしてでも、中国を2人とも前には出させない、というレースぶりで最後まで逃げ切った。
一方、2番手だった范可新は残り2周半でシム・ソクヒに絡んでいくも失敗して失速。
その瞬間、3番手の李堅柔と4番手のクリスティーが同時に仕掛けて、熾烈な2着争いが始まる。
残り1周でスピードに乗ったクリスティーが一度はインから李堅柔を交わし2番手に上がる!
だが少し無理をしたがために次のラスト半周で外に膨れ、そこに李堅柔もまた突っ込んで泥沼状態。
直線部分ではクリスティーが無理やり体を李堅柔に寄せているようにも見えるし、
その後のコーナー侵入時は李堅柔が無理やり前に出ようと狭い隙間に突っ込んでいるようにも見える。
結局、まあ予想はできたけど(笑)、2人とも転倒していった。
きっとどちらも「私が救済でしょ!」と思いながらの転倒だったんではないだろうかw
いやーこれは判定難しい場面だっただろうなあ。間違いなく。
審議の結果は…なんと、どちらも失格w
おそらく、直線部分に関してクリスティーに、3コーナー侵入部分に関して李堅柔に
反則行為があったということなんでしょうなあ。2人とも決勝で見たかったわ。無念。